フィレンツェ田舎生活便り2:ユキちゃんと海2006
2006-08-29T18:06:26+09:00
lacasamia3
フィレンツェで山暮らしをするchihoの田舎便りです。フィレンツェの街歩き情報、イタリア風家庭菜園、お勧めレストラン現地情報、日帰りで行ける街の情報など。フィレンツェの滞在型アパートの紹介サイト「ラ・カーサ・ミーア」を運営しています。
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続 プーリア番外編
http://lacasamia2.exblog.jp/3196896/
2006-08-29T18:02:00+09:00
2006-08-29T18:06:26+09:00
2006-08-29T18:02:31+09:00
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ユキちゃんと海2006
これで、ひとまずプーリア編は終了。最後の駄目押し番外編です(笑)。
<おコメ+ジャガイモ+ムール貝=♪>
これは、おまけマンマレシピの、"riso, patate e cozze"(リーゾ、パターテ・エ・コッツェ=直訳すると、おコメ、ジャガイモ、ムール貝)。
耐熱皿やバットに、おコメ、ムール貝、ジャガイモを重ねていき、お水を適量加え、最後に、半分に切ったプチトマトを並べ、ケッパー、パン粉とニンニクのみじん切り、イタリアンパセリを振りかけて、オリーブオイルをたらしてオーブンで焼き上げます。水加減と焼き加減が難しい一品。
ムール貝から出る旨みをジャガイモとおコメが吸ってとっても美味しいんですよ。レストランではあまり出ない家庭料理です。
<プーリア野菜「ムリナッツォ」>
この野菜は、プーリアの方言で"mulinazzo"(ムリナッツォ)と呼ばれる野菜。別名ココーメロ。cocomero というと、標準イタリア語ではスイカのことですが、プーリア方言ではスイカはanguria、ココーメロはこの野菜のことを指します。一見すると、掌大の小さなスイカのようですが、皮を剥いて切ってみると中はキュウリ。味は、キュウリよりもやや甘みがありますが、同様に、厚めに切ってオリーブオイルとお塩でサラダとして食べます。この野菜がとっても美味しくて、私は何個もこのまま丸かじりをしていました。今年は植えなかったけれど、去年はフィレンツェの畑でも種から育て、沢山収穫をすることが出来たんですよ。
<南イタリアとブーゲンビリア>
南イタリアの庭木として良く見かけるのがこのブーゲンビリア。温暖な気候が合うのか、元気に咲き乱れています。鮮やかな花の色が白壁に合っていてとても綺麗でした。
写真右は"citronella"チトロネッラと呼ばれる花。葉と花の香りが蚊除けになるそうで、義母さんはそれぞれの寝室にこの花の切花を飾っています。イタリア版蚊とり線香にもチトロネッラが原料として使われています。
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プーリア番外編
http://lacasamia2.exblog.jp/3188731/
2006-08-28T18:23:31+09:00
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ユキちゃんと海2006
しつこいようですが、プーリアで撮った写真がまだあるので、ここで番外編。
<馬肉とプーリア>
プーリアでは、昔から馬肉を食べる習慣があります。一方、トスカーナとは違い、ハムやサラミを食べる習慣はありません。これは、サラミやハム類を保管することが出来ない暑い気候によるものなのでしょうね。さて、どんな小さな村にも、必ず、"carne equina"(カルネ・エクイーナ=馬肉)という看板を出した肉屋があります。現在はそうでもないようですが、コレは昔、馬肉と他の種類の肉は同じ店で売ってはいけないという衛生法の名残です。プーリア人は、馬肉を煮込み料理に使ったり、薄切りにして、くるっと巻いてトマトソースで煮込んだりして食べます。レッチェ近郊のサレント地方にいらしたら是非、名物料理"pezzetto di cavallo"(ペッツェット・ディ・カバッロ)と呼ばれる一口大の馬肉の煮込みを食べてみてください。とっても美味しいですよ。ちなみにこの肉屋「ブティック・ディ・カルネ(肉のブティック)」ってすごい名前です(笑)。
<飲んだ後のブリオッシュ>
ローマ以南で良く見かけるのが「朝まで営業しているブリオッシュ屋さん」。中にカスタードクリームやジャムを挟んだブリオッシュ。イタリアでは朝ごはんとして、カプチーノと一緒に食べます。そしてイタリア人は、夜明かしで飲んだ後、小腹が空いた朝方に、このブリオッシュを食べるんです。う~ん、日本人の私としては、ラーメンかな?
