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今日は12月8日、聖母マリアにちなんだ祭日インマコラータでしたね。
私もアントネッロも通常通り仕事でしたが(涙)、ユキは学校がお休みで、家でカップケーキを焼いていてくれました。
今日も、ローシーズンに7泊アパート滞在をして下さる方へ無料で行なっているオリエンテーションサービスでフィレンツェに行っていました。フィレンツェ滞在を始めるにあたって、到着の翌日の朝、朝ご飯をご一緒して、その後グルグルと1時間半ほど、街を歩き、観光名所ではなくて、美味しいカフェやリストランテ、市場等をお見せするというサービスです。
今朝も、最近、良く行っているカフェMo Si' でマスコット犬ミーナちゃんに会いに行ってきました♩
これは今日ではなくて先日のオリエンテーションの時。
今は撤去されてしまったチョンピの骨董市にいたお店の何軒かは今はサンタンブロージョの市場の向かいに引っ越して営業しています。
中でもここのお店は面白かった。
アンティークの生地や絵はがきが売られています。
これはフィレンツェステッチと言うそうです。ふーん、知らなかった。
絵はがき大好き♩
大量の絵はがきから好きな一枚を選んで、額に入れて飾っても素敵ですね。
私も新たなフィレンツェを発見出来て嬉しいです。
昨日から新たな医療通訳のケースが発生していて、病院に通い続けることになりそうです。今日も午後から行っていました。
今回のケースは結構、人間関係が難しい(・・・とここでちらっと吐露)。病気をしたり怪我をした方はそのことだけで不安で心が一杯になっているから、気持ちの余裕がないのかもしれません。医療通訳としてのプロ意識を持って患者さんの立場に立ち、その人にとって最良の方向に進めるように、全力を尽くそうと思います。
常に病院で働いていらっしゃる医師や看護師の方々って本当に凄いと毎回感心してしまいます。
立場は違いますが、同じ日本人医療通訳の仕事仲間から、最近渋滞が激しいバスを避け、救急病院までサクッと行ける裏技を教えてもらいました。感謝。
頑張りまーす♩
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by lacasamia3
| 2017-12-09 06:29
| フィレンツェという町
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さて、こちらは、メインの店舗スペース。
香水、コスメ、石鹸等がコーナーに分かれて販売されています。中央の奥がレジです。
そして売り場の天井は2つのドーム状になっており、4大陸を表した美しい絵画で装飾されています。
右手の、ポプリの売り場の上にもドーム状の天井があります。
何故、天井にこだわるかと言うと・・・
ドーン。
実は、この天井、耐震対策の為に、数年前に巨額のお金をかけて、修復し、裏天井からケーブルで支え、カーボンベルトで固定しているのです。
地震は殆どないフィレンツェですが、こうした古い建物は、僅かな揺れでも傷んでくるもの。表からは全然見えないのですが、こういう所に、この企業の姿勢が表れています。
ここは、売り場を上から見た所。
実は、売り場の上には秘密の小部屋がありまして、昔は、経営に携わっていた修道士がここで寝泊まりをし、上から、薬の売れ行きを監視していたのだとか。凄い、経営精神のある修道士だったのですね。
今も、素敵なオフィスになっています。
こうして長いサンタマリアノヴェッラ薬局の歴史を追ってみると、古いものを大切にする精神、伝統を守りながら、新しい事にも挑戦するという精神は、実は1200年代からずっとここに居た修道士達も持ち続けてきた事なのでは?と思います。いくつかの偶然と奇跡の重なり合って、世界でも数少ない、長い歴史を持つサンタマリアノヴェッラ薬局が、イタリアのフィレンツェに存在し続けているのだと実感したのでした。
今回快く、取材を受けて下さった、サンタマリアノヴェッラ薬局のプレスオフィスのバルバラさん、そして薬局の裏側を案内して下さった、ジャンルーカさんに感謝です。ブログを読んでいる人にも見てもらってね♩と言って頂きました。
フィレンツェにいらしたら、是非この薬局に足を踏み入れてみて下さい。
