
アントネッロが体を張って水車小屋の窯を直してくれたので、昨日はうまく31個のパンを焼くことが出来ました。
昨日は初めて石窯隊長を務めた日。手伝いでSさんがアシストしてくれたけど、中心になって焼くのは私。
家で10個焼くのとは違い、31個焼くのはかなり大変です。
心配だったのは窯に入れる時。一度、石窯の床にパンを置いたら動かせないので、木製のピールと呼ばれる棒がついた大きへらのようなものに粉を振って生地を乗せ、狙いを定めて滑らせながら置いていきます。もたもたしていると、ピールに生地がくっついてしまうので、素早くやらなくてはいけません。全部パンを置いた後で残ってしまうと、次に焼くということも出来ないので、全て一発勝負。用心して詰めて焼いたら、スペース的には、まだまだ余裕でした。今まで穴が開いていた部分をよけながらパンを置いていたけれど、穴がなくなった分、石窯のスペースを十分に活かせるようになりました。40個は余裕でいけそう(笑)。
昨日は気温が低くてなかなか発酵が始まらず、かなり心配だったのですが、窯の中でグンと上がりました♪
窯の神様、有難うございます・・・
古代小麦を水車小屋で挽いた粉100%なので、ずっしり、みっちりしたパンです。
無事にパンが焼けてホ~。
GASのメンバーさん達から「パン、美味しかったよー!」というメッセージが届き、お世辞でもちょっと嬉しい。アントネッロもオーバーな程に、「旨い!」って喜んでくれて、感謝。
今まで水車小屋でパン焼きをしていたシルヴィアに代わって、私とM君が水車小屋アソシエーションのパン焼き担当となり、火曜日と木曜日にパン焼きをすることになりそうです。パンの生地の作り方も分量も焼き方も、まだまだ試行錯誤。シルヴィアのレシピをベースに、ちょっとずつ色々変えています。
まだまだだけど、楽しんでやっていこう。
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by lacasamia3
| 2020-09-30 14:55
| 水車小屋物語
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by lacasamia3
| 2020-09-28 03:27
| 水車小屋物語
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ここ数日雨続きだったトスカーナ。今朝は久しぶりに晴れました。でも昨晩から気温がグンと下がり、今朝は5℃。昼間もお天気だけど、ちょっと前までのジリジリと照らす太陽はなく、爽やかな秋の青空です。
アントネッロは今朝張り切ってラーラとキノコ狩りに行ったけれど、まだ早かったようです。キノコが出てくるまでは、あと2週間ぐらいかかるかな?
今日は午後からセンター。ポメリッジョ(2時から8時)、プレノッテ(8時から0時)、ノッテ(0時から翌朝8時)の3シフト。もともと、午後とプレノッテのシフトに入っていたんですが、夜中の0時に起きて家に帰るのが面倒だったので、そのまま通しで朝までにしてもらいました。
家に居ると、片付けものとか色々やっちゃうけど、センターだったら出動がなければ、集中してパソコンでの作業ができるので、仕事がはかどります。今日は全てエマージェンシー度が高いチームの方なので、出動件数は少ないはず。でも週末だからどうかな?
