優しい心

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最近、ユキちゃんがはまっているDVDがコレ、"ALLA RICERTA DELLA VALLE INCANTATA"というアニメです。原題は"Land before time"というそうで、スティーブン・スピルバーグが監修に関わっています。内容は恐竜の子供たちの冒険物語で、特に凝ったストーリーではないのですが、ユキちゃんはコレに完全にはまっています。
主人公は、ディノザウルスの子供、ピエディーノ。ピエディーノのお母さんが、凶暴なティラノザウルスに噛まれて、死んでしまうシーンでは、毎回「ピエディーノが可哀相」と号泣します。ほろっと涙ぐむのではなく、オイオイと号泣するので、毎回、慰めるのが大変です(苦笑)。


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このように、ストーリーを把握して、物語の登場人物に感情移入をし、感激したり一緒に悲しんだりして泣くという行動は、ユキちゃんが3歳半を過ぎてから取るようになった気がします。物語をしっかりと把握が出来るようになったことが、一番の要因なんでしょうね。
このような、優しい気持ちは大事にして欲しいなあと、母である私は思います。何度もこのブログに書いてきましたが、私もアントネッロも、特にユキちゃんに「大人になったらこうなって欲しい」という希望はありません。勉強好きだったら大学に行けばよいし、勉強が苦手だったら行かなくても良い、他に好きで打ち込めることがあるのであれば、それを好きなだけやれば良いと思っています。唯一の私達の希望は、「優しい大人になって欲しい」ということ。

ユキちゃん、その気持ちを大切にね。

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# by lacasamia3 | 2006-09-11 04:57 | イタリア子育て~幼稚園編 | Comments(33)

イタリアの新聞

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イタリアでは、新聞の宅配システムはありません。イタリア人は朝、バールやタバッキと呼ばれるタバコ屋、また街角の新聞スタンドで新聞を購入します。そして、各紙は日刊のみで、夕刊はありません。余談ですが、日本からおいでになる方とお話をすると、年齢に関係なく、皆さん、幅広い知識と情報を持っていらっしゃるなあとつくづく感じます。これは、毎日、朝刊と夕刊を読んでいる人が多いからだと思いますが、如何でしょう?それにしても、朝刊と夕刊を発行する新聞社は、ネタ探しに大変でしょうね。
さて、私は、新聞は毎日は読みません。購入するのは、よほど何か大きなニュースがあった時か待ち時間つぶしに購入する時以外は、週に2~3回です。私はイタリア語で新聞を読むとき、飛ばし読みが出来ず、どうしても時間がかかり、隅から隅まで読むには、2日ほどかかるのです(のろい~)。まあ、週2回の新聞と毎朝のラジオのニュースから、最低限の情報を入手しています(笑)。そして、必ず買うのが、土曜日のレプッブリカ紙。普段は90セントなのですが、土曜日は 1.20ユーロで、" D (La Repubblica delle Donne)"という雑誌のおまけつき。ターゲットは女性だそうですが、男性が読んでも面白い内容で、世界各地のルポルタージュ、モード、政治、文学、音楽、映画のジャンルをくまなく網羅しています。写真もきれいで読みやすいので気に入っています。疲れている時、夜寝る前に、小説を読む気分ではないけれど活字を読みたい時にサラッと読めるので重宝する雑誌です。

所で、イタリアで生活していると、よく「右か左か」と政治的傾向を問われる場面に遭遇することがあります。新聞の選び方ひとつにしてもそうです。私が読んでいる"La Repubblica紙"(ラ・レプッブリカ紙)は中道左派、Il Giornale紙(イル・ジョルナーレ紙)は右派のリーダーであるベルルスコーニがオーナーであるので右派など、それぞれの新聞に政治色が反映されています。同じ事件についても、新聞によってかなり書き方が違ってきます。
ちなみにフィレンツェの地元紙は"La Nazione"(ラ・ナツィオーネ)、地元密着型の記事は面白いのですが、客観性にかけるのが欠点。

さあ、今晩は、"D"でも読むか。

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# by lacasamia3 | 2006-09-10 04:40 | 私の本棚 | Comments(4)