日常からちょっとかけ離れた、不思議な時間と空間を感じて頂けるかと思います。
サンタマリアノヴェッラ薬局
Via della Scala 16, Firenze
無休 9:00-20:00
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by lacasamia3
| 2017-07-24 07:56
| フィレンツェお薦め処
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たびねすで、現存する世界最古の薬局「フィレンツェサンタマリアのヴェッラ薬局」をアップしました。
ブログでは、記事で書ききれなかった裏話を・・・
今回、この薬局の普段は見られない場所も案内してもらいました。
ここは通常のお店の入り口。ここに入ってぷーんという独特のポプリの素敵な匂いがしてきたら、気持ちがワクワクします♩
もともと1200年代から修道士達が作り続けていた軟膏や薬草、ポプリ、リキュール等を、1612年に、修道院の中だけではなく、一般に販売し始めたのがこのお店の始まりです。それから480年余り続いているというのは、それはとても素晴らしく、そして並大抵の事ではないと思います。
映画『ハンニバル』の中で、アンソニー・ホプキンス扮するハンニバル・レクター博士が捜査官クラリスに石鹸の詰め合わせを送ったのは、ここのお店から。(もう一度映画を見直してみようッと♩)
こちらはティールームの奥のお部屋。
実は2000年まで、実際にこの店舗の場所で石鹸やポプリ等が作られていたのだそうです。そしてこれらの古い機械の多くも、使われていたと言うから驚きです!
今は、街の外側に工房があります。
これは石鹸の金型。
以前、現在のティールームの場所に展示されていたものが、奥の未公開の展示室に保存されています。ここは、内輪の」イベント等がある時にだけ公開されるそうです。
新たに発見された植物を観察し記録する事も修道士達の大切な役割。
ここには多くの植物に関する記録が残されています。特に、新大陸が発見され、ヨーロッパになかった新しい植物がどんどんイタリアに持ち込まれた時代、記録するのにとても忙しく、その頃に作られた植物図鑑が多く存在するのだそうです。
凄い分かるなー。今まで、その存在すら知らなかった未開の地に色んな植物があって、船が港に着く度に、どんどん新しい植物が届いて、それらを早急にカタログに記録しなくてはいけないのだから。納期が迫ってて、仕事が山積みの修道士達・・・。「僕、30時間寝てません」みたいな(爆)。
この本、凄いの!右のページに "Segreto per la Peste" (抗ペストの秘密)と書かれています。
1400年代に入り、その脅威は弱まったものの、1700年代まで、まだペストは存在していた訳で、修道士達にとっても、ペストの治療薬を見つけ出す事が大きな課題の1つだったのでしょう。
これはレオナルド・ダ・ヴィンチがこの薬局の為に開発したと言う、ビーカー。
植物のエッセンスを取り出す為、一度、蒸留させてから、エッセンスを抽出するのに使われていたそうです。今の生産工程でもこのビーカーと全く同じ形のものを使っているのだそうです。このカーブが完璧なんだそうです。
モンテルーポ・フィオレンティーノという、フィレンツェの近くの陶器の村で作られた薬草入れ。ちゃんと内容物を書き込むラベルのペースもあります。
ちょっと長くなってしまったので、続きはまた次回・・・
フィレンツェ、サンタマリアノヴェッラ薬局の歴史などについては、以下のリンクからご覧下さい。
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by lacasamia3
| 2017-07-23 06:17
| フィレンツェお薦め処
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先日、お友達のヨッちゃんと、ペーパークラフトの老舗「イル・パピロ」の工房に、マーブル紙作り体験に行ってきました。
イル・パピロの工房は、フィレンツェの南側、街の郊外にあります。ショップで売られている紙製の文房具は全て、ここで1つずつ手作りで作られているんです。