<揚げペペロンチーノ>
コレは義母さんのおまけレシピ。一見辛そうなペペロンチーノですが、これは、peperone a cornaletti(ペペローネ・ア・コルナレッティ)と呼ばれる辛くない唐辛子。しし唐のような野菜です。義母さんの料理法は、これを素揚げし、お塩を振るだけ。ソラマメのピュレーや、マッシュポテトに良く合う付け合せです。油を使うのが面倒な時は、バットに入れたしし唐にたっぷりとオリーブオイルをまぶしそのままオーブンで焼き上げると、まるで素揚げしたように仕上がります。こうすると少ない油で済みますね。さすがマンマの知恵!塩を振りかけて、トマトソースで煮込んでも美味しいですよ。冷めると美味しさが増す「揚げペペロンチーノのトマトソース煮込み」。
<海の贈り物>
波打ち際で見つけた、海の贈り物。岩場のちょっと隠れた場所には、こんな小さな貝殻が、完全な形で残っていました。
海草の色って、山の野草の色合いとはまた違い、夏らしい美しさがあります。
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皆が子供に戻る瞬間
http://lacasamia2.exblog.jp/3180063/
2006-08-27T17:44:00+09:00
2006-08-27T17:46:36+09:00
2006-08-27T17:44:36+09:00
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ユキちゃんと海2006
今回、私達が夏休みを過ごしたプーリアの海、アントネッロにとっては小学生の頃から20歳になるまでの間、夏休みを毎年過ごした思い出の場所でもあります。毎年、6月から9月までの3ヶ月間、家族でこの海の家に来て過ごしていたそうで、近所の家に同じように夏休みを過ごしに来ていた、同じ年くらいの子供達といつも遊んでいました。その頃の友人達とはまだ交流があり、ミーノ(写真右)アンジェリカなど、そのうちの何人かは、アントネッロのようにフィレンツェに移り住み、こちらでも付き合いがある友人達です。
そんな友人達もパパやママとなり、子供を連れて夏休みをこの海で過ごしています。もう40代になってしまった「元」子供達ですが、マンマの手料理に舌鼓をうち、海でタコを追いかけたりしている姿は、その当時の少年少女のようです。
鼻をつまんで、海に元気に飛び込む真っ黒に日焼けした子供達、シュノーケルを着けて、モリを持って勇ましく海に入っていく少年達、バールの前でおしゃべりに夢中な少年少女・・・そんな子供達の姿がアントネッロの少年期の姿に重なります。知り合ってまだ10年しか経っていないけれど、彼が過ごしたそれまでの30年間を垣間見たような気持ちになりました
いつか、「アントネッロの海」が「ユキちゃんの海」となる日が来るのでしょうね。
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プーリア風ベジタブル料理
http://lacasamia2.exblog.jp/3165082/
2006-08-25T18:01:00+09:00
2006-08-25T18:08:32+09:00
2006-08-25T18:01:25+09:00
lacasamia3
ユキちゃんと海2006
とっくにプーリアでの夏休みを終え、フィレンツェに戻ってきて1週間が経とうとしているのに、まだプーリアで撮り貯めた写真をご紹介しきれていません。あとすこし、プーリアでの話題にお付き合いくださいね。
さて、左は、義母さんの手打ちスパゲティー。パスタマシンで作る手打ち麺は、角が四角くて、コレはこれでまた美味しいのです。相変わらず、大人数なので豪快な量です(笑)。
さて、今回は、前日にフリーザを石釜で焼いた時に一緒に焼いた野菜を利用したパスタです。厚めに切ったナス、ズッキーニ、ピーマン、玉ねぎなど好みの野菜を石釜で焼き(オーブンでも良いですよ)、それを細長く切って、フレッシュトマトとバジル、オリーブオイル、塩、ケッパー、茹でたパスタとあえるだけ。冷めたほうが美味しいので、作り置きをしておくことが出来て便利です。
写真左: 皮つきのまま丸ごと焼いた焼きナスのサラダ。皮を剥いて、お塩とオリーブオイル、イタリアンパセリで味付けをしました。日本だったら、酢醤油と鰹節をかけたくなりますが、コレはこれでなかなか美味しいですよ。
写真右: 焼き玉ねぎのマリネ。バットに小玉ねぎを並べ、砂糖、ビネガー、オリーブオイルで味付けをして焼いたもの。酸っぱい味と甘みが上手く調和して、何個でも食べられる一品です。詳しいレシピは今度聞いておきますね。
これは、焼きズッキーニとルッコラを入れたトマトサラダ。この細長いルッコラは、プーリアの畑では雑草のように生えている野生のルッコラです。これがピリピリと辛くて美味しい!2年前にフィレンツェに持って帰ってきて植えてみたのですが、今年は何だか元気がありません。やっぱりプーリアの温暖な気候が合っているようです。
プーリアの家庭料理ではこうして野菜をふんだんに使う料理が多いんですよ。
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フリーザの正しい食べ方
http://lacasamia2.exblog.jp/3160122/
2006-08-25T00:16:00+09:00
2006-08-25T00:18:32+09:00
2006-08-25T00:16:52+09:00
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ユキちゃんと海2006
左の写真に写っている物体、何だと思いますか?ドーナッツ??
