フィレンツェ田舎生活便り2

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フィレンツェで山暮らしをするchihoの田舎便りです。フィレンツェの街歩き情報、イタリア風家庭菜園、お勧めレストラン現地情報、日帰りで行ける街の情報など。フィレンツェの滞在型アパートの紹介サイト「ラ・カーサ・ミーア」を運営しています。

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カテゴリ:水車小屋物語( 38 )

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今日はどよーんと朝から雨でした。
フィレンツェは明日まで雨。その後は暫く晴天が続くようです。インゲン豆を蒔かなくては!

さて、土曜日に挽いた粉をすぐに使いたかったアントネッロは、日曜日のランチに使いました。何を作ったかと言うと・・・

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じゃーん!パスタ(パンじゃないのね)
挽きたての粉で焼いたパンも美味しいけれど、パスタだって美味しい。粉の香りが強いです。
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グレーっぽいのは、粗い目のふるいで一度しか粉をふるっていないから。
イタリアでは小麦粉(軟質小麦の場合)は強力粉、薄力粉という区分けではなく、0(ゼロ=日本の強力粉に相応)、00(ゼロゼロ=日本の薄力粉に相応)という区分になります。実際には2〜00まであって、それぞれ、ふるいの網目の細かさを示すのだそうです。00はとても細かくて大量生産の製粉工場でないと作れない細かさ(小麦の栄養価は殆どありません)。通常、小さな製粉所では2〜0の間です。この粉はきっと2だと思う。最低限、人間が消化しにくいふすまの部分だけを取り除いて、残りは細かく挽いているので栄養価がかなりあるはず。いつか、この粉の栄養価を検査してもらいたいな。

味は・・・お、美味しいっ!(自画自賛ですみません)
水車小屋云々は抜きにしても滋味深く、香り高い粉です。小麦の種類はヴェルナ(Verna) というトスカーナで昔から栽培されて来た古代小麦。

アントネッロはすっかり粉挽きにはまってしまい、今週末も水車小屋に行くそうです。

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by lacasamia3 | 2018-05-23 02:37 | 水車小屋物語 | Comments(2)

石臼が回った日

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水車で初めて粉挽きをした土曜日は、多くの人が水車小屋を訪れました。
パン焼きのお部屋もちょっとおめかし♩
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女性陣が用意した美味しいお菓子やおつまみ。クロスタータの上には"MULINO" (ムリーノ=粉挽き所)と書いてあります。左奥は生のそら豆。ワサッと置いてあって、それぞれチーズを切りながら、そら豆を剥いてポリポリ一緒に食べるのがトスカーナ風。

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テーブルの準備をしている間に、男衆は石臼の準備。

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オーナーさんに指示を仰ぎながら、最後の微調整を行ないます。前に布かけてある部分から挽いた粉が下に落ちます。布は小麦粉が舞い上がるのを防ぐ役割を持っています。
そして、やっと昨日の記事でご紹介した通りに、グルグルと石臼が回りました。
ここで少し、今回計測した現在の水車&石臼ユニットのスペックを・・・

・石臼は一分間で80回転します。上下2枚になっていて、回転するのは上の石だけ。下の石は固定されています。
・池一杯分の水量で水車を動かすのに十分な水圧が持続する時間は1時間
・1時間の粉挽きで20キロの小麦を粉にします。


石臼のスピードと粉を挽くのにかける時間はこのままで良し。余り一気に速いスピードで粉を挽いてしまうと、粉が熱をもってしまい、小麦の栄養価がなくなってしまうのです。
今後の課題は、いかに必要な水圧を長く持続させるか。昔の粉挽き所は一日中持続していた訳でそのレベルとはいかなくても、3〜4時間は持続しないと十分な量の小麦を挽くことができません。

その為には、
・水が水車に噴き出す最後の注ぎ口の大きさを再考する(但し、去年アントネッロが作ったものは、オリジナルと全く同じ寸法です)
・川から池へもっと素早く水を取り込めるようにする。こうすると、水車を回している間も、川からの水が、減った分を補ってくれて、持続時間が長くなります
川のお掃除をして、邪魔をしている石や不法投棄されたタイヤなどを取り除く必要がありそうです。

・・・とまだまだやることは沢山。
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それでもこうして小麦がジャンジャン粉として出て来る瞬間を見ると、あ〜ここまで皆で仲良く続けて来れて良かったなって思います。

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ふるいのシステムを考えるのも今後の課題。
この日は手でふるいにかけて、余分な皮の部分を取り除きました。右側の茶色いのが皮です。


