山の幼稚園の保護者会

昨日は、ユキちゃんの山の幼稚園の保護者会でした。年に2度程しかないのですが、子供達の幼稚園での様子などを先生から聞くことが出来る良い機会となりました。
午後4時半から始まるはずの保護者会でしたが、5分遅れで焦っていくと、まだ誰も来ていない・・・。10分遅れで皆ぞろぞろと集まり、更に5分間待って、15分遅れではじまりました(イタリアタイム・笑)。皆、山に住んでいるので、道には大小四輪駆動の車がずらりと並んでいます。
「みどり組」さんのお教室で、パオラ先生とマリア先生を囲んで、お子様椅子に座って、丸い円になって保護者会が始まりました。
ユキちゃんは、普段、幼稚園で何をしたとか、どんなことがあったって、余り語ってくれないのですが、どうやら他の子供達も同じだそうです。親から聞いても、全然語らないんですって。
パオラ先生が、先週子供達が遠足に行った時の様子を語ってくれました。みどり組の子供達はは、フィレンツェの小高い丘の上にあるミケランジェロ広場に園バスで行き、その近くにあるアイリスが咲く公園に行ったんです。まず、バスから降りると子供達は早速、ミケランジェロ広場に沢山並んでいるパニーニの屋台の前にずらりと行列(笑)。「生ハムのパニーニとガス入りのお水くださ~いっ」って、勝手に注文している子もいるし(爆笑)。「今日はパニー二を食べに来たんじゃないのよっ」って先生に引きずられてとりあえずその場を離れ、アイリスの公園へ移動。で、また帰り際に、屋台の前で皆で並んでパニー二を注文していたんですって。まったくねえ。


山の幼稚園の保護者会_f0106597_163937100.jpg
ある日、給食の時に、ユキちゃんが「今日はデザートがない~」って大泣きしたこともあったそうです(恥)。ともかく、皆、元気で活発な(汗)子供ですよ、と言っていただきました。
先生、いつもお世話になってますっ。
←は、ユキちゃんが幼稚園で描いてきた絵。
いつもの通り、くしゃくしゃに折りたたんでリュックのポケットに入っていました。これは、以前、私とユキちゃんがはまっていた亀レースの亀です。コスタリカとガラパゴス島の間を一生懸命泳いでいるところ。

山の幼稚園の保護者会_f0106597_17233514.jpg
山の幼稚園の保護者会_f0106597_1726383.jpg



亀を先導しているのは、タツノオトシゴなんですって。海面から飛び出しちゃってるお魚もいます。
そっか~、私もたまに仕事をしながらレース中の亀たちのことを考えていたけれど、ユキちゃんも幼稚園で、泳ぎ続けていた亀のことを考えていたんですね。

人気blogランキングへ
気に入っていただけたら↑をポチッとクリックしてください♪
# by lacasamia3 | 2007-05-24 17:28 | イタリア子育て~幼稚園編 | Comments(17)

9日目です。

9日目です。_f0106597_16371564.jpg
ヒヨコが我が家にやってきて9日が経ちました。
すぐに弱って死んでしまうのでは・・・という当初の心配をよそに、初日に死んでしまった1羽を除き、残りの39羽はすくすくと育っています。もう、ヒヨコと呼ぶのが似合わないほど、しっかりしてきました。背中の産毛は殆ど少なくなり、2つの羽が生えてきました。おしりにもちょっぴり尾が見えています。くちばしは長く鋭くなり、くちばしと目の間には、とさからしきものが見えてきているヒヨコもいます。雄かな?
↓の写真は、5日目くらいの時に撮ったものです、まだ体つきが丸々しているでしょ。


9日目です。_f0106597_16425218.jpg
9日目です。_f0106597_16445342.jpg



写真左: これはアントネッロ作、水のみ場。物理が苦手だった私には、仕組みはわかないのですが、常に底から1センチほどの水が保たれているんです。水位が下がると、逆さにしたボトルから水が降りてくる仕組み。

写真右: これもアントネッロ作、自動餌やり器。餌がなくなると、どどっと上から餌が降りてきます。中でうとうとしている食いしん坊君もいます(笑)。


9日目です。_f0106597_16525176.jpg
9日目です。_f0106597_16554422.jpg



最初の5日間は、夜間、凍えるんじゃないかと、トリ小屋の置くに作った巣(ダンボール+ボロ布+藁)に1羽ずつ入れていたのですが、今では自分達で入っていくようになりました。夜間の気温も高くなってきたし、もう大丈夫でしょう。


