
先日、お天気だった週末に、石窯で豚の丸焼きを作りました。
裏の農家さんから、10キロ程のチンタ豚の子豚を譲ってもらい、おらが村の友人たちを呼んで、皆で丸焼きにして食べました。

豚は届いたときには、毛は剃られた状態で、内臓は既に取り除いてありましたが、それ以外はそのままです。
アントネッロはまず、後ろ足を切り取って、頭以外、胴体の部分の骨を全て取り除きました。

後ろ足の部分も骨を取り除き、空洞になった胴体の部分に詰めて、グルグルとタコ糸で巻きます。

今回、大活躍したのが、この石窯用の温度計。アマゾンで買いました。
右の目盛りが窯の中の温度。

そして後ろ側にはこんな針のようなものが付いていて、これを差し込むことによって、お肉自体の温度が分かります。

5時間低温でじっくりと焼きます。

豚の丸焼きって時間がかかるんですね~。

チュー!!じゃなくて(汗)、
最初は、こうして銀紙を被せて焼きます。こうすることで、周りの皮の部分が柔らかくなるのです。最後に、銀紙を取り除いて、皮をパリッと焼きます。
焼き上がりは、ちょっと怖がる人もいると思うので、画像はないのですが、友人たちは、「あっ、チワワだ!」とか、「ミイラ?」などと大騒ぎでした(笑)。でも、男子も女子も「私食べられない」なんていう人は誰も居なくて、12人で食べきりました。

焼き上がりは・・・この通り。
ホント、この写真を見ながら、まだあの味が思い出される程に、美味しかったです。
ヨーロッパって、肉屋さんでは動物の形そのままでお肉が売られていて、あまり小さく切り分けることがありません。皆、見慣れているのかもね。美味しくて楽しい晩でした。アントネッロ、お疲れさん~。
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by lacasamia3
| 2013-01-30 23:09
| トスカーナ山暮らし
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ウサギの赤ちゃんは、もう「赤ちゃん」と呼べないくらい、モリモリ成長しています。
バブバブとユキちゃんに抱っこされているのを見ると、気持ちはやっぱりベビーなのかも(ププッ)。
もう人間の赤ちゃんと同じくらいの大きさです(汗)
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by lacasamia3
| 2013-01-29 05:34
| ウサギ日記
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今日のフィレンツェは、1月とは思えないほどの晴天、ポカポカ陽気でした。
お昼前、ユキちゃんと一緒に久しぶりにお散歩に出ました。

小さい頃、ユキちゃんは普段はニコニコさんの穏やかな子でしたが、お昼寝から起きて、晩御飯までの時間はちょっと機嫌が悪くて、「えんえん泣き虫タイム」だったのでした。
そんな時、コートを着せて、冬でも外に出て、良く近くの草原に行ったものです。お花を摘んだりしていると、機嫌が直って、今度は帰らないと言いはじめたりして。懐かしいなあ・・・

広い草原に出ると、小学五年生は意味無く走る。

走る、走る!
おーい!。

そして、ゴローン。

私も一緒にゴロン。

ユキちゃんは、屋根裏の天井をこの空の色に塗りたいんだそうです。
私は、「梁もあるし、難しいんじゃないの?」って言ったら、家に帰って、アントネッロに相談していました。アントネッロ曰く「簡単だよ」(爆)。ふーん。
今年の夏に二人で塗り替えるんだそうです。まあ、好きにやって下さい。

クリスマスローズはまだまだ蕾でした。咲くのは2月頃かな?
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by lacasamia3
| 2013-01-28 00:47
| トスカーナ山暮らし
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ヴェネツィアの魅力にとりつかれて、なかなかフィレンツェに戻れませんが(笑)、ヴェネツィア話は今回が最後です。

