トゥルッロ滞在2日目

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さて、私たちが2日間過ごしたトゥルッロについて、断片的ではありますがお伝えします。ユキちゃんは、早速、登り易いオリーブの木を見つけて、ず~っと、木の上に居ました(笑)。
「お~い、降りてこ~い」

友人マリオは真冬を除き、ほぼ一年中このトゥルッロに住んでいます。5年前、彼がこのトゥルッリ2軒を4ヘクタールのオリーブ畑付きで購入した当時、「な~んでこんなもん買っちゃったの?」と冷やかしに行くつもりで遊びに行った私たち友人一同は、一目でこのトゥルッロを気に入ってしまい、それ以来、機会があるごとに、友人達と集まる集会所のような場所になりました。夏は、ヨーロッパ中から、マリオの友人がここに泊りに来ています。この日は、パリから来たタンゴ仲間の4人とカラブリアの友人2人+私たち3人+マリオの彼女ミケーラとマリオの総勢11人でした


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2年前に私たちが泊ったときは、トイレがなかったのですが(どうしていたかは、ご想像にお任せします・・・ヒント、広大な土地はあり、茂みも沢山あり)今年は、ジャジャ~ン!トイレがあるっ!
これもマリオの手作りです。しかも異様に広い(笑)。鍵はないので、入る前に、木の札をくるっとひっくり返して「使用中」にします。



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自分の畑でトマトを収穫するマリオ。美味しそうなプチトマトが食べごろです。



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写真左 トゥルッロにくっついている石釜。トゥルッロって本当に機能的に出来てるなあって思います。この石釜はまだまだ十分使うことが出来、昨日も石釜でピザを焼きました。

写真右 これは"nipitella"(ニピテッラ)と呼ばれるハーブの一種。ここには一面にこのニピテッラが生えていて、いつも良い香りが漂っています。ミントとレモンをあわせたような香りで、イタリアではキノコ料理の香り付けに、このニピテッラを使います。


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プーリアにいらしたら是非味わっていただきたいのが、この"taralli"(タラッリ)と呼ばれる塩味のビスケット。生地にオリーブオイルがたっぷりと入るので、サクサクとした食感が特徴です。プーリアには、"Primitivo di Manduria"(プリミティーヴォ・ディ・マンドゥーリア)と呼ばれるとても美味しい赤ワインがあります。そして、ワインのおつまみとして良く食べられるのがこのタラッリです。


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女の子チームがワイン片手におしゃべりに夢中になっている間、男の子チームは夕食の支度(笑)。この日は、パルミジャーナと呼ばれる揚げナスのオーブン焼きトマトソース風味と、お肉の網焼きでした。


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写真左: 昔はここで麦を脱穀などの色々な農作業が行われていたそうです。そして、人が来ると音楽を奏でながらお祭りをする場所でもあったそうです。

写真右: というわけで私たちも、薪を囲んで楽しみました。


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# by lacasamia3 | 2006-08-12 05:59 | ユキちゃんと海2006 | Comments(6)
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ここ2日間、友人マリオのトゥルッロに泊まっていました。"trullo"(トゥルッロ)とは、プーリア内陸部に多く見られる三角屋根の歴史的な建造物です。もともとは、その昔、重税に苦しんだ農民が、建造物に課せられる税金から逃れるために、この三角屋根を考え出したそうです(義父さん談)。屋根の部分は、石を重ねただけで、セメントなど接着をする材料を使っていません。てっぺんに乗せた重石を取り除くと、屋根が崩れ落ち、建造物とみなされず税金がかからないという農民の知恵です。まあ、中世の話ですが。
トゥルッロにもいろいろなタイプがあり、マリオのトゥルッロは下の部分が白く、屋根はグレーの石がむき出しになっています。また、屋根の部分に白い漆喰を塗り固めたトゥルッロもあります。トゥルッロのてっぺんに乗せられた重石の形にも雄鶏、太陽、十字架、丸、三角などいろいろなパターンがあります。


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写真左 手前に見えているのは手漕ぎポンプが付いたシンクです。すべてマリオ作。

写真右 昔はこの穴で鳩を放し飼いにしていたそうです。夜になったらここに戻ってくるのかな?もちろん食用・・・


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ここはトゥルッロの屋根の上。石は積み重ねただけです。屋根の上にもスペースがあり、昔はそこにトマトを干したりしていたそうです。
ユキちゃんは、たいそう屋根の上が気に入ったそうで、ここで寝ると言い張っていました。


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これがトゥルッロの内部。最近は、観光用に内部を広くしたトゥルッロや、土台をセメントで固めて大きな窓を開けるトゥルッロなどもありますが、マリオのトゥルッロはほぼオリジナルそのまま。昔のプーリア人って背が低かったんでしょうね。かがまないと通れない廊下などがあり、ユキちゃんは思いっきり楽しんでいました。

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# by lacasamia3 | 2006-08-11 19:15 | ユキちゃんと海2006 | Comments(11)

巨大なオリーブの木

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プーリアの内陸部を車で走ると、オリーブ畑と低い石垣が延々と続きます。
今日は、アントネッロのおじさんの家にオリーブ畑を見に行きました。ここには、代々アントネッロのおばあさん方の家族に伝わるオリーブ畑があります。
プーリアの土は、びっくりするほど赤い土です。気候が良く、3月から10月まで野菜の栽培をすることが出来るプーリア州は、中世の時代から、有数の農耕地であったそうです。確かに、オリーブ畑に足を踏み入れると、ずぶっと足が埋まってしまうほど、フカフカで、見事に石が取り除かれています。


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写真左: 石がないのもそのはず。もともとは石がゴロゴロあった場所を、シャベルカーなどがなかった当時、牛、馬、ロバを使って、大きな石を取り除いたのです。畑から取り除いた石は捨てられず、小道や石垣を作るのに利用されました。ここの小道もその例。

写真右: 小さい頃、夏休みは、お兄さんと二人で、ここに住むおじいちゃん、おばあちゃんに預けられていたアントネッロ。当時を思い出してちょっと遠い目。髭が濃いぞ!


