フィレンツェ田舎生活便り2

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フィレンツェで山暮らしをするchihoの田舎便りです。フィレンツェの街歩き情報、イタリア風家庭菜園、お勧めレストラン現地情報、日帰りで行ける街の情報など。フィレンツェの滞在型アパートの紹介サイト「ラ・カーサ・ミーア」を運営しています。

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カテゴリ:フィレンツェお薦め処( 152 )

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昨日は、朝のチェックインを1つ済ませた後で、Aさんをお誘いし、どうしても気になっていたレストランにランチに行きました。
ここ、"OLIO&CONVIVIUM"は、フィレンツェの南側に今もある高級デリカの支店なのです。10年以上も前、アントネッロやパオロ達とフィレンツェの郊外の農家を借りて共同生活をしていた時に、車で通っていた道沿いにこのデリカがあり、お昼時間になると周りがすごい渋滞になる程人気のあるお店でした。気にはなっていたものの、渋滞の中でギリギリの縦列駐車は当時の私には無理だったので(笑)、いつも横目で見ながら通り過ぎていました。そして、数年前にこのフィレンツェの支店がオープンしたことを知り、いつかお食事に来て見たいなあ・・・と思っていたのです。


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中のインテリアはとっても素敵です。ワインがずらりと並び、ワイン好きの方にはたまらないかも。残念ながら私は仕事の途中だったので、ワインはパス。
何気に置いてあった冷蔵棚は大理石製で"GHIACCIAIA"と刻まれていました。"ghiaccio"(ギアッチョ)が氷という意味だから、昔はここに氷を入れて、お肉などを保存するのに使っていたんでしょうね


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プリモの種類もバリエーションに富んでいました。
左は、私がオーダーした"Gnocchi al cinghiale"(イノシシ肉のソースのニョッキ)です。2色のニョッキはモチモチしていてソースととっても良く合っていました。右はAさんが頼まれた"tagliatelle con i funghi e tartufo nero"(黒トリュフとポルチーニ茸のタリアテッレ)。パスタもしっかりと歯ごたえがありそうで、とっても美味しそうでした。

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入って左手の食材屋さんの部分はとても可愛らしい内装です。

パスタソースもお願いすると、容器に入れてくれます。手打ち麺のタリアテッレや、ラビオリもあるので、ここでパスタとパスタソースを買って、アパートで食べるのも良いですね。プロシュットも数種類あり、香ばしいトスカーナパンも買うことができます。


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外に出て、サンタトリニタ橋から見たベッキオ橋。いつも見ている風景だけれど、昨日は風がなくお天気だったので水面が鏡のようでとても美しかったです。


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OLIO&CONVIVIUM
Via S.Spirito 4 tel 055-2658198
日曜定休、月曜のディナー休み

予算的には少し高めですがその価値アリ!だと私は思います。結構、プリモのボリュームがあるので、プリモとデザート、または前菜とセコンド位で丁度良いと思いますよ。ドレスコードはありませんが、夜はちょっとお洒落をして訪れたいようなお店です。

このお店に近いアパートは、
フィレンツェのアルノ河を見下ろす「カーサ・ルンガルノ

大き目のアパートが揃うパラッツォ・メディチ

などがあります。

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by lacasamia3 | 2007-10-16 14:12 | フィレンツェお薦め処 | Comments(17)
f0106597_432979.jpg我が家のワインの消費量は、1週間で5リットル以上です。コレが平均的かどうかは別として(笑)、我が家では5リットルの大瓶でも一週間で足りないくらいです。なので、いちいち、750mlの瓶入りを1本ずつ買っているとキリがなく、普段は量り売りのワインをまとめて買っています。
一時期姿を消したのですが、最近はフィレンツェの街中でも、量り売りのワインを売るお店が増えてきました。
ココは、サンタンブロージョ市場のすぐ近くにあるワイン屋さん、"enoteca VITAE"。イタリアでは、ワインを売るお店を表す言葉として、vineria(ヴィネリーア)、vinaio(ヴィナイオ)、enoteca(エノテカ)等があります。お店のオーナーであるアンドレアさんに、「ねえ、vinaioとenotecaってどう違うの?」と質問をしてみました。