毎回、私がヴェネツィアを訪れる度に会いに行く像があります。
「それら」は、サンマルコ寺院の右角、パラッツォ・ドゥカーレの間の角にあります。

そう、2年振りに会いたかったのは、彼ら、テトラルキ。
Tetrarchiaとは、古代ローマ時代、大きくなりすぎてしまったローマ帝国を4人の皇帝が治めた四皇帝領制のこと。トルコ、コンスタンティノポリスはニコメディア、バルカン半島はシルミウム、イタリア、アフリカはメィオラヌム、そしてドイツ領、ライン川周辺はアウグスタ・トレウェロルムという4つの都市の皇帝が、自らの領地を治め、しかしながら「統一された帝国」として結びついてたのです。
それら4人の皇帝をあらわすのがテトラルキ。
この像は、紀元後293年から303年の間に作られ、コンスタンティノポリスにあったものが、1204年の第4回十字軍遠征の際に、略奪されヴェネツィアに運んでこられたのだそうです。

皇帝だけど、ちょっとお地蔵さんみたいで可愛い(笑)。角を利用して4人の像が並んでいるところもまた不思議です。
この像を見るたびに、長い長いイタリアの歴史に思いをはせることが出来ます。
ここから旅立っていった人たち、ここに戻ってきた人たち。長い歴史の中で、この像がヴェネツィアにたどり着くまでに一体どんなストーリーがあったんでしょうね。
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by lacasamia3
| 2013-01-26 03:32
| ヴェネツィア紀行
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さて、途中になってしまったヴェネツィア話、あと少しお付き合い下さい。
2回食べたランチのうちのもう1回は、Alle Testiereという魚料理のお店に行きました。

お値段はやや高めで、お子様連れでワイワイという感じのお店ではないのですが、サービス、味、雰囲気ともに大満足の大人のお店でした。
私は前菜を飛ばして、いきなりプリモ。Zuppa di pesce (お魚のスープ)を頼みました。トーストした薄切りのバゲットをスープに砕いて入れると、美味しい~!!トマトは入らず、魚介類の出汁が良く出たスープです。
セコンドを飛ばして、そのままドルチェへとも思ったのですが、グラスで注文した白ワインがまだあったので、testun di Baroloというピエモンテ州のチーズを頼みました。羊のミルクに牛のミルクを足して作られるこのチーズはバローロワインの樽の中で醸造されて作られます。一緒に出されたリンゴの薄切りと、赤ラディッシュのコンポスタと一緒に食べたら、絶妙な味わいでした。
美味しいお料理とワインを、気持ちの良いサービスでゆったりと楽しめるお店です。
席数がとても少ないです。
ALLE TESTIERE
CASTELLO 5801 CALLE DEL MONDO NOVO
30122 VENEZIA
TEL 041-5227220 日曜、月曜定休


今回、ヴェネツィアのアパートを見にいったのですが、その帰り道に偶然見つけたのがこのお菓子屋さん、Tonolo。実はとても有名なお店でした。
カラメルがけのシュークリームも、カプチーノもとても美味しかったです。地元の人で賑わっています。
Tonolo
Calle de San Pantalon 30123, Venezia
日曜日は午前中のみ

こんな光景も(笑)

アックアアルタではなかったけれど、リアルト橋の袂のレストランはこんな感じでした。つくづく、ヴェネツィアは水の街だなあって思います。とにかく水が近い。水位が上がっているということもあるのでしょうが、ギリギリ水際まで建物の扉があったりします。

私が泊まった宿も、反対側の扉は運河。酔っ払ってドアを間違えたら大変!

