
最近、ユキちゃんがらみのイベントが多く、子育て話が続きます。
ちょっと前、近くで農業祭りがありました。金曜日からの3日間で行われるのですが、週末はフィレンツェからの家族連れでかなり混雑するので、今年は金曜日の午後、幼稚園の帰がけによることにしました。ルラーリアと呼ばれるこのイベントは、ムジェッロ地方の酪農農家が協力し、馬や羊、牛、鶏などが観察できるようになっています。酪農、農業を一般の人に親しんでもらおうという趣向で行われているのです。
「今年も沢山の動物に会えるね♪」と張り切ってデジカメ片手に歩いていたところ、まず1つ目のテントで呼び止められました。見ると、一昨年、登園拒否をしていたユキちゃんのクラスメイトS君でした。実は彼のお母さんはこの一帯で唯一の女性の羊飼いなのです。
S君は結局、幼稚園に戻らず、お母さんと農場で過ごしています。何度か遊びに行ったのですが、最近はちょっと忙しくてご無沙汰していました。


S君がお母さんが飼っている羊を見せてくれました。
写真右、首輪をしている羊はオスの羊で、ロベルトという名前だそうです(笑)。S君のうちには200頭程の羊を飼っているそうですが、正確な数はわからないんだそうです。正確な数にこだわりすぎると縁起が悪いんですって。この一帯で今、問題になっているのがオオカミなんです。大切に飼って、やっと子羊を産ませたと思ったらオオカミに食べられてしまったりということが結構あるんですって。アントネッロ曰く、野犬だと言っていますが、オオカミにしろ野犬にしろ、酪農農家にとってはかなり深刻な問題です。


「いつか羊を飼うんだったらこの種類が良いなあ・・・」そう思いながらいつも見ている羊。赤ちゃんの時には体はグレーで、大人になると体の部分は白い毛が生え揃います。赤ちゃんはかなり尻尾が長いんですね。


生まれたての小さな赤ちゃんをかかえたお母さん豚。赤ちゃんを必死で守ろうと、人の前に立ちはだかってブイブイと威嚇していました。
邪魔してゴメンね。可愛い赤ちゃんを見せてくれて有難う・・・。


S君が私のデジカメで撮ってくれたユキちゃん。
暫く会っていなかったけれど、ユキちゃんのことをちゃんと覚えていてくれました。
この後、S君とS君のお兄ちゃんを誘って、ユキちゃんと一緒にジェラートを食べに行きました。バールに行く途中で、沢山の幼稚園のお友達に会ったのですが、ユキちゃんは、「この子ね、私のお友達のS君よ♪」って会う子ごとに紹介していました。本人は、何も考えていなかったのかも知れませんが、何だか私は、こんなストレートなユキちゃんが大好きです。ユキちゃんにとってS君が幼稚園に馴染めなかった過去のことなどはどうでも良くて、こうして再会できたことが単純に嬉しかったようです。
写真右は、「靴下の丸め方」をS君に教えているユキちゃん(汗)。

暗くなるまで本当に良く遊んでいました。
結局、今年の農業祭りは余り沢山見ることが出来なかったけれど、何だかちょっと幸せな気分になった午後でした。
S君、またお天気になったら遊びに行くね♪
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おはようございます。ご無沙汰していました。
一番最後のお写真、とても素敵です。
幼い男の子と女の子が草原を走る姿。
私の身近な環境ではまず観られない姿だなぁと感動です。
息子が何歳になったらイタリアにいけるのかなぁと考える毎日です(笑)
一番最後のお写真、とても素敵です。
幼い男の子と女の子が草原を走る姿。
私の身近な環境ではまず観られない姿だなぁと感動です。
息子が何歳になったらイタリアにいけるのかなぁと考える毎日です(笑)
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chihoさんこんにちは。農業祭わたしも行きたいなぁ。いいな、いいな。草の臭い、たくさんの動物(家畜)達の声、子供達のはしゃぐ姿などが伝わってきます。
わが子のように育てた家畜を食べられてしまうのは酪農家にとって大変な問題ですね。家畜を襲うのはアントネッロさんと同じで、野犬だと思いたいです。(狼好きなので。。。)
わが子のように育てた家畜を食べられてしまうのは酪農家にとって大変な問題ですね。家畜を襲うのはアントネッロさんと同じで、野犬だと思いたいです。(狼好きなので。。。)