これらが(他にもありますが)今までの水車小屋プロジェクトに関する出来事です。一昨年の8月に水車小屋のオーナーさんと出会ってから、こんなに石窯パンと粉挽きにはまるとは・・・(笑)。

まだまだ課題は山積みですが、土曜日のお披露目は1つの大きな一歩となりました。
楽しいことを大勢でやると、より楽しくなります♩



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by lacasamia3 | 2018-05-22 04:03 | 水車小屋物語 | Comments(2)

速報!粉挽き開始です


昨日は、水車小屋で、修復が終わって始めてのお披露目の日でした。
始めて小麦を入れて粉を挽いたのですが、無事に石臼が回ってほっ♩インスタ(@chiholacasamia)に動画を上げたので、良かったら見て下さい。

こういう時、日本人だったら泣いたりするのかも。イタリア人は陽気にわーって騒いで、スプマンテをポンポン開けて飲み始めます(笑)


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by lacasamia3 | 2018-05-20 20:10 | 水車小屋物語 | Comments(2)

ワイワイ皆でパスタ

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さて、解放記念日の休日は水車小屋の仲間が我が家に集まりました。
昔みたいに、男は水車小屋で力仕事をして、女は家でパスタを打って、疲れて帰って来た男衆を労い、ワシワシ一緒にパスタを食べよう!という企画でした。
と・こ・ろ・が・・・・

男衆を率先して力仕事をするべきアントネッロは「僕は家でパスタを打ったり、お料理をしたいな〜」と言い出す!
(出たっ、空気を読まない男)

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で、女衆+アントネッロが我が家のキッチンでパスタを作ったり、お料理を作ったり、肉を焼いたり・・・と賑やかにランチの支度をしました。
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ははは、即席のパスタ用物干し。

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パスタ16人分+α。粉1.6kg + 卵16個。


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何でも豪快。
皆の声のボリュームが大きいから叫ばないと隣の人と話が出来ません(イタリアあるある)

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あああ・・・また食べたいと思い返す程美味しかったAさんのラグーソース
アントネッロなんか、「前菜→パスタ2杯→肉料理と付け合わせ→パスタに戻る」と、モリモリ食べていました。


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by lacasamia3 | 2018-05-11 15:17 | 水車小屋物語 | Comments(1)
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昨日、私は仕事で水車小屋に行けなかったのですが、アントネッロ&男子タービンメンテナンスチームは、水車のタービンに羽根を取り付ける作業を行いました。
軸の部分の凹みに羽根を差し込み、くさびを打ち込んで固定します。

ここで水車のイタリア語の名称をご紹介します。
中心軸 Albero ( アルベロ)木という意味です。
羽根 Cucchiaio(クッキアイオ)その形状からスプーンと呼ばれています。羽根と言うよりも水を受け止めやすいようにスプーンの形をしています。これも全部アントネッロが丸太を削って作りました。

まだ上の石臼との連結や高さの調整など、あとちょっと作業が残っていますが、いよいよ水車が回る日が近づいてきました。ドキドキ。

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by lacasamia3 | 2018-05-07 20:00 | 水車小屋物語 | Comments(2)
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アントネッロが仕上げたタービンの芯を、いよいよ水車に取り付けることになりました。
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力仕事が多いタービンの作業は男衆が中心になって進めています。

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かなり重いので数人がかりで。
なんか楽しそう。全員、電気ドリルとかチェーンソーが使えて、溶接も出来る頼もしい仲間です。
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一番の力持ちはやっぱりアントネッロ。「タービン部」でも親方やってる。皆、子供の頃のボーイスカウトみたいに楽しんでいます。

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ここが石臼の真下の部分。ここにタービンを取り付けて、羽を付け、水を流して回します。
私はここで時間切れ。午後の仕事のため、駅までAちゃんに送ってもらって、フィレンツェ行きの列車に乗りました。

さて今年は果たして水車が回るのか?!
お楽しみに....