トマトとキャベツの相性

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なんだか、去年も同じようなタイトルの記事をアップしたような気もするのですが、なにせ畑は毎年おなじような事を繰り返しているので、お許しを・・・
まだまだ残暑が続くフィレンツェですが、夏野菜にとっては嬉しい限り。トマトもズッキーニも、インゲン豆もまだまだ収穫できそうです。左の写真は、春に植えた"cavolo nero"(カーボロ・ネーロ=黒キャベツ)、本格的に成長するのはこれからです。この黒キャベツは、フィレンツェ名物の冬場に食べるお豆のスープ"ribollita"(リボッリータ)を作るのになくてはならない材料なのです。私の畑の師匠の一人である、現役の猪ハンターのジョバンニ(推定年齢80歳以上)から、トマトとの相性が良いと聞いて以来、いつもトマトのそばに植えています。しかし、今年の夏は、小さなカメムシのような昆虫に、↓このように葉を食べられてしまいました。


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そこでジョバンニに相談をしたところ、トマトの葉を水に漬けて数日間放置しておき、その汁をキャベツの苗に散布すると良いとの事。このように、効果の種類により選んだ植物の葉を水に漬けて抽出した汁のことを、イタリアではmacerata(マチェラータ)と呼びます。どの葉も、水に漬けて、たまに混ぜながら数日放置すると、そこから強烈な臭いがしてきたら出来上がり。


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この汁を散布し始めて2週間で、苗の中心から元気な葉が育ち始めました。初めは穴だらけだったんですよ~。
ジョバンニのお陰で、今年も美味しいリボッリータが食べられそうです。

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# by lacasamia3 | 2006-09-08 22:53 | フィレンツェで畑 | Comments(14)

子供と音楽

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昨日は、隣に住むパオロ&ラウラとの共通の友人、ファブリツィオとイラリアが、3歳になるトマーゾ君を連れて遊びに来ました。彼らとも、結婚する前からの付き合いなので、10年来の友人です。お互いに、子供が生まれてからはなかなか忙しく、毎晩会っていた以前のようにはいきませんが、たまにこうして皆で会います。
写真は、ギターを弾くトマーゾ君とラウラのピアノで遊ぶを弾くユキちゃん。昨晩は、思いもかけず「子供と音楽」の夕べとなりました。


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まずは、「お約束」大口を開けてパスタを食べるユキちゃん。それを、ビックリしてみているトマーゾ君(笑)。
プリモは、アントネッロ作、野菜のペンネッテでした。ナス、ズッキーニ、インゲン豆をかなり細かく切って、オリーブオイルで炒め、フレッシュトマトを加えます。最後に、細かく切ったローズマリーを少し加えて出来上がり。コレを、ペンネよりも更に小さい茹でた"pennette"(ペンネッテ)にあえて、最後にチーズをたっぷりと降りかけて出来上がり。
セコンドはお肉のローストでした。


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さて、この日のトマーゾ君は、子供用のギターを持って現れました。これは、近所の新聞屋さんからプレゼントしてもらったそうです。子供用とはいえ、大人のギターそっくりで、サイズが小さいだけ。結構本格的です。構え方もキマッテル~!
早速、パオロと一緒に弾きます。トマーゾ君は真剣そのもの。


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ギターを持って歌うパオロを真剣に見つめるトマーゾ。そして、しばらくすると、足先でリズムを取りながら、彼も弾くマネをし始めました。


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パオロが、「ジャカジャン」と弾くとトマーゾも「ジャカジャン」
トマーゾ君は、真剣にパオロの指先を観察しています。
二人はこの後盛り上がって、歩きながら弾いたり、片足でケンケンしながら弾いたり、背中で弾くマネをしたり(笑)楽しそうでした。
子供が音楽に興味を持つ瞬間を、垣間見たような気がします。音楽を習わせるということは、楽器を持たせて音楽の先生の所に行かせるというのではなく、まずは楽器の楽しさ、リズムや音の楽しさ、楽器を持ったときの格好良さを身近に体験させることが大切なんだと思います。これをたっぷりと感じることが出来てから、音楽を習い始めるべきなのでしょうね。

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# by lacasamia3 | 2006-09-07 17:37 | イタリア子育て~幼稚園編 | Comments(9)

フィレンツェで山暮らしをするchihoの田舎便りです。フィレンツェの街歩き情報、イタリア風家庭菜園、お勧めレストラン現地情報、日帰りで行ける街の情報など。フィレンツェの滞在型アパートの紹介サイト「ラ・カーサ・ミーア」を運営しています。


by chiho