実はコレ、"frisa"(フリーザ)と呼ばれるプーリアの固いパンを焼く前の様子です。もちろん、作っているのは義母さんで、これらは義父さんの石釜で焼かれます。生地は、パンの生地と同じ(粉+ビール酵母)なのですが、全粒粉の割合が大きいのが特徴。発酵させた生地を細長く伸ばし、グルグルと2巻きほどします。こうした状態で、再び発酵させ、その後釜に入れます。
生地に火が通ったら、取り出し、半分に切断します。義母さんは、逆さにした椅子に針金を張って、そこにフリーザを通して半分に割っています。そして、この半分になったフリーザをもう一度石釜で焼くと、左のようなカチカチのパンが出来上がります。2度焼きしているので、何ヶ月も持つ保存食です。このままだと乾パンのように固くて食べられないので、どうやって食べるかというと・・
まずは、こうして水に浸します。浸す時間はお好み次第。私はカリカリ感が残っているのが好きなので、5秒と決めています。
プチトマトのおしりをかじり、フリーザの表面につぶしながら塗りつけます。もちろん、絞り終えたプチトマトは口に放り込むのがお作法(笑)。
そして、塩、オリーブオイル、オレガノをたっぷりと振りかけて、「手で」(コレ大事)食べます。
プーリア人は、昔、このフリーザとオリーブオイルの瓶を持って、畑に仕事に行っていたそうです。そっか、トマトは畑にたくさんあるものね。
私が初めてプーリアのアントネッロの実家にアントネッロと行ったとき、夜行列車で行き、クタクタだった私にまず、「遠いところから、良く来てくれたねえ」と義母さんが作ってくれたのが、このフリーザ。なんとも言えない素朴な美味しさがあります。私にとってのプーリアの味はこのフリーザかな。
プーリアではパン屋さんでも売られています。是非お土産に買って、日本でフリーザを味わってみてください。順序は、水に漬ける→トマトをこすり付ける→塩+オリーブオイル+オレガノです。
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ひいおばあちゃんのチーズ
http://lacasamia2.exblog.jp/3146961/
2006-08-23T15:21:00+09:00
2006-08-23T15:54:09+09:00
2006-08-23T15:21:20+09:00
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ユキちゃんと海2006
さて、夏休みもそろそろ終わりに近づいてきた頃、アントネッロのおばあちゃんに会いに行きました。今年90歳になられるおばあちゃんの名前は、VITA (ヴィータ)、「人生」という意味です。2年前に96歳でおじいさんが亡くなってから、ちょっと体力が落ちてしまいましたが、まだまだ一人で住んでいて、自宅のお掃除から、身の回りのことも全て自分でされています。家の中もお掃除が行き届いていて、ピカピカ。会いに行くといつも、顔をしわしわにして、笑顔で迎えてくれます。趣味は宝くじ(笑)。
前回、会ったのが2年前だったから、大きくなったユキちゃんを見て大喜びでした。サファリパークの興奮が冷めやらないユキちゃんは、ひいおばあちゃん相手に猛烈トーク。おばあちゃんはそんなユキちゃん相手に、そうかいそうかいと嬉しそうにうなづいていました。
私と話すときは、一生懸命、標準イタリア語で話してくれるノンナ・ヴィータですが、親戚のおばさんが来ると、プーリア弁になってしまいます。これが難解。まったく判りません。でも、どうやらいつも話題は大好物の「キノコ」であるようで、どこに生えているとか、畑に植えてみようとか、そんな話をしています。
一人で住んでいても、近所に親戚が沢山いるので、毎日誰かが来ていて、家の外に椅子を出して通る人を眺めながらおしゃべりをしています。これは、南イタリア特有の光景。
帰り際に、おばあちゃんがキッチンの奥からなにやら出してくれました。
