
リモナイア(レモンの植木を冬場に保管する納屋)での展示。
写真に写っているブースは、サントスピリト通りにあるL'ippogrifoという銅版画の工房です。
ここの銅版画を白いブラウスにモノクロでプリントした(というかそのまま銅版から銅版画のように生地に印刷して仕立てた)ブラウスがとっても素敵でした。

庭園のあちこちにジェラート屋さんやバールなどが出ています。
ジェラートはヴィーヴォリ、バールはディッタ・アルティジャナーレと、それぞれフィレンツェ人にお馴染みのお店ばかり。
わー、私が大好きなカゴ屋さんも出ていました。
ううう・・・1個買っておけばよかった。
先日bio市場フィエルーコラでも見かけた古い品種の果樹を扱う苗屋さんのブース。
果物の並べ方が何とも美しい。
例年通り、サンタマリアノヴェッラ薬局もブースを出しています。
今年の新作は、消毒ジェルと消毒スプレー。
実は、この延期された職人展。開催されないと思っていたんです。
というのは、長年この職人展を支えてきたコルシーニ家のプリンチペッサ、ジョルジャーナさんが80歳でバカンス中に亡くなったからです。
毎年、職人展の時に、スポーティな乗馬服のような服装で、忙しそうにブースの間を颯爽と歩いていらっしゃる姿を見かけていたので、急な訃報に、これでは職人展は開催されないだろうと思っていました。
所が、きっと楽しみにされていたであろう彼女の職人展への熱意を受けて、周りのスタッフや家族が予定通り開催をすることに決めたようです。
職人に発表の場を与えること、それに財を注ぎ込むこと。
まるでルネサンス時代のフィレンツェ貴族の信念がまだ健在であるかのように、今回の職人展は特に開催されたことの意義を強く感じる回となりました。
コロナの中、本当に、開催を実現させるのは大変だった事でしょう。今だからこそ、美しいものに触れる機会がより貴重で大切だと思いました・
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| 2020-09-21 02:30
| フィレンツェという町
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お題がパンなので、色んな種類のジャムも売られています。
ケーキも美味しそう♪
今回は水車小屋の仲間、Lさんと一緒に土曜日の朝に行きました。
ここは私たちが小麦を買っている農家さんのブース。
彼らは小麦農家ですが、パンは外に依頼して石窯で焼いてもらっているそうです。
N君が2種類のパンを味見させてくれました。
1つは古代小麦ジェンティルロッソのみのパン、もう一つはこのセナトーレ・カッペッリという品種の硬質小麦(セモリナ粉になる南イタリアで栽培される小麦)のパン。
やや黄色っぽいこの硬質小麦のパンは、噛むと小麦自体の独特の甘みが感じられて、とても美味しかったです。
その他、植木とか、
工芸品、籠、陶器などが売られていました。
やっぱりフィエルーコラは楽しいなあ。
これはトスカーナの古い品種の果物の苗を売っている苗屋さんのブース。
苗と一緒に果物も売っていました。
昔ながらの木になる果物は、栄養価が高いのだそうです。味も断然違うのだろうなあ。
野性味があるので、病害虫にも強く、トスカーナの土地にとても合うのだそうです。来月、イチヂクの苗を買いに行きたいな。
コロナ禍で「美しいものを愛でる心」「健やかであること」を忘れがちでしたが、そんな気持ちを思い出させてくれた素敵な朝市でした。
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| 2020-09-11 04:11
| 水車小屋物語
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一昨日、イースター休暇のために、ユキはプーリアのお爺ちゃん、お婆ちゃんの所に来週の水曜日まで一週間行っています。今頃、従兄弟たちと楽しく過ごしていることでしょう。ピサまで送っていくつもりだったのですが、シャトルバスで行くからフィレンツェまでで良いと言われ、急に空いてしまった午前中、MさんとRちゃんと3人でバルディーニ庭園の藤を見に行くことにしました。
フィレンツェ市民だけでなく、なんと、今年からフィレンツェ近郊に住民票を持っている人も入場無料になりました。
いつもつい見逃してしまうこの庭園の藤棚。藤の後は、紫陽花もとても綺麗なんですよ。
おお・・・去年の花の付きに比べるとやや少なめですが、いやいや、それでもやっぱり美しい。
中はこんな風になっています。
フィレンツェ人もカメラを抱えていろんな角度で写真を撮っていました。
うん、アイリスも綺麗だけれど、フィレンツェに似合うのは藤かな?紫色はフィレンツェのカラーだしね。
今週末が見頃です。
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| 2019-04-20 05:48
| フィレンツェという町
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丁度、私が良く車を停める地下駐車場の目の前なのです。
やっぱり楽しい。
それぞれに専門があって面白いんです。このお店は玩具専門。
ミニカーを真剣にじーっと見つめるおじさん達。
ボロボロの人形とか家具とか、一見するとガラクタですが、中には面白いものが隠れています。
家具ばっかり見ている人、古着専門の人、壊れた電話とかラジオをしきりと触りまくる人(笑)。来る人にもそれぞれこだわりがあって可笑しい。
私はここが好き。陶器専門店。リモージュやジノリのカップ&ソーサーが大体8ユーロ均一。特に陶器好きという訳ではないのですが、それでもあれこれと見るのは楽しいもの。
で、出会ってしまった!見つけてしまった!
