プーリアに行ったらお決まりの・・・ マリオのトゥルッロに行ってきました。
今ではちゃんとした家が横に建って、人間らしい(笑)、生活が出来ていますが、トイレすら無かった頃が懐かしいです。仮設トイレが出来たのが2006年(その様子はこちらでご覧下さい)。
その前は、一応、男子のエリアと、女子のエリアを決めて、それぞれが、土に分解され易いエコトイレットペーパーとクワを持ってオリーブ畑に消えていく・・・という感じでした(笑)。そんな体験をすると、何とも大らかな(?)気持ちになります。

話がそれましたが、今年もユキちゃん、トゥルッロの屋根に登ったらなかなか降りてきません。
お~い、降りてこ~い!
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今ではちゃんとした家が横に建って、人間らしい(笑)、生活が出来ていますが、トイレすら無かった頃が懐かしいです。仮設トイレが出来たのが2006年(その様子はこちらでご覧下さい)。
その前は、一応、男子のエリアと、女子のエリアを決めて、それぞれが、土に分解され易いエコトイレットペーパーとクワを持ってオリーブ畑に消えていく・・・という感じでした(笑)。そんな体験をすると、何とも大らかな(?)気持ちになります。

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by lacasamia3
| 2011-06-28 21:59
| ユキちゃんと海
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Comments(20)

いつも元気な私ですが、昨晩は珍しく微熱を出して寝込んでしまいました。どうやら、1番寝ると治るインフルエンザだったようで、今朝はすっきり元気。食欲も出てきました(←結局、コレ・笑)
さてさて、間が空いてしまいましたが、先日の義母さんが捏ねていた生地の続きです。
午後、義父さんが石釜に火を入れ始めました。
メラメラ。


フカフカに発酵させた生地は棒状にして、適当な大きさに切り分けます。


更に、長く伸ばして、クルリと2重に巻きます。
これを更に発酵させ・・・

義父さんが手際よく石釜に入れていきます。


焼けたら一度石釜から取り出し、上下半分に割ります。
切れ目を上にして、二度焼きをして出来上がり。
これはフリーザというカチカチのパン。保存が利くので、一度に大量に作ります。
フリーザの食べ方はこちらからご覧下さい♪


この生地で、プッチャも作りました。円形に伸ばした生地を高温の石釜に入れてプッと膨らまして、間に好きな具を挟んで食べます。
ユキちゃんが、いつもこの海の家で楽しみにしている食べ物が、この石釜プッチャ。
冷えたビールに合います♪
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by lacasamia3
| 2011-06-27 20:42
| ユキちゃんと海
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Comments(31)
プーリアに来ると、ユル~んと全てのスピードが遅くなり、普段ものんびりペースなのに、さらに失速してしまう私。仕事はこちらでも通常通りのスピードで行っているのですが、仕事以外のことはユル~んと脱力、失速し(笑)、ブログもユルユルペースでスミマセン。
今年で75歳になる義母さん。夏休みの間、子供たち3人の面倒を見ながら、手作り料理を家族分、毎日作っています。週末のファミリーランチはさすがに人数が多いので、最近はアントネッロも手伝って1品作ったりします。

それでも、パンや、フリーゼという固いパン作りは人に任せられない義母さん。
今朝、生地をこねていました。ドーンと捏ねている生地は、小麦粉8キロ分(ドーン・笑)

この位多いと、猫パンチです。
これがどうなるか?はまた後ほど(つづく・・・)
「猫のしっぽとカエルの手 トスカーナ編」第二話、見てくださって有難うございます!
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それでも、パンや、フリーゼという固いパン作りは人に任せられない義母さん。
今朝、生地をこねていました。ドーンと捏ねている生地は、小麦粉8キロ分(ドーン・笑)

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by lacasamia3
| 2011-06-24 21:24
| ユキちゃんと海
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Comments(39)

昨日、甥っ子と一緒に、近くの町へ夕方の散歩に行きました。
ユキちゃんよりも1つ下のルービィ君。相変わらず元気に飛び跳ねています。従兄弟の中でも、特にユキちゃんと大の仲良し。

昼間の暑さが(←ホント、洒落にならないほど暑いです)ちょっと和らいで、涼しい風が吹いていました。
ふと、泊めてある船を見ると・・・アレ?

