3月の雪

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今朝はアントネッロの「あっ雪が降ってるぞ!」という声で目覚めました。見てみると、おお~降っています。天気予報、大当たり(涙)。幸い、先に雨が降っていたので地面は濡れており道に積もることはないでしょう・・・と書いている今も、ボタ雪がどんどん降っています。このまま降り続いたら積もるだろうなあ・・・でも予報では週末また気温が15度以上に上昇すると言っているしまあ大丈夫かなあ・・・。
イタリアでは3月の雪のことを「突然降ることもあるけれど、積もらずにすぐに溶けてしまう」と言われています。


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今朝の我が家のキッチン前。
今見たら、更に積もっていました。


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ユキちゃんは朝からウキウキ。「ゆ~きやこんこん」などと歌っております。
車で園バスの停留所まで降りていくと、おや?途中から雪が霙に変わり・・・
園バスの停留所がある下の集落では雪が降っていません!雪が降っていたのは我が家だけでした。他のお友達も山の上に住んでいるので皆、雪が積もった車で降りてきていましたが、下の集落は至って普通の小雨状態。
我が家は大体標高600メートルなので、そのあたりが今日の雪の境界線のようです。山の上の幼稚園にも雪が降っているのかな?

今晩は暖かいお豆のスープにしましょう。

<続報>
その後かなり降り続いています。このままだと我が家だけ(涙)積もりそう・・・
もしかしたら早めに幼稚園にお迎えに行かないとダメかな?

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# by lacasamia3 | 2007-03-20 18:08 | 山の食卓 | Comments(12)
今日はイタリアの「父の日」です_f0106597_2184874.jpg
イタリアでは3月19日は"Festa di San Giuseppe"(聖ジュゼッペの日)です。聖ジュゼッペは聖母マリアの夫でキリストの父親。それにちなんで今日は「父の日」なのです。もともとはギリシャ人時代の春祭りが行われていた日がキリスト教のお祭りにと変わったそうです。
今日はイタリア中で、"frittelle"(フリッテッレ)と呼ばれる揚げドーナッツが食べられる日です。具なし、干し葡萄入り、クリーム入り、ご飯入り(!)など色々ですが、フィレンツェに関して共通するのは、丸い形で、上にお砂糖がかかっていること。ご飯入りは、う~ん・・・ちょっとフクザツです。今日、パンを買いに寄ったパン屋さんで、おばあちゃんが買っているのを見て思わず私も買いました(季節ものに弱いデス)。

「あ、運転しながら1個食べちゃった!アントネッロ、ゴメン」


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毎年、このサンジュゼッペの日には、プーリアの義父さんに電話をしようと思いつつ、先に義父さんから電話をもらい恐縮してしまうので、「今年は先制攻撃をっ」と、昨日の晩電話をしようと思っていたら、そんな私の作戦を察したかのように、義父さんから電話がありました(汗)。「え~父の日は明日かい?」といつものおトボケモードでしたが、絶対電話を待っていたんだろうなあ・・・ともかくお元気なようで、畑話に花が咲きました。

ユキちゃんも幼稚園から"AUGURI BABBO"(バッボ・おめでとう)と書いた絵を持って帰ってきました。ははは、やっぱりサインは鏡文字です。

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# by lacasamia3 | 2007-03-20 02:46 | イタリア子育て~幼稚園編 | Comments(9)
低気圧接近中のため種まき_f0106597_23421443.jpg
晴天続きの毎日で、4月下旬の気温が続いていたフィレンツェですが、明日から天気が崩れるそうです。どうも、月曜日の夜から火曜日の朝にかけて、トスカーナ州は「雪がふる可能性もアリ(!)」とのこと。気温が10度近く下がるとのことなので、来週フィレンツェにいらっしゃる方は風邪を引かれないようにしてくださいね。
それでも、今週末は何とかお天気で暖かい2日間でした。私は、この週末を利用して、畑の一部を耕し、種まきをしました。今のうちに種を蒔いておけば、来週、雨が降って、気温が下がり、再び気温が上昇するとともに芽が出るのでは?というのが私の作戦です。全くもって畑は素人の私ですが、こうして色々と作戦を練って(失敗も多々あります)、試行錯誤をするのも畑の楽しみの1つです。理科の実験みたいでしょ?