ちょっと前から紅茶用のカップが欲しかったのですが、大きめのものは苦手でうーんと思っていたのです。そしたら、私の好みの大きさにピッタリの2客セットを見つけてしまいました。実は、朝、車を停めて仕事に行く途中に一回見て、「もし帰りにまだ売れ残っていたら買おう」って決めていたんです。で、私を待っててくれたの(喜)。これは出会い。1客8ユーロ×2客で、16ユーロのところを15ユーロにオマケしてくれました。
マイセンっぽいけれど、これはかなり昔のブルーダニューブという、マイセンのコピー品で日本製です。

以下に蚤の市情報をまとめたので宜しければ読んでみて下さい。
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| 2018-03-26 23:19
| フィレンツェお薦め処
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カーニバルの時期だけに食べられるお菓子。今の時期、パン屋さんやお菓子屋さんでは、こうして、フィレンツェのシンボルマークを飾った四角いスポンジケーキを切り売りしています。
写真は、サンタンブロージョ市場の近く、Via Pietrapianaにある老舗のお菓子屋さんネンチョー二(Nencioni)。お願いすると、クリームをその場ではさんでくれます。
スキアッチャータで有名なお店は、この他に、結構、街の外側にありますが、どこもバスやトラムで行ける場所です。
ゆっくりとフィレンツェに滞在するなら、スキアッチャータをあれこれ食べ比べるのも楽しいかも。それぞれに特徴があって面白いんですよ。
ちなみにフィレンツェ人が選ぶトップ10に必ず入るスキアッチャータが有名なお菓子屋さんは・・・
・ジョルジョ(Giorgio )Via Duccio di Buoninsegna, 36, 50143 Firenze 月曜定休 ここはクリームが特に美味しいです。誰に聞いても挙がる名店
・ルアーナ(Luana) Via Benedetto Dei 4, 50127, Firenze 水曜定休、日曜は午前だけ 生地の高さ(値段じゃなくて)はここが1番。朝5時半から開いているので、スキアッチャータは午前中に売り切れます。タクシーの運転手の朝ご飯スポット
・フォルノ・ピエルグイーディ(Forno Pierguidi ) Via di S. Niccolò, 43r 50125 Firenze パン屋さんですがスキアッチャータもおいしいお店。フワフワです。ミケランジェロ広場の下です。
2月のフィレンツェを訪れる方は是非、今しか食べられないスキアッチャータ・アッラ・フィオレンティーナを食べてみて下さい♩
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| 2018-02-02 08:03
| フィレンツェの美味しいお菓子
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置いてあるものをクンクンかいだり、
子供達に追いかけられたらサッと茂みに隠れたり、とにかく本当に自由にしてる。
赤い首輪はちょっと老犬で多分お母さん、他に緑の首輪の全く同じ若い子が1匹いました。
きっと、普段はこの静かな庭園が彼女達の場所なのでしょうね。お邪魔しました。
こんな風にだらーんと歩いていたのに、正午の教会の鐘が鳴ったら、シャキッとして大急ぎで自分のハウスに走って行きました。ご飯の時間は教会の鐘が合図な様です(笑)
ご、ご先祖様・・・
由緒正しいコルシーニ家のワンコ達でした。
来年も会えたら良いな。
そうそう、今年から、職人展オリジナルのエプロンとTシャツが登場しました!
特にこのエプロン、紋章の刺繍が凄くしっかりしていて、なかなか素敵なのです。体操教室に通っていて、お料理好きの日本の母に、Tシャツとエプロンを購入しました。
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| 2017-05-25 00:53
| フィレンツェお薦め処
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さて、美味しい朝ご飯を食べた後は、アパートリピーターのNさんをお誘いして(庭園好きのNさんなのでもう一度行かれたことがあるのかと思っていましたが初めてだったそうです)、フィレンツェ中央駅の近く、Via della Scalaの貴族コルシーニ家の美しい邸宅で開催される職人展、アルティジャナート・エ・パラッツォに行って来ました。
イタリア中から選ばれて来た職人技を間近で見ることが出来、また、花々が咲きフィレンツェが最も美しい時期に、普段は見ることが出来ないこの庭園で、ゆったりとお散歩が出来る貴重な機会でもあります。
去年もここでお会いした日本人のお友達Aさんと彼女のお友達にも会えました!
