
今朝は早めにセンターに入りました。朝の7時はまだ暗い(汗)。途中、いつものバールでデニッシュとカプチーノをテイクアウト。来年こそは、マスクなしでお喋りしたり、カウンターでコーヒーを楽しめる様になると良いねって、バールのスタッフと話していました。
2020年という年は忘れてしまいたいと思う程、辛い一年だったけど、人々の温かさ、優しさに勇気付けられ、心を癒された瞬間も多々ありました。
来年の3月で2年が経つ救急のボランティアは、今年はかなりの頻度で救急車に乗っているので、かなり緊迫した状況でも脊髄反射で何も考えずに自然と体が動くし、その日同じチームに当たる看護師やドライバーによってやり方を変える様になれたり(人によって色々癖がある)、中央センターからの電話を受けるのも怖くなくなりました。何より嬉しいのは、私と同じチームになったドライバーや看護師が安心してくれる事。3人で1チームまたは2人で1チームの時、それぞれが何も言わずに自分の役割をわかっていて自動的に動いて、無事にミッションが完了した瞬間、「やったー!」という達成感に満たされます。
毎朝、出動があっても無くても、救急車の中の備品や設備のチェックするのが朝のシフトの最初の作業。チェックしながら、何がどこにあるという事がわかり(救急車の中の備品って、薬剤以外にも本当に沢山あるんです)、車内でルートを取ったり、酸素マスクを付けたり、心電図を取ったりする時に細かい備品をパパッと看護師に手渡すのに役立ちます。救急車の中は自分の部屋以上に何が何処にあるか知ってるかも(笑)
年齢に関係なく、ボランティアの中にも、色々な人が居て、私は毎回のミッションを完璧にこなしたいと思うし、もし上手くいかない事があったら絶対に直したいと思う方なのですが、中には「ボランティアなんだから」と、そこそこのレベルで止まってしまう人も居ます。先日、一緒にシフトに入った看護師のBさんが、ある事を言ってみました。
「chiho、救急車を必要とする患者は君がボランティアだろうが職員だろうが関係ないんだよ。もし救急車の中で患者が心肺停止になって、心臓マッサージをしながらAEDを使う状況になったらどうする?僕は多分、気管挿管をしなきゃいけないから、君たちの面倒は見れない。とにかくチームの3人全員がそれぞれやるべき事を知ってて、それを完璧にやりこなすしかないんだ。」
この言葉を聞いた時、怖いとか、責任を負えないという不安よりも、もっとベストを尽くしたい、ボランティアであっても、もっと完璧になりたいという気持ちが生まれました。だから出動があると嬉しいし、毎回の出動で学ぶ事が沢山あります。
コロナで人々の移動が少なくなった分、交通事故は減ったけど、心筋梗塞や脳卒中、てんかんの発作、たまにコロナなどなど、とにかく様々なケースで出動しています。出動がなくて一日ずーっとセンターにいる時もあるけれど、今朝みたいに朝のうちに3件の出動があって、そのうち2件がレッドコードという日もあります。
身長が低いのはどうしようもないけれど(笑)、力は結構あるので、20キロのリュックを背負って、エレベーターなしの階段を3階まで上ったりするのはへっちゃら。
あと10年は頑張れるかも。

そして私の元気の素は、アントネッロが作る晩御飯です。
やったー!今日は「肉の日」!
人気ブログランキングへ今日も読んでくださってありがとうございます。
気に入っていただけたら↑の「人気ブログランキングへ」の文字をポチッとクリックしてください♪