この麦藁帽子と赤い長袖Tシャツ・・・SAMPEIと書かれた文字・・・
こ、これはっ!
そう、釣りキチ三平です(笑)。
70年代から80年代にかけて、イタリアでも放送され、このアニメを見て釣りにはまった子供が多かったようで、釣りをする人からは、「君、日本人?昔、好きなアニメがあってさ。サンペーイっていう漫画、見たことある?」と良く言われます。
それにしても、ターラント近郊の小さな街で三平に会うとは・・・。
この時代の日本のアニメって偉大です。
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by lacasamia3
| 2011-06-22 00:40
| ユキちゃんと海
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Comments(15)

放送、見てくださって有難うございました!
私もDVDを頂いたので、今晩、拝見しようと思っています。
宜しければ、放送局のページへ、ご感想をお寄せください。


プーリアの海の家では、みんな元気。
義母さんも、義父さんも元気。
お花も元気。


バジルもパセリもとっても元気。


干しソラマメもプンタレッレもモリモリ元気。

子供たちも朝から元気。

皆のパワーを受け取って、私もアントネッロもとっても元気。
(食がすすみ過ぎて、かなりヤバイです・汗)
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by lacasamia3
| 2011-06-18 03:38
| ユキちゃんと海
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Comments(36)
昼前にフィレンツェを出て、ローマまで私が運転し、ローマからベネベントまでアントネッロが運転、その後、私が運転をして、トコトコとやってきたのは・・・
いつもの場所。

プーリアです!
2011年、ユキちゃんの夏物語スタート。

お~い。


こら~、そろそろご飯だよ~。
毎年同じですが・・・プーリアのおじいちゃんとおばあちゃん、従兄弟たちに囲まれての夏休み。
思いっきり楽しんでね♪
追伸:義父さんと義母さんのお喋りをバックミュージックに、このブログを書いています。コテコテのプーリア弁、わ、判らん(汗)。
普段は、標準語で喋ってくれるんですが、二人っきりの時には方言になるのです
明日はいよいよ19時30分から「猫のしっぽとカエルの手」が放送されます。
ご感想、お待ちしています(ドキドキ)
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by lacasamia3
| 2011-06-16 21:58
| ユキちゃんと海
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Comments(43)
ルネサンスの思想家ニッコロ・マッキャヴェッリは、メディチ家追放後に生まれた共和国政府の元、1498年に29歳という若さで、第二書記局長に選出され、主にフィレンツェの外交に従事し、各国とフィレンツェの政治交渉の場にて活躍します。
ところが、1513年、元メディチ家出身のローマ教皇レオ10世が、スペイン軍の後押しによりフィレンツェを奪回したため、メディチ家がフィレンツェへと戻り、共和国政府に加担した者として、マッキャヴェッリは逮捕され、事実上フィレンツェから追放されてしまいます。
そして彼は、財産として唯一残った家と土地があった、ここ、サンタンドレア・イン・ペルクッシーナへと移り住むのです。そして、政府からの声がかかるのを待ちながら、14年間、ここで「君主論」、「フィレンツェ史」」などの傑作を執筆します。彼はこの田舎家でも、執筆活動をするときには、いつも官服に着替えたと伝えられています。そして、1527年、再びメディチ家が追放された年に、マキャヴェッリは58歳で亡くなります。

サンタンドレア・イン・ペルクッシーナは、村と呼ぶのがはばかれるほど小さい。
(塩野七生 我が友マッキャヴェッリ フィレンツェ存亡)

それでも、村、と呼ぶことにするが、丘陵の上の大地に、小さな教会が一つと、地主、これがマッキャヴェッリ家だが、その地主の家と、居酒屋1軒と井戸一つと、当時は小作人やそのほか小さな職業をもつ者の住む家がいくつかと、これだけが、サン・カシアーノの村とカッシア街道を結ぶ小道をはさんで、つつましくかたまってあるだけなのだった。
(塩野七生 我が友マッキャヴェッリ フィレンツェ存亡)

夜がくると、家にもどる。そして書斎に入る。入る前に、泥やなにかで汚れた毎日の服を脱ぎ、官服を身に着ける。
礼儀をわきまえた服装に身をととのえてから、古(いにしえ)の人々のいる、古(いにしえの)宮廷に参上する。
(中略)
机を前に坐ったマキャヴェッリの眼は、貧しい灯りをうけてやわらかに沈む部屋の片すみを見ているようでいて、見ていない。
(塩野七生 我が友マッキャヴェッリ フィレンツェ存亡)

サンタンドレアの山荘は、一階の広間をぬけると、ベランダのようなつくりになった庭に出る。この庭は家の前を通る道からすれば並行線上に位置するが、裏側から見れば、一段高く作られている。丘陵の斜面に、山荘が建っているからだ。(中略)今ではそこから下って再び向かい側の丘陵に至る斜面は、一面の葡萄畑が埋めている。眺望は美しく、庭が一段と高いだけに、見晴らし台の役目もはたしていたのかもしれない。
(塩野七生 我が友マッキャヴェッリ フィレンツェ存亡)

