ちょっとお仕事中です

ちょっとお仕事中です_f0106597_1852488.jpg
今朝は、ユキちゃんとアントネッロと一緒に家を出て、フィレンツェのアパートアンナのチェックアウトのためにフィレンツェに来ました。9時のチェックアウトが終わり、次のアポイントが12時半なので、それまでアパートでちょっとお仕事。メールチェックやサイトのリニューアルをしています。
ラップトップがあれば何処でも仕事ができるので便利です。ネット接続は自宅でもUSBキーで行っているのですが、フィレンツェに来ると電波が強烈で早いっ!UMTSやHSDPAなどの高速回線を拾うので、接続速度が早くてビックリします(というか、うちが遅すぎるんでしょうね)。
これから、郵便局に寄って、振込みをして、本屋さんでプーリアの甥っ子達へのクリスマスプレゼント(毎年chiho叔母からのプレゼントは本と決まっています)を買って、それを包んで郵便局から送って(あれ?じゃあ本屋に先に行ったほうがよいか?)・・・とグルグル用事を済ませ、12時半のアポイントが終わったら、すぐにバスに乗って山の家に帰ります。

あとクリスマスまでほぼ一週間ですね。早い~。フィレンツェは最近、また気温が上がってきました。明後日の夜、日本から母が到着します。今年は忙しいから来ないなどと言っていたのに、ユキちゃんと電話で話したら、後から「やっぱりユキちゃんの声を聞いたら何だかそっちに行きたくなったので、行きます」というメールが届きました(笑)。フットワークの軽い母で助かっています。

今年のクリスマスは賑やかになりそうです。

人気blogランキングへ
気に入っていただけたら↑をポチッとクリックしてください♪
# by lacasamia3 | 2008-12-17 18:27 | 私の独り言 | Comments(12)
毎年、寒い冬でも割りと畑仕事はマメにやっているのですが、困るのが雨。土砂降りだとやはり畑に出ることが出来ません。
1週間畑に出ないでいると、人気がないのを利用して、野生動物や鳥達が近寄ってきます。幸い、カモシカは柵を怖がって畑の中までは入っては来ないのですが、柵の外から畑を覗いている姿をしばしば目撃しました。
そして、今日、ちょっと雨が止んだので畑に出てみると・・・


畑で知恵比べ~12月の畑_f0106597_3403873.jpg
畑で知恵比べ~12月の畑_f0106597_3432728.jpg



やられた~。先日蒔いたソラマメの種を見事に食べられてしまいました。ソラマメって芽を出す時にお豆をグンと持ち上げる状態なので、鳥にしてみれば良いオヤツなんでしょうね(涙)。


畑で知恵比べ~12月の畑_f0106597_3444643.jpg
とりあえずありったけのプラスチックの籠を見つけて、ソラマメを蒔きなおし、上にこうして籠を被せました。畑って根気が大事です。種を蒔いても風で飛ばされてしまったり、鳥に食べられてしまったりして芽が出ないこともしばしばありますが、そういう時には根気良く再び種を蒔いてトライします。


畑で知恵比べ~12月の畑_f0106597_347480.jpg
先週末にアントネッロがビニールハウス2号を作ってくれました。
これをビエトラの苗の上に被せてみました。、これで冬中、ビエトラの収穫が出来るかな?


畑で知恵比べ~12月の畑_f0106597_3491873.jpg
畑で知恵比べ~12月の畑_f0106597_350446.jpg



冬場にトマトとは言わないけれど、サラダと葉もの野菜位は冬の間も収穫できると良いなあと思います。

人気blogランキングへ
気に入っていただけたら↑をポチッとクリックしてください♪
# by lacasamia3 | 2008-12-17 04:04 | フィレンツェで畑 | Comments(15)
時は1692年。妻に逃げられた(爆)トスカーナ大公コジモ3世(50歳)は、一人寂しく、既に成人した3人の子供達から、跡継ぎとなる孫誕生の朗報を首を長くして待っていました(結局、誰にも子供は生まれず、彼らの代でメディチ家が途絶えることとなってしまうのです)。
当時、フィレンツェの宮廷は、ドイツ、イギリス、デンマーク、ノルウェーなどの北ヨーロッパ諸国の宮廷と密接な関係を保っていました。この年、若きデンマーク皇太子フレデリク(後のデンマーク国王フレデリク4世)がトスカーナを訪問し、フィレンツェのコルソ通りにあったサルヴィアーティ邸(ジョヴァンニ・ダッレ・バンデ・ネーレの住居だったところです)に滞在します。
この滞在中にフレデリクはルッカを訪れます。イタリア語を理解しなかったフレデリクの為に、ルッカ人の女性フランス語通訳が用意され、通訳を務めたのは活発で美しかったマリア・マッダレーナ・トレンタ(当時22歳)。もちろん、お年頃の皇太子が彼女の魅力に気付かないわけはなく、2人は一気に恋に落ちます。マリアの婚約者は失望の後、彼女との婚約を解消してしまいます。
フレデリクはマリアを愛人にする意思はなく、かなり真剣なお付き合いだったようです。それでも、彼の帰国と共に2人の幸せな時間は終わり、フレデリクはマリアをルッカに残してデンマークへ戻ってしまいます。別れの際、彼はマリアに"ADDIO" (アッディーオ=永遠のお別れの時に使う別れの言葉)ではなく、"ARRIVEDERCI"(アリヴェデールチ=「また会う日まで」)と言います(←この優柔不断な優しさが罪なんだよなあ・涙)
その後、皇太子からの便りは1通も届かないのですが、それでもマリアは、根気強く彼からの手紙をルッカで待ち続けます。何件かあったルッカの貴族達からの求婚も断り、しばしばルッカの城壁に上がり、皇太子からの便りを届ける使いの到着を夢見ながら、3年間辛抱強く待ちます。
それでもとうとう、愛する人に忘れられてしまったことを確信したマリアは、怒りもせず、泣きもせず、黙ってフィレンツェのボルゴ・ピンティ通りにあったサンタ・マリア・マッダレーナ・デ・パッツィ修道院に入り、修道女スオール・テレーザとなります。

所が、フレデリクはデンマークに戻っても、ルッカの娘のことを忘れてはいなかったのでした。ある日、自分の肖像画のミニアチュールを描かせ、マリアへと贈ります。ミニアチュールは修道院へ届きます(こんなことしても、マリアを苦しめるだけなのですけれどねえ・涙)。マリアは、ミニアチュールに十字架を添えて、デンマークへと送り返すのです。戻ってきたミニアチュールと十字架を受け取ったフレデリクは、送り元が修道院であったことから、やっと事態を理解します(←遅すぎ)。

2度の結婚を経たものの、幸せではなかったフレデリクは1709年(当時36歳)に昔の思い出を辿り、再びフィレンツェを訪れます。
この時、滞在先として希望したのが前回にも滞在したコルソ通りのサルヴィアーティ邸でした。実は、コルソ通りと修道院があったボルゴ・ピンティ通りはとても近いのです(現在のスーパースタンダの近くですね)。
フレデリクは側近を通じて、修道院長へマリアとの面会を申し入れます。勿論、一国の国王の望みであっても、修道女との面会は許されるはずがありません。結局、フレデリクはコジモ3世を通じて面会の許可を得ることとなります。但し、鉄格子越しで、立会人として修道女が1人付くという条件です。
1709年3月22日、午後15時30分(←細かすぎ・笑)、フレデリックは修道院を訪れます。暗い修道院の一室で、金網越しに修道女姿のマリアが現れます。特例として、顔のベールを上げることが許され、フレデリクがルッカで出会った娘の白い顔が現れます。2人は終始フランス語で会話をしたため、立会いの修道女は内容を理解することが出来なかったそうです。

2時間に渡る二人の面会が終わると、修道院の外には野次馬が沢山集まっていたそうです。修道院を出たフレデリクは、そんな人だかりも気にせずに、号泣するのでした。

人気blogランキングへ
気に入っていただけたら↑をポチッとクリックしてください♪
# by lacasamia3 | 2008-12-15 06:28 | フィレンツェ小話 | Comments(22)
そうだ!ケーキを買って帰ろう♪_f0106597_115792.jpg
そうだ!ケーキを買って帰ろう♪_f0106597_11672.jpg



昨日、フィレンツェでの仕事の帰り、駐車場まで足早に向かう途中、いつも寄るバール兼お菓子屋さんの前でふと足が止まりました。閉店間際だったけれど、美味しそうなケーキが目を惹きます。
「まだ開いてる?」と急ぎ足で入って、お土産用にケーキを3個買いました。
家に帰ると、ユキちゃんは私が抱えていたケーキの包みを目ざとく見つけて大喜びです。ケーキをお土産に買って帰ることなんて珍しいからか、オーバーすぎるほどのリアクションですが(笑)、これ程喜んでもらえると私も何だか嬉しいです。
勿論、お決まりのお約束は「晩ご飯を全部残さず食べたらね!」
普段も、ユキちゃんは喜んで食べるヒヨコマメのパスタですが、昨晩はかなりのハイスピードで平らげました。セコンドのお肉とサラダも綺麗に平らげて、お楽しみのケーキ!ユキちゃんは早く包みを開けたくてしょうがないのです。
そうそう、前にブログで書いた事がありますが、イタリアでケーキを買うと、紙皿にケーキを並べてくれて、つぶれないように芯になる帯状の厚紙をアーチ状に渡して、その上にクルッと包み紙を巻き、セロテープも使わずに器用に紐で結んでくれます。このまんま、「はい、どうぞ」って渡されるんですよ。私は車だったのでそのまま横にして持って帰ってきましたが、お願いすると手提げ用のビニール袋もくれます。このシンプルさが何ともいえず好きです。


そうだ!ケーキを買って帰ろう♪_f0106597_1172164.jpg



お楽しみのケーキは、手前から、

デリツィオーゾ=アーモンドのマジパン風の生地が周りをおおっていて、中はリキュールを染み込ませたスポンジケーキとアプリコットジャム。周りは一見パイ生地かと思ったのですが、焼いたマジパン生地でした。これがかなりの当り!アントネッロ好みのケーキでした。マジパンが好きなのは南イタリア人だからかな?

ベリーのタルト=これはベリー好きのユキちゃんへ。タルト生地がさくさくしていて美味しいです。

ノチョーラ=ジャンドゥイアチョコと生クリーム、へーゼルナッツクリームのケーキ。意外とさっぱりしていました。

チョンピ広場からベッカリーア広場に向かう商店街、Via Pietrapianaの左側にある小さなお菓子屋さんNencioniです。日曜日の朝には、ファミリーランチの手土産を買い求めるフィレンツェ人でとっても賑わっているんですよ。裏でおばあちゃんがこの美しいお菓子を作っているようです。

美味しいケーキって幸せな気持ちにしてくれますね。

人気blogランキングへ
気に入っていただけたら↑をポチッとクリックしてください♪
# by lacasamia3 | 2008-12-14 01:41 | 山の食卓 | Comments(13)

フィレンツェで山暮らしをするchihoの田舎便りです。フィレンツェの街歩き情報、イタリア風家庭菜園、お勧めレストラン現地情報、日帰りで行ける街の情報など。フィレンツェの滞在型アパートの紹介サイト「ラ・カーサ・ミーア」を運営しています。


by chiho