
またまたプーリア話。
石釜の横で面白いものを発見しました。このスペースにはいつも義父さんが、畑から採ってきて加工をしなきゃいけなかったり乾かしておくものを、どさっと置いています。
私もこんなスペースが欲しいなあ。

これ、な~んだ?

コロッ。

ヒヨコマメでした。1つの袋に1個しかならないヒヨコマメ。丁寧に育てて、1個ずつ剥いて、乾かして・・・。こんなに大事に育てられたヒヨコマメ、美味しくないはずはありません。
畑をやっている私も、普段、買うことに慣れてしまっている豆類、来年は少しずつ栽培を始めてみようと思っています。

そしてコレは何でしょう?

赤玉ねぎの葱坊主を乾燥させたものです。
中に種が入っていて、この種を集めて、また来年用の苗作りをするのです。
安い野菜と思われがちな玉ねぎですが、実は種から育てるのには本当に長い時間がかかるのです。
種は8月に蒔き、翌年の4月、5月頃に苗を畑に植え付けます。そして収穫は8月。
種から収穫まで1年かかります。
今回、少しこの種を頂いてきました。8月の満月の後に蒔くと良いそうです。来年はこの種で、美味しい玉ねぎを作ろう!
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by lacasamia3
| 2011-07-31 20:51
| ユキちゃんと海
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Comments(18)
プーリア話の途中ですが、さっき畑から戻ってきたら・・・

クロマニョン人がキッチンで籠を編んでいました(爆)

森を散歩していたら編みやすそうな柔らかい枝を見つけたんだそうです。

マメマメ・・・
きっとクロマニョン人も籠を編むのが上手だったんだろうなあ。
何キロも食べ物を探して歩いて、その先にプラムが沢山なっている木があったとしたら、籠がないと困るものね。ポケットだってカバンだってないだろうし、相当食べて、手ぶらで集落に戻って、仲間に「プラムの木があってさ、美味しい実がなってて、腹いっぱい食べたよ」なんて語ったらかなりヒンシュクかも(笑)。
籠、大切です。

底はこんな感じ。ふ~ん。微妙に2色。
クロマニョン人曰く、乾いたらちょっと軽くなって、色が変わるのだそうです。

あっという間に籠が出来上がりました。
アントネッロと無人島に流されても、余り生活に困らなさそうです。
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クロマニョン人がキッチンで籠を編んでいました(爆)

森を散歩していたら編みやすそうな柔らかい枝を見つけたんだそうです。

マメマメ・・・
きっとクロマニョン人も籠を編むのが上手だったんだろうなあ。
何キロも食べ物を探して歩いて、その先にプラムが沢山なっている木があったとしたら、籠がないと困るものね。ポケットだってカバンだってないだろうし、相当食べて、手ぶらで集落に戻って、仲間に「プラムの木があってさ、美味しい実がなってて、腹いっぱい食べたよ」なんて語ったらかなりヒンシュクかも(笑)。
籠、大切です。

底はこんな感じ。ふ~ん。微妙に2色。
クロマニョン人曰く、乾いたらちょっと軽くなって、色が変わるのだそうです。

あっという間に籠が出来上がりました。
アントネッロと無人島に流されても、余り生活に困らなさそうです。
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by lacasamia3
| 2011-07-30 04:51
| 親方日記
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Comments(49)
プーリア滞在中、必ず1度は、義父さんと一緒に近くの小さな漁村に魚を買いに行き、週末のファミリーランチが魚メニューになります。
魚は、パスタにしたりリゾットにしたりスープにしたり、セコンドとしてはフライや炭焼きにしたりします。
この日は魚のパスタ。予めアントネッロは「今日は僕が作るからね」と義母さんに言い渡し、魚を買いに行ったのですが、乾燥スパゲティーも魚と一緒に買って戻ってくると・・・

ジャ~ン、義母さんお手製のスパゲティーが出来ておりました!(どうだっ!)
その後、キッチンを追い出された義母さん、手持ち無沙汰で明らかに不服そうでしたが、強がって「まあ、たまには男が食事を作るのもよいものよね」などと言っておりました(判りやすいなあ・・・)。

