小さな母鶏と小さな小さなヒヨコを見ました

先日、近所のテッサから「ヒヨコが生まれたよ!」と電話があり、先日、ユキちゃんと見に行ってきました。
テッサ宅には、"mugellese"(ムジェッレーゼ)と呼ばれる小型のニワトリが数羽います。今回はそのうちの一羽がずっと卵を抱いていて、やっと雛が孵ったそうなんです。
ムジェッレーゼは、我が家のエリア、ムジェッロ地方特有のニワトリで、体がとても小さいのが特徴です。体が小さいから卵もとても小さくて(鶉の卵とニワトリの卵の中間位です)、オムレツを作るには沢山の卵が必要です(笑)。こんな効率の悪いニワトリなのに、地元では結構飼っている人が居るんですよ。


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写真左: 左がムジェッレーゼの雄鶏(黒)と雌鳥(白)。右は普通のニワトリ。全然大きさが違うでしょ?

写真右: ムジェッレーゼの雄鶏は小柄で、お洒落で、颯爽と歩く姿は「英国紳士」を連想してしまいます(笑)。

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以前もブログに書いたことがありますが、孵化機から生まれたヒヨコは大きくなっても卵を抱かないのです。テッサは、近くの農家から田舎育ちのベテランさんのニワトリを借りてきて、卵を抱かせ、ヒヨコを産ませたんです。そのヒヨコがニワトリになって今回卵を抱いていたというわけなんです。ニワトリは餌も殆ど食べず、たまに水を飲むだけで、20日間必死で卵を温め、体もぺったりと平べったくなってしまうんですよ。体温を上げて卵を温めるため、熱が出てうなされてしまうほどなんです。15日目を過ぎると仮死状態になったように殆ど動かず、様子を見に行ったパオロが、ニワトリが死んでしまったと思い込み、テッサに携帯メールを送ったほどです(笑)。
生まれてすぐには、ピヨピヨとお母さんの下から声が聞こえるだけなのですが、しばらくすると、ニワトリは、「ほら、赤ちゃんですよ。見てくださいな」と立ち上がってテッサに見せてくれたそうです。


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お母さんに甘えるヒヨコ達。お母さんの背中に乗っているのも居ます(笑)。
ユキちゃんも「かわいい~」と大喜びでした。1羽だけ大きくて真っ黒なのは、ムジェッレーゼではなくて普通のニワトリのヒヨコのようです。お母さん卵は自分が産んだ卵だけを温めたのではなくて、卵を温め始めた時にテッサが脇に他のニワトリの卵を置くと、サッサッと羽で卵を転がすようにして自分の体の下に隠して自分の卵と一緒に温め始めたそうです。


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うちにもベテランさん、来てもらおうかなあ・・・。

元気に育つんだよ~。

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Commented by クー at 2008-07-05 09:56 x
chihoさんこんにちは。とても興味深く拝見させていただきました。chihoさんのブログはいつもながら大変勉強になります。いつも思うのですが、このような生活をブログで拝見していますと心底「いいなー」とうらやましく思いますが、もう少し若かったら・・・・と現実に戻っています(笑)
Commented by サスケ at 2008-07-05 11:11 x
拝見しました。 好きな事を好きな人と真実を!! 素晴らしい!!
世の中嘘が多い!! 私は真実が大好きです。うわべは嫌いです。
良かったら遊びに来て下さいね。
Commented by baroncia at 2008-07-05 17:40
面白いですね。ニワトリがどんな風に卵を暖めるのか
想像できても、こんなに必至に暖めるとは知らなかったです。
それにしても孵化器から生まれたニワトリは卵をあたためないなんて・・・
暖められている記憶って残って居るんでしょうかね?
Commented by greenlove at 2008-07-05 18:09 x
動物も人間も赤ちゃんてほんとにかわいい!
いつまでもみていたいですね。
ところで少し前のchihoさんのブログ返信で落書きについて日本のマスコミの騒ぎ方を不思議そうに捉えているってありましたがそうなんですか・
こちらでは毎日ニュースであちこちの世界遺産の落書きのついて報道しています。フィレンツエの大聖堂に新婚旅行中に落書きをした高校の先生は解雇されたそうですよ。軽い気持ちで記念にと自分たちの名前を書くのでしょうが
日本では大顰蹙ととらえています。日本語はすぐわかりますから余計目立つんでしょうね。ちょっと書いてみたい気持ちは分からないではないですが一人が書けばあっという間にものすごい数になりますからやはり見苦しいですね。イタリアの人はあまりこだわらないのでしょうか・
Commented by lacasamia3 at 2008-07-07 03:29
クーさん>いえいえ、毎日の平凡な発見を書いているだけなんですよ。最近物忘れが激しくて(年のせいかも・笑)、ブログに書き留める癖が付きました。
Commented by lacasamia3 at 2008-07-07 03:29
サスケさん>こんにちは。う~ん、果たして私は真実を見つめているだろうかって思うとかなり自信ないです。今はテレビがあるんですが、少し前まで7年間ほど全くテレビのない生活をしていたら、かなり生活に現実味が出てきました。
Commented by lacasamia3 at 2008-07-07 03:30
baronciaさん>不思議でしょ?ちょこんと上に座っただけでは卵って孵らないものなんですよね。必死で卵を温める母鶏を見ると、何だか神聖なものを見たような気分になります。
Commented by lacasamia3 at 2008-07-07 03:30
greenloveさん>う~ん、落書きは私もびっくりしたのですが、ジョットーの鐘楼の階段の途中などに沢山あります。日本語の落書きも。イタリア語の落書きは少ないです。勿論、今回の騒ぎで、イタリアでもこうした歴史的建造物への落書き(フィレンツェだけでなく、イタリア中観光地には溢れかえっています)への意識が高まったことは大歓迎です。
でもイタリア人が不思議に思うのは、個人をここまで根掘り葉掘り攻撃する姿勢についてです。勿論、悪いことではあるのですが、この人たちの前に落書きをした人たちは何人いるでしょう。これを機会にこうしたことはなくなる事を願ってはいますが、私は、マスコミや世論の集中砲火をちらりと見ながらちょっと怖いなあって思ったりもします。
by lacasamia3 | 2008-07-05 05:55 | ヒヨコ成長日記 | Comments(8)

フィレンツェで山暮らしをするchihoの田舎便りです。フィレンツェの街歩き情報、イタリア風家庭菜園、お勧めレストラン現地情報、日帰りで行ける街の情報など。フィレンツェの滞在型アパートの紹介サイト「ラ・カーサ・ミーア」を運営しています。


by chiho