カーチョ・リコッタだ~。"cacio"(カーチョ)とは南イタリアでチーズという意味で、これはセミハードタイプのリコッタチーズです。いわゆるクリームタイプのリコッタ・チーズとは違い、塩気と酸味があり、トマトソースのパスタに摩り下ろしてふりかけたりします。ノンナ・ビータは薬局で売られている、"caglio"(カーリオ)と呼ばれる牛の胃から取り出したもの(日本語ではレンニンと呼ぶそうです)と、羊飼いから直接買った羊のミルクを使って、自家製カーチョ・リコッタを作っています。アントネッロが大好きなので、いつも帰り際に持たせてくれるのです。アントネッロにとっては、このカーチョ・リコッタをたっぷりふりかけたトマト味のパスタが、「懐かしいプーリアの味」だそうです。
ヴィータおばあちゃん、有難う。
また次回お会いする日まで、お元気で・・・
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ユキちゃんと遊園地
http://lacasamia2.exblog.jp/3140041/
2006-08-22T19:14:00+09:00
2006-08-22T23:02:59+09:00
2006-08-22T19:14:39+09:00
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ユキちゃんと海2006
さて、サファリパークで動物を観察した後は、隣の遊園地へgo!
ちなみに入場料はサファリパーク+遊園地+遊園地の乗り物券5枚+サル山入場券+イルカショーがセットになって、1人19ユーロでした。4歳以下は無料なので、私とアントネッロの分だけ払い、合計で約40ユーロ。親子3人で一日たっぷり遊んでこの値段は、結構良心的だなあ。
まずは腹ごしらえ。朝、おばあちゃんが作って持たせてくれたパニー二をベンチに座ってほおばります。中身は、生ハム+モッツァレラチーズ。特大です(笑)。
ユキちゃんの隣にいるのは、従兄弟のアンドレア君、5歳。
まずユキちゃんが乗りたがったのは、回転木馬。
「ユキちゃん、これはフィレンツェにもあるじゃない?他のにしたら?」
という私の言葉も聞き入れず、回転木馬に乗るユキちゃん。楽しんでいるから、ま、いっか。
かなり暑かったので、マメに日陰で水分の補給。
ユキちゃんが飲んでいるのは、"granita"(グラニータ)と呼ばれる飲み物。シャーベットにもっと水分を含ませたようなもの。ユキちゃんは、レモン味、私とアントネッロはコーヒー味を飲みました。遊園地のこうした飲み物って、余り美味しくないというのが定説ですが、美味しかった!さすが、南イタリア、グラニータとかコーヒーは手抜きをしません。
そして、従兄弟達が乗りたがったのがコレ。小さなゴーカートに乗って、がんがん他の車に当てる乗り物。さすが男の子だなあ。ユキちゃんは怖がるかと思い、一応乗りたいか聞いてみると、乗りたいとのこと。アントネッロと一緒に乗りました。
こういう乗り物は日本の遊園地にもあるのでしょうか?日本だったら、ゴツンと当たったら、「済みません」と謝ってしまいそう。皆、お行儀良くグルグル周っていそうだなあ。イタリア人は、わざとぶつかって、楽しみます。ぶつかられたほうもぶつかったほうも大爆笑、たまに皆がぶつかって団子状態になっています。
ユキちゃんが、どのくらい楽しんでいたかというと・・・
ユキちゃん、大爆笑。アントネッロも本気になっているし(笑)。
大観覧車にも乗りました。向こうに見えているのは、ファサーノの町。そして緑の部分はすべてオリーブ畑です。アドリア海も見えます。
ユキちゃんと、二人の従兄弟、アンドレアとルーベンス。
私たち3人だけで行くのではなく、従兄弟達と行ったので、ユキちゃんにとっては楽しさ倍増だったようです。
結局、空飛ぶダンボ(もどき)、芋虫電車、回転木馬、観覧車、ゴーカート、サル山を楽しんで子供たちのスタミナ切れ。程よいところで引き上げました。
ユキちゃんにとっては初めての遊園地。楽しかったね。
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プーリアと象