その庭に出て、何気なく右手の方角に眼をやった私は、胸に、鋭い刃物かなにかで突かれたような、肉体的な痛みを感じた。
(塩野七生 我が友マッキャヴェッリ フィレンツェ存亡)

フィレンツェが、見えるのである。右手の下方はるかに、サンタ・マリア・デル・フィオーレの、レンガ色に白い稜線の走る円屋根が見えるのだ。
(塩野七生 我が友マッキャヴェッリ フィレンツェ存亡)
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ところが、1513年、元メディチ家出身のローマ教皇レオ10世が、スペイン軍の後押しによりフィレンツェを奪回したため、メディチ家がフィレンツェへと戻り、共和国政府に加担した者として、マッキャヴェッリは逮捕され、事実上フィレンツェから追放されてしまいます。
そして彼は、財産として唯一残った家と土地があった、ここ、サンタンドレア・イン・ペルクッシーナへと移り住むのです。そして、政府からの声がかかるのを待ちながら、14年間、ここで「君主論」、「フィレンツェ史」」などの傑作を執筆します。彼はこの田舎家でも、執筆活動をするときには、いつも官服に着替えたと伝えられています。そして、1527年、再びメディチ家が追放された年に、マキャヴェッリは58歳で亡くなります。

サンタンドレア・イン・ペルクッシーナは、村と呼ぶのがはばかれるほど小さい。
(塩野七生 我が友マッキャヴェッリ フィレンツェ存亡)

それでも、村、と呼ぶことにするが、丘陵の上の大地に、小さな教会が一つと、地主、これがマッキャヴェッリ家だが、その地主の家と、居酒屋1軒と井戸一つと、当時は小作人やそのほか小さな職業をもつ者の住む家がいくつかと、これだけが、サン・カシアーノの村とカッシア街道を結ぶ小道をはさんで、つつましくかたまってあるだけなのだった。
(塩野七生 我が友マッキャヴェッリ フィレンツェ存亡)

夜がくると、家にもどる。そして書斎に入る。入る前に、泥やなにかで汚れた毎日の服を脱ぎ、官服を身に着ける。
礼儀をわきまえた服装に身をととのえてから、古(いにしえ)の人々のいる、古(いにしえの)宮廷に参上する。
(中略)
机を前に坐ったマキャヴェッリの眼は、貧しい灯りをうけてやわらかに沈む部屋の片すみを見ているようでいて、見ていない。
(塩野七生 我が友マッキャヴェッリ フィレンツェ存亡)

サンタンドレアの山荘は、一階の広間をぬけると、ベランダのようなつくりになった庭に出る。この庭は家の前を通る道からすれば並行線上に位置するが、裏側から見れば、一段高く作られている。丘陵の斜面に、山荘が建っているからだ。(中略)今ではそこから下って再び向かい側の丘陵に至る斜面は、一面の葡萄畑が埋めている。眺望は美しく、庭が一段と高いだけに、見晴らし台の役目もはたしていたのかもしれない。
(塩野七生 我が友マッキャヴェッリ フィレンツェ存亡)

その庭に出て、何気なく右手の方角に眼をやった私は、胸に、鋭い刃物かなにかで突かれたような、肉体的な痛みを感じた。
(塩野七生 我が友マッキャヴェッリ フィレンツェ存亡)

フィレンツェが、見えるのである。右手の下方はるかに、サンタ・マリア・デル・フィオーレの、レンガ色に白い稜線の走る円屋根が見えるのだ。
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by lacasamia3
| 2011-06-16 16:18
| フィレンツェから日帰りで行く町
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Comments(8)