マーブル紙の写真立てやペン立てって、結構なお値段ですが、本当にここの工房を見学して納得! だって、1つずつ職人さんが手で作っているんですよ。

「イル・パピロ」のマーブル紙は、熟練した職人さんが一日がかりで160枚しか作れないのだそうです。
彼はまだ若いのですが、同じく職人のお父さんと二人でマーブル紙を作っています。

早速、私たちもトライ!
まずは、海藻を煮詰めて溶かした水の水面に、インクをアーチ状にたらします。
上下左右に、職人さんに教えてもらいながら、順番に各色をたらします。

その後、櫛のような道具で水面を引っ掻く様にします。
簡単そうに見えて、実はとっても難しい!

最後に、櫛を上下に動かします。
そうすると・・・

ジャーン! 孔雀の羽の様な綺麗な模様になりました。

更にその上に紙を置きます。

こうして、出来上がり♩感動の瞬間。

こちらは職人さんの作品。

この模様もとっても綺麗。

こんな模様もあります。

職人さんは、1週間、同じ色を毎日作り続けるのだそうです。
マーブル紙に対する視点を180度変えてしまうような、新鮮な体験でした。
使い捨ての紙に慣れてしまっている私たちですが、まだまだ、こうして手作りで1枚ずつ丁寧に紙を作っている人達がフィレンツェに居るというのは、何とも嬉しい事です。
このマーブル紙で作った文房具は、以下のお店で買う事が出来ます。
日本の文庫本サイズのブックカバーがありました。コレ欲しい〜!今度、お店に行ってみてみますね。
Il Papiro (他にも何軒かありますが、以下が主要な4軒です)
Via Cavour 49/R
Piazza Duomo 24/R
Via Guicciardini 47/R
Via de' Tavolini 13/R
イル・パピーロの皆さん、付き合ってくれたヨッちゃん、どうも有り難う。
素晴らしいよ、マーブル紙って。
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by lacasamia3
| 2014-10-09 02:58
| フィレンツェお薦め処
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アパートリピーターで、お友達でもあるSさんが、今回は弾丸2日で、フィレンツェに来て下さいました。

アパートメントって通常は3泊からの所が多いのですが、ここ、ピッコロは2泊から予約を受けてくれます。

このお部屋はベーシックという、スタンダードよりも少しだけ狭いお部屋なので、少しお値段がお安くなります。

でも、ちゃんとキッチンが付いていて、ダイニングテーブルもあるので、お部屋でご飯が食べられます。
一人滞在には十分広い大きさ。

シングルルームを除いて、全室バスタブ付きなのが、日本人にとっては魅力のアパートメントです。

アメニティもアリ!
Piccolo Apartments
Via dei Ricasoli 23, Firenze
http://www.lacasamia.jp/fr_appartamenti/piccolo.html
この後は、ポンテヴェッキオに奥様へのお土産を見に行きました。はあ〜、ジュエリーを見すぎて目がキラキラしました(笑)。
そして、お昼に行く前に寄ったのが・・・

こちら、今まで前を通った事が何度もあるけれど、入った事のないお店です。オリーブオイルのお店、ボッテーガ・デル・オーリオの向かい側にあります。

Sさんは毎回フィレンツェにいらっしゃる度に、ここでシャツをオーダーされるんです。既にサイズが残っていて、生地を選んでオーダーします。でもスーツと違ってシャツだから、それ程高くないんです。
スタイルは、シュッとした細み。

お店の人は英語が堪能なので、私が間に入らなくても大丈夫。
二人ともとってもフレンドリーで、でも丁寧な対応。

Sさんのお陰でなかなか良いお店を見つける事が出来ました。
BOTTEGA DELLE ANTIHE TERME
Borgo Santissimi Apostoli 16 Firenze
日曜日と月曜日の朝休業 昼休みあり

この後は、サンロレンツォ教会の横にあるトラットリア、ゴッツィへGO !
結構有名なお店だけれど、このゆったりした庶民的な感じと、やっぱり地元のフィレンツェ人で込んでいる感じがなかなか良いです。私たちは12時30分頃行きましたが、すぐに満席になってしまったので、12時過ぎに行くと良いかも。

