
さて、6リットルものプリミティーヴォ・ディ・マンドゥーリアを買い込んで、その日の午後、お肉とタラッリも仕入れて、私たちが訪れたのは、マリオのトゥルッロ。プーリアでは本当に友人が多いので、滞在中に全員に会える様にと、結構綿密なスケジュール組みをしたのでありました(笑)。
チェーリエという内陸部にある可愛らしい村から4キロほど行った場所にマリオは住んでいます。
マリオはカラブリア出身ですが、フィレンツェでアントネッロと知り合い(今から20年ほど前・笑)、私たちと一緒にプーリアにも遊びに来るようになり、とうとう農地付きのトゥルッリ2軒を買い、プーリアに住みついてしまったんです。


このブログを始めたくらいの頃は、電気もトイレもなかったのですが(その頃も私たちは泊まりに行っていました・笑)、今では電気も通り、トイレも一応あります(屋外ですが)。
5月に赤ちゃんが生まれて、パパになったマリオ。父親の貫禄は全然ないんですが(笑)、「父親になるって凄い経験だよ~!人生について深く考えたぜ」と言っていました。頑張れ!マリオッ!
満月の夜、焚き火でお肉を焼きながら、タラッリ(プーリア名物オリーブオイルで作った塩味のクッキーです)とプリミティーヴォをグビグビと。最高~!↑ワイングラスなんて洒落たものはなくて、テラコッタのコーヒーカップで飲んでいますが(笑)

新しくアントネッロに作ってもらった子供部屋の話をマリオにしていたユキちゃん。
急に、言葉に詰まって、「ヒイイ~ック・・・」ってワンワン泣き始めてしまいました。「私のお部屋のことが思い出せなくなっちゃったの。海が楽しくて山のお家のことを忘れちゃったよう。山のおうちに帰りたいよう。」と大泣きし始めたんです。
普段ユキちゃんは、私が仕事をしていて相手にしないから怒って泣いたり、転んでよほど痛かったから泣いたりっていうことはあるんですが、ホームシックで泣き出したのは初めてです。
去年はこんなことがなかったのにね。何でも、山道の木のトンネルや、子供部屋から見えるお山が恋しかったそうです。成長しているんだなあって思います。こういうことに対しては結構タフな子だと私は思い込んでいたけれど、自分の場所への愛着みたいな気持ちが芽生えているんでしょうね。
↑写真はちょっとブルーになっちゃったユキちゃん。
この後、マリオの赤ちゃんがやって来て、泣いちゃったことなんかすっかり忘れて赤ちゃんに夢中でした。ヤレヤレ・・・
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ユキちゃんも確か5歳くらいですよね?
結構多感なお年頃になってきてると思いますよ(笑)
私の姪も先日、お誕生日にカードを送ったら、大喜びしたと思ったら「ミカちゃんがいなくて寂しいよおおおおおおおお!」と大泣きのお誕生日になってしまったとか(笑)
子供のこういう繊細な心の動き、大切に育ててあげたいよね。
結構多感なお年頃になってきてると思いますよ(笑)
私の姪も先日、お誕生日にカードを送ったら、大喜びしたと思ったら「ミカちゃんがいなくて寂しいよおおおおおおおお!」と大泣きのお誕生日になってしまったとか(笑)
子供のこういう繊細な心の動き、大切に育ててあげたいよね。
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タラッリはプリッツ(日本のではないやつ)に近い味なんでしょうかね?今度ワインと合わせてみたいと思います。
ユキちゃん可愛い・・・そして切ない。言ってることがまるで詩人の様です。「自分のお部屋が思い出せない」のところなんかは中々いえる台詞じゃありません。
ユキちゃん可愛い・・・そして切ない。言ってることがまるで詩人の様です。「自分のお部屋が思い出せない」のところなんかは中々いえる台詞じゃありません。
トゥルッリのお話や先日のサボテンの記事を拝見して、1年の時間の早さに宙をあおいでしまいそうでした。(笑)
そのなかでのユキちゃんの成長は目をみはるばかりですね。
だんだんおしゃれなsignorinaになっていますよ^^。
そのなかでのユキちゃんの成長は目をみはるばかりですね。
だんだんおしゃれなsignorinaになっていますよ^^。

ユキちゃんのホームシックのお話しに胸がキューンとします。
ユキちゃんはとても繊細な感性をもっているお子さんですね。
将来がすごーく楽しみ。
そうよねー。海は楽しいけれど、お山のお家、特にお父さんが自ら作ってくれた、最高の贈り物のユキちゃんのお部屋、暫く留守してるから〜。
楽しい毎日の生活から、ふと思い出すこの間までの生活、そうだお山のお家はどなってるのかしら、と我に返るのね。おとぎの世界と現実をいったりきたりってことかな?
ユキちゃんはとても繊細な感性をもっているお子さんですね。
将来がすごーく楽しみ。
そうよねー。海は楽しいけれど、お山のお家、特にお父さんが自ら作ってくれた、最高の贈り物のユキちゃんのお部屋、暫く留守してるから〜。
楽しい毎日の生活から、ふと思い出すこの間までの生活、そうだお山のお家はどなってるのかしら、と我に返るのね。おとぎの世界と現実をいったりきたりってことかな?
MIKAさん>そっか~、姪御さんと同じくらいですね。日本だと来年、1年生かな?ユキちゃんは今年の9月からです。そうそう、子供ってビックリするほど繊細な部分も持っているんですよね。判る~。
mameさん>そうですね、タラッリはオリーブオイルがたっぷり入っているので、しっとりサクッって感じかな。白ワインも生地に練りこんで、形作り、一度茹でて(!)、それをオーブンで焼くんですよ。
brendaさん>海外にいらっしゃるんですね。後ほどそちらにもお邪魔します♪日本を離れて13年(もしかして14年?)ほどになりますが、住めば都で、イタリアでの生活を楽しんでいます。
babamarukoさん>ホント、早いですね~1年って。毎年マンネリで申し訳ないなあと思いながらも、毎年同じことをしているので、同じ話題のアップになってしまいます(笑)。唯一の違いは、ちょっと成長したユキちゃんかな?来年もお楽しみに・・・
M.K.さん>フィレンツェに帰ってきてから、ズーッとお部屋に篭って遊んでいます。「自分のお気に入りの玩具」に囲まれたお部屋がユキちゃんの居場所なんでしょうね。