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義父さんがオリーブ畑を案内してくれました。
殆どが樹齢50年以上のオリーブの木。やっぱり巨大です。昔は、1本の木でどの位のオリーブが収穫できるかを競い合ったそうで、一度、アントネッロのひいおじいさんが、1本の木から600キロ!のオリーブを収穫して優勝したそうです。600キロってことは、オイル300リットル!この大きさの木だったらあり得るかも。


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木が巨大に生長するので、木と木の間は10メートル以上の間隔をとります。
オリーブの実が沢山なっていました。


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オリーブ畑の1番の強敵は害虫の「ハエ」。ある種のハエがオリーブの実に卵を産みつけてしまうと、その後、実が熟す前に落ちて腐ってしまうのです。これを防ぐためには、7月にこのハエを寄せ付けないようにする薬をまく必要があります。トスカーナでは有機栽培、オーガニックという考え方がかなり一般的なので、オリーブの害虫対策に関しても強い薬に頼らない対処法が知られているのですが、南イタリアで、有機栽培を実践している農家はまだほんの一部です。プーリアでも、これからオーガニックの考え方がもっと広まってくれれば良いなあ・・・


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これは"muro a secco"(ムーロ・ア・セッコ)、セメントなど接着する材料を使わず、石を重ねただけ(ちょっと押すと崩れてしまいます)の石垣。延々と続いています。重ねられた石は、畑から掘り出した"pietra viva"(ピエトラ・ビーバ)と呼ばれるこの地方独特のとても硬い石です。この石垣を見るたびに、昔のプーリア人のパワーと忍耐力を感じます。

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# by lacasamia3 | 2006-08-09 05:05 | ユキちゃんと海2006 | Comments(16)
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昨日のお昼は、ノンナ・ローザの手作りコロッケ+ルッコラとトマトのサラダでした。
crochette di patate(クロッケッテ・ディパターテ)の材料は:
ジャガイモ、全卵、イタリアのパン粉、ニンニク、ケッパー、イタリアンパセリ、サラダ油

まず、ジャガイモを茹でて皮をむき、マッシュします。そこに、全卵、パン粉、にんにくのみじん切り、イタリアンパセリのみじん切りを混ぜて塩で味付けをします。分量は適当ですが、パン粉はかなり入ります。
ふわふわした日本のパン粉は食パンで出来ているのだと思いますが、イタリアのパンで作ったパン粉はさらさらしてキメが細かいです。日本で手に入らないようであれば、固くなったフランスパンをキッチンカッターで細かくしたり、チーズおろしで細かくすると良いでしょう。


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これらをよく混ぜて、2本のスプーンをすり合わせるようにしてコロッケの形にします。日本のコロッケのイメージだと手で丸めたくなりますが・・・くっつかない様に、重ねておく場合は、上からパラパラとパン粉をふりかけます。


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こうして形作ったコロッケを衣はつけずに、そのまま油でからりと揚げます。

ユキちゃんはおばあちゃんのコロッケが大好き♪
危ないから近寄らないのっ!と叱られても、しっかり仁王立ちでコロッケが揚がるのを待っています。
カラッと揚ったコロッケ。中のお芋はふんわりとしていて美味しいです。


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写真左: やっと1個ゲ~ット!
「ユキちゃん美味しい?」
(うなづきながら食べ続けるユキちゃん)

写真右: 父と息子の会話 話題は「どの種類の木が一番薪にするのに最適か?」

そうそう、前の記事にも書きましたが、私は7年前にダメ嫁宣言をしました。それまでは、夏休みにアントネッロの両親とこうして過ごす時、すごく気を使って、お母さんと同じ時間に早起きをしたり、お料理とかお洗濯とか何か手伝わないといけないんじゃないかと結構遠慮していたのですが、「お料理もお掃除も、お洗濯も完璧にこなすイタリアンマンマには到底かなわない
」という結論に達し、息子や娘同様に甘えてしまったほうがお互い気兼ねしなくて良いのでは・・・と思ったのです。イタリアでも、「私だったらこうするのに」とか、「私のほうが上手よっ」という競争心をむき出しにした嫁姑の関係を目にすることがあります。下手に手を出すと、こうした傾向になっていきそうだったので、ここはあきらめて、夏休みの間くらい、喜んで世話を焼いてくれるお義母さんに100パーセント甘えてしまおうっ!と決め、7年が経ちました。
楽ですよ~、ダメ嫁宣言すると(コッソリ)。

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# by lacasamia3 | 2006-08-08 19:42 | ユキちゃんと海2006 | Comments(16)

フィレンツェで山暮らしをするchihoの田舎便りです。フィレンツェの街歩き情報、イタリア風家庭菜園、お勧めレストラン現地情報、日帰りで行ける街の情報など。フィレンツェの滞在型アパートの紹介サイト「ラ・カーサ・ミーア」を運営しています。


by chiho