http://lacasamia2.exblog.jp/3135377/
2006-08-22T00:57:00+09:00
2006-08-22T01:00:51+09:00
2006-08-22T00:57:17+09:00
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ユキちゃんと海2006
オリーブの木の上で昼寝をするライオン、車の中を覗き込むラクダ・・・
ここは、プーリア州のFasano(ファサーノ)という場所にある、イタリア最大のサファリパークです(というか唯一かも)。
この日、私たちは、アントネッロの妹ステファーニア家族と一緒にサファリパークに行きました。ユキちゃんにとって、野生動物を実際のは初めての経験。普段は、ヤギや羊と慣れ親しんでいるユキちゃんですが、やっぱり象やシマウマを間近で観察する機会に大興奮です。いつか、アフリカで自然環境に生息する象を見せてあげたいなあ(というか見てみたい)。
このサファリパークが出来たのは30年以上前。アントネッロも小さい頃、お父さんに連れて来てもらったそうです。その頃は、サル山もこうして車で見学をしていたそうで、サル達に取り囲まれて、車のアンテナやバックミラーを分解されてしまったそうです(笑)。今では、サル山は別の場所に移され、厳重な網で防御されたバスに乗って見学をします。
ミョーにマッチするオリーブの木とラクダ。サファリパークの中にも、樹齢100年以上の巨大なオリーブの木が沢山残っています。
私はシマウマの鮮やかなシマに感激。シマシマでした(笑)。
ファサーノからアルベロベッロの一帯は、ローマ時代にチュニジアから象を引き連れて進軍しローマ人に脅威を与えたハンニバル将軍が駐留した場所でもあります。当時、80頭の像を引き連れたカルタゴ軍が20年間、このあたりに駐留していたとのこと。アルプス越えをした後で、温暖で平らなプーリアの平原にたどり着き、象たちもさぞほっとしたことでしょう。
そしてプーリアといえば、食用のダチョウの飼育が最近盛んです。平らな大地で、土地代も安く、温暖な気候がダチョウの飼育に向いているとのこと。「大きいから、盗まれる心配もないしね」(義父さん談)
ちなみに写真右のダチョウは、脱走を図っていました(笑)。
そして、私たちはこの後、隣の遊園地へ・・・
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夜のガッリーポリ
http://lacasamia2.exblog.jp/3123916/
2006-08-20T22:07:00+09:00
2006-08-20T23:22:02+09:00
2006-08-20T22:07:45+09:00
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ユキちゃんと海2006
Gallipoli(ガッリーポリ)は南イタリアプーリア州のイオニア海側の町です。ギリシャ語のCalipolis(cali=美しい+polis=町)という言葉から由来している通り、イオニア海にせり出した、プーリアでも有数の美しい町です。
ギリシャ風の白壁の建物。2~3階建ての平らな屋根の建物が並んでいます。
どの小道も海に突き当たります。迷路のように伸びる小道は殆どが住宅。皆、椅子を外に出して夕涼みをしながら、おしゃべりに夢中です。
私たちが入ったトラットリーアは、海沿いにある、"pescatore"、その名もずばり「漁師」という名のトラットリーア。まず、おじさんに、"Vino ?" (ワイン?)と聞かれ、"Si"と答えると、いきなりこのカラッファと呼ばれるテラコッタのワイン入れにたっぷり入った白ワインが出てきました。そっか~、フィレンツェだと、「ワイン」と言うと、キャンティの赤ワインですが、プーリアではロゼか白ワインです。程よく冷えた白ワインは、地元産malvasia(マルバズィーア)旨っ!
