フィレンツェ田舎生活便り２

私にとってのフィレンツェのベストシーズンは

昨日は、畑つながりで、前からブログを読んで下さっているｋさんがフィレンツェに来て下さったので、クリスマス前の街を一緒にプラプラと散歩しました。今年のVia della Spadaの飾りは傘の形のライティングでとっても可愛い♪

年中、人であふれるフィレンツェですが、11月半ばから12月20日くらいまでと1月半ばから2月末くらいまでは人が少なくなり、私にとってはベストシーズンです。勿論、暗くなるのは早いけど、街が落ち着いていて、ゆっくり歩ける。Ｂ＆Ｂもアパートも少し値段が下がるので、この時期がお勧めですよ。



久しぶりに立ち寄ったフィアスケッテリーア・ヌーヴォリ。いつものおじさんに会えてよかった♪おじさんも「おー、久しぶりに顔が見れて嬉しいよ」って言ってくれた。お互い名前も知らないけど、こうして何年も同じ顔に会えるのって嬉しい。お昼の12時過ぎに入ったらゆっくり食事が出来ます。

普段あまり注文しないズッキーニのフリッタータ（右上）を頼んでみました。見て！この厚み！

美味しかったなー。トスカーナの家庭料理を食べたかったら絶対ここです。付け合わせのジャガイモも絶品でした。

野菜が足りないＳさんには、野菜のクタクタ煮の付け合わせを。そして今の時期の名物料理リボッリータも食べました。

女性二人だったら、これで十分。ここのグラスワインもとっても美味しいんですよ。

見て！この青空～！

11月、12月は雨が多い時期ですが、こんな晴天に恵まれる日もあります。気温は12度くらい。

サンタクローチェ広場ではクリスマス市が開かれていました。焼き栗をポリポリ食べながらお喋り。

ケーキ屋さんコーズィでもお喋り（どんだけ喋るんだ・笑）

飛行機代もこの時期は安いから、思い切ってビューンとフィレンツェにいらしてください。

1週間フィレンツェに滞在して、のんびり過ごす贅沢な旅は、こんな閑散期がお勧めです。

【この記事で行ったお店】

Fiaschetteria Nuvoli　美味しいフィレンツェの家庭料理が気軽に食べられるお店。12時から21時くらいまで継続で営業しているので、早めのお昼や早目の夕食に便利です。

I Dolci di Patrizio Cosi 地元の人に愛されるケーキ屋さん。今回、カウンターの上に置いてあるアップルパイをたべたんですが、これが素朴でとっても美味しかった！

タコのラグーソースと手作りマカロニ

暖かいのでなかなか実感が湧かないのですが、今日から12月、今年もあと1か月ですね。

今週末のトスカーナは快晴でした。

昨日は友人カップルを夕食に招き、4人で楽しい宴となりました。

彼らが前菜に持ってきてくれたニシンのサラダがとっても美味しかった！ニシンの燻製を細かく切って、みじん切りにしたセロリ、ニンジン、ポロネギと一緒にレモンとオリーブオイルでマリネにしたものです。今度、作ってみたいな。

アントネッロが作ったおもてなし料理は、手作りマカロニ。

プーリアの義母さんがやっていたように、切り分けたパスタの生地に鉄の棒を押し付けてグルンと回転させ、中に空洞を作るんです。

ソースは、何時間も薪ストーブの上でコトコト煮込んだタコのラグーソースでした。これは、今年の9月に結婚記念日のディナーで食事をしたお魚のレストランでアントネッロが食べたプリモなんです。←美味しかったものは家で再現してみたい人（笑）

出来は、レストランのよりももっと美味しかった♪

セコンドはガトー・ディ・パターテ。オリーブオイルとパン粉をまぶしたオーブン型に卵とパルメザンチーズを混ぜたマッシュポテトをしき、チーズなどの具を置いて、さらにマッシュポテトでサンドし、これをオーブンで焼くのです。