午後のお茶はこちら↑。フィレンツェのお茶屋さん La Via del Tè のティーパック。ジンジャー&レモンの緑茶ハーブティです。
お茶のお供は、誰かが差し入れをしてくれたタラッリ(オリーブオイルを練り込んだ小さなドーナッツ状のサクサククッキー)。キッチンに残っていた最後の2個を頂きました♪
今日は土曜日ですね。
明日は水車小屋にアントネッロと行ってきます。
良い週末をお過ごしください・・・
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by lacasamia3
| 2020-09-26 22:20
| 私の独り言
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昨日は午後から救急センターでした。
いつもシフトの10分前に着くように家を出ているのですが、車に乗って向かう途中でスナフキンから「今、どこ?」という電話が入りました。急な搬送が2件入ったそうで、センターに着いたらRさんが救急車のエンジン掛けて待ってる(汗)。急いで飛び乗り、フィレンツェへ。
1件目の搬送はフィレンツェの反対側にある病院から、別の病院で手術をするための搬送でした。
雨が降っていたのでフィレンツェの街中は大渋滞。サイレンを鳴らしながらフィレンツェの外観道路をGO! Rさんがタトゥーを入れた逞しい腕でシフトチェンジしながら、強気でアクセルを踏み込む(笑)。大体、フィレンツェの人たちはサイレンを鳴らすと避けてくれます。というのも、多分、イタリアの救急車のサイレンってボリュームが大きいんです。日本の救急車は優しい。ボリュームもソフトなサイレン。「お願いします。通してください。すみません」という感じ。一方、イタリアの救急車は「オラオラー、どけー!急病人を乗せてるんだぞ」って感じ。勿論、どかないと、クラクション鳴らすし、窓開けてジェスチャー付きで暴言吐く(笑)。それを見て周りのドライバーが拍手する。中で乗ってるとサイレンがうるさすぎて、消してもしばらく耳鳴りがするほどです(苦笑)。
一応、ボリュームが3段階あって、さらに上のランプの点灯もあり、
・ちょっと急いでいる=ランプの点灯のみ
・やや急いでいるし赤信号は突破したい=ランプ点灯+ボリューム中
・めっちゃ急いでるし赤信号はモチ突破、できれば一方通行も逆走したい=ランプ点灯+ボリューム最大+たまに暴言あり(ジェスチャー付き)です。
1件目の搬送が終わり、患者に付き添って来たドクターを元の病院に送り届けたら、2件目の搬送のために、フィレンツェの別の病院のICUへ。ここで手術を受けた90歳の男性を、1時間程行った小さな町の病院へ看護師、ドクターと一緒に搬送。この病院のICUはとてもレベルが高くて有名なのですが、看護師、ドクターの患者に対する道中のケアも素晴らしかったです。小さな町へ少しずつ近づいて行き、「今どのあたり」と途中の街の名前を伝える度に患者の頬が紅潮して、笑顔が見えるようになりました。
無事に搬送が終わり、ドクター達を病院に送って、夜8時半にセンター戻り。
雨の水曜日の救急はこんな1日でした。
今晩は、夜8時から明日の朝8時までの夜勤です。私が入ると出動がない=眠れるというジンクスがあるのですが、さて今晩はどうなるでしょう?
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by lacasamia3
| 2020-09-24 22:16
| イタリア救急車ライフ
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こちらは切ったトマトを生のままのせて焼いたもの。
乾燥オレガノを上にふりかけています。
これ、本当に美味しかったなー。
水車小屋に生えているイチジクと、フィノッキオーナというトスカーナのソフトサラミ、それにハーブのフェンネルシードをふりかけたもの。
こちらはサルシッチャ(イタリアのソーセージ)と予めソテーにしたカボチャ、ローズマリー。
これも大好評でした。
その他、具なしのスキアッチャ-タも、各種の手作りソースと一緒にお出ししました。
デザートはFさん作の葡萄のスキアッチャ-タ。このブログでは毎年紹介していますが、トスカーナの秋のお菓子です。ワイン用の種あり葡萄をそのままギッシリと並べ、生地で挟んだもの。生地は葡萄の汁が沁み込んでしっとりしています。水車小屋の粉で作ってくれました。
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by lacasamia3
| 2020-09-24 06:04
| 水車小屋物語
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土曜日は水車小屋でプライベートのアペリティーボがありました。
友人であり、水車小屋のアソシエーションの会員であるLちゃんが、自分の仕事仲間と一緒にアペリの会を水車小屋で企画したいという相談があり、それでは!と、仲間と一緒に夕方からのアペリを行うことにしたのです。
フォカッチャ用に用意した生地20キロ(汗)
今回40人限定で完全予約制、事前に招待客の名前と電話番号のリストをもらい、来たらそれにサインをしてもらう、熱やコロナの症状がないという自己申告書にもサインをもらう、到着したら手を消毒してもらう、自分で取るスタイルのビュッフェは避けて全てボランティアがサーブをする、人が密集しないように椅子やテーブルをばらける・・・などなど、コロナ対策にかなり気をつけました。
今回は、イケメンシェフM君の協力もあり、色々と具をのせたフォカッチャを作り、私たちもとっても楽しみました。
メニューの詳細は後ほど・・・

チラシも用意しました。
焼く前のフォカッチャ。
色が綺麗でしょ?