ユキちゃんは、前菜でダウン。爆睡です(笑)。
私たちは、魚介の前菜の盛り合わせと、セコンドを頼みました。
前菜は、赤ピーマンの細切とイカのマリネ、タコとジャガイモと玉ねぎのマリネ、一口芋コロッケと肉団子、ムール貝のフリッタータ)でした。タコもイカも柔らかくてとても美味しかったです。ムール貝のフリットは、卵とパン粉、パセリを混ぜたものを、殻を片側取り除いたムール貝の貝の上に流し込み、パン粉とニンニクのすりおろしを上にかけたものをオーブンでカリッと焼き上げたものです)
セコンドには、アントネッロは魚介のフリット、私はサラゴと呼ばれる鯛を薄くしたようなお魚の網焼きを頼みました。フリットも美味しかったけれど、特に身がしまったサラゴは絶品でした。
洗練されたレストランではないのですが、新鮮な魚を食べるのならお勧めのトラットリーアです。この後、レモンのソルべとコーヒーを頼んで、料金は二人で45ユーロ(一人あたり23ユーロ)でした。観光地なので、格安!というわけではないけれど、フィレンツェのレストランの相場からすると半額です。
生ムール貝を売る魚屋さんは夜遅くまで繁盛。
アントネッロも、来年は、是非、ガッリーポリに2泊くらいして、ゆっくりとこの周辺を周りたいねと言っていました。
プーリア編はまだまだ続きます・・・
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ガッリーポリの夕陽
http://lacasamia2.exblog.jp/3121380/
2006-08-20T16:55:00+09:00
2006-08-20T17:39:52+09:00
2006-08-20T16:55:38+09:00
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ユキちゃんと海2006
昨日、夏休みを終え、フィレンツェに戻ってきました。
(ここ3日間に、メインサイト「ラ・カーサ・ミーア」へお問い合わせを頂いたお客様へ:回答が遅れておりますが、今日明日で、順次ご回答をお送りいたしますので、今しばらくお待ちくださいませ。お問い合わせ有難うございました。)
まだまだ、プーリアで撮りためた写真があるので、しばらくはプーリア編を続行します。
今回の旅行は、アントネッロの家族と海の家でのんびりすごすのが目的だったのですが、1日くらいは、3人でどこかに行こうということで、イオニア海沿いの小さな町、"Gallipoli"(ガッリーポリ)に夕陽を見に行きました。
ガッリーポリは海に突き出た半島で、徒歩30分程で1周できてしまう小さな町ですが、夏場は観光客で一杯になります。
このように、海側に沿って、夕陽を見ながら散歩をすることが出来ます。
漁港なのですが、そのすぐ隣には、無料海水浴場もあります。船の間から見える水の透明度はかなりのもの。上から、海底が見えます。
ユキちゃんとアントネッロが見ているのは・・・
イオニア海に沈む夕陽。皆で、見ることが出来て良かったなあ。
漁港の近くには魚市場があります。午前中は、とても賑やかです。
午後は、生のムール貝を食べさせてくれる魚屋さんが繁盛しています。レモンをかけてツルッと食べるムール貝、美味しい~。
ガッリーポリの町並みをちょっとご紹介。
写真右は要塞です。
こんなカラフルな教会が、小さな町のわりに、たくさん建っています。皆、海に向かって建てられているのは、漁船の無事の帰りを祈ってのことなのでしょうか。
これは、伊勢海老を釣るためのワナ。餌につられて籠の下部から入った伊勢海老は中から外に出ることが出来ない仕組みになっています。それにしてもこんな巨大な籠で、どんな大きな伊勢海老が獲れるのでしょう(笑)。家の入り口で、この籠や、漁船の網を繕う漁師を見かけ、観光地化されたこの町が、まだまだ漁港としても成立っている様子を垣間見ることができます。
お散歩を終えた私たちは、ガッリーポリのトラットリーアで夕食を食べることにしました。
何を食べたかというと・・・
次回のアップをお楽しみに(引きずるっ)♪
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海の植物図鑑
http://lacasamia2.exblog.jp/3103199/
2006-08-18T08:59:37+09:00
2006-08-18T08:59:37+09:00
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ユキちゃんと海2006
砂浜へのアプローチに見られる海辺の植物を観察してみました。
写真の右端に写っているのは、"fichi d' india"(フィーキ・ディ・インディア)と呼ばれるサボテンの一種。直訳すると「インドのイチジク」。このサボテンの実は、熟れると黄色くなり、南イタリアではそれをデザートとして食べます。手で触るととげが刺さるので、まず、水で細いとげを洗い流し、ナイフとフォークを使って上手に皮をむきます。味は、とっても甘くて美味しいのですが、沢山の種があるのが曲者。でも美味しいですよ。
写真左は、"giglio del mare"(ジーリオ・デル・マーレ)と呼ばれる海辺に咲くユリです。灼熱の太陽の下、殆ど雨が降らない8月の砂地でこんな美しい花を咲かせるなんてすごい生命力です。
海辺の植物には棘があるものが多いのですが、どうしてなんでしょうね?