魚介のリゾット。
私好みのパラリとしたリゾットです。美味しい〜。

そして、また次回、もう一回食べたいっ!と思う程、美味しかったのがコチラ、ブラチョーレ・リファット。
「リファット」とは、もう一度煮直したという意味。子牛肉のカツレツをトマトソースで煮込んだもの。全然重くなくて、優しい美味しさがあります。赤ワインにピッタリでした。
ホント、また食べに戻りたい1品です。
Trattoria Gozzi
Piazza di San Lorenzo, 8R, 50123 Firenze
tel 055 281941
昼のみ営業(11:00-15:00 ) 日曜休み ディナーはやっていません
男前なフィレンツェ滞在、楽しかったです。
Sさん、有り難うございました。またお会いできるのを楽しみにしています。
今回のご滞在は・・・
フィレンツェのアパートメントホテル、ピッコロ
以下のページで様々な物件をご紹介しています。
お申し込みからご出発迄日本語でフォロー。チェックイン時も勿論日本人スタッフが設備の説明を行います。
ラ・カーサ・ミーアがおススメするフィレンツェの滞在型アパート
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by lacasamia3
| 2014-09-17 19:47
| フィレンツェという町
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話題がラ・カーサ・ミーアのFacebookとちょっとかぶってしまいますが・・・
土曜日は、友人Mちゃん宅にお呼ばれし、久しぶりに友達との楽しいディナーでした。手みやげに、ワインでも・・・と思い、量り売りワインのお店バッコ・ヌードに寄りました。サンタンブロージョの市場のすぐそばです。
量り売りワインとは、イタリア語でVINO SFUSO(ヴィーノ・スフーゾ)と呼び、近年のエコブームで、フィレンツェでもこのスタイルのお店が増えて来ています。ここのお店も、空瓶を持って行くと選んだワインを持って行った瓶に注いでくれるんです。おじさんとおばさんが夫婦で切り盛りしている小さなお店です。
空瓶をおじさんに渡すと、まず、おじさんが丁寧に中が綺麗かどうか覗いて確かめます(笑)。
ワインを注いだ瓶にはちゃんとおじさんがコルクで蓋をしてくれます。
おじさんもおばさんも飲んべえらしく、ワインの話になると止まらないっ!のーんびりしているおじさんを、商売上手なおばさんが「ほらほらっ!」てせかしながら、それでも丁寧にお客さんに対応している姿が、何だかとっても可愛い・・・。
土曜日の夕方は、私たちのように、お呼ばれディナーの手土産にワインを買いに行く人で繁盛していました。
ロッソ・ディ・モンタルチーノとか、モンテプルチャーノでも1リットルあたり4ユーロ以下で買えて、しかも瓶を再利用できるとあって、エコ好きなフィレンツェ人がよくワインを買いに来ています。
私はこの日、ロッソ・ディ・モンタルチーノとピノ・ネーロにしました。どちらも美味しかったです♩
空き瓶がなくても、瓶代を払うと瓶も売ってくれます。50セントだったかな?
瓶も再利用できて、ジョーっと注いでくれて、コルクをしてくれるのを見るのが楽しいお店です。サンタンブロージョの朝市のすぐそばです。
BACCO NUDO
VIA DE' MACCI 59R FIRENZE
月15:30-19:30 火〜土 10:00-13:00 16:00-20:00 日曜定休
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by lacasamia3
| 2014-01-20 22:51
| フィレンツェお薦め処
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タッセルとは、ヨーロッパでよく使われる総飾りのこと。イタリア語ではnappa(ナッパ)と呼びます。カーテンをまとめるのに使ったり、鍵飾りとして使ったりします。
良くイタリアではクラシックな箪笥の引き出しやクローゼットの取っ手に鍵がささっている事があるのですが、その鍵にこのタッセルをぶら下げたりします。



フィレンツェならではの色々な色合いのタッセルがあって、見ていてとても楽しいお店です。
PASSAMANERIA TOSCANA
Via de' Conti 49R
Firenze
営業 月〜土曜(昼休みあり)日曜祝日休み
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by lacasamia3
| 2013-12-10 01:41
| フィレンツェお薦め処
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Comments(8)

いつまでも変わらない様でいて、少しずつ変化している街、フィレンツェ。この広場にあった大好きだった雑貨屋さん(種屋さん)がクローズして、レストランになってしまいました。お気に入りのお店がクローズしてしまったのを知ることはかなり寂しい。
12月半ば頃には、これらのフィレンツェの魅力をギュッと凝縮してお伝えできると思います。
待っててね〜。
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by lacasamia3
| 2013-12-01 23:33
| フィレンツェという町
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