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「う~ん、どっちもワインを売るお店を指すけれど、エノテカの方が、扱っているワインの種類にも質にも幅があって、より専門的かな。だからこのお店はエノテカなのさっ」という回答が返ってきました。う~ん、洗練されすぎていない(失礼っ)店内、近所の住民に親しまれている感じは、エノテカというよりもヴィナイオといった感じを受けるのですが・・・。アンドレアも、何だか「近所の酒屋のお兄ちゃん」といった感じです(笑)。ともかく地元客が多いお店なんです。こうして話をしている間にも、入れ替わり立ち替り近所の人がワインを買いに来ていました。

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このお店のお薦めはなんと言っても"vino sfuso"(ヴィーノ・スフーゾ)と呼ばれる量り売りワイン。店内に置かれているタンクには蛇口が付いていて、空き瓶を持っていくとお兄さんがワインを注いでくれます。


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種類は、Rosso di Montalcino(ロッソ・ディ・モンタルチーノ 赤)1リットル3ユーロ、Rosso di Montepulciano(ロッソ・ディ・モンテプルチャーノ 赤)1リットル2.60ユーロ、Rosso di Castellina in Chianti(ロッソ・カステッリーナ・イン・キャンティ 赤)1リットル2.40ユーロ、CHARDONNAY(シャルドネ 白)1リットル2.60ユーロです。私は、モンテプルチャーノを買ったことがあります。どっしりとして美味しかったですよ。この中では一番濃厚なタイプです。


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お店の片隅には、それぞれの大きさの容器が置いてあり、空き瓶がない人には、5リットル瓶(3ユーロ)、2リットル瓶(1ユーロ)、1リットル瓶(50セント)を売ってくれます。コレをまた飲み干して、洗って持ってくれば次回からはその瓶に入れてくれますよ。


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勿論、瓶入りでも美味しいワインが揃っています。高くて美味しいワインは見つけるのが簡単だけれど、そこそこ安くて美味しい(価格と質のバランスが取れた)ワインってなかなか見つけにくいものです。お兄さんお薦めのキャンティ・クラシコはコレ、Podere la Cappella。San Donato in Poggioの農場で作られたオーガニックワインです。これは2004年、1本12ユーロ。


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その他、白であればお薦めは、"IBISCO"。プーリア州レッチェ近郊のZACCAGNINIというメーカーのワインです。プーリアの赤ワインもありました。お勧めは、"LUTROC"というNEGRO AMARO (ネーグロ・アマーロ)。これもやはりレッチェの近くのワイン農家のワインです。


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こうして色々と説明をしてもらっている間にも、量り売りワイン10リットル(!)の宅配をお願いしに来た近所のおばさん、ワイン好きらしいスーツ姿の紳士、近所の時計屋さんのご主人などが次々と顔を出し、やっぱり「気取ったエノテカ」と言うよりは「近所のヴィナイオ」だなあと感じました。フィレンツェにいらしたら是非、量り売りワイン体験してみてくださいね。
左上に見えるのがフィレンツェのドゥオーモです。ドゥオーモに平行して走るコルソ通りをずっと東側に進んでいった先の右手です。

enoteca VITAE
Borgo la Croce 75r
9:00-13:00 16:00-20:30
日曜定休

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by lacasamia3 | 2007-10-03 05:01 | フィレンツェお薦め処 | Comments(18)
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イタリアでは、大都市にも小さな村にも、必ず"Piazza"(ピアッツァ=広場)があります。フィレンツェにも大小様々なピアッツァがあり、そこに人が集まります。ピアッツァには必ずバールがあるのですが、これはピアッツァがあるから→人が集まり→人が集まるから→バールがあるというなんだかとても判りやすい系図が成り立つからのような気がします。広場による都市構成ってヨーロッパの特徴でしょうね。
現在のレプッブリカ広場には、ローマ時代、Foro fiorentino(フォーロ・フィオレンティーノ)と呼ばれる公衆浴場や公共施設が集まったスペースがあったそうです。その後、ユダヤ人街となり、市場として使われたこともありましたが、19世紀末、トリノからフィレンツェへイタリア国の首都が移されたのをきっかけに、1866年に現在の姿のレプッブリカ広場の建造が始まりました。広場の周りの建物の建築様式がフィレンツェのルネッサンス建築とは異なり、トリノ風であるのはこの為です。


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写真左 建物の上部中央に掲げられた石碑には、"L'ANTICO CENTRO DELLA CITTA'/ DA SECOLARE SQUALLORE/ A VITA NUOVA RESTITUITO "と書いてあります。直訳すと、「街の歴史ある中心部は、世紀にわたる暗闇から(抜け出し)、新たな命を与えられた」です。ちょっと言いすぎ(笑)。

