
プーリアから帰ってきて、もう10日以上経ったのに、まだブログにアップしていない写真があるので、残りを少しずつアップしますね。
この日は義母さんがオレッキエッテを作ってくれました。糖質ダイエットをしている義母さんは、最近、全粒粉の硬質小麦でオレッキエッテを作っています。

実はこれ、とっても難しいのです。
それでなくても難易度が高いオレッキエッテを、グルテンが少なくてなかなか伸びない全粒粉でつくるとは!
つなぎとして卵を入れます。
卵なしで作ったら、乾燥させて保存することも出来ます。オレッキエッテ=卵なし、卵はタブーと思い込んでいたけど、保存用でなければ卵は入れてよいのか―!と目からうろこ。はい、プーリアのマンマも卵入れてます(笑)
捏ねて、捏ねて。
生地の一部をこうして先の細い棒状にします。
・・・で途中の作り方は以下の動画を作ってみたので、良かったら見てみて下さい。
神の手(笑)
この表面のザラザラが大切。
ソースが絡んで美味しくなるのです。
この日は8人分だったかな?
沢山出来ました。
アントネッロはソースとセコンドになる馬肉のインボルティーニを作っています。
くるくる巻いてひもで結んだ馬肉をトマトソースでじっくりと煮込みます。
美味しかったなー。
私も普段家で全粒粉のパスタやパンを食べているから、普通のオレッキエッテよりも、全粒粉のオレッキエッテの方が美味しく感じます。
馬肉のインボルティーニも♪
お疲れ様でした♪
▲
by lacasamia3
| 2020-09-05 02:17
| プーリア滞在記
|
Comments(6)

夏のプーリアに帰省するようになって20年以上が経つのに、今年初めて私が発見した美味しい飲み物、それが「プーリア風アイスコーヒー」です。カッフェ・サレンティーノ(サレント風コーヒー)とか、カッフェ・レッチェーゼ(レッチェ風コーヒー)と呼ばれるこのコーヒーは、エスプレッソコーヒーに氷を入れて、アーモンドミルクを少し垂らしたもの。
プーリア州はアーモンドの栽培地としてとても有名で、アーモンドは伝統菓子の材料としても広く使われています。
コーヒーの出し方はそれぞれのバールによって様々。
1枚目と2枚目の写真は、氷、アーモンドミルク、エスプレッソコーヒーを既にグラスに入れて、混ぜた状態で持ってきてくれる場合。
ここは、氷+アーモンドミルクとエスプレッソコーヒーを別々に持ってくるタイプ。
こうして自分で注ぎ入れます。
こちらはサレント地方名物のパスティッチョット。
こちらも別々に出てくるタイプ。
こうやって自分で混ぜます。
↑この方、プーリア滞在中、2回だけ会えました(苦笑)
従兄弟二人がバンドをやっていて、そのライブの準備であちこちに行っているのに付き合って、海にはほとんど来ず、フランカヴィッラ・フォンターナの街の方にずっといたんです。
友達がたくさんできて、1か月半のプーリア滞在を満喫したようです。私たちと一緒にトスカーナに戻ってきました。
バールに行ったらテーブルに注文しに来た女の子に「チャオ!ユキ!」って声掛けられて、「いつものね♪」って言われてました。
ユキの「いつもの」は、カッフェ・レッチェーゼとセグレートというチョコレートのお菓子でした。
▲
by lacasamia3
| 2020-08-28 21:03
| プーリア滞在記
|
Comments(10)

今回の滞在中、珍しく、私一人でこの街を歩いてみました。
ここはキエーザ・マードレと呼ばれる、街で一番大きな教会。
プーリア州の教会の大部分には、1600年代から1700年代にかけて流行ったバロック様式の装飾が施されています。
アントネッロが小学生の頃、「自転車かくれんぼ」という遊びをしていたそうです。街の中心部全体をつかって、自転車で移動するかくれんぼ(日本のドロケイみたいな遊び)をしていたのだそうです。
路地から自転車に乗った小っちゃいアントネッロが出てきそう(笑)
義母さんはこの路地で生まれ育ったのだそうです。
このすぐそばに、大きなお城があって、その横を街のメインストリートが通っています。義母さんのお爺さんは、葬儀屋で、葬儀用の馬車の御者をしていたのだとか。
メインストリートを葬列が通るとき、先頭の黒い馬車の上で、真黒な燕尾服に黒の帽子といういでたちで手綱を握ったお爺さんに向かって、小さな義母さんは「ノンノー!」と叫びながらお城の陰から一生懸命手を振ったけど、お爺さんは全然手を振り返してくれなかったと(笑)。その後、夕方にお爺さんが着替えて戻ってきて、許してもらおうと義母さんを抱っこしようとしたけど、拗ねた義母さんは逃げて隠れてしまったのだそうです。
フランカヴィッラ・フォンターナのお城周辺のエリアは、そんな話がとってもリアルに感じられる、昔ながらの街並みが残っています。
▲
by lacasamia3
| 2020-08-27 21:24
| プーリア滞在記
|
Comments(10)