アントネッロの実家では、石釜担当は義父さんだけれど、やっぱり台所は義母さんのお城のようです。

義母さんとアントネッロの競作、魚貝のパスタ。
イカにはわざわざ詰め物をして、別に煮込み、輪切りにしてあります(芸が細かいなあ)。
イタリアでは男性は通常料理をするのですか?とよく聞かれますが、必ずしもそうではないと思います。ただ、「イタリア人」のサンプルとして周りを見回した時、私の周りには変わり者が多いので(笑)、結構、料理をしたりパンを焼いたり、お菓子を焼いちゃう男子が多いような気がします。
ともかく、私は「男子大いに厨房に入るべし」と思います。
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魚は、パスタにしたりリゾットにしたりスープにしたり、セコンドとしてはフライや炭焼きにしたりします。
この日は魚のパスタ。予めアントネッロは「今日は僕が作るからね」と義母さんに言い渡し、魚を買いに行ったのですが、乾燥スパゲティーも魚と一緒に買って戻ってくると・・・

ジャ~ン、義母さんお手製のスパゲティーが出来ておりました!(どうだっ!)
その後、キッチンを追い出された義母さん、手持ち無沙汰で明らかに不服そうでしたが、強がって「まあ、たまには男が食事を作るのもよいものよね」などと言っておりました(判りやすいなあ・・・)。

アントネッロの実家では、石釜担当は義父さんだけれど、やっぱり台所は義母さんのお城のようです。

義母さんとアントネッロの競作、魚貝のパスタ。
イカにはわざわざ詰め物をして、別に煮込み、輪切りにしてあります(芸が細かいなあ)。
イタリアでは男性は通常料理をするのですか?とよく聞かれますが、必ずしもそうではないと思います。ただ、「イタリア人」のサンプルとして周りを見回した時、私の周りには変わり者が多いので(笑)、結構、料理をしたりパンを焼いたり、お菓子を焼いちゃう男子が多いような気がします。
ともかく、私は「男子大いに厨房に入るべし」と思います。
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by lacasamia3
| 2011-07-29 04:57
| ユキちゃんと海
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Comments(15)

プーリアの甥っ子たちは任天堂DSというゲームを持っています。毎日ゲームで遊ぶ時間は1時間半と決められていて、現代っ子らしく、ポケモンに夢中です。ユキちゃんは、たまに隣から覗き込んで応援したり、プイッと背を向けて本を読みながら二人のゲームの時間が終わるのを待ったりします(余り興味はないようです)。
勿論、イタリアにも、ポケモンの袋入りカード(野球カードのようなもの?)が新聞屋さんで売られています。甥っ子たちもこのカードを集めているものの、毎週買って貰える訳はなく、たま~に1ヶ月に1回位、何か特別なことがあれば、買ってもらえるという感じなので、枚数が足りないのです。
で、甥っ子たちがどうしているかというと・・・


自分たちで描きますっ(爆)!
う~ん、素敵すぎる。
chiho叔母にとっては、本物のポケモンカードより100倍くらい素敵見えるぞ~。


楽しそうに自作ポケモンカードを描いているユキちゃんや甥っ子たちを見ると、豊かさってお金ではないのだなあとつくづく思うのです。

最近拝見した、ある方の言葉が心に響いています。
「地位やお金は取られる事があるけれど、知識や経験は、泥棒が来てもなくならない、思い出もまたそうかも。」
楽しい思い出や優しい時間は、お金にはかえられないもの。そして心の中にずっと残っていくものだなって、楽しそうに遊ぶ3人を思い出しながら、そんなことを考えていました。

子供たちにとっての、たま~にのスペシャルなおやつは、自家製ポテトチップス。
お爺ちゃんの畑で採れたてのジャガイモを、義母さんがスライスし、自家製のオリーブオイルで揚げたものです。
これ、最高に美味しいです!
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by lacasamia3
| 2011-07-28 02:00
| ユキちゃんと海
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Comments(45)

フィレンツェに戻りましたが、まだプーリアの写真が残っているので、引き続きプーリア話を後ちょっと・・・・。
毎年、プーリアに来るたびに、ユキちゃんをお爺ちゃん、お婆ちゃんにお願いし、必ず夕食に行っていたガッリーポリですが、先月行ってしまったので、今回はアントネッロと、小さな入り江にあるトラットリーアに行きました。
ターラントとガッリーポリの間、イオニア海沿いのこのエリアには小さな入り江が沢山あります。イタリアを長靴に例えると、かかとの部分がプーリア。この辺は、更にカカトのヒールの内側の付け根あたりです。そうした小さな入り江には、必ず海岸沿いに採れたての魚を食べることが出来る小さなトラットリーアがあります。
ワインも勿論、地元産の微炭酸の白ワイン。

