おばあちゃんから孫へ・・・

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オレッキエッテは、耳たぶ型のプーリア地方名物のパスタです。形は同じでも、バーリで極小だったり、チェーリエという村では特大だったりと、同じプーリア地方でも微妙に大きさが違うんですよ。
義母さんはお母さんからこのオレッキエッテの作り方を習ったそうです。一見簡単そうに見えるのですが、とっても、難しいオレッキエッテ。こうして、ナイフの腹で、板に押し付けるようにして1個ずつ形作ります。これを更に手で裏側にひっくり返すとオレッキエッテの出来上がり。


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義母さんは、ユキちゃん位の頃にお母さんがオレッキエッテやカバテッリを作るのを、こうして見ていたそうです。すぐにやらせてもらったのではなくて、最初は、こうして、1個ずつ出来ていくオレッキエッテを綺麗に並べる係り。そしてもう少し大きくなったら、少しずつ手伝わせてもらったそうです。イタリアの家庭の味って、こうして代々受け継がれていくものなんでしょうね。


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写真左: 義母さんのオレッキエッテ。やっぱり仕上がりは美しいです。
義母さんは、こうしてカバテッリとオレッキエッテを両方作り、混ぜて茹でます。2種類作る理由を聞くと、「2種類混ざっていた方が、楽しくて美味しいでしょ?」だって。確かに!


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さて、オレッキエッテのソースは、お肉で味付けをしたトマトソースです。お鍋に、オリーブオイルを熱し、ゴロンと骨付き肉の塊入れてを炒めます。白ワインを加えて、水気がひいたら、玉ねぎ、皮を剥いてピュレー状にした手作りトマトソースを加えて、圧力鍋にかけます。
出来上がったら、お肉は取り出し別にして、セコンドとして食べ、トマトソースのみ、パスタソースとして使います。


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最後に、茹で上がったオレッキエッテをお皿に盛り付け、上に"cacio ricotta"(カーチョ・リコッタ)と呼ばれるやや塩気の強いプーリア特産のチーズをたっぷりとふりかけ、その上にトマトソースをかけて出来上がりです。


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家族に美味しいものを食べさせたい一心で、丁寧に1個ずつ・・・
必ず私達が里帰りすると、作ってくれるこの1品には、義母さんの気持ちがこもっています。