chihoさん、こんにちは。
農業祭り、とても良いイベントですね。大人も子供も身近に農業を感じる事はとても大切な事だと思います。いつも口にしたり手にしたりするものを改めて考えるたり、感じたりする事が出来ますものね。
今日のお話は読んでいて何だかジ~ンとしました。
S君は幼稚園には戻っていなかったのですね。きっと羊やそのお仕事をするマンマと過す事が彼の自然の姿なのでしょう。
そして時々遊びに来てくれるユキちゃんは、S君にとってとても大きくて温かな、大切な存在だと思います。自然にそれが出来るユキちゃん、そして温かな心をお持ちのchihoさん、素敵な母娘ですね。
ユキちゃんとS君の姿、本当に素敵。ユキちゃんとの再会、とてもとても嬉しかったと思います。
農業祭り、とても良いイベントですね。大人も子供も身近に農業を感じる事はとても大切な事だと思います。いつも口にしたり手にしたりするものを改めて考えるたり、感じたりする事が出来ますものね。
今日のお話は読んでいて何だかジ~ンとしました。
S君は幼稚園には戻っていなかったのですね。きっと羊やそのお仕事をするマンマと過す事が彼の自然の姿なのでしょう。
そして時々遊びに来てくれるユキちゃんは、S君にとってとても大きくて温かな、大切な存在だと思います。自然にそれが出来るユキちゃん、そして温かな心をお持ちのchihoさん、素敵な母娘ですね。
ユキちゃんとS君の姿、本当に素敵。ユキちゃんとの再会、とてもとても嬉しかったと思います。

こんにちは。
最後の後ろ姿の写真のふたり、何だか懐かしいような
何となく心に響く写真です。
大草原の小さな家とかを思い出しました。
あっ、顔の黒い羊さんはかわいいですねぇ。
まず、飼えませんけれど。
最後の後ろ姿の写真のふたり、何だか懐かしいような
何となく心に響く写真です。
大草原の小さな家とかを思い出しました。
あっ、顔の黒い羊さんはかわいいですねぇ。
まず、飼えませんけれど。
Chihoさん、おじゃまして3回目になります。
Yukiちゃん、本当に優しいですね。。今日はなんだか1本の良い映画を観た感じになりました。そして自分の子供の頃を思い出し、色々と忘れていた思いや友達が頭のなかをぐるぐるかけめぐりました。Yukiちゃんはどんな女性になるのでしょう。chihoさんっ、ずっとずっとブログ続けてくださいね。そして一方的ですがフィレンツェに行った時は是非お会いしたいです。
Yukiちゃん、本当に優しいですね。。今日はなんだか1本の良い映画を観た感じになりました。そして自分の子供の頃を思い出し、色々と忘れていた思いや友達が頭のなかをぐるぐるかけめぐりました。Yukiちゃんはどんな女性になるのでしょう。chihoさんっ、ずっとずっとブログ続けてくださいね。そして一方的ですがフィレンツェに行った時は是非お会いしたいです。

chihoさん、こんにちは!
S君を紹介するユキちゃんの様子、読んでいて思わず、
私もその輪の中に入って「お友達になろうよ!」って言いたい
とすら思ってしまいました(笑)
社会に出て何年も生きてくるとなおさらのこと、
大人も、もっとシンプルな表現で思いを
伝え合えたらいいのになぁって、いつも思っています。
話は変わりますが、髪の毛がパサッと顔にかかった写真の
ユキちゃん、大人っぽいですね!
大人と子供の表情が見え隠れしていて、とっても不思議な魅力。
恐るべし、園児!
S君を紹介するユキちゃんの様子、読んでいて思わず、
私もその輪の中に入って「お友達になろうよ!」って言いたい
とすら思ってしまいました(笑)
社会に出て何年も生きてくるとなおさらのこと、
大人も、もっとシンプルな表現で思いを
伝え合えたらいいのになぁって、いつも思っています。
話は変わりますが、髪の毛がパサッと顔にかかった写真の
ユキちゃん、大人っぽいですね!
大人と子供の表情が見え隠れしていて、とっても不思議な魅力。
恐るべし、園児!