9日目です。_f0106597_1714077.jpg
あと2週間くらいすれば、立派な成鳥になりそうな勢いです。
トスカーナも大分、昼間の気温が高くなってきました。今日も暑くなりそうです。これからフィレンツェに行かなくては行けないのですが、車(冷房なし)で行こうかなあ・・・バスだと乗り継ぎをしなくてはいけないし、出るのが遅くなっちゃったしなあ(言い訳)。

行ってきますっ。

人気blogランキングへ
気に入っていただけたら↑をポチッとクリックしてください♪
# by lacasamia3 | 2007-05-23 17:05 | ヒヨコ成長日記 | Comments(14)
子供服の世界~パラッツォ・コルシー二職人展~_f0106597_20475570.jpg
さて、私がパラッツォ・コルシー二の職人展を訪れた一番の目的は、友人のマルタとシモーナの子供服のスタンドを訪れることでした。
"SARTORIA"(サルトリーア=仕立て屋さん)と書かれた看板が掲げられた彼女達のスペースには、楽しい手作りのぬいぐるみや子供服(3ヶ月から6歳まで)が並び、手作りの温かい雰囲気に満ち溢れています。
←今回の職人展の為に、沢山の新作を作った二人、お疲れ様でした。


子供服の世界~パラッツォ・コルシー二職人展~_f0106597_22154512.jpg
子供服の世界~パラッツォ・コルシー二職人展~_f0106597_212068.jpg



ブランド名は、"L'AGUGLIA"(ラ・グーリア=アグーリアとはサヨリに似た細長いお魚です)。魚グッズを集めているマルタの発案でつけた名前だそうです。
ニワトリ、可愛いでしょ♪


子供服の世界~パラッツォ・コルシー二職人展~_f0106597_21221145.jpg
子供服の世界~パラッツォ・コルシー二職人展~_f0106597_21234971.jpg



手前の1本足のニワトリは、足を引っ張ると、オルゴールが鳴り始めます。


子供服の世界~パラッツォ・コルシー二職人展~_f0106597_21251681.jpg
子供服の世界~パラッツォ・コルシー二職人展~_f0106597_21283288.jpg



この使い込んだSINGER社のミシンがマルタの秘密兵器。このミシンからマルタ&シモーナワールドが生まれているんですよ。最新型のミシンよりも、この古めかしいミシンの方が使いやすいそうです。シモーナも同じ型のミシンを使っています。

可愛い夏服が沢山展示されていました。


子供服の世界~パラッツォ・コルシー二職人展~_f0106597_21351687.jpg
子供服の世界~パラッツォ・コルシー二職人展~_f0106597_21375277.jpg



前あわせの型は丈の長さが色々あって可愛かったです。短めのは、下にスパッツをはかせても良いですよね。


子供服の世界~パラッツォ・コルシー二職人展~_f0106597_21423888.jpg
子供服の世界~パラッツォ・コルシー二職人展~_f0106597_2144229.jpg



写真左 この絶妙な丈、着せたらきっと可愛いんでしょうね。
写真右 これはまたの部分にスナップが付いていて赤ちゃん用。色使いがちょっとレトロです。


子供服の世界~パラッツォ・コルシー二職人展~_f0106597_21542461.jpg
いつか彼女達のお店がオープンすることを願いつつ、これからも応援したい二人です。
頑張ってね♪

人気blogランキングへ
気に入っていただけたら↑をポチッとクリックしてください♪
# by lacasamia3 | 2007-05-22 21:56 | フィレンツェお薦め処 | Comments(11)
職人の技~パラッツォ・コルシー二職人展~_f0106597_4295672.jpg
さて、話題は職人展に戻ります。
私が訪れた日には、午後のイベントとして、教会などの鐘をつくっているモリーゼ州から来た職人さんが、数ヶ月前にブロンズを流し込んだ教会の鐘の型出しというデモンストレーションを行いました。お寺が沢山ある日本でも、お寺の鐘を専門に作っている職人さんはもう少ないんでしょうね。沢山の教会があるイタリアでもそうです。更に、この工房では、全ての工程を手作業で行い、薪釜で焼きの工程を行うというこだわりよう。見た感じ、マエストロ(師匠)といった感じの髭のおじさんと、またまた体の大きなアシスタントの方の二人で、土の型を取除き、中からブロンズの鐘を取り出すという貴重な作業を見せてくれました。