写真左はタイム。香りはオレガノとタイムの間といった感じです。
写真右はローズマリー。海辺のローズマリーは香りがより強いような感じがします。
これは"cetruolo del mare(チェトリオーロ・デル・マーレ)と呼ばれる植物。直訳すると「海辺のキュウリ」。食べることは出来ませんが、梅干よりも少し大きめの丸い瓜がなり、熟した実を棒でつつくと「パンッ」と音を立てて破裂します。破裂するときに、水と種を噴出すのが特徴。ナルホド、瓜の中に水をためておきそこで種にたっぷり水を吸わせた状態で破裂させれば、すぐに芽が出るというわけですね。
環境に合わせて工夫して生き延びる植物の生命力にはびっくりです。
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ファミリーランチに欠かせない一品は・・・
http://lacasamia2.exblog.jp/3093998/
2006-08-17T05:11:00+09:00
2006-08-17T05:16:37+09:00
2006-08-17T05:11:38+09:00
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ユキちゃんと海2006
8月15日の祭日は、イースターやクリスマスと同じくらい重要な日。アントネッロのプーリアの実家では、家族全員でのファミリーランチを楽しみます。こうしたちょっと特別なファミリーランチに、絶対に欠かせないのが、マンマ手作りの"orecchiette"(オレッキエッテ=プーリア名物耳たぶ型のパスタ)です。「orecchie オレッキエ=耳」に似ているのでこう呼ばれるパスタは、同じプーリアでも町によって大きさが大分変わります。
アントネッロも良く作るけれど、義母さんは、アントネッロの倍の速さで手早く、大人8人+子供5人分のオレッキエッテを作ってしまいます。
やっぱり義母さんが作るオレッキエッテは形がそろっていて美しいです。
この日は、カバテッリと呼ばれるマカロニ(これも1個ずつ手作り)をミックスし、トマトソースであえ、先日ご紹介した地元のチーズ、カーチョリコッタをたっぷりとかけて頂きました。
そしてセコンドとして出されたのが、"spigola"(スピーゴラ=スズキ)の塩焼き。
焼く前に、海水で洗うので、塩をする必要はありません。
網にはさんで石釜の手前でさっと焼きます。どこかで見たような懐かしい光景・・・
これをレモンを絞って食べます。う~ん、美味しい!!
あ~でもこれは、大根おろしと、お醤油、ほかほかの白ご飯で食べたいなあ。
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8月の祭日
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2006-08-16T03:13:00+09:00
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ユキちゃんと海2006
今日、8月15日はferragostoと呼ばれるイタリアの祭日でした。名前の由来は、ferie di Agosto(8月の祭日)という言葉が短縮されたそうですが、Assunzione S.Vergine という聖母マリアを祭ったキリスト教の祭日です。しかも元をたどるとローマ時代には太陽の神を祭った日だったそうです。
南イタリアでは、8月15日は家族で海水浴をするのが一般的です。ここ数日、毎日、海水浴をしているユキちゃんですが、もちろん今朝も、従兄弟やおじさん、おばさんたちと一緒に皆で海に行きました。
ユキちゃんは最近、腕につける浮き輪(日本語ではなんと言うのでしょう?イタリア語ではbraccvioli(ブラッチョーリ)と呼びます)をつけて一人で泳ぐことが出来るようになりました。
今日は波もなく静かだった海。昨日から気温が上がり、海水は温かいくらいでとても気持ちが良かったです。
おじさんと砂遊びをして大喜びの子供たち。
二人はプーリアにすむ、ユキちゃんの従兄弟達です。ユキちゃんには合計で4人の従兄弟がプーリアにいます。一日10回喧嘩して、10回仲直りする子供達(笑)。
義母さん曰く、「海は子供を丈夫にする」そうですが、もともと山暮らしで丈夫なユキちゃんは、ますますパワーアップしたようです。
さて、8月15日のファミリーランチに義母さんが何を作ったかというと・・・
次の更新をお楽しみに♪
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おばあちゃんと豆剥き
http://lacasamia2.exblog.jp/3081197/
2006-08-15T19:18:00+09:00
2006-08-15T19:26:31+09:00
2006-08-15T19:18:33+09:00
lacasamia3
ユキちゃんと海2006
昨日の朝、ふとパティオの片隅に目をやると、おばあちゃんとユキちゃんのこんな光景がありました。我が家でもそうなのですが、ユキちゃんは、お料理の下ごしらえが大好き。遊びを中断して、「何しているの?手伝ってもいい?」とやってきます。
二人が剥いているのは、義父さんが早朝、畑から沢山採ってきてくれたえんどう豆。ドーリアと呼ばれるプーリア種のえんどう豆は、細長くてしっかりと歯ごたえがあります。えんどう豆は、今の時期、どんどんと成長するので、ちょっと収穫が遅れるとすぐに硬くなってしまい、豆の部分が大きくなってしまいます。ほかのえんどう豆と一緒に、そのまま茹でて食べるには固すぎるので、私はそのまま捨てていたのですが、義母さんは丁寧にそれを剥き、豆の部分を取り出して、他のえんどう豆と一緒に茹でます。こうした、「食べ物を出来るだけ捨てない」料理の知恵、「大地に感謝して大切に食べる気持ち」には、頭が下がります。反省!
左は、丁度食べごろのえんどう豆。
右は育ちすぎてしまったえんどう豆。
この日のプリモ「えんどう豆のパスタ」。えんどう豆+豆を下茹でして、ニンニクで味付けしたトマトソースでぐつぐつと煮込みます。日本ではえんどう豆は歯ごたえを楽しみますが、イタリアではくたくたになるまでしっかりと茹でるんですよ。これを茹でたスパゲティーなど長めのパスタにあわせて、チーズをたっぷりとかけるだけ。
プーリアではパルメザンチーズよりも、地元産の"cacio ricotta"(カーチョ・リコッタ)と呼ばれるハードチーズを摩り下ろしてパスタに使うことが多いです。見た目は白くて、ちょっと酸味があるこのチーズ、インゲンのパスタには欠かせません。手に入らなければ、ハードタイプのペコリーノチーズを摩り下ろして代用できますよ。
セコンドには「ナスのはさみ揚げ」。中にモルタデッラ・ハムとモッツァレラチーズをはさんで衣をつけて揚げたもの。私は、プーリアに来てから、怖くて体重計に乗っていません(笑)。
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おじいちゃんのアーモンド
http://lacasamia2.exblog.jp/3072180/
2006-08-14T16:01:00+09:00
2006-08-14T16:03:29+09:00
2006-08-14T16:01:11+09:00
lacasamia3
ユキちゃんと海2006
左の写真は義父さんの畑で見つけた"carciofi"(カルチョーフィ=アーティーチョーク)の花です。野菜として食べる部分は蕾、これをそのままにしているとこんな綺麗な花が咲きます。グレーの葉と紫の花のコントラストがとても美しいです。
義父さんの畑には50本のアーモンドの木があります。プーリア州はイタリアでも有数のアーモンドの産地で、バーリやブリンディシの近郊には広大なアーモンド畑が延々と続き、春はアーモンドの花がとても綺麗です。
今は、からからに枯れた木の上で乾燥させたアーモンドの収穫期です。外の果肉が割れてしっかりと開いたら収穫します。義父さんはこうして、木の下にネットを敷き、棒でたたいてアーモンドを落とします。ユキちゃんもお手伝い。
こうして集めたアーモンドは・・・
果肉からはずし、1週間ほど天日に干します。当たり前ですが、実1個につきアーモンド1粒しかとれないので、手間がかかる作業です。
こうして固い殻に包まれた状態で冬まで保管します。
写真左はまだ固い殻に包まれたアーモンド。これをトンカチで割ると中から、いわゆる粒アーモンドが出てきます。夏の採れたてアーモンドの味は、ちょっと青臭い旨みと、アーモンド特有の香りが高いのが特徴。冬までは、殻つきのまま保存します。そして冬の楽しみは、殻ごと暖炉でローストにするアーモンド。焦げやすいので気をつけながら、ローストして割ると中から香ばしい冬のアーモンドが出てきます。
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