プーリアの家族は相変わらず元気です。
3年ぶりに会った義母さんは糖質ダイエットに成功して、なんだかとてもハツラツとしています。何より、背中や腕の神経痛が嘘のようになくなったのだとか。あんなに長年苦しんでいたのに、薬なしで痛みがなくなるのは凄い効果です。
83歳でこのスタイルは凄いかも。背筋がしゃんとしています。

アントネッロと買い物に出かけた日はこのワンピ。
これも自分で縫ったのだそうです。
日本のお母さん達も若いけど、イタリアの80歳もとっても元気です。
わ、私も頑張らなくては(汗)。
▲
by lacasamia3
| 2020-08-24 20:49
| プーリア滞在記
|
Comments(18)

昨日、一日かけて、プーリアからフィレンツェに戻って来ました。うわー!久しぶりの渋滞(と言っても東京周辺の渋滞とは比べものにならない程度ですが)。ナポリの手前とローマ周辺の高速で詰まっていました。明日から仕事に戻る人が多いので当然ですね。とにかく無事に帰り着きました。
山の家の涼しさに癒されています。
あとちょっとプーリア話。
海の家の近くの村にアントネッロと朝の買い物に行きました。パン、肉と、義母さんに頼まれた雑誌も
イタリアってパン屋さんでは基本的にパンの種類がとても少ないのですが、プーリアの田舎の村は特に。これしかない(笑)。
基本、硬質小麦(セモリナ粉になる小麦)で作られるので、生地がやや黄色です。
別の日ですが、ターラントに魚を買いに行きました。


ここは私が「魚のブティック」と呼んでいるお店。
ライティングからディスプレイまで、魚が活き活きと見えるように作り込まれています。
プーリア人にとって、魚屋は、フィレンツェ人にとっての肉屋のような存在なのかも。
お店の中では花形です。
▲
by lacasamia3
| 2020-08-22 03:01
| プーリア滞在記
|
Comments(3)

行ったのは、ポルト・バディスコという、オートラントから少し南に下ったところにある小さな入り江。岩場から見えるエメラルドグリーンの海が特徴です。
この日は朝はまだ曇っていたのですが、晴れた日にはもっと濃いグリーンになるそうです。
森の急な斜面に慣れているので、岩場は得意中の得意なラーラ。
プールみたいに水が溜まっている所に浸かってみたりして、ラーラなりに楽しんでいました。
綺麗だねー。
十分泳いで楽しんだら、海沿いのトレッキングコースを30分ほど歩いた場所にある塔を目指します。
こんな断崖絶壁なの。
海の向こうはアルバニアとギリシャです。
歩いている間、たまにラーラが居なくなり、呼ぶとしばらくしてびしょびしょに濡れて戻ってきました。どうやら、下に降りやすい場所を見つけて、海に浸かって少し涼んでから、またトレッキングコースに戻るということを繰り返していたようです。
トッレ・サン・エミリアーノと呼ばれるこの塔は、1500年代に海からのオスマントルコの侵略を防ぐために、海岸沿いに一定間隔で建てられた見張りの塔です。
確かにここからは周辺の海岸が一望できます。
綺麗な海だったなー。
ポルト・バディスコで海水浴をして、水着のままプチトレッキングというコース、おススメです。歩いていると水着が渇いちゃう(笑)。
▲
by lacasamia3
| 2020-08-20 04:49
| プーリア滞在記
|
Comments(2)