お魚の絵がグリグリッと描いてあって可愛いテーブル。テーブルの向こうは海です。
日本の「海の家」を思い出させるようなユルユル感が漂うお店。
サーブするのは、ついさっきまで海パン姿で隣の魚屋で働いていたお兄ちゃん達(爆)。

前菜が美味しかった!↑写真ではちょっとしか写っていませんが、実際には山のように出てきました。
ムール貝は、普通はcozze pepateと呼ばれる蒸し煮ですが、ここは、ちょっと蒸し煮にして開いた貝を冷たく冷まして、レモン汁とオリーブオイル、それにイタリアンパセリを振りかけたもの。レモンの酸味がムール貝にとてもよく合います。この他、ムール貝をにんにくとパン粉でまぶしてオーブンで焼いたもの、カジキマグロのマリネなども出てきました。

↑これも前菜。タコを細かくミンチにして団子にし、揚げたものと、ムール貝の剥き身に衣をつけてあげたもの。
いやいや、これもなかなか美味しかった!

私たちはプリモはすっ飛ばし、セコンドに直行。
アントネッロはトマトソースで柔らかく煮込んだタコを頼みました。

私はミックスフライ(←揚げ物好き)
いや~どれを食べても美味しかったです。
こういう海辺のトラットリーアは、凝った料理は出さないし、品数も少ないけれど、魚は本当に新鮮です。

付け合せには、野菜のグリルを頼みました。
ただグリルにして、オリーブオイルを振りかけただけのパプリカやナス、どうしてこんなに味が濃いのでしょう?

デザートに、カメリエーレのお兄さんお勧め、ジェラートにルンバという地元のお酒(多分コーヒーベースのリキュール)を振りかけたものを食べました。これも美味しかった!
いつも感心するのは、こうした海辺の小さなトラットリーアで働くお兄さんたちのサーブのテクニック。
押し付けがましくなくて、でも凄くフレンドリーで、お互いに冗談を言い合いながら、最後は「また会おうぜっ!」って握手をして別れます。
なんだろうなあ・・・。サレント人特有のホスピタリティー精神なのでしょうか。
ルンバを更にもう一杯飲んでしまった私は、帰りの車の中で爆睡(笑)。
プーリアって道が延々と真っ直ぐだから、助手席で寝ると悪夢のようです。ふと目が覚めても、さっきと全く同じ風景が続いていて「ああ、まだ家に着かない・・・」って。デヴィット・リンチの映画みたい。
ともかく、楽しかった晩でした。
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by lacasamia3
| 2011-07-27 05:29
| ユキちゃんと海
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Comments(15)

今朝、またまたトントコと車を交代で運転し、今度は親子三人で、フィレンツェに帰ってきました。
フィレンツェの街の中を通りながら、紫色のフィレンツェのサッカーチーム、フィオレンティーナの旗を見ると、あ~フィレンツェに帰ってきたんだなあと思います(笑)。
カラカラのプーリアも良いけれど、しっとりとした緑溢れるトスカーナもまた美しいです。
帰って来たら、私は早速畑へっ!トマトも、インゲンも、皆無事でした(ホッ)。蜂もニワトリたちも元気です。

そして、郵便受けに嬉しい小包が入っていました!
7月2日に発売された「バッボの手作りプーリア料理~南イタリア記憶の食卓」です♪
実は、校正原稿後、私はまだ見ていなかったのです(爆)。いやいや、出版社さんはきちんと6月末に送って下さったんですが、イタリアの郵便局め~!!
でも無事に着いて良かったです。
やはりこうして本になったものを、手にする時が一番嬉しいです。
購入してくださった皆さん、本屋さんで手にとって下さった皆さん、本当に有難うございました!
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by lacasamia3
| 2011-07-26 03:13
| トスカーナ山暮らし
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Comments(26)