色使いが可愛くて、使いやすそうな素敵なバッグやアクセサリーを手作り(!)で作られています。7月15日まで、Borgo degli Albizi 35/r のMimi Fwahaというお店で取り扱っているそうですよー。
毎年出展していて、月1回のオーガニック市フィエルーコラにも出している籠作りのグループ。
今年も素晴らしい作品が並んでいました。



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| 2017-05-22 23:21
| フィレンツェお薦め処
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昨日は、アパートのチェックインの前に時間があったので、ミケランジェロ広場のそばにあるアイリス庭園を訪れました。
毎年、4月半ば〜5月半ばまで開園しています。今年は5月20日まで。
ここは、イタリア・アイリス協会が運営していて、毎年、アイリスの品評会として、この庭園を無料で解放しているのです。
昨日はメーデー(イタリアは祝日なんです)だった為に、多くのフィレンツェ人が家族で訪れて、とても賑わっていました。
余談ですが、日本はメーデーは祝日じゃないんですね。すっかり日本も休みかと思っていました。
さて、ここの庭園の楽しい所は、美しいアイリスをオリーブの木の下で愛でることができるという所だと思います。
アイリスはフィレンツェのシンボルである花。ジーリオ(百合)とも呼ばれるフィレンツェのシンボルですが、実際には、フィレンツェ周辺に自生しているジャーマンアイリスのことなのだそうです。
市の警察から、市役所など、あらゆる市の施設や団体のマークとして使われています。
品評会なので、世界中から集められた珍しいアイリスが並んでいました。
このアイリス、ちょっとあせた感じの色合いが素敵でした。
花菖蒲も植えてあるようで、これからが楽しみです。
帰る時には是非、募金箱に有り難うの気持ちを込めて、数ユーロ入れてあげて下さい。
殆どボランティアによって管理されているので、なかなか大変な様ですが、「今年も綺麗なアイリスを見せて頂いて有り難う」の気持ちを込めて、私も少し寄付をして来ました。
アイリス庭園
Piazzale Michelangelo (ミケランジェロ広場の右横に入り口があります)
10:00-12:20 / 15:00-19:00 お昼休みがあるのでご注意下さい。
入場無料ですが、入り口に募金箱があります。
5月20日まで開催されています。
たびねすで、以下の記事をアップしました。
宜しかったら読んでください。写真は、去年、母と、母のお友達Tさんと一緒にチンクエテッレの遊覧船に乗った時のものです。楽しかったなー。
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| 2017-05-03 04:11
| フィレンツェという町
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今回のご到着は、大学生のお嬢さんとお母様のお二人。アパートから見えるアルノ河の眺めを喜んで頂けて嬉しいです。
丁度お昼時間だったので、パスタがおいしいお店ヴィヴァンダへご一緒しました。
すぐ近くにあるパスタフレスカ(生麺屋さん)が経営している小さなレストランです。
カッペッラッチという帽子型(円形)のラビオリで、中にはリコッタチーズが入っています。ソースはキノコとブッラータというチーズ。
ちょっとスープも食べたいね♩と言う事で、カボチャのスープ。ジンジャーが利いていて、飲んでいると体が温まって来ます。テーブルパンも美味しくて、コレはまた、次回食べに行きたいと思います。
紫キャベツのリゾットも優しい味。
お皿をもらって、ちょっとずつ色々味見できました。
メニューには、ベジタリアンのお料理が豊富で、オーガニックワインの種類も沢山揃っています。
美味しいラビオリが食べたくなったら、このお店がお勧めです♩
VIVANDA
Via Santa Monaca 7/r Firenze
月曜〜日曜
お客様と別れた後、学校帰りのユキと合流して、買い物をしている途中、こんなパレードに遭遇しました。
あ、今日、3月25日はフィレンツェの旧正月だったのでした!
フィレンツェでは1582年にグレゴリオ暦が制定された後も、1739年にロレーヌ候フランチェスコ3世が改正し、新年を1月1日とするまで、167年間、頑固に旧暦を使い続けるのです。
この人たち、本当にこういう仮装をすると洒落にならない。
絵画からそのまま飛び出した様な、本物感が出てます。
さあ、いよいよ今夜、サマータイムが始まります。1時間睡眠時間が消えてなくなってしまいますが(涙)、日が長くなり、楽しい春の始まりです♩
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by lacasamia3
| 2017-03-26 04:20
| フィレンツェという町
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というわけで、今日は冬休みの宿題を追い込みでやっているユキと、家に籠っています。
今日はイタリアはエピファニーアという宗教祭日。キリストの誕生を知った三博士が、星に導かれて幼子の元へ到着した日を祝ったお祭りです。
ピッティ宮殿を14時頃出発するのですが、ピッティ宮殿からヴェッキオ橋辺りが穴場。ドゥオーモの近くになると見物の人が増えてかなり混みます。
それが20年前から復活し、現在では毎年行われる伝統行事となりました。
今頃、きっととても賑やかな事でしょう。
この子達もとっても可愛い♩
さあ、そろそろ薪ストーブをつけようかな?
・・・と思って温度計を見たら我が家の室内温度10度(ヒー!どうりで寒い訳だ)
ガンガン炊きます。
今週フィレンツェにいらっしゃる方は温かい服装でお越し下さい♩
・・・続報
今朝、水道の水が凍りました(涙・チーン)
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by lacasamia3
| 2017-01-06 23:44
| フィレンツェという町
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