ユキちゃん偉い!そうする事が正しいからとかじゃなくて、自然にそういう事が出来るのは、とっても素敵な事だと思います。
子供から学ぶ事って、とってもシンプルで大切な事が多いんですよね。
私もユキちゃん見習います。
子供から学ぶ事って、とってもシンプルで大切な事が多いんですよね。
私もユキちゃん見習います。

イタリアにも、S君のように少しセンシティブな子供がいるのですね。S君と同じで、私も幼稚園に行くのが苦手な子供でした。S君のお母さん、きっと子供を信じて、無理強いせず、優しい自然の中で大らかに待ち続けていらっしゃるのですね。素晴らしいことだなと思いました。子供って、それぞれですもの。一人ひとりに合ったペースってありますよね。ユキちゃんのような素敵なお友達もいることですし、大丈夫ですね。ユキちゃん、本当に子供らしい澄んだ心を持って、伸び伸びと育っていらっしゃいますね。たっぷり褒めてあげてください。

ユキちゃんは偉いね!自然と友を愛し優しく接することが出来る姿は感動ものです。S君は、ユキちゃんの、その暖かさを本能的に感じたのでは?親御さんの素敵な子育てが実を結んでいると思う。生意気なことを書きました。

S君、元気だったんですね。良かったわ。ユキちゃんは素敵に成長してますねぇ。このまま変わらずすくすく育ってね。そしてこのまま素敵な女性になりますよ~~に!!

ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。

最後の写真は「小さな恋のメロディー」を 思い出しますね(古すぎる!)、映画はトロッコかなんかでしたけどあのあとどうなるんだろうと本気で若い時は心配しました。要するにファンタジーの世界だから気にしなくていいのにね・・・
angela_angeloさん>いつかお子さんが大きくなったらイタリアに遊びにいらっしゃると良いですね。トスカーナの大地は広大です。
chiikoさん>農業祭り、是非来年!大概、6月第一週目の週末くらいです。楽しいですよ。
michizouさん>顔の黒い羊さん可愛いでしょ。ううう・・・飼いたいなあって思っています。
aoiさん>こんにちは。有難うございます。是非その際には連絡してください。いつまでものんびりペースでブログを続けられたらなあって思っています。これからも末永く宜しくお願いします♪
yuさん>ユキちゃんって、私が写真を撮る時と、s君に撮られる時と表情が全く違うんですよね。まさに恐るべし園児です(笑)。
昼豚さん>大人が教えることもあるけれど、子供同士で学ぶこと、解決することも沢山あるんですよね。特に子供同士の人間関係は、子供同士で解決するのが一番だと思います。
bebecatさん>うちの方は、田舎なんで、幼稚園も小学校も中学校も1校しかないんです。だから少なくとも幼稚園から中学までは皆一緒です。
シルヴィアママさん>うん、周りも余り強要しないし、このことで、S君のお母さんが周りから批判されることもなく、それぞれの選択を尊重している所がイタリアだなあって思います。小学校は義務教育だからS君もちょっとは頑張らないとね。来週あたりS君の農場に遊びに行ってこようかなと思っています。
ロザンナの友人さん>いえいえ~、特にこだわりなく思ったまま子育てをしているんですよ。ここにいると情報が少ない分、周りの意見に流されることなく、自分の思うままに子育てができるような気がします。何が子供に良いかって育児本に書いてあるのではなく、結局は親が真剣に考えて試行錯誤をして答えを模索していくものですもんね。
ふらもんさん>うん、元気でした。二人ともお猿のようにあちこちにぶら下がったり走り回ったり、よじ登ったりしていました(笑)
吉田ひとみさん>素敵な活動をされているんですね。こういう交流は子供たちにとっても、親にとってもとてもよい機会だと主増すよ。頑張ってください。
biancaさん>親がとやかく言うよりも、子供は子供同士でお互いの関係を継続したりよりよくしていったりするんだと思うんですよね。でも親がお友達の所に連れて行ったり、ってそれを手助けしてあげることも大事なんでしょうね。9月に頑張って小学校に来れると良いなあ。