職人の技~パラッツォ・コルシー二職人展~_f0106597_4311538.jpg
職人の技~パラッツォ・コルシー二職人展~_f0106597_4325256.jpg



こうしてとんとんと叩きながら、下のブロンズに傷をつけないように丁寧に縦に割れ目をつけて・・・


職人の技~パラッツォ・コルシー二職人展~_f0106597_16401339.jpg
職人の技~パラッツォ・コルシー二職人展~_f0106597_16434938.jpg



パカッと型を2つに割ったら、中からブロンズの鐘が出て来ました。
すすをブラシで丁寧に取除きます。この作業が一番楽しいそうで、おじさんにも笑顔が見えていました。どうやら良い出来栄えのようです。


職人の技~パラッツォ・コルシー二職人展~_f0106597_16453848.jpg
職人の技~パラッツォ・コルシー二職人展~_f0106597_1743320.jpg



見えますか?表面には聖母子像が浮き彫りになっています。写真右は完成品。
鐘の誕生を目の当たりにした、なかなか貴重な機会となりました。


職人の技~パラッツォ・コルシー二職人展~_f0106597_1763894.jpg
そして、もう一つ、今回の職人展で目を引いたのが、L'Opera di S.Maria del Fiore(オーぺラ・ディ・サンタ・マリア・デル・フィオーレ)のスタンド。見たことのある方はいらっしゃるかも知れませんが、フィレンツェの大聖堂に向かって右側に数本ある小道の内の1本、Via dello Studio に入ると、右側に小さな工房(残念ながら一般公開はされていませんが、外から中の様子を覗く事ができますよ)があります。ここは、フィレンツェのドゥオーモ(大聖堂)のメンテナンスを専門に行っている約700年の歴史がある古い工房なんです。ドナテッロ、ブルネッレスキ、ミケランジェロなどルネッサンス期の偉大な彫刻家もこの工房で作品を作っています。ミケランジェロの有名なダヴィデ(現在、フィレンツェのアカデミア美術館蔵)はこの工房で彫られたそうなんですよ。


職人の技~パラッツォ・コルシー二職人展~_f0106597_1772997.jpg
職人の技~パラッツォ・コルシー二職人展~_f0106597_1791560.jpg



現在では8名の職人さんが働いており、作業の約90%はドゥオーモの外壁に足場を組んで排気ガスで汚れた部分を洗浄する作業だそうです。片側をきれいに洗浄しおわると反対側が汚れてしまい・・・ということの繰り返しだと職人さんが説明してくれました。ドゥオーモを後世に残すには、完全に車の進入をシャットアウトするしか方法がないそうです。


職人の技~パラッツォ・コルシー二職人展~_f0106597_17102518.jpg
職人の技~パラッツォ・コルシー二職人展~_f0106597_17114643.jpg



また、残りの10%は、外壁の装飾や、内部の装飾で崩れてきてしまった部分を修復したり、修復しようがない状態のものは、新しく大理石で全く同じ部分を作成し、それを嵌め込むそうです。
現在私達がフィレンツェのドゥオーモを鑑賞できるのは、こうした職人さんたちの伝統的な技があってのことなんですね。


職人の技~パラッツォ・コルシー二職人展~_f0106597_17131316.jpg
職人の技~パラッツォ・コルシー二職人展~_f0106597_171433100.jpg




鐘の職人さんも、ドゥオーモの職人さんも腕が太くて、逞しいなあと思いました。肉体労働が中心で、決して楽な仕事ではないだろうと思いますが、「職人魂」があるから続けられるんだろうなあ。

人気blogランキングへ
気に入っていただけたら↑をポチッとクリックしてください♪
# by lacasamia3 | 2007-05-21 17:15 | フィレンツェお薦め処 | Comments(4)

フィレンツェで山暮らしをするchihoの田舎便りです。フィレンツェの街歩き情報、イタリア風家庭菜園、お勧めレストラン現地情報、日帰りで行ける街の情報など。フィレンツェの滞在型アパートの紹介サイト「ラ・カーサ・ミーア」を運営しています。


by chiho