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今回蒔いたのは、「栗カボチャ」「小松菜」。毎年、カボチャはチャレンジするのですが、イマイチ実の付きが良くないのです。今回は、かなり畝の幅を取ってみました。美味しいホクホクの栗カボチャが出来るかな?


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「元ボーイスカウト、我が家の男子チーム」は朝から、トリ小屋作りに励んでいます。今日、周りの金網も貼れれば来週にはニワトリさんをお迎えできるかも!
あ、「田舎の公衆トイレみたい・・・」って思ったでしょっ!
(実は私も思いました コッソリ・笑)

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# by lacasamia3 | 2007-03-19 00:03 | フィレンツェで畑 | Comments(13)

共同生活のススメ

先日、車でフィレンツェの東側の田舎道を走っていた時のこと・・・

ぽつんと女の子がヒッチハイクをしていました。通常、私ひとりの場合、相手が男性だったら乗せられないけれど、女性だったら急いでいない時は停まって乗せてあげます。トスカーナの田舎で、何度ヒッチハイクをする人を乗せたことか(笑)。ある時、おばあちゃんを乗せたら、なんとユキちゃんのクラスメイトのおばあちゃんだったことも。こうして車中、まったく知らない人とお話をするのも楽しいものです。

さて、この女の子、年齢は20代前半くらいでしょうか、巻き毛のショートカットで、もう既にタンクトップ(田舎道を歩いていて暑かったんでしょうね)、鼻にはピアスといういでたちでした。南イタリアでは余り見かけませんが、北イタリアでは良く見る"punk a vestia"(パンク・ア・べスティア かなり俗語です)と呼ばれている若者風です。パンクファッションに身を包んだちょっと強面の若者のことをひとくくりにしてこう呼ぶのですが、実際には素朴な子が殆どです。
「あの丘の上に住んでいるんだけど、あそこの曲がり角まででいいから」と彼女は遠慮深そうに言っていましたが、どうせ私はもう用事を終えて帰宅途中だったので、彼女の家まで送ってあげることにしました。聞くと、友人たち5人で、大きな農家を借りて住んでいるそうです。彼女はフィレンツェのレストランで働きながら、絵を描いているとのこと。朝、5時に起きて1時間もかけて下の村のバス停まで歩いているそうです。「うん、でもたまにこうしてヒッチハイクで拾ってくれる人もいるからさ、今は気候が良いし、早起きをして1時間歩くのも気持ちがいいわよ」と言う彼女。えらいっ!

私も10年以上前に、私もアントネッロとパオロ(今のお隣さん)と他の2人の友人達と一緒に農家をシェアして住んでいたことを、ちょっと思い出しました。フィレンツェの南側にあったその家は、200㎡もあり、雨漏りもしょっちゅうで、隙間風だらけで暖房もなかったけれど(各部屋に薪ストーブがあったのみ)、何だかとっても楽しかったのを覚えています。それぞれの友達が遊びに来るから、毎晩パーティのようでした。プライバシーなんかこれっぽっちもいらなかったなあ。そんなことはどうでも良くなるくらい、毎日が楽しかったです。週末、朝、リビングに行くと、ソファーで誰か新しい友人が寝てたりして(笑)。今の家族での生活も楽しいけれど、あの当時の独特の楽しさが懐かしいです。

日本だと、家族やパートナー以外の人と一緒に住むことってなかなかないけれど、大きな家をシェアして一緒に住むことはイタリアでは割と普通です。まあ、楽しくなるかそうでないかは同居相手にも依るのですが。

田舎道で出会った彼女の家も、崩れかけた大きな農家でした。
「ねえ、共同生活たのしい?」と私が聞くと、彼女はにっこりと笑って「うん」と頷きました。何だか嬉しいなあ・・・

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# by lacasamia3 | 2007-03-18 00:08 | 私の独り言 | Comments(14)

フィレンツェで山暮らしをするchihoの田舎便りです。フィレンツェの街歩き情報、イタリア風家庭菜園、お勧めレストラン現地情報、日帰りで行ける街の情報など。フィレンツェの滞在型アパートの紹介サイト「ラ・カーサ・ミーア」を運営しています。


by chiho