義父さんが、珍しく老眼鏡をかけて、マメマメしく何かをしています。


覗くと大量のお豆。
畑で育てたお豆を乾燥させ、虫食いのものや、良く成長しなかったものなどを除きながら、1個ずつ選別しているのです。
豆は、カンネッローニと呼ばれる白いんげん豆。

全てあわせて15キロ程のカンネッローニが収穫できました。乾燥させた豆は、麻の袋に入れて、そのまま保存します。
手のひら1杯分の豆を、2個ずつ25センチの間隔で植えていくのだそうです。私も来年の春蒔き用に少し頂きました。

これを、義母さんが炊いてくれました。
出汁などなにも入れないで、お水と少しのお塩、それにトマトをほんのちょっと入れて茹でたお豆は、お豆から出る出汁で十分美味しいです。
味付けは、食べる前にたっぷりと振りかける美味しいオリーブオイルのみ。私はぺペロンチーノを追加(←辛いもの好き)。
普段、豆料理の時には食べる速度が遅くなる子供たちも、採れたての白いんげん豆は相当美味しかったようで、おかわり続出でした!
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by lacasamia3
| 2011-07-24 19:22
| ユキちゃんと海
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Comments(13)

昨日の放送のコメント、メッセージやコメント欄で嬉しく拝見しています。
見て下さって本当に有難うございました。
8月2日の朝8時から8時30分、8月4日の午後15時から15時30分まで、前編と後編に分かれて再放送がありますが、今日から、オンデマンドでもアップされました。オンデマンドでは今日から8月5日まで、アップされています(但し、日本国内のみです)。
詳しくはこちらのオンデマンドのページからご覧下さい。オンデマンド
さて、↑はエッセイコーナーの「オリーブの木」で登場した巨大なオリーブの木。

私の大きさと比べてみてください。巨大です!
トスカーナのオリーブの木と比べると、同じ植物とは思えないほどです。
プーリアには、この木の様に、500年~1000年の樹齢の木が沢山あります。

樹皮もこんな感じ。
まるで、自然が作り出す彫刻です。
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by lacasamia3
| 2011-07-23 22:34
| ユキちゃんと海
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Comments(8)

ユキちゃんの海の一日は、朝の宿題から始まります。
既に水着ですが(子供たちは、朝起きたらパジャマから直接水着に着替えます・笑)、チョビッとしか出ない宿題をチビチビやります。
甥っ子なんて、9月から新任の先生に替わるから、宿題が無いんですって!3ヶ月も宿題がなかったら、それまで勉強したことを忘れてしまいそうですが(苦笑)。

ユキちゃんの宿題が終わるのを待って、海へゴー!

やや涼しかったフィレンツェと比べると、プーリアの太陽は強烈です。でも乾燥していて心地よい風が吹いているので、なかなか快適。

お、アントネッロの後方から、甥っ子のルビィ君が、凄い勢いでクロールで登場。

海から戻ってきたら、ドーンと大盛りのおばあちゃんのパスタが待っています。
茹でたパスタに、先に摩り下ろしたカチョリコッタというプーリアのチーズをたっぷり降り掛け、グルリと混ぜてから、トマトソースをかけるのが義母さん風。
トマトソースも、義父さんの畑で採れたフレッシュトマトから作った手作りだから、本当に美味しいです。
今日は、プーリア特集の放送日ですね。
ご感想、ご要望を放送局へお寄せいただけたら嬉しいです。
見てくださった皆さん、本当に有難うございました。
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by lacasamia3
| 2011-07-22 19:55
| ユキちゃんと海
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Comments(32)
私とアントネッロのそれぞれの仕事の都合で、ちょっと予定変更。
ポンコツ車を交代でトントコと運転し、再び、プーリアにやって来ました!
1ヶ月間の海で、ユキちゃんは・・

まっくろくろすけ!になっていました(爆)

ガシッと再会を喜ぶユキちゃんとアントネッロ。
これから数日、再びプーリアから更新です。
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ポンコツ車を交代でトントコと運転し、再び、プーリアにやって来ました!
1ヶ月間の海で、ユキちゃんは・・

まっくろくろすけ!になっていました(爆)

ガシッと再会を喜ぶユキちゃんとアントネッロ。
これから数日、再びプーリアから更新です。
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by lacasamia3
| 2011-07-21 20:39
| ユキちゃんと海
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Comments(21)