写真右 広場の象徴的な建物であるアーチは"galleria"(ガッレリーア)と呼ばれるアーケード部分と一体になっています。私が良く寄る本屋さん、EDISONもここに入っています。


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レプッブリカ広場のアーケードは、フィレンツェの中で沢山ある、私が好きな空間の1つです。アーケードには、銀行や本屋さん、郵便局などが入っていて、特に特徴はないのですが、何だか歩いている人がのんびりしているような気がします。私もココを歩く時には、不思議と歩く速度がゆっくりになります。


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写真左: 広場の周りには世紀末に開業した歴史あるバールが数軒、今もそのままの姿で営業しています。
この広場は今でもフィレンツェ人が集まる場所です。毎日、朝は、おじさんたちが政治談議に花を咲かせ、土曜日や日曜日の夕方は家族連れで賑わいます。ローマ時代から変わらず、人が集まる場所なんですね。
この写真、何だかヘンだと思いませんか?実は、バールの上の建物の部分は現在工事中なので防御幕に覆われているんです。もともとの建物の写真を実物大で防御幕にプリントしたようです。フィレンツェの中心部は皆一斉にこうだから、恐らく市の建築法で決まっているんでしょうね。こうすると工事中だということが余り判りません。

写真右: 「ママ、早くお家に帰ろうよ」。お山のお家に帰りたくなってふくれてしまったユキちゃん(苦笑)。ゴメンゴメン、すっかりのんびりしてしまいました。さ、おうちに帰ろう♪

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by lacasamia3 | 2007-09-18 14:15 | フィレンツェお薦め処 | Comments(26)
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この記事は、より見やすく編集しなおしてメインサイト、フィレンツェ情報ラ・カーサ・ミーアの情報ページフィレンツェ見所案内 サンタクローチェ教会 後編で地図付きで掲載しています。

他にもフィレンツェ情報を沢山掲載していますので、宜しかったらご覧下さい。


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by lacasamia3 | 2007-06-23 16:13 | フィレンツェお薦め処 | Comments(14)
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この記事は、より見やすく編集しなおしてメインサイト、フィレンツェ情報ラ・カーサ・ミーアの情報ページフィレンツェ見所案内 サンタクローチェ教会 前編で地図付きで掲載しています。

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by lacasamia3 | 2007-06-22 21:59 | フィレンツェお薦め処 | Comments(23)
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さて、私がパラッツォ・コルシー二の職人展を訪れた一番の目的は、友人のマルタとシモーナの子供服のスタンドを訪れることでした。
"SARTORIA"(サルトリーア=仕立て屋さん)と書かれた看板が掲げられた彼女達のスペースには、楽しい手作りのぬいぐるみや子供服(3ヶ月から6歳まで)が並び、手作りの温かい雰囲気に満ち溢れています。
←今回の職人展の為に、沢山の新作を作った二人、お疲れ様でした。


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ブランド名は、"L'AGUGLIA"(ラ・グーリア=アグーリアとはサヨリに似た細長いお魚です)。魚グッズを集めているマルタの発案でつけた名前だそうです。
ニワトリ、可愛いでしょ♪


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手前の1本足のニワトリは、足を引っ張ると、オルゴールが鳴り始めます。


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この使い込んだSINGER社のミシンがマルタの秘密兵器。このミシンからマルタ&シモーナワールドが生まれているんですよ。最新型のミシンよりも、この古めかしいミシンの方が使いやすいそうです。シモーナも同じ型のミシンを使っています。

可愛い夏服が沢山展示されていました。


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前あわせの型は丈の長さが色々あって可愛かったです。短めのは、下にスパッツをはかせても良いですよね。


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写真左 この絶妙な丈、着せたらきっと可愛いんでしょうね。
写真右 これはまたの部分にスナップが付いていて赤ちゃん用。色使いがちょっとレトロです。


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いつか彼女達のお店がオープンすることを願いつつ、これからも応援したい二人です。
頑張ってね♪