冬のヴェネツィアを訪れる方は、アックア・アルタを心配される方も多いのですが、洪水と違って、徐々に水が上がって時間とともに必ず水が引くので、移動を出来るだけ水が引いてしまう午後に予定されればそれ程心配はありません。

以前、宝石屋さんで、「水が上がってきたらこうするんだよ~」って、取っ手をクルクル回すと上に上がる棚を見せてもらったことがあります。きっと不便なこと、大変なことも沢山あるでしょうが、ヴェネツィアの人はこうして、上手に水と共存しているんだなあと感心しました。
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by lacasamia3
| 2013-01-25 02:35
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巨大ウサギの赤ちゃんたちは、日に日に成長しています。
早速、アントネッロは外飼い用の大きな立派な小屋を作り始めました。
先日、いつもパン用の小麦を売ってくれるパオロさんに、牧草を分けてもらいました。

イタリア語ではErba medica(エルバ・メディカ)と呼ばれますが、所謂アルファルファです。
これが、ウサギたちの主食。
パオロさんは通常、大きなロールにして、牛や馬、羊を飼っている農家にこの牧草を売っています。我が家の車一杯に牧草をもらったのに、パオロさんは「量が少ないからお金要らないよ~」と言っていたましたが、無理やりお金を置いてきました。

最初はスーパーでも袋入りで売られている←こんな牧草(これもアルファルファ)を与えていたんですが、よっぽどパオロさんの牧草が美味しいのか、食べるスピードが全然違うんです。

凄い食欲。
草食動物は常に食べていなくてはいけないそうで、牧草入れが空になったらまた足してあげます。

お腹が一杯になったらユキちゃんに抱っこ。

抱っこしていたら、気持ちが良いのか、ぬいぐるみみたいにじーっとしています。
でもリビングに放すと、ドタバタと駆け回ります。
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by lacasamia3
| 2013-01-24 00:35
| ウサギ日記
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ベネツィア話の途中ですが、昨日のお昼にアントネッロが作ってくれたパスタがなかなか美味しかったので、久しぶりにレシピをご紹介します。
材料 3人分
アンチョビ 10 枚
ホールトマト 200g
パン粉 300 g (日本のフワフワしたパン粉ではなく、イタリアの細かいサラサラしたパン粉です。固くしたバゲットを、フードプロセッサーや摩り下ろしで細かくすると良いでしょう)
オリーブオイル 大さじ3
乾燥スパゲッティ 300g
ニンニク 2かけ
イタリアンパセリ 少々
まず、オリーブオイルを熱して、ニンニクで香りをつけます。更にアンチョビ6枚を加えて溶かします。そこにホールトマトと水大さじ2、ケッパー大さじ1を加えて、中火にかけ、5分間煮詰めて火を止めます。
別のフライパンに大さじ4のオリーブオイルを熱して、残りのアンチョビ4枚、パン粉、を加えます。パン粉が焦げないうちに火を止め、中身をフライパンから取り出しておきます。
塩を加えた湯でスパゲッティをアルデンテに茹でます。湯をきったパスタを、まずはトマトソースにからめ、その後、パン粉の一部をまぶし、お皿に盛り付けて、更に上からパン粉を振りかけます。
最後にパセリを散らして出来上がり♩
プーリアのトラットリアで出される様な、庶民的なパスタ。シンプルだけど美味しいです。
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by lacasamia3
| 2013-01-22 04:03
| 密着レポートレシピ集
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ヴェネツィアには全く車が走っていません。車が入れるのは、Piazzale Romaまで。そこから先は徒歩の世界です。
毎年1月のヴェネツィアにいらっしゃる、かばん持ちさんご夫妻がヴェネツィアをこよなく愛されている理由の一つは、普段は車社会のバンクーバーに住んでいて、車が全く存在しないヴェネツィアに来ると、何かホッとするからなんだそうです。

ヴェネツィアというと大運河やサンマルコ広場ばかりが紹介されますが、本当は、クネクネとした小道もまたヴェネツィアの魅力の1つです。

車がないから、老いも若きも歩く、歩く。
橋のところで、結構大きめの子供がまだバギーに乗っていて、バギーから降りないと駄々を捏ねていました。お母さんが、ヴェネツィアの方言で(忘れたけど大体判った)、「ほら、橋よ!橋くらい降りて自分の足で歩きなさいっ!」って叱っていて、子供が「ヤダー!降りないっ!」ってゴネていました(笑)。橋はまた、暮らしに結びついています。
買出しに行くお婆さん達も、かなり大きな車輪が付いたショッピングカートを引いて、ガタガタと橋を上ったり降りたり。こちらが手伝おうかと手を差し伸べる必要もないほど、慣れた手つきでショッピングカートを押したり引いたり。ヴェネツィア特別仕様かも?と思ってしまうほど、皆、丈夫そうなカートを持っています。

