
ツアーでフィレンツェにいらしたら必ず寄るのがこのミケランジェロ広場です。
1875年に造られた、フィレンツェにしては割と新しい広場ですが、周りの丘に囲まれたフィレンツェという街を一望するには最高の場所です。
やって来る観光バスを見ていると、ツーリストがワーッと駐車場で降りて5分ほどで写真を撮って、又再びバスに乗って去っていくという光景を目にします。だから余り下の小さな広場には行かれる方はいないのですが、ちょっと階段を降りた小さな広場の方にも行ってみてください(写真中、テラス席があるバールがある場所です)。こちらの方がより間近にフィレンツェの街を愛でることができますよ。

左手の方には、ヴェッキオ橋のたもとから住宅の密集したエリア、ボーボリ公園を通って、城壁につながっていく様子などが伺えてとても面白いです。政治の舞台であったヴェッキオ宮殿から、ウフィッツィ美術館、ヴァザーリの回廊を通り、ヴェッキオ橋の上からピッティ宮殿へと続く秘密の通路を通って最後は、ボーボリ公園から城壁の外へ逃げるというメディチ家専用の緊急時の避難ルートだったんですよね。

↑しつこい(笑)。
このミケランジェロ広場のすぐ近くには、S. Miniato al Monte(サン・ミニアート・アル・モンテ)というとても素敵な教会があります。いらしたらついでにコチラにも是非足を伸ばしてみてくださいね。進行方向に向かってさらに進んだ左側です。


写真左: これはユキちゃんが撮った写真。街を一望できるパノラマには目もくれず、赤いお花が気になったらしく、パチリ(笑)。
この後、私たちは再び赤バスに乗り、丘を降りて市内へと向かいました。途中は、豪邸や五つ星+デラックスという超高級ホテルが並ぶ界隈です。
ここでユキちゃんが一言、「畑がないねえ」(ププッ)。田舎の子です。


バスは、"Porta Romana"(ローマ門)から市内へと再び入っていきます。この門は1328年~1331年に街を囲むようにして建てられた城壁の門の部分です。ここからキャンティ地方を抜けてローマへと続く道が伸びていたんでしょうね。


ローマ門から続く細い商店街はVia Roma。こんな細い道をバスで入っていくなんて運転手さんも大変でしょうね。


いつも見上げていた街灯や薬屋さんの看板もこの通り、近くに見えて面白いです。

こうしてバスは、街の中を抜けて、また中央駅へと戻ってきました。
乗ってみた感想は・・・「楽しかった!」。
本当は、一日中でも乗ってみたかったのですが、ユキちゃんのトイレ休憩(汗)と、パニー二休憩をしている間に、家に戻らなくてはいけない時間となって、結局今回はミケランジェロ広場コースだけにしました。勿論、同じチケットで、フィエーゾレ行きにも乗れるんですよ。
子供連れの方や、お年より連れの方など、市内を沢山歩くのが大変な方には勿論お薦めですし、歩いて周るのと又違った風景を見ることが出来るので楽しいです。
フィレンツェにいらしたら、二階建ての赤バスに是非乗ってみてください。
Citysightseeing Firenze
一人20ユーロ(2007年8月現在) 24時間有効チケット
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わぁ~フィレンツェの景色など見てしまうと、すぐにでも行きたくなります!次回は是非2階建てバス乗ってみます!実は実現は年明けくらいになりそうです。ジャルディーノは1週間からでしたでしょうか?
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chihoさんのガイド?は相変わらず一歩踏み込んだ視点で興味をそそられます!二階建てバスは上の子が小1の時ローマで観光馬車に乗りたがったのを、あまりの高さ(値段の)に(我が家にとって) テルミニ駅から赤バスにのってごまかしました(笑)やっぱり歩く視点とちがって風景がちがって見えたのを思い出しました。
agataさん>是非、この赤バス、お薦めしますよ。おお~来年の1月ですか?今のところ、ジャルディーノにも、ジャルディーノ・ドゥーエにも空きがありますよ。3泊からお受けできます。再びお会いできるのを楽しみにしています。
鍵コメさん>こんにちは。思い出の広場だったんですね。うんうん、確かに、一人で見てもグッと来る眺めですよね。知らない街を一人で歩くドキドキの気持ち良く判ります。でもそれだから、見た風景や街角の様子を良く覚えているんですよね。ついていくだけのツアーだったら、何処に行ったかも忘れるくらいですものね。また是非いらしてください♪
中西さん>ローマにも赤バスがあるんですよね。フィレンツェは道が狭いのでさらに面白いです。建物の2階のベランダが間近に見えたり、普段見えない邸宅の中庭が覗けたりします。