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by lacasamia3 | 2007-05-22 21:56 | フィレンツェお薦め処 | Comments(11)
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さて、話題は職人展に戻ります。
私が訪れた日には、午後のイベントとして、教会などの鐘をつくっているモリーゼ州から来た職人さんが、数ヶ月前にブロンズを流し込んだ教会の鐘の型出しというデモンストレーションを行いました。お寺が沢山ある日本でも、お寺の鐘を専門に作っている職人さんはもう少ないんでしょうね。沢山の教会があるイタリアでもそうです。更に、この工房では、全ての工程を手作業で行い、薪釜で焼きの工程を行うというこだわりよう。見た感じ、マエストロ(師匠)といった感じの髭のおじさんと、またまた体の大きなアシスタントの方の二人で、土の型を取除き、中からブロンズの鐘を取り出すという貴重な作業を見せてくれました。


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こうしてとんとんと叩きながら、下のブロンズに傷をつけないように丁寧に縦に割れ目をつけて・・・


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パカッと型を2つに割ったら、中からブロンズの鐘が出て来ました。
すすをブラシで丁寧に取除きます。この作業が一番楽しいそうで、おじさんにも笑顔が見えていました。どうやら良い出来栄えのようです。


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見えますか?表面には聖母子像が浮き彫りになっています。写真右は完成品。
鐘の誕生を目の当たりにした、なかなか貴重な機会となりました。


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そして、もう一つ、今回の職人展で目を引いたのが、L'Opera di S.Maria del Fiore(オーぺラ・ディ・サンタ・マリア・デル・フィオーレ)のスタンド。見たことのある方はいらっしゃるかも知れませんが、フィレンツェの大聖堂に向かって右側に数本ある小道の内の1本、Via dello Studio に入ると、右側に小さな工房(残念ながら一般公開はされていませんが、外から中の様子を覗く事ができますよ)があります。ここは、フィレンツェのドゥオーモ(大聖堂)のメンテナンスを専門に行っている約700年の歴史がある古い工房なんです。ドナテッロ、ブルネッレスキ、ミケランジェロなどルネッサンス期の偉大な彫刻家もこの工房で作品を作っています。ミケランジェロの有名なダヴィデ(現在、フィレンツェのアカデミア美術館蔵)はこの工房で彫られたそうなんですよ。


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現在では8名の職人さんが働いており、作業の約90%はドゥオーモの外壁に足場を組んで排気ガスで汚れた部分を洗浄する作業だそうです。片側をきれいに洗浄しおわると反対側が汚れてしまい・・・ということの繰り返しだと職人さんが説明してくれました。ドゥオーモを後世に残すには、完全に車の進入をシャットアウトするしか方法がないそうです。


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また、残りの10%は、外壁の装飾や、内部の装飾で崩れてきてしまった部分を修復したり、修復しようがない状態のものは、新しく大理石で全く同じ部分を作成し、それを嵌め込むそうです。
現在私達がフィレンツェのドゥオーモを鑑賞できるのは、こうした職人さんたちの伝統的な技があってのことなんですね。


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鐘の職人さんも、ドゥオーモの職人さんも腕が太くて、逞しいなあと思いました。肉体労働が中心で、決して楽な仕事ではないだろうと思いますが、「職人魂」があるから続けられるんだろうなあ。

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by lacasamia3 | 2007-05-21 17:15 | フィレンツェお薦め処 | Comments(4)
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昨日は、ちょっと空いた時間を利用して、Artigianato Palazzo(アルティジャナート・パラッツォ)という、毎年開かれる職人展に行ってきました。今年は、5月18日から5月20日まで。伝統工芸、職人芸をもっと広く知ってもらおうという目的で始まったこの職人展は毎年、この時期に、フィレンツェの中央駅から徒歩3分の場所で開かれています。
外環道路に面した場所に、会場のPalazzo Corsini(パラッツォ・コルシー二)があります。この邸宅は1621年に、コルシー二家により買い取られました。
外の塀からは全く想像できないのですが・・・


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中に入ると、ビックリするほど広い庭園が広がっています。フィレンツェの町の中心部にこんなに広いスペースがあるなんて意外だったのですが、外からは見えないけれど、こうした広い庭園が残っている邸宅って結構あるんですよ。


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普段、一般公開はされていない庭園なので、私も年に一度「職人展」でこの庭園を訪れるのを楽しみにしています。
四角く刈り込まれた生垣の中に様々なハーブが植わっていてなかなかお洒落!チューリップなど平凡な花は植えず、花を咲かせるハーブや、大輪の薔薇、実をつけたレモンやオレンジの大きな鉢が控えめにアクセントとして植えられています。


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写真を撮るのを忘れてしまいましたが、会場のあちこちにはゴミ箱として、中にポリ袋を入れた味のある大きな籐の籠が何気なく置いてありました。