これもりっぱな「通り」。みんなフツーに使っている道です。

車がないから、広場の真ん中の井戸だってまだ残っています。
車が走り始める前、イタリアの街や村は、何処にもこうして広場の真ん中に井戸があったのですね。
それが今も残っているヴェネツィアは、本当に素晴らしい街です。

夕暮れ時、仕事を終えたヴェネツィア人たちが沢山街を歩いています。街を徒歩で歩くということは、そこからコミュニケーションが生まれて、街に活気が出ると思う。

平日でも夕方のアペリティーヴォを楽しむ人でバールは賑やか。
住人が歩いている街は良い街だと思います。
ヴェネツィア話、あともうちょっと続きます。
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by lacasamia3
| 2013-01-21 01:53
| ヴェネツィア紀行
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今回、新たに紹介するヴェネツィアのb&bの下見に行きました。リアルト橋の近くのとても便利な場所にありながら、落ち着いた界隈で気に入りました。Sestiere Cannaregioというエリアです。近日、ラ・カーサ・ミーアのサイトで公開予定なのでお楽しみを♪
このb&bの奥様から教えていただいたお食事処がなかなか美味しかった!
↑写真は、B&Bの近くの、サンティ・アポストリ教会前の広場。地元の人たちで賑わう活気のある広場です。このあたりには、地元の人が通う美味しそうなお店が他にも何軒かありました。

私が行ったのは、ここ、La bottega ai promessi sposi。

とっても落ち着いていて、暖かいサービスで、気持ちの良い食事が出来ました。
オフシーズンだったからか、お昼時間に地元の人たちが昼休みにわーっとご飯を食べに来るという感じのお店。

パスタも食べてみたかったのですが、昨日は、この一品、ヴェネツィア名物、Fegato con le cipolle e polenta(玉ねぎ風味の豚のレバー、ポレンタ添え)。これに白のハウスワインをグラスで。
ヴェネツィアでよく出されるこのタイプのポレンタは、切り分けて表面を焼いてあります。レバーは塩加減も丁度良くて、本当に美味しかった!アントネッロが作るレバーに似ています。
パンもとっても美味しかったです。一人の時には、大体こうして、1品を堪能して、デザートを食べるという感じ。デザートは、コーヒームースにしました。これも美味しかったです。
セコンド1品、デザート、グラスワイン、コペルトで、合計27ユーロでした。
パスタも頼んだら、40ユーロくらいかな?
アサリのパスタもおいしそうでしたよ~。今度はパスタを食べに行こうと思います。
ai promessi sposi
月曜定休、水曜ディナーのみ それ以外の日はランチとディナー営業
11:30-15:00, 18:00-23:00
tel 041-2412747
Calle dell' Oca 4367 Cannaregio - Venezia
電話予約が出来るかどうかは判らないのですが、ランチもディナーも早めに行くと入れると思います。
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by lacasamia3
| 2013-01-19 23:14
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今日の午後、早めに仕事を切り上げて、フィレンツェに帰ってきました。
2年ぶりに訪れたヴェネツィアは・・・本当に良い街でした!

今回は、教会にも、美術館にも入る時間は無かったけれど、美味しい食事と心地よい時間を過ごすことが出来ました。
沢山写真を撮ったので、また明日アップします♪
追伸:年明けから5月の予約のお問い合わせが入ってきているのですが、ヴェネツィアの宿はかなり埋まってきています。ヴェネツィアが一番のハイシーズンである、5月、6月の滞在を考えられている方は、早めのご検討をお勧めします。
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by lacasamia3
| 2013-01-19 05:47
| ヴェネツィア紀行
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