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Commented by sicilia_trapani at 2007-08-06 01:08
本当に美しいオレッキエッテ、、、。私もいつか、お義母さんに習いたいです(笑)
さて、「おばあちゃんから孫へ、、、」、こらこら、「母」はどこへ行ってしまったのよぉ~!(爆)でもね、ドミンゴのおばあちゃん(マンマ)も、孫にしっかりと料理を教えているわ。こうやって、伝統は途絶えないのね~、、、と、いつも微笑ましく見ています。ユキチャンもおばあちゃんからしっかり学んで、ママに食べさせてあげる日が来ますように~、ははは(笑)
Commented by kchan0221 at 2007-08-06 01:29
Chihoさん、こんにちは。
こういう代々継がれていくレシピがあるからこそ、イタリアの地方それぞれの
味がこの現代でもしっかりと残っているんでしょうね。
このオレキエッテは本当に美しい仕上がりですね!おいしそう~♪
ユキちゃん、来年は並べ係を卒業して、ちょこっとお手伝い♪に昇格でしょうか?
オレキエッテやカヴァテッリの生地にはタマゴは入らない・・・と思っていたのですが
これもやっぱりおうちそれぞれのレシピがありそうですね。面白~い。
Commented by tantarra at 2007-08-06 03:08 x
イタリアのファミリーの絆は固いですね。マンマが家族の中心ですものね。ユキちゃんも色々お義母様から教わってお料理上手になってね。chihoさんがお手伝いなさろうとしても、マンマは、いいからいいから、と子供扱いですか?わたしの友人のところでもそうでしたっけね。らくちんでいいですよね!美味しいものを沢山召し上がってきてくださいね。
Commented by kanmyougama at 2007-08-06 07:56
おばあちゃんの手料理はこんな頃から伝えられていくんですね。
パスタの上手なおばあさんの味。
日本でもこんなのがありました・・・大事に受け継いでほしいです。
Commented by tablemei2 at 2007-08-06 08:51
素晴らしいですね^^
お祖母ちゃんが作られたオレッキエッテをきれいに並べているユキちゃん^−^ナイフとお祖母ちゃんの手つきをよーく見て次は上手に作れるのでしょうね♪
自然な色がとっても優しくて美味しそうです^^
Commented by crazyangie at 2007-08-06 10:27
やっぱりゆきちゃん、お手伝いね♪今日はオレッキエッテ!いっぱい並んでるアイスクリームみたい(笑)でも、表面が結構ぎざぎざしてるのね~。ソースが絡みやすそうで、美味しそう!そして、煮込んだお肉はセコンドに、ソースはパスタに!合理的だし、それぞれ美味しそう!
来年はゆきちゃん、作るお手伝いができるかな!?
Commented by babamaru at 2007-08-06 14:00
chihoさんこんにちは。お義母さまのパスタおみごとですね。オレッキエッテなんてきれいにできていて「さすが~」と見とれてしまいます。
最近はイタリアでも市販のものを使う家庭が増えていると聞いています。でもこうして伝えてくれる人がいないとはじまりませんよね。そういう意味ではユキちゃんはいい経験ができていますね。chihoさんも将来のmannmaとしてがんばってね!
Commented by LOVEピ・ヨンジュン at 2007-08-06 14:16 x
こんにちは~家庭の味・・・おふくろの味が一番ですね。
どちらのパスタも、愛情がいっぱいで、ユキちゃんだけでなく、旦那さんのマリオさんも喜んでるんでは?
こういうの紹介してもらえるのも、chihoさんと、義母さんだからこそですね~実際目の前で見てるようです。ホンワカした家族の雰囲気が、わたしのお気に入りです。chihoさんも、手打ち体験されたのかしら?(笑い)
Commented by じゅんべ at 2007-08-06 14:40 x
こんな複雑な形を最初に思いついた人ってすごい!飽くなき食への探究心ですね。ソースがからみそうなこのひだはひっくり返すことで生まれるのでしょうか。ジーっと観察しているユキちゃんの真剣なまなざしが印象的です。
Commented by 菜雪 at 2007-08-06 17:09 x
きれいなカタチ・・。これを毎日やるところがイタリアのマンマのすごいところですね。
私なんて、今日は暑くてざるそばに決定です。
はだかんぼユキちゃん、いい色に焼けてきましたね。
来年は、並べ係から昇進しそうですね。
Commented by taormina at 2007-08-06 17:15 x
cacio ricottaはカプリーノでしたっけ?これが旨みupです。そちらの地方はブロッコリーのパスタは作られないですか?お肉もおいしそうな、そして味のよくでる所を使われてますね!骨の部分ででわかりますよ。(アバッキオ子羊だったかな?)
Commented by greenlove at 2007-08-06 18:06 x
我が家も夏休みに入り、2歳から15歳まで孫たちの襲来がありました。それでいつも頭を悩ますのが食時の献立です。今年は思い切って春雨と豚肉、いんげんの煮込みとか、冬瓜、なすびなど夏野菜をいためたものにとろみをつけたものとか全くの家庭料理を作ったところこれが大受け