アントネッロも窯焚き隊長として朝から協力してくれました。
(続く・・・)
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by lacasamia3
| 2020-09-22 03:22
| 水車小屋物語
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リモナイア(レモンの植木を冬場に保管する納屋)での展示。
写真に写っているブースは、サントスピリト通りにあるL'ippogrifoという銅版画の工房です。
ここの銅版画を白いブラウスにモノクロでプリントした(というかそのまま銅版から銅版画のように生地に印刷して仕立てた)ブラウスがとっても素敵でした。

庭園のあちこちにジェラート屋さんやバールなどが出ています。
ジェラートはヴィーヴォリ、バールはディッタ・アルティジャナーレと、それぞれフィレンツェ人にお馴染みのお店ばかり。
わー、私が大好きなカゴ屋さんも出ていました。
ううう・・・1個買っておけばよかった。
先日bio市場フィエルーコラでも見かけた古い品種の果樹を扱う苗屋さんのブース。
果物の並べ方が何とも美しい。
例年通り、サンタマリアノヴェッラ薬局もブースを出しています。
今年の新作は、消毒ジェルと消毒スプレー。
実は、この延期された職人展。開催されないと思っていたんです。
というのは、長年この職人展を支えてきたコルシーニ家のプリンチペッサ、ジョルジャーナさんが80歳でバカンス中に亡くなったからです。
毎年、職人展の時に、スポーティな乗馬服のような服装で、忙しそうにブースの間を颯爽と歩いていらっしゃる姿を見かけていたので、急な訃報に、これでは職人展は開催されないだろうと思っていました。
所が、きっと楽しみにされていたであろう彼女の職人展への熱意を受けて、周りのスタッフや家族が予定通り開催をすることに決めたようです。
職人に発表の場を与えること、それに財を注ぎ込むこと。
まるでルネサンス時代のフィレンツェ貴族の信念がまだ健在であるかのように、今回の職人展は特に開催されたことの意義を強く感じる回となりました。
コロナの中、本当に、開催を実現させるのは大変だった事でしょう。今だからこそ、美しいものに触れる機会がより貴重で大切だと思いました・
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by lacasamia3
| 2020-09-21 02:30
| フィレンツェという町
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ここ数日、救急センターと水車小屋の往復で、田舎に籠りっきりでした。救急車に乗ってフィレンツェにはたまにいっていたけど(笑)。
今日は久しぶりにローマから来たMIKAさんに会いにフィレンツェへ。
バスに乗るのも久しぶりー。
街はとっても賑やかでした。
外でもほとんどの人はマスクをしているので、危険を感じる賑やかさではなくて、活気が戻って来た感じ。6月、7月頃よりももっと人が戻ってきています。多くはイタリア人ツーリスト。
カフェ、SIMBIOSIへ。
ここも写真を撮った時はそれ程人が居なかったけど、次から次へとお客さんが入っていました。
お喋り&スプリッツの楽しい時間。
この後、山へ戻り、夜の8時からセンターに泊まり。今日は水車小屋の大きなイベントがあるので、夜中と明け方にセンターのキッチンで2キロの天然酵母を仕込むというカオスな私。楽しんでパン焼き隊を頑張りたいと思います♪
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by lacasamia3
| 2020-09-19 13:44
| フィレンツェという町
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ラーラは夜、キッチンで寝ています。
朝6時にアントネッロが起きて、キッチンに降りていき、外への扉を開けると外に出て用事(笑)を済ませてきます。そして戻ってきて、パンをひとかけだけもらいます。
私の目覚ましが6時15分に鳴ったら、階段をチャカチャカ上がってきて、部屋に入り、私を起こしに来ます。そして布団の上でちょっとゴロッとして、私と一緒に再びキッチンに降りていきます。
毎日、毎日同じ行動パターン。
犬って面白いなあ。
今晩は救急の夜勤。そして明日は水車小屋の大きなイベントです。
パン焼き隊(私とM君)として、明日の天然酵母を今晩0時に仕込まなくてはいけなくて、救急センターに酵母を連れてきちゃった私(笑)。後で小麦粉と水を混ぜて捏ねておきます。ますますカオスな私の毎日・・・
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by lacasamia3
| 2020-09-18 21:22
| 私の独り言
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by lacasamia3
| 2020-09-17 05:41
| 母の食卓
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