プーリア滞在も残すところあと少し。
混んでいる場所は避けたいけれど、何処かにちょっとだけ行ってみたいねと、昨日、アントネッロと二人で、今いる場所から車で2時間ほどのサレント地方に移動しました。長靴のかかとの先っぽのあたりです。
行きたいビーチがあって、そこの混雑を避けるために、朝5時起きで出発(昔のアントネッロにとってはこんな出発時間は奇跡ですが、今は結構、朝活の良さを理解した様子)。
何より私が楽しみにしていたのは、このサレント地方の小さな村で食べる朝ごはん。
本当に小さな村、ウッジャーノ・ラ・キエーザの村の広場にあるバロック様式の教会の真ん前のバールにて、教会のファサードを眺めながら、外テーブルで食べる朝ご飯。もう、最高のロケーションじゃないですか。
この辺りで採掘されるトゥーフォと呼ばれる凝灰岩(ぎょうかいがん)は、大理石などに比べると柔らかく、加工しやすいので、彫刻に適しています。プーリアでは1600年代から1700年代に流行ったバロック様式の教会の装飾に使われています。この教会では、窓の格子もトゥーフォで出来ていました。
これこれ!
カッフェ・サレンティーノと呼ばれるアイスコーヒー。プーリアでは、カッフェ・コン・ギアッチョと注文すると、こんな風に、既に砂糖を入れたエスプレッソコーヒーに氷を沢山いれて、持ってきてくれます(わざわざ注文の時に砂糖をどの位入れてほしいか聞いてくれる)。更に、サレント地方では、これに、アーモンドミルクを入れてくれるんです。ほろ苦いエスプレッソコーヒーに合うプーリア特産のアーモンドの香り。
そして一緒に食べるのが、パスティッチョット。
サクサクのサブレ生地の中にクリームが詰まってます。サーブする前に温めてくれるので、ほんのりと温かくて、クリームがとろり。
朝のサレントでは、どのバールに入っても、ブリオッシュと一緒にパスティッチョットが必ず並んでいます。
サレント風の幸せな朝ごはんで始まった遠足話、あと少し続きます・・・
▲
by lacasamia3
| 2020-08-19 20:34
| プーリア滞在記
|
Comments(8)

背中が似てる(笑)
シュノーケルフィッシングが得意な義兄さんは、一年中、休みの日は海に行っています。
この日はウニを獲ろうと誘ってくれました。
ビデオを作ってみたので、見てみて下さい。
獲れたー!
ビデオの中で、開いたウニを洗っていますが、これは別途に用意しておいた海水で洗っています。
このオレンジ色の部分がウニ。
ウニは(海産物全般がそうですが)、酸素が水中に溶けやすい水温が低い海の方が大きくなりやすいのだそうです。だから北海道のウニは身がたっぷりと詰まっているのですね。
3-4年でやっと直径5センチほどになるらしいので、大きくなるまでは、かなり時間がかかる生き物です。
イタリアのウニはこんな風に身が小さいのですが、味は結構濃厚です。
丁寧に集めたウニの身
義兄さんがプーリア産の小麦100%で作ったという乾燥パスタを持ってきてくれました。
この日は総勢12人のファミリーランチ。
やったー。
ウニは火を入れてしまうと風味が飛ぶので、アーリオ・オーリオのパスタを作り、最後、火を止める直前にウニを入れて混ぜます。
美味しかったなー。
この日は、セコンドは魚のフライにしました。やっぱりワイワイ皆で食べるランチは楽しくて美味しい。
▲
by lacasamia3
| 2020-08-19 04:01
| プーリア滞在記
|
Comments(3)
▲
by lacasamia3
| 2020-08-17 04:57
| プーリア滞在記
|
Comments(7)

リードを手にすると、付けてもらいたくてわざわざ寄ってくるほど、ラーラは朝散歩と海水浴を楽しみにしています。帰ってきたら、たらいに水を溜めてそこにドボン。体についた塩を洗い流します。
今年もウチワサボテンが熟れて食べ頃です。
こんな風に葉っぱの周りにくっつくようにして実がなるんです。
何か、スヌーピーの漫画で見たような気がする。
サボテンの実の棘って、目に見えないほど細くて手につくとチクチクして、とても厄介なんです。
棘に触らないようにして皮を剥く方法を動画でご紹介しています。良かったら見てみて下さい。
剥いた実がこちら。
冷蔵庫で冷やして食べるととっても美味しいんですよ。イタリア語でフィーキ・ディンディア(インドのイチヂク)と呼びますが、甘みはイチヂクよりも控えめです。大粒の種がありますが、これは噛まずに飲み込んでしまいます。
イチヂクを食べていると、義父さんと義母さんの両方から「chiho 、水を沢山飲めー」って言われます(笑)。種がお腹に詰まっちゃうからなんだって。
毎日充実しすぎてブログのアップが追いつきませんが、少しずつ、レポートしますね。
楽しんでいます。
▲
by lacasamia3
| 2020-08-15 05:18
| プーリア滞在記
|
Comments(5)