夏の終わりに

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母は先週の木曜日に日本へと帰国しました。今回は、問題なく、無事に着いたそうです(ホッ)。
いつも空港に行く時だけは、おめかしするユキちゃん(←田舎の子・笑)。髪を二つ結びにしたら、随分髪が伸びたなあって思いました。私は可愛くおかっぱに切りたいんですが、アントネッロとユキちゃんが伸ばしたい派なので、多数決で今の所は伸ばしています。
着ているのは、ファミリアのワンピース。私が子供の頃も、ファミリアのお気に入りのワンピースを持っていました。昔と変わらず、縫製もとってもしっかりしています。


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とっても長かったように感じた今年の夏ですが、もう今日から9月なんですね。我が家も数日前から、朝晩が大分涼しくなり、朝、キッチンに降りるときには上着を着ないと寒いくらいです。相変わらずの晴天続きだけれど、空が何だかぼんやりと高くなったようで、秋の気配を感じます。

良い出会いが多かった今年の夏。
山の我が家には少しずつ秋の気配が近づいています・・・

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# by lacasamia3 | 2009-09-01 21:24 | トスカーナ山暮らし | Comments(6)

心の友達

まるまる3ヶ月の夏休みを謳歌するイタリアの小学生。海から戻ってきて、日本のおばあちゃんも帰っちゃって、どうやら飽きたのか、ここ数日のユキちゃんは「1年C組の皆に会いたいよう・・・」とこぼすようになりました。
ちなみにイタリアでは日本のように組変えはなく、5年生まで(イタリアの小学校は5年制、中学が3年制、高校は5年制なんですよ。)ずーっとクラスの顔ぶれは同じです。多分席替えもないんだろうなあ。先生もそのまま持ち上がり。アントネッロに、「私が小学生だった頃は、少なくとも2年に1度は組変えがあったのよ」というと、「何で?」と聞かれました。そういえば、な、何でだったかなあ・・・(汗)。

とにかくちょっと一人遊びに飽きちゃったユキちゃん。
今日は私が一日家で仕事だったので、お友達のD君を朝から預かっています。お互い仕事を持っている同士のD君ママと私は、都合が合えば子供を預けたり預かったりの仲。今日は私がD君を預かり、明後日はD君ママがユキちゃんを預かってくれます。

学校でも席が隣同士で、親友の二人。久しぶりの再会を喜び合いながら、すぐに遊びが始まります。フィーリングがあるんだろうなあ。


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二人にとっては、おもちゃなんか必要なくて、リビングが草原になって椅子が馬になったり、ユキちゃんの部屋が「悪い猫」に占領されちゃってベッドの下におびえて隠れているネズミたちを救出しなきゃいけなかったり(笑)・・・・。↑この二人の海賊たちは、この写真を撮った後、船に見立てた籠に入り、太平洋の船旅へ勇ましく出航して行ったのでした。


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ふと気が付くと、↑早速こんな絵が暖炉の前に貼ってありました(笑)。ユキちゃんとD君。まさにこのユキちゃんの絵の通り、今、お庭を走り回っています。

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# by lacasamia3 | 2009-08-31 23:42 | イタリア子育て~小学校編 | Comments(10)

早朝のフィレンツェ散歩

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先日、仕事で早朝フィレンツェに行って来ました。朝6時半頃のフィレンツェは、人も少なく、建物や広場の写真を撮るには好コンディションです。時差ぼけで早く目が覚めてしまった方には、早朝のフィレンツェ散歩がオススメですよ。
さて、写真は、サンタマリア・ノヴェッラ教会です。フィレンツェでいくつかある私が大好きな教会の1つ。良くブログに登場するのは、実は中央駅の地下駐車場に車を停めて、このすぐ近くにあるアパートのチェックインやチェックアウトに行くのに通るからなのです。


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去年行われた広場の修復がやっと終了し、すっきりと美しい広場になりました。夏の暑い日の夜などは、近くの住民が芝生の上にぺチャッと座って、夕涼みをしています。それぞれ、おしゃべりをしたり、音楽を奏でたり・・・。敷物なんか敷かないシンプルさがなかなか良いです(笑)。


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1456年、フィレンツェの商人ジョヴァン二・ディ・パオロ・ルッチェッライが、それまで100年以上も未完のまま放置されていた教会のファサードのプロジェクトを、建築家レオン・バティスタ・アルベルティに依頼します。
完成は1470年頃。
当時、ルネサンス様式のファサードを後方のゴシック建築様式と調和させることに苦心したそうですが、アルベルティは、真正面から見ると後方の建築様式が見えないように、上下左右にかなりはみ出るような形のファサードを提案することで、この問題を解決します。


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後方はこんな感じ。
この教会の前身として、サンタマリア・デッレ・ヴィーニェという教会が存在したそうです。1200年代、ドメニコ派やフランチェスコ派など修道院が急に増えた時代、こうしてそれまであった教会がそれぞれの宗派に吸収されることが良くあったようです。この教会も、1221年にドメニコ派の修道院となり、拡大をされます。
前身の教会の造りを利用して、現在の形になるのですが、前の教会のファサードがこちら側にあったそうです。もしかして、奥に見えている薔薇窓がある部分が、前の教会のファサードだったのかな?
それまでの縦の部分を横に利用し、教会の大きさを倍増するという方法はイタリアでは良く見られます。シエナの大聖堂も実はそんな拡張計画があったのですが、残念ながらペストの流行でボツとなってしまうのです。
現在は、拡大部分としてはファサードの部分だけが残っています。

話がそれましたが・・・、フィレンツェの朝の散歩もなかなか楽しいですよ♪

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# by lacasamia3 | 2009-08-31 03:35 | フィレンツェという町 | Comments(8)
イタリア料理に良く使われる野菜・・・というと何といってもトマトがすぐに思い浮かびますよね。旬の畑の野菜を食べるようになってから、「何でもトマトソースで煮込む!」という調理方法から少し離れ、かなりバリエーションが広がったので、年間のトマト缶(ホールトマト)の消費量は減ってきたものの、やはり少なくとも1週間で1.5キロ(250ml缶6個)は消費します。ということは・・・1ヶ月で少なくとも6キロ、1年間で70キロ以上を消費していることになります。
今年は頑張って、何回かに分けながら、我が家一年分のホールトマトを作ることにしました。


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我が家のトマトだけでは足りないので、↑ドンッ!GASを通じて有機農家から20キロのトマトを買いました。1キロ当たり1ユーロ。スーパーでは今の時期、瓶詰め用に安いトマトが1キロ0.3ユーロで売られていますが、下のほうはかなり傷んでいて、一部捨てなくてはいけないのです。それを思うと、生で食べても美味しいほど状態がとても良く、オーガニックで育てられたトマトがキロあたり1ユーロというのはかなり良心価格かも。


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①まずは、我が家の外に置いてある薪ストーブに火をつけます。その上に大きな鍋を置いて、お湯をグラグラと沸かします。


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②お湯が沸騰したら、その中にトマトを放り込み、その後、皮を湯剥きします。
皮をむきながら、ザルの上に置いて、余分な水気もちょっと取ります。母はトマトから出た余分な汁をトマトジュースにして、冷やして飲んでいました。美味しいですよ。

イタリアでは、種や皮を取り除く機械も売られているのですが、それをやってしまうとかなり量が少なくなるので、私は、皮だけ剥いて、ざっと水気を取ります。(←この工程の写真を撮るのを忘れていました)


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私が薪を作って、ストーブを燃やしている間、母が湯剥きをやってくれました。有難う!

こうして湯剥きしたトマトは、バジルの葉を入れながら瓶に詰めていきます。↑この瓶には1.5リットル入りますが、小さい瓶でも勿論okですよ。


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③最後は、瓶の蓋を閉めて、瓶同士がぶつからないように、間に布を挟み、お水から沸かします。ポイントは蓋を閉めすぎないこと、そして水が必ず蓋の上まで被っていること。蓋を閉めすぎてしまうと、瓶の中の空気が蓋を通じて外に出ないのです。ギュッと1回締める程度で良いですよ。
お湯が沸いたら、そのまま15分ほどグラグラ沸かして、その後はお湯の中で冷まします。


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更に蓋をギュッと締めて出来上がり♪ 蓋の上面を指で押してみてペコペコしなければokです。もしペコペコしてしまったら、再度、③の工程を繰り返します。

常温で暗い所に保存すれば、1年ほど持ちますよ。

今回は20キロのトマトから大瓶が6瓶できました。今まで数回作ったのと合わせて、今の所、大瓶20個分ほどが出来ました。あともう1回くらいやらないと足りないかな?

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# by lacasamia3 | 2009-08-29 17:25 | トスカーナ山暮らし | Comments(26)

フィレンツェで山暮らしをするchihoの田舎便りです。フィレンツェの街歩き情報、イタリア風家庭菜園、お勧めレストラン現地情報、日帰りで行ける街の情報など。フィレンツェの滞在型アパートの紹介サイト「ラ・カーサ・ミーア」を運営しています。


by chiho