「おばあちゃんてお料理上手やったんや」なんてよろこんでいいのかがっかりしていいのか複雑なコメントをもらいました。つまるところ食材の素材を生かしたお料理がおいしいのはイタリアも日本もおなじですね!
Commented by chiho at 2007-08-07 01:43 x
reiちゃん>ははは、母は通り越して、直接おばあちゃんから孫です(笑)。面白いことに、ユキちゃんは、お料理とかお裁縫に興味があってフェミニンなんですよねえ。私は全然ダメなのに。しっかり仕込んでもらいたいです。
Commented by chiho at 2007-08-07 01:45 x
kchan0221さん>地元の伝統料理に固執するのはイタリアならではですよね。それだから、それぞれの特色が今も残っているんでしょうね。オレッキエッテの大きさも、その家のマンマの出身地によって微妙に違うんですよ。
Commented by chiho at 2007-08-07 01:49 x
tantarraさん>私は写真係兼味見専門です(笑)。最近は義母さんが昼寝をしている間にコッソリとお皿だけは洗っています。そうですね、マンマはイタリア人家庭にとって、大きな支えです。
Commented by chiho at 2007-08-07 01:51 x
kanmyougamaさん>こうした家族の姿は、どちらかと言うと南イタリアにまだ根強く残っています。土曜日か日曜日に家族全員で集まって、マンマのご馳走に舌鼓を打つんですよ。
Commented by chiho at 2007-08-07 01:53 x
tablemeiさん>じーっと観察していました。子供の観察力ってすごいですね。来年はお手伝いさせてもらえるかな?
Commented by chiho at 2007-08-07 01:55 x
crazyangieさん>うんうん、我が家でもこの方法は良く利用しています。煮込んだソースはパスタソースに、お肉はセコンドにって。マンマの知恵ですね。
Commented by chiho at 2007-08-07 01:56 x
babamaruさん>さすがのアントネッロも、これほど美しく、手早くは作れないんですよ。やはり40年以上作り続けた年季が入っていますよね。
Commented by chiho at 2007-08-07 02:00 x
LOVEピ・ヨンジョンさん>やっぱり手作りご飯は嬉しいものですね。レストランに行くよりも、おうちご飯が美味しいです。えへへ、私も手打ち体験しましたが、すぐに撃沈しました(笑)。丁寧さが足りません(反省)。
Commented by chiho at 2007-08-07 02:03 x
じゅんべさん>その通り!木の板にこすり付けることによって、出来るざらざらを、裏返してソースが絡むようになっているんですよね。しかも微妙な端のひっくり返り具合がやはりソースを絡めるのに役立っています。考えた人すごいですよね。
Commented by chiho at 2007-08-07 02:05 x
菜雪さん>後からやってきたユキちゃんですが、2週間が経ち、従兄弟の中で一番黒くなりました。日本人の血が入っているからかなあ?私と同じくメラニンちゃんなんでしょうね。
Commented by chiho at 2007-08-07 02:09 x
taorminaさん>うーんと、プーリアのcacio ricottaは、牛のミルクか羊のミルクで作ります。確か、リコッタチーズを作る時に出るかすの部分をチーズにしたものだとか。私も詳しい作り方は知らないのですが、いつかレポートしますね。フィレンツェでは売っていないんですよ。プーリアでは、パルメザンチーズの替わりに、このカチョ・リコッタが出てきます。
Commented by chiho at 2007-08-07 02:13 x
greenloveさん>お孫さんとの夏休み、楽しそうですね。子供達にとっては、凝ったお料理よりも、おばあちゃんの味が一番美味しいんだと思いますよ。夏野菜も美味しい季節ですものね。春雨と豚肉、いんげんの煮込み、私の母も良く作ってくれました。フィレンツェに帰ったら久しぶりに作ろうかな?
Commented by snowbees at 2007-08-07 06:50 x
ご存知のように、カチョ・リコッタの記事は下記:

http://www.emmeti.it/Cucina/Basilicata/Prodotti/Basilicata.PRO.135.uk.html
This is one of the most ancient derivations from milk. It is born from the mixture of goats’ milk with sheep’s milk: the
Commented by chiho at 2007-08-07 16:47 x
snowbeesさん>バジリカータではヤギと羊のミルクを混ぜるんですね。プーリアのこの辺りでは羊のミルクで作ります。フィレンツェではなかなか手に入らない珍しいチーズです。
by lacasamia3 | 2007-08-06 01:00 | ユキちゃんと海2007 | Comments(26)

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