イタリアで焼き魚

イタリアで焼き魚_f0106597_183648.jpgイタリアに来る前、「焼き魚」って日本独特の調理方法だと思い込んでいましたが、「魚を焼く」という調理方法は、万国共通のものなんですよね。イタリアでは、肉でも魚でも、炭焼きにすることを"all'arrosto(アル・アッロースト)と呼びます。
この日、アントネッロのお兄さんが"orata"(オラータ=クロダイ)と"spigola"(スピーゴラ=スズキに似た魚)、鰯を沢山持ってきてくれました。オラータとスピーゴラはどちらか一人あたり1尾!たっぷりでした。

魚をおろしたり、焼いたりするのは男の仕事。アントネッロとお兄さんが手際よく準備をします。
奥で義母さんが腰に手を当てて、息子達の作業を監督しています(笑)。


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↑櫛に刺したイワシ。何だか懐かしいぞ~(笑)。海育ちの男達が手際よく魚をひっくり返します。


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義父さんの石釜は、釜の扉がずっと奥についていて、手前にちょっとしたスペースがあります。こうして魚を焼いたり肉を焼いたりする時は、この手前の部分で炭火をおこすんですよ。

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この日のプリモは、義母さんの"リーゾ・エ・コッツェ"です。茹でたお米に、トマトソースでちょと煮込んだムール貝を混ぜ込んだものです。私の大好物♪

串刺しにしたイワシもとても新鮮で美味しかったです。


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何だかミョーに懐かしい一品です(笑)。
昔は、「ここに大根おろしと、ゆずとお醤油と、白いホカホカご飯があればっ!くぅ~!」などと思っていたものですが、最近、オリーブオイルとレモンをかけて、「旨いっ!」と言いながら白ワインをグビッと飲んでしまうのは、私の浦島度がかなり進んでいるからなのでしょうか・・・(笑)。

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# by lacasamia3 | 2008-08-20 01:35 | ユキちゃんと海2008 | Comments(20)
お食事処はいつもの・・・アル・ペスカトーレ_f0106597_16334328.jpg昨日の朝、私たちはフィレンツェに戻ってきました。トマト畑も無事でした(←こればっかり・笑)!
まだまだアップしていないプーリアでの写真が沢山残っているので、暫くはプーリア話が続きます。

前回のガッリーポリ話の続きを・・・
さて、水着も良い具合に乾いた所で、上にワンピースをはおり、お楽しみのディナーへと向かいました。行った先は、毎年同じ"Al Pescatore"。海沿いのヨットハーバーの前にあります。8時前から開店し、8時半を過ぎると満席になってしまう人気店で、予約が出来ないので早めに行きました。

メニューはなく、ウェイターさんがその日のメニューを口伝えで説明してくれます。
白ワインと海の幸の前菜+生牡蠣を一緒にとり、アントネッロは伊勢海老とズッキーニのタリアテッレ(←コレ、絶品でした)、私は魚のフライを頼みました。
キンキンに冷えた白ワインは、ガッリーポリ周辺で生産されているワインです。内陸部には広大なオリーブ畑と葡萄畑が続いているんですよ。

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生牡蠣、美味しかった~♪海水の塩味とレモンのみ食べました。
プーリア風の前菜は、ミートボールのフライ、コロッケ、ムール貝にパン粉をまぶしてオーブン焼きにしたもの、↓ジャガイモとタコのマリネです。


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毎年同じレストランですが、新鮮な魚料理を食べることが出来て、それ程高くなくて、雰囲気が良くて(←お洒落すぎなくて)・・・などと色々考えると、結局いつもココなのです。

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さあ、最後にちょっと街をお散歩して・・・と歩いていると、ズンチャカチャとなにやらちょっとレトロな音楽が聞こえてきました。
この日は、聖女キアラのお祭りの日でした。聖女キアラを祭った教会から、聖女キアラの像をおみこしの様なものに載せて、街を練り歩くのです。


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老若男女、沢山の信者が一緒に練り歩いています。イタリアではまだまだ宗教が根付いているんですね。

1日だけだったけれど楽しかったオートラント・ガッリーポリ散策。来年はレッチェに行こうかな?