雨上がりの6月、働き蜂は大忙し。

畑の中に植えたポリジにも・・・

キッチン前のラベンダーの茂みでも、ブンブンと蜂たちが忙しそうに蜜を集めています。
お疲れさん。
さて、昨日のイタリアの国民投票結果は、特に原発に関しての投票結果が日本のメディアでも取り上げられたようですね。「イタリアはそれでも海外から電力を買っており、代替のエネルギーに関する国策が全くないのに、こういう結果になっても、そう簡単ではない」というある日本の政治家の発言を読みました。
そこで、私は思います。勿論、現在のイタリアは「エコな国」ではありません。ドイツなど他の欧米諸国に比べ、太陽、風力での発電率もまだまだ低いです。それらはイタリア人も十分に判っている事。
「原子力発電」というものが、火力発電、水力発電とは比べ物にならない程、リスクが大きいものであるということ、そしてそれは、火力発電が発する公害とは全く比べ物にならないものであること(だからといって火力発電を続けてよいという意味ではないのですが)。それらを個人が熟考した結果が、昨日の投票結果につながったのだと思うのです。
これからイタリアでは、「原子力発電所を作らない」というベースの上で、大いに、専門家、政治家が手腕を発揮し(それが彼らの仕事だものね)、エネルギー問題に取り組んでいくのではないでしょうか?
個々の国民の意思表示に、専門家レベルのエネルギー案なんて必要ないと思う。
まずは、国民自身が基本となる方向性を決めて、それをベースに専門家たちが国の将来を考えていくこと・・・そういう姿勢に戻るべきなのではないでしょうか?
日本は、一気に原発を全て無くしてしまうのではなく、でも緩やかに脱原発にシフトしていくこと、日本の技術力と経済力を駆使すれば、何だかもっと良い未来が開けていきそうです。今の日本の状況を察すると、夢のような話なのかもしれませんが、本当に「夢」なのでしょうか?もしかすると「専門家の常識」に押しつぶされてしまっている希望の種なのかも。
ブンブンと蜜を集める蜂たちを見つめながら、何だかそんなことを考えていました。
いつもトホホな国のイタリアですが、今回は結構、私も共感が出来た出来事だったので、かなりイタリアヨイショです(笑)。
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by lacasamia3
| 2011-06-15 02:31
| トスカーナ山暮らし
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Comments(23)
気になるイタリアの国民投票の結果は・・・
皆さんもご存知の通り、水、原発、法廷の出頭義務の話題全てに関して、全て投票率が50%以上を超え、それぞれの現行の法律が無効とされることとなりました。
これにより、水は公共のものである、イタリア国内には原発を作らない、首相であろうとも法廷に出頭しなくてはならない・・・ということが確認されたこととなります。
イタリア中、北から南まで、有権者の56%がこの2日間の間に、投票に行き、そのうちの約95%が現行の法律を無効にすることを求めたという結果となりました。
イタリア人って、時間を守らなくて、いい加減で、働かないし、サボることばっかり考えているし(←あ、言いすぎ?笑)・・・でもやる時はやるじゃないっ!
今回のことで、イタリア人からあることを学んだような気がします。
イタリアは、今でも、国外の原発で作られた電力を買って消費しているから、そういう意味では今回の「原発ノー」の投票結果が出ても、決して「エコな国」ではないです。
勿論、イタリア人だって、「この先、エネルギー問題に直面した時にどうしよう?今は他の国から電力を買っているけれど、勿論、どの国も自分の国が大事だから、いざとなったらイタリアに電力を売ってくれなくなるかもしれない」などという不安を抱えていたはずだと思うのです。
エネルギー問題って、何が良くて何が悪いのか、経済にとってどうなのか?などということは、一般人にとっては、わかり辛いです。
でもともかく、「判らないから専門家に任せよう」とか、「政治家が国民のためにやってくれると思う」などと丸投げするのではなく、「とりあえず、基本はコレ!」「このポイントは絶対譲れない!」ということをしっかりと主張したのが今回の4つの国民投票の結果に表れたんだと思うんです。
「未来は何とかなるからさ、でもここだけは絶対譲れないよ!」という強い気持ちの表れだったように感じます。
長らく、ベルルスコーニ政権が続き(今、そのトンネルから抜け出しつつあるかも)、「専門家」とか、「政治家」と呼ばれる人たちが、「常識」として提示するものが、実は全然常識ではなかった、それらは彼らの利権だけが絡んだ都合の良い(彼らにとっての)常識だったのだということを、いやというほど見せ付けられてきたイタリア人は、ここで一石を投じたのかも知れません。

