秘密の回廊~コジモ1世

秘密の回廊~コジモ1世_f0106597_2193817.jpgさて、姑のコジモ1世から盛り上がりついでに(笑)、色々なアイデアが飛び出します。コジモ1世や他のメディチ家のメンバーが住むピッティ宮と新婚夫婦が住む、そしてフィレンツェの政治の中心が置かれたヴェッキオ宮の間を簡単に行き来が出来るようにと、画家であり建築家でもあったヴァザーリに回廊の設計が任せられます。

私が読んでいる19世紀初頭の歴史家ユングによると、コジモ1世はホメロスの叙事詩「イリアス」の中でトロイアの最後の王プリアモスの邸宅と息子へクトルの家を結ぶ回廊にヒントを得たと書いています。イリアスはルネサンス期の文化人の必読書だから、きっとコジモ1世も「トロイア戦争」の話などをワクワクしながら読んでいたんでしょうね。


秘密の回廊~コジモ1世_f0106597_21124145.jpgヴェッキオ宮殿と現在のウフィッツィ美術館はVia Ninnaの上のアーチで結ばれ、現在のウフィッツィ美術館をアルノ河まで突き抜けます。余談ですが、コジモ1世の時代には、ウフィッツィ美術館の最上階は、屋根だけがあり、後は吹き抜けのロッジャだったんですよ。息子のフランチェスコの時代に、ガラス張りになり、その後現在の形となります。


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↑全長約1キロの回廊です。
工事開始の契約書にサインがされたのは、1565年3月12日以降で、完成したのが11月だから、工事期間は僅か6ヵ月半という異例の早さ(←イタリア人だって、やる気になれば出来るんですね・笑)。
工事は、画家であり彫刻家でもあったジョルジョ・ヴァザーリに任されます。


秘密の回廊~コジモ1世_f0106597_21264411.jpg回廊は、アルノ側沿いに出て、支柱に支えられながら、空中回廊としてヴェッキオ橋のたもとまで続きます。そして、橋の上にあった住宅の上に乗っかるようにして橋を渡ります。クリーム色の部分が回廊です。

橋を対岸に渡った場所にある塔)石造りで2つの小さな窓が見えている塔です)にご注目!パラッツォ・マンネッリと呼ばれるこの塔については後ほどお話しますね。

現在、ヴァザーリの回廊は肖像画の美術館となっていますが、私はこうやって外側から観察する方が面白いのになあ・・・と思ったりします。ウフィッツィ美術館の最上階の高さから、どの位の高さを保ちながら、どの建物を突き抜けているかなど、歩きながら観察するのも楽しいですよ。
ちなみに私はまだ回廊は訪れたことはありません。

ちょっと長くなりそうなので、今回はこの辺で・・・(引きずるっ)




以下のページにてお手配が可能になりました♩
ヴァザーリの回廊、日本語ガイドによる現地ツアー


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Commented by I. F. at 2008-06-25 01:14 x
昨年の9月にお世話になったFです。ちょうどヴァザーリの回廊を公開していましたので、インターネットで予約し、コジモ一世が見た窓からの街の眺めを体験してきました。英語のガイドの方もとても感じがよく、長い回廊とたくさんの絵画も楽しめました!それに、ウフィッツィ美術館には待ち時間なしで入ることができ、回廊に行く前に十分見ることが出来ました。
Commented by lacasamia3 at 2008-06-26 01:43
I.Fさん>その節は有難うございました。現地サイトの英語ツアー、結構良いみたいですね。値段は高いですがその価値はありそうです。私も参加してみようかな?
by lacasamia3 | 2008-06-24 21:30 | フィレンツェ小話 | Comments(2)

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