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# by lacasamia3 | 2008-08-19 17:05 | ユキちゃんと海2008 | Comments(4)
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オートラントの後、ガッリーポリへ夕陽を見に行きました。
お気づきの通り、私もアントネッロも旅先を余り変える性質ではなく、毎年同じ場所で同じものを食べ、同じ風景を見ているような気がします(笑)。きっとあと5年位したら、やっと「どこか別の場所に行こうか?」と言い始めるのかも知れませんね。

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去年もブログでご紹介したガッリーポリの街。風景も同じなので、軽く流してください(笑)。

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何処の路地を歩いても突き当たりに海が見えるのがガッリーポリの街の特徴です。
どの路地でも、お年寄りが椅子を持ち寄って、家の前でおしゃべりをしたり、漁の網を繕ったりしています。


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海に向かってこんなカラフルな教会も建っています。


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街のすぐ近くに砂浜があり、公衆の海水浴場があります。夕食まではまだ時間があったので、車に戻って車の中で水着に着替ました(こういうの結構平気な私・笑)。


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暑かったので海で泳いで涼み、砂浜でゴロッと横になることにしました。夏場にガッリーポリにいらっしゃる方は、タオルと水着をもって行くと良いですよ。

アントネッロと私は腹時計が連動していて、お互い丁度良いタイミングで、お腹が空き始めます(笑)


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夕陽が沈み始めると、砂浜の周りの建物がピンク色に染まり始めます。
私が大好きなガッリーポリの夕焼け。


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きっと来年もこの夕陽を見に来ると思います。

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# by lacasamia3 | 2008-08-17 22:54 | ユキちゃんと海2008 | Comments(12)
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ガッリーポリの写真をアップする前に、義母さんのお料理話を少し・・・
アントネッロは3人兄弟で、私たちがこうして夏休みに帰省すると、毎日のように義兄さん夫婦も二人の子供をつれて海の家に遊びに来ます。義妹の子供二人とユキちゃんも加わり、年が近い5人の子供達が、朝から晩まで遊ぶのでとても賑やかです。
大人7人、子供5人の合計12人分(!)のお料理を作る義母さん。それでも手を抜かず、手作りなのはやはり美味しいものを食べさせてあげたいというマンマのこだわりなのでしょうね。
この日は、"vermicelli"(ヴェルミチェッリ)というパスタです。

スパゲティーに比べるとやや短めで、角が四角いのが特徴のパスタは、アルデンテで茹でるため、生地を練る時に、かなり固めに練ります。
固いのにブツブツと切れないのは義母さんの技なんだなあ・・・。微妙な短さ、写真からわかりますか?
パスタマシンで伸ばした生地は、切り分けて、たっぷりセモリナ粉をまぶし・・・


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同じくパスタマシンのヴェルミチェッリ用の部分に通します。


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↑12人分のヴェルミチェッリ。

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このパスタに合わせる具は、オーブン焼きにした野菜です。
長細く切った野菜(ナス、ズッキーニ、赤と黄色のピーマン)にオリーブオイルをかなりたっぷり目にまぶし、オーブンで焼きます。
茹でたパスタ、オーブン焼きの野菜、フレッシュトマト、ケッパーバジルを合わせて出来上がり♪

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義母さん曰く、ヴェルミチェッリの長さと野菜の長さが出来るだけ同じくらいにするところが美味しさの秘訣だそうです(他にも秘訣は沢山ありそうですが・・・)。

大人は大人のテーブルで、子供は子供のテーブルでわいわいと食べるのが毎年恒例のスタイルです。海でたっぷりと遊んだ子供達は、お腹が空いていたのか食べる食べる(笑)。
あっという間に12人分のベルミチェッリがなくなりました。

セコンドの子羊とジャガイモのローストも絶品でした♪

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# by lacasamia3 | 2008-08-17 17:07 | ユキちゃんと海2008 | Comments(8)

フィレンツェで山暮らしをするchihoの田舎便りです。フィレンツェの街歩き情報、イタリア風家庭菜園、お勧めレストラン現地情報、日帰りで行ける街の情報など。フィレンツェの滞在型アパートの紹介サイト「ラ・カーサ・ミーア」を運営しています。


by chiho