そういう意味でも、今回の国民投票は、ただ単に「日本の原発事故の影響を受けて感情に走った票」というよりも、国の将来について大事な決断をしなくてはいけない時、それらの決断権をもう一度自分たちの手に戻そうとした、イタリア人たちの意思表示だったのではないでしょうか。
「未来は自分たちの手で切り開くことが出来るんだよ」ということ。
投票所に並んでいたイタリア人たちを見ながら、彼らからそんなことを学んだような気がします。シンプルで判りやすくて・・・とても基本的なことだけれど、私が海外から見ていると、今の日本ではそんなことが少し忘れられているような感じを受けます。
2011年6月13日、いつも見るフィレンツェの河の風景が、何だか違って見えます。
今日という日にイタリアに満ち溢れるポジティブなエネルギーを、世界中に分けてあげたいような気分になりました。
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皆さんもご存知の通り、水、原発、法廷の出頭義務の話題全てに関して、全て投票率が50%以上を超え、それぞれの現行の法律が無効とされることとなりました。
これにより、水は公共のものである、イタリア国内には原発を作らない、首相であろうとも法廷に出頭しなくてはならない・・・ということが確認されたこととなります。
イタリア中、北から南まで、有権者の56%がこの2日間の間に、投票に行き、そのうちの約95%が現行の法律を無効にすることを求めたという結果となりました。
イタリア人って、時間を守らなくて、いい加減で、働かないし、サボることばっかり考えているし(←あ、言いすぎ?笑)・・・でもやる時はやるじゃないっ!
今回のことで、イタリア人からあることを学んだような気がします。
イタリアは、今でも、国外の原発で作られた電力を買って消費しているから、そういう意味では今回の「原発ノー」の投票結果が出ても、決して「エコな国」ではないです。
勿論、イタリア人だって、「この先、エネルギー問題に直面した時にどうしよう?今は他の国から電力を買っているけれど、勿論、どの国も自分の国が大事だから、いざとなったらイタリアに電力を売ってくれなくなるかもしれない」などという不安を抱えていたはずだと思うのです。
エネルギー問題って、何が良くて何が悪いのか、経済にとってどうなのか?などということは、一般人にとっては、わかり辛いです。
でもともかく、「判らないから専門家に任せよう」とか、「政治家が国民のためにやってくれると思う」などと丸投げするのではなく、「とりあえず、基本はコレ!」「このポイントは絶対譲れない!」ということをしっかりと主張したのが今回の4つの国民投票の結果に表れたんだと思うんです。
「未来は何とかなるからさ、でもここだけは絶対譲れないよ!」という強い気持ちの表れだったように感じます。
長らく、ベルルスコーニ政権が続き(今、そのトンネルから抜け出しつつあるかも)、「専門家」とか、「政治家」と呼ばれる人たちが、「常識」として提示するものが、実は全然常識ではなかった、それらは彼らの利権だけが絡んだ都合の良い(彼らにとっての)常識だったのだということを、いやというほど見せ付けられてきたイタリア人は、ここで一石を投じたのかも知れません。

そういう意味でも、今回の国民投票は、ただ単に「日本の原発事故の影響を受けて感情に走った票」というよりも、国の将来について大事な決断をしなくてはいけない時、それらの決断権をもう一度自分たちの手に戻そうとした、イタリア人たちの意思表示だったのではないでしょうか。
「未来は自分たちの手で切り開くことが出来るんだよ」ということ。
投票所に並んでいたイタリア人たちを見ながら、彼らからそんなことを学んだような気がします。シンプルで判りやすくて・・・とても基本的なことだけれど、私が海外から見ていると、今の日本ではそんなことが少し忘れられているような感じを受けます。
2011年6月13日、いつも見るフィレンツェの河の風景が、何だか違って見えます。
今日という日にイタリアに満ち溢れるポジティブなエネルギーを、世界中に分けてあげたいような気分になりました。
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by lacasamia3
| 2011-06-14 05:49
| シンプルエコライフ
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Comments(22)
イタリア国民投票速報~。
まだ正式な数字は出てきていませんが、水、原発、法廷への出頭義務に関する国民投票は、全てSI (現行の法律を破棄する)が50%を超えたことが確実になったようです。
思うところ沢山あり・・・なので、これから仕事で出かけますが、帰宅したらゆっくり書きます。
投票してくれたイタリア人に感謝の気持ちで心が満たされます。
Grazie mille !!
追伸:今週放送予定の番組について、スタッフの方がブログに書いてくださりました。
良かったら見てみてください。
「猫のしっぽカエルの手~イタリア トスカーナの山暮らし」
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まだ正式な数字は出てきていませんが、水、原発、法廷への出頭義務に関する国民投票は、全てSI (現行の法律を破棄する)が50%を超えたことが確実になったようです。
思うところ沢山あり・・・なので、これから仕事で出かけますが、帰宅したらゆっくり書きます。
投票してくれたイタリア人に感謝の気持ちで心が満たされます。
Grazie mille !!
追伸:今週放送予定の番組について、スタッフの方がブログに書いてくださりました。
良かったら見てみてください。
「猫のしっぽカエルの手~イタリア トスカーナの山暮らし」
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by lacasamia3
| 2011-06-13 22:17
| シンプルエコライフ
|
Comments(6)