気兼ねなく話ができる友達と楽しい時間を過ごした土曜日でした。

日曜日の今日は、朝、アントネッロと買い物に行き、午後は先日の雨で倒れた木を薪ストーブ用に切り分けたり、庭の掃除をしました。今はキッチンでこのブログを書きながら、温かいハーブティを飲んでいます。アントネッロは豚肉のオーブン焼きを薪ストーブで作りながら、新しく買ったカメラの説明書を全部読んでる（私は説明書を読まずに使い始めちゃう人）。

さあ明日から新しい1週間の始まりです。皆さんもお元気で！

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今年のトスカーナ産オリーブオイルの出来は？

先日、水車小屋に行ったらオーナーさんがオリーブの収穫をしていました。庭のオリーブの木、何本くらいあるんだろう？多分、20本くらいでしょうか？


トスカーナの郊外では、庭にオリーブの木を植えていたり、家からちょっと離れた場所にオリーブ畑を持っている人が珍しくありません。
通常、10キロのオリーブの実からは、1.2－1.5リットルくらいのオイルが採れます。オリーブ量に対して搾って採れるオイルの量の比率をresaといい、良い年で15％、悪い年だと8％にまで下がることもあります。これはオリーブが含む水分の比率に左右されるのだそうです。



今年のトスカーナは、秋に雨が沢山降ったので、オリーブが豊作でした。ぷっくりと膨らんだオリーブを見ると「沢山オイルが採れるだろうなあ」と思ってしまいますが、実は水分を多く含んでいるために、絞った後、遠心分離機で水とオイルに分離させると、実際のオイルの量はかなり少ないそうです。


だから、値段は下がらず、今年のトスカーナ産のオリーブオイルの値段は1リットル当たり13ユーロ～17ユーロくらいです。こうして自分の土地に植えているオリーブの収穫をして、自家製オイルを作るというのは、私が住んでいる辺りでは割と一般的で、まとまった量が採れなくても、友達やご近所さん同士で一緒に集めて、オリーブの絞り所に持ち込んでオイルにしてもらいます。
この辺りはオリーブの木は丘の斜面に植えられていることが多く、傾斜のある土地で木の周りに網を敷いて実を落として集め、網をまたたたんで、次の木の周りにまた網を広げて・・・とオリーブを収穫するのは実はとても面倒なのです。でもこうして苦労して集めたオリーブを絞ったオイルはやっぱり美味しいんだな。
売る程採れるわけではないけれど、1年間自分たちが消費する分のオイルを収穫できる喜びは、お金には替えられないものです。
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最近ちょっと嬉しかったこと

今週、嬉しかったことを３つ。

1つ目は、お天気が悪かったここ数日ですが、今日の午後、ちょっと晴れ間が見られたこと。

恵みの雨も有難いけれど、やっぱり太陽が出ると嬉しいな。庭の奥の森の木々の葉は随分と黄色くなってきました。

もう一つは、鉢植えのガーデンシクラメンが元気なこと。

マメに枯れた花を摘み取ったり、水遣りを控えめにして（しなっとしてきたら鉢の縁からぐるりとお水を注ぐ程度にしています）、雨の日は軒下に移動して雨除けをしています。アントネッロは過保護だって笑っているけど、頑張って咲いている姿を見ると、可愛くてしょうがない。

プラスチックの鉢は軽くて便利だけど、どっしりしたテラコッタの四角い鉢に植えたら可愛いだろうなあ・・・（でも重い）。近所のテラコッタのお店に見に行ってみようかな？

3つ目の嬉しかったことは、昨日のパン焼きが上手くいったこと。

生地を発酵させるお部屋がとても寒くて、ガスストーブをつけてもなかなか18度以上に上がらないので、酵母の割合を増やしてみたのです。そしたら、元気に発酵してくれて、良い具合で焼けました。

相変わらず、こんな簡単なことでハッピーになれちゃう。

さ、明日は半日だけですが、救急ボランティアです。

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