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by lacasamia3 | 2018-05-01 20:18 | 水車小屋物語 | Comments(4)

パン焼きの1日写真日記

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昨日は丸一日パン焼きに行っていました。今までは朝か午後の半日に入ることが多かったのですが、久しぶりの1日当番。
楽しかったー。今回はあえて写真でお伝えしてみようと思います。
「これ何っ?」など質問があったらコメント欄に書き込んで下さい♩

朝10時スタート。

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お昼休み 13時

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スキアッチャータ焼き上げ14時30分


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パンの窯入れ15時
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焼き上がり15時40分

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この時期、発酵のスピードが一気に早くなるのでかなり焦ります。
昨日もちょっと発酵過多で釜に入れた時の膨らみが今ひとつ。

さらに天然酵母の量を減らす必要がありそうです。


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by lacasamia3 | 2018-04-05 06:12 | 水車小屋物語 | Comments(10)

自然の変化に合わせる

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昨日は午前中に長期でアパートを探されている方とアパートの見学のお仕事でフィレンツェに行き、帰りにユキを家に送って、その足で水車小屋にパン焼きに行きました。
先週からぐぐっと気温が上がって来て、パン焼きにも少しずつ変化が。1年を通じて、真夏と真冬で外気温が30度以上上下するのだから、石窯や天然酵母の反応の仕方もそれに合わせて変わってきます。
気温が上がると、発酵が早くなる。一方、石窯の温度が下がるスピードが遅くなる(石窯は薪を数度入れて一旦500度位まで一気に上げて、燃やし尽くした後、炭を取り除いて、蓋を閉めます。その後、温度が下がる時間を利用して、400度位でフォカッチャを焼き、360度位でパンを入れます)。

これからの時期避けたいのは発酵過多。
生地が、もう石窯に入れて良い位に発酵しているのに、窯の温度がなかなか下がらないという状況。膨らむ余力を残した位で窯に入れ、窯の中で膨らませるのがベストなんです。発酵の段階で膨らみ過ぎると窯の中でしぼんでしまいます。

これからは、生地に混ぜる天然酵母の量を少なくしたり、石窯に入れる薪の枝の大きさや量を調節します。
何かパン職人になったみたいで楽しい♩マニュアル通りに出来ないのが石窯パンの醍醐味です。

昨日も美味しいパンが沢山焼けました。


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by lacasamia3 | 2018-03-28 16:25 | 水車小屋物語 | Comments(6)

イタリア流NPOの作り方

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今朝は水車小屋で寄り合いでした。
随分前から準備をしていたのですが、いよいよ、水車小屋の修復とパン作りを合わせたNPOを設立することになりました。NPOの設立を考えた一番の理由は、きちんとした団体にして、保険に加入したかったから。水車小屋を直したり、パンを作ったりしている時に、誰かが怪我をした場合(そんなことはないことを願っていますが)、水車小屋のオーナーさんの責任にならないように、キチンと保険に入っておいた方が良いねというのがNPOを作ろうと思ったきっかけです。
団体の主な活動内容は、

水車の修復、運営
有機農法で古代小麦を栽培し、収穫する
小麦を石臼で挽いて粉にする
石窯を使って天然酵母でパンを焼く
焼いたパンを会員に販売する
農業市などのイベントでパンを販売する
等々・・・

会長、副会長、秘書、会計を決め、それ以外のメンバーも入れて、設立メンバーは合計10人。更に一般会員が今の所30人程居ます。

何か楽しそうじゃないですか!

今日はStatuto(スタトゥート)と呼ばれる定款を修正しました。
これを会計士に持ち込みます。定款を会計士に頼んで作ってもらうこともできるのですが、私たちは自分たちで作りました。同時に、保険会社に見積もりを取ります。
会計士が必要な手続きをしてくれて、最後にNotaio(ノタイオ)と呼ばれる公証人の前で設立の宣言をし、サインをしておしまい。時間的には、日本のNPO法人(果たして同じものかどうかは分かりませんが)と比べると、割とスピーディに出来るようです。

私もメンバーの一員として(副会長になってしまった!)として微力ながらお手伝いします。

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by lacasamia3 | 2018-03-19 07:33 | 水車小屋物語 | Comments(3)
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今日は午後から水車小屋でパン焼き当番の午後の部でした。
1キロのパン30個、2キロのパン6個をシルヴィアさん1人で焼くことは出来ないので、いつも誰かが交代で彼女をヘルプします。私はそのヘルパーさんの当番スケジュール組みの係。皆仕事しているのに、自然とカレンダーが埋まって、誰も居なくて困るということがないのが不思議。

スパイシーでとっても美味しいオーナーのジョヴァンナさんの差し入れの紅茶。クローブとシナモン、それにジンジャーが入っています。

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パンを焼いていたら、サイクリングのおじさん二人が「すみませーん、水車小屋を見せてもらって良いですか?」とやってきました。
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オーナーさんと色々喋りながら、丁度、スキアッチャータが焼ける時間だったので、皆でオヤツ。
モグモグタイム。
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今日も沢山焼けました。
1キロパンが30個、2キロパンが7個、合計37個。
お疲れさま♩
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by lacasamia3 | 2018-03-15 05:42 | 水車小屋物語 | Comments(1)