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ここは、limonaia(リモナイア)と呼ばれるレモンやオレンジなどの鉢専用の収納庫。フィレンツェでは昔から、屋外では冬越しができない植物を、冬にリモナイアに移動し、保管するんです。そのためだけに、こんな大きな建物を作ってしまうなんて贅沢ですね。


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左右2軒あるリモナイアは、展示スペースとして利用されていました。
ジュエリー、テキスタイル、ガラス、陶器など様々な分野の職人が参加し、展示直売をしています。面白いのは、それぞれの職人が、道具や機械を持ち込み、実演をしていること。ものづくりの現場っていつ見ても面白いですよね。


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展示ブースは外にもあります。
ここはボローニャから参加していたプリント生地屋さん。


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この職人展が私を惹きつける魅力は、勿論、フィレンツェの独自のものづくりをする職人と出会うことが出来るということもありますが、古いものを大切にし、時間をかけて丁寧に育てられた植物や丁寧に保存された施設を旨く利用して、お洒落に演出しているところです。


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これはなんの花なんだろう?満開でした。


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リストエリアもとってもお洒落。
彼女は、アイリスのチョコレートを売っていました。フィレンツェのシンボルマークであるアイリスをチョコレートに混ぜたもの。ほんのりお花の香りがします。お花にちなんだ帽子が素敵です。

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これは恐らくセージ。でもフワフワとした白い毛が表面に生えている変わった種類です。

ひゃ~、ダラダラまとまりなく写真をアップしたら、ずいぶん長くなってしまいました。
ココまで読んでくださって有難うございます。
この続きは後ほど・・・

ARTIGIANATO PALAZZO
Giardino di Palazzo Corsini
入場料7.50ユーロ
2007年5月18日から20日まで朝10:00~
(毎年開かれ、色々なWEBサイトでも日程の告知が出ると思いますよ)フィレンツェ中央駅から徒歩3分、VIA DELLA SCALAを外環道路へ向かって進んだ左手です。

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by lacasamia3 | 2007-05-19 13:48 | フィレンツェお薦め処 | Comments(32)
さて、サンタ・マリア・ノヴェッラ教会&薬局見学ツアーレポート後半です。

私も今まで知らなかったのですが、今回のツアーで、サンタマリアノヴェッラ薬局の中に、一般公開されている小さな展示室があることを知りました。
入った突き当りの売店(天井にフレスコ画がある)の右手、古いつぼなどがある細長いお部屋の更に右手から入ることができます。とても小さな展示室で入場は無料、但し開館は不定期なので、いらした時にちょっとのぞいてみてください。また、右手奥の小さな礼拝堂も見学することができます。
この礼拝堂には、1300年代に描かれた最後の晩餐があります。1300年代のフィレンツェの画家ジョットーの作品以前に描かれた「最後の晩餐」は、テーブルが円卓だったそうです。この作品も貴重な「円卓の最後の晩餐」の一例。また1400年後半から、円卓の最後の晩餐が復活するそうですが、色んな教会の最後の晩餐を鑑賞しながら、円卓か、長方形のテーブルかというのを見てまわるのもなかなか面白そうですね。


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さて、展示室には今までに薬局に残された貴重な資料や道具などが展示されていました。


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写真左: 薬草やポプリを混ぜ合わせたり、保存したりするために使われていたテラコッタの壷。
写真右: これは販売用の容器。薬草やポプリはこの容器に入れて販売されていたそうです。販売用だったので、薬局には殆ど残っておらず、貴重な品。


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写真左 この壷は19世紀のもの。ガイドさんは「あっこれはあんまり古くないから・・」とはしょっていましたが(笑)、これもなかなか素敵。壷の表面に中に入れたであろう薬草の名前が書いてあります。

写真右 恐らく彼は、教会から独立した薬局の創立者であるフラ・アンジョロ・マルキッスィ。メディチ家の紋章である6個の珠に、薬局のシンボルであるヘビが絡まっています。


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写真左 売店の右手にある廊下の奥にはエルボリステリーア(薬草を扱う薬局)があります。今でも、症状を伝えると、エルボリスタと呼ばれる薬草の薬剤師さんが、自然の成分で出来たお薬を処方してくれるんですよ。ここには、売店には置かれていない限定グッズなどもあるので、是非このエルボリステリーアも訪れていただきたいです。装飾も素敵ですよ。


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昔販売されていた商品も残されています。写真右はオリーブオイルの石鹸。


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写真の右手前にあるのは、恐らく石鹸の型。
そして左の奥にあるのは、"Acqua Antisterica"(アックア・アンティイステーリカ)と呼ばれた人気商品(笑)。鎮静効果があるそうです。その他、気つけ薬として、"Aceto dei Sette Ladri"(7人の泥棒のお酢・何故「7人の泥棒」なのかは不明)などもありました。気絶しそうになった人の鼻先に、すっぱ~いお酢を突きつけるのかな?(笑)。
昔、貴族の家でのシーン:
「お宅の娘さん、結婚間に妊娠したらしいよ」
ハンカチを片手に(倒れる母親)
さっとお酢が入った瓶を鼻先に突きつけると・・・
「はっ、酸っぱ~(復活)」みたいな感じ?違うか(爆笑)


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このお部屋の奥の窓からは、裏のキオストロ・グランデ(今は軍の士官学校)が見えます。昔はこちら側が入り口だったんでしょうね。

Officina Profumo-Farmaceutica di Santa Mari Novella
サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局

Via della Scala 16 Firenze
日曜、祝日休み 昼休みあり
サンタ・マリア・ノヴェッラ教会を背にして広場を横切り、右手に伸びる通りVia della Scalaに入った先の右手です。

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by lacasamia3 | 2007-05-17 19:37 | フィレンツェお薦め処 | Comments(5)
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いよいよ、サンタ・サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局に移動します。
ここは、正式名Officina Profumo-Farmaceutica di Santa Maria Novellla(オッフィチーナ・プロフーモ・ファルマチェウティカ・ディ・サンタ・マリア・ノヴェッラ)といいます。今現在の入り口は、Via della Scala No.16。
1221年以降、ドメニコ派修道士達がフィレンツェにやってきて以来、サンタ・マリアノヴェッラ修道院内では既に畑では薬草が栽培され、修道院内の病んだ修道士達を治療するためにそれらが使われていたそうです。1300年には既に"Acqua della rosa"(薔薇水・現在も販売されています)を教会外にも販売し始めました。1300年代半ばには、アッチャイウオーリ家の貴婦人がこの薬局の薬草によって病気から治り、教会にお礼を奉納をしたという記録が残っています。
1612年に修道院外部へ香料や薬草リキュール、クリーム、エッセンスなどを販売する目的で、修道士Fra' Angiolo Marchissi(フラ・アンジョロ・マルキッスィ)の監修の元、トスカーナ大公のお墨付きで現在の薬局が開かれました。
1866年には、修道院を完全に離れ、一度、国の管理下に置かれたのですが、その後、Cesare Augusto Stefani(国の所有になる前まで管理をしていた最後の修道士の甥)が薬局の所有者となり、以後ステファニー家が4代に渡って現在もこの薬局の管理を行っています。フィレンツェにはどの修道院にも、こうした薬局があったのですが、サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局以外、現在残っている薬局の殆どは、1800年代後半に国の管理下に置かれた後、市の薬局として現在も運営されています。他の薬局が、現代医学の薬局として変化を遂げたのに対して、昔のままの姿をそのまま残したサンタ・マリア・ノヴェッラ薬局の特異性は、個人の企業に渡ったという経緯によるのかも知れません。


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↑これが薬局の入り口ですよっ!美術館のようなエントランスです(中も)。


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入った奥には重厚な棚が並ぶ売店があります。
1612年から1848年まで、売店は、現在のエルボリステリーア(薬草などを扱う薬局)のある場所にありました。現在の売店がある部屋は、もともとは病んだ修道士達の為のミサを行っていた、聖二ッコロ礼拝堂と呼ばれる礼拝堂だったそうです。1600年代に火事で焼けてしまって以来、倉庫として長らく使われていたのですが、1848年に修復されて以来、販売サロンとして利用されています。
天井には4大陸を象徴する人物像が描かれていて、「4大陸でその名を知られた薬局」の意味があるそうです。


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お馴染み、サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局の石鹸。
"Sapone Fior d'Iris"(アイリスの石鹸)が有名ですよね。ミントもあります。どんな香りなんだろう・・・。見たい時には、店員さんにお願いすると恭しく棚から取り出してくれます。


今日はココで時間切れっ!
また明日、続きをお伝えします。

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by lacasamia3 | 2007-05-16 02:01 | フィレンツェお薦め処 | Comments(18)