皆が子供に戻る瞬間

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今回、私達が夏休みを過ごしたプーリアの海、アントネッロにとっては小学生の頃から20歳になるまでの間、夏休みを毎年過ごした思い出の場所でもあります。毎年、6月から9月までの3ヶ月間、家族でこの海の家に来て過ごしていたそうで、近所の家に同じように夏休みを過ごしに来ていた、同じ年くらいの子供達といつも遊んでいました。その頃の友人達とはまだ交流があり、ミーノ(写真右)アンジェリカなど、そのうちの何人かは、アントネッロのようにフィレンツェに移り住み、こちらでも付き合いがある友人達です。
そんな友人達もパパやママとなり、子供を連れて夏休みをこの海で過ごしています。もう40代になってしまった「元」子供達ですが、マンマの手料理に舌鼓をうち、海でタコを追いかけたりしている姿は、その当時の少年少女のようです。


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鼻をつまんで、海に元気に飛び込む真っ黒に日焼けした子供達、シュノーケルを着けて、モリを持って勇ましく海に入っていく少年達、バールの前でおしゃべりに夢中な少年少女・・・そんな子供達の姿がアントネッロの少年期の姿に重なります。知り合ってまだ10年しか経っていないけれど、彼が過ごしたそれまでの30年間を垣間見たような気持ちになりました

いつか、「アントネッロの海」が「ユキちゃんの海」となる日が来るのでしょうね。

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# by lacasamia3 | 2006-08-27 17:44 | ユキちゃんと海2006 | Comments(20)
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とっくにプーリアでの夏休みを終え、フィレンツェに戻ってきて1週間が経とうとしているのに、まだプーリアで撮り貯めた写真をご紹介しきれていません。あとすこし、プーリアでの話題にお付き合いくださいね。
さて、左は、義母さんの手打ちスパゲティー。パスタマシンで作る手打ち麺は、角が四角くて、コレはこれでまた美味しいのです。相変わらず、大人数なので豪快な量です(笑)。


f0106597_17451232.jpgさて、今回は、前日にフリーザを石釜で焼いた時に一緒に焼いた野菜を利用したパスタです。厚めに切ったナス、ズッキーニ、ピーマン、玉ねぎなど好みの野菜を石釜で焼き(オーブンでも良いですよ)、それを細長く切って、フレッシュトマトとバジル、オリーブオイル、塩、ケッパー、茹でたパスタとあえるだけ。冷めたほうが美味しいので、作り置きをしておくことが出来て便利です。



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写真左: 皮つきのまま丸ごと焼いた焼きナスのサラダ。皮を剥いて、お塩とオリーブオイル、イタリアンパセリで味付けをしました。日本だったら、酢醤油と鰹節をかけたくなりますが、コレはこれでなかなか美味しいですよ。

写真右: 焼き玉ねぎのマリネ。バットに小玉ねぎを並べ、砂糖、ビネガー、オリーブオイルで味付けをして焼いたもの。酸っぱい味と甘みが上手く調和して、何個でも食べられる一品です。詳しいレシピは今度聞いておきますね。


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これは、焼きズッキーニとルッコラを入れたトマトサラダ。この細長いルッコラは、プーリアの畑では雑草のように生えている野生のルッコラです。これがピリピリと辛くて美味しい!2年前にフィレンツェに持って帰ってきて植えてみたのですが、今年は何だか元気がありません。やっぱりプーリアの温暖な気候が合っているようです。
プーリアの家庭料理ではこうして野菜をふんだんに使う料理が多いんですよ。

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# by lacasamia3 | 2006-08-25 18:01 | ユキちゃんと海2006 | Comments(13)

フリーザの正しい食べ方

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左の写真に写っている物体、何だと思いますか?ドーナッツ??
実はコレ、"frisa"(フリーザ)と呼ばれるプーリアの固いパンを焼く前の様子です。もちろん、作っているのは義母さんで、これらは義父さんの石釜で焼かれます。生地は、パンの生地と同じ(粉+ビール酵母)なのですが、全粒粉の割合が大きいのが特徴。発酵させた生地を細長く伸ばし、グルグルと2巻きほどします。こうした状態で、再び発酵させ、その後釜に入れます。


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生地に火が通ったら、取り出し、半分に切断します。義母さんは、逆さにした椅子に針金を張って、そこにフリーザを通して半分に割っています。そして、この半分になったフリーザをもう一度石釜で焼くと、左のようなカチカチのパンが出来上がります。2度焼きしているので、何ヶ月も持つ保存食です。このままだと乾パンのように固くて食べられないので、どうやって食べるかというと・・


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まずは、こうして水に浸します。浸す時間はお好み次第。私はカリカリ感が残っているのが好きなので、5秒と決めています。
プチトマトのおしりをかじり、フリーザの表面につぶしながら塗りつけます。もちろん、絞り終えたプチトマトは口に放り込むのがお作法(笑)。


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そして、塩、オリーブオイル、オレガノをたっぷりと振りかけて、「手で」(コレ大事)食べます。
プーリア人は、昔、このフリーザとオリーブオイルの瓶を持って、畑に仕事に行っていたそうです。そっか、トマトは畑にたくさんあるものね。
私が初めてプーリアのアントネッロの実家にアントネッロと行ったとき、夜行列車で行き、クタクタだった私にまず、「遠いところから、良く来てくれたねえ」と義母さんが作ってくれたのが、このフリーザ。なんとも言えない素朴な美味しさがあります。私にとってのプーリアの味はこのフリーザかな。
プーリアではパン屋さんでも売られています。是非お土産に買って、日本でフリーザを味わってみてください。順序は、水に漬ける→トマトをこすり付ける→塩+オリーブオイル+オレガノです。

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# by lacasamia3 | 2006-08-25 00:16 | ユキちゃんと海2006 | Comments(6)
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さて、夏休みもそろそろ終わりに近づいてきた頃、アントネッロのおばあちゃんに会いに行きました。今年90歳になられるおばあちゃんの名前は、VITA (ヴィータ)、「人生」という意味です。2年前に96歳でおじいさんが亡くなってから、ちょっと体力が落ちてしまいましたが、まだまだ一人で住んでいて、自宅のお掃除から、身の回りのことも全て自分でされています。家の中もお掃除が行き届いていて、ピカピカ。会いに行くといつも、顔をしわしわにして、笑顔で迎えてくれます。趣味は宝くじ(笑)。
前回、会ったのが2年前だったから、大きくなったユキちゃんを見て大喜びでした。サファリパークの興奮が冷めやらないユキちゃんは、ひいおばあちゃん相手に猛烈トーク。おばあちゃんはそんなユキちゃん相手に、そうかいそうかいと嬉しそうにうなづいていました。
私と話すときは、一生懸命、標準イタリア語で話してくれるノンナ・ヴィータですが、親戚のおばさんが来ると、プーリア弁になってしまいます。これが難解。まったく判りません。でも、どうやらいつも話題は大好物の「キノコ」であるようで、どこに生えているとか、畑に植えてみようとか、そんな話をしています。
一人で住んでいても、近所に親戚が沢山いるので、毎日誰かが来ていて、家の外に椅子を出して通る人を眺めながらおしゃべりをしています。これは、南イタリア特有の光景。


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帰り際に、おばあちゃんがキッチンの奥からなにやら出してくれました。
カーチョ・リコッタだ~。"cacio"(カーチョ)とは南イタリアでチーズという意味で、これはセミハードタイプのリコッタチーズです。いわゆるクリームタイプのリコッタ・チーズとは違い、塩気と酸味があり、トマトソースのパスタに摩り下ろしてふりかけたりします。ノンナ・ビータは薬局で売られている、"caglio"(カーリオ)と呼ばれる牛の胃から取り出したもの(日本語ではレンニンと呼ぶそうです)と、羊飼いから直接買った羊のミルクを使って、自家製カーチョ・リコッタを作っています。アントネッロが大好きなので、いつも帰り際に持たせてくれるのです。アントネッロにとっては、このカーチョ・リコッタをたっぷりふりかけたトマト味のパスタが、「懐かしいプーリアの味」だそうです。

ヴィータおばあちゃん、有難う。
また次回お会いする日まで、お元気で・・・

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# by lacasamia3 | 2006-08-23 15:21 | ユキちゃんと海2006 | Comments(10)

フィレンツェで山暮らしをするchihoの田舎便りです。フィレンツェの街歩き情報、イタリア風家庭菜園、お勧めレストラン現地情報、日帰りで行ける街の情報など。フィレンツェの滞在型アパートの紹介サイト「ラ・カーサ・ミーア」を運営しています。


by chiho