
昨日は、ちょっと空いた時間を利用して、Artigianato Palazzo(アルティジャナート・パラッツォ)という、毎年開かれる職人展に行ってきました。今年は、5月18日から5月20日まで。伝統工芸、職人芸をもっと広く知ってもらおうという目的で始まったこの職人展は毎年、この時期に、フィレンツェの中央駅から徒歩3分の場所で開かれています。
外環道路に面した場所に、会場のPalazzo Corsini(パラッツォ・コルシー二)があります。この邸宅は1621年に、コルシー二家により買い取られました。
外の塀からは全く想像できないのですが・・・


中に入ると、ビックリするほど広い庭園が広がっています。フィレンツェの町の中心部にこんなに広いスペースがあるなんて意外だったのですが、外からは見えないけれど、こうした広い庭園が残っている邸宅って結構あるんですよ。


普段、一般公開はされていない庭園なので、私も年に一度「職人展」でこの庭園を訪れるのを楽しみにしています。
四角く刈り込まれた生垣の中に様々なハーブが植わっていてなかなかお洒落!チューリップなど平凡な花は植えず、花を咲かせるハーブや、大輪の薔薇、実をつけたレモンやオレンジの大きな鉢が控えめにアクセントとして植えられています。


写真を撮るのを忘れてしまいましたが、会場のあちこちにはゴミ箱として、中にポリ袋を入れた味のある大きな籐の籠が何気なく置いてありました。


ここは、limonaia(リモナイア)と呼ばれるレモンやオレンジなどの鉢専用の収納庫。フィレンツェでは昔から、屋外では冬越しができない植物を、冬にリモナイアに移動し、保管するんです。そのためだけに、こんな大きな建物を作ってしまうなんて贅沢ですね。


左右2軒あるリモナイアは、展示スペースとして利用されていました。
ジュエリー、テキスタイル、ガラス、陶器など様々な分野の職人が参加し、展示直売をしています。面白いのは、それぞれの職人が、道具や機械を持ち込み、実演をしていること。ものづくりの現場っていつ見ても面白いですよね。


展示ブースは外にもあります。
ここはボローニャから参加していたプリント生地屋さん。


この職人展が私を惹きつける魅力は、勿論、フィレンツェの独自のものづくりをする職人と出会うことが出来るということもありますが、古いものを大切にし、時間をかけて丁寧に育てられた植物や丁寧に保存された施設を旨く利用して、お洒落に演出しているところです。


これはなんの花なんだろう?満開でした。


リストエリアもとってもお洒落。
彼女は、アイリスのチョコレートを売っていました。フィレンツェのシンボルマークであるアイリスをチョコレートに混ぜたもの。ほんのりお花の香りがします。お花にちなんだ帽子が素敵です。


これは恐らくセージ。でもフワフワとした白い毛が表面に生えている変わった種類です。
ひゃ~、ダラダラまとまりなく写真をアップしたら、ずいