ここはサン・ペッレグリーノと呼ばれるスコットランド人の聖人が巡礼に向かう途中、この山の中の村近郊で亡くなったことで有名です。
果てしなく続く山。
とっても気持ちの良い場所でした。
私たちはGiro del Diavolo(悪魔のルート) と呼ばれるトレッキングコースを途中まで行って引き返してきました。誰もいなかった!
なぜ悪魔かというと、伝説では、この荒野が聖人ペッレグリーノが悪魔の誘惑を受けた場所だからなのだそうです。
写真撮るのを忘れましたが、この草原の一角に大きな石が大量に山積みになっている場所がありました。「何か建物が崩れたのかな?」と言っていたのですが、実はそうではなくて、ここを通る巡礼ルートの巡礼者たちが、ここに来た証に持ってきた石を投げ入れたものなのだそうです。ビックリするような大きな石もあるし、どうやって運んだんだろう・・・
今回のトレッキングで思ったことは、オーバーツーリズムと話題になっているけれど、実際には、手軽に行ける場所ほど人が多くて、車でしか行けない場所、ましては歩きでしか行けない場所なんて、殆ど人が居ないです。車で行ける場所だったら結構有名な観光スポットは混んでいるけれど、そこから車を置いて、歩いていけないような場所だと本当に誰もいない。でもそうして歩いていくからこそ見える風景もあって、最近、私とアントネッロがトレッキングにはまっているのは、そういう風景を見に行きたいからなのだなと思いました。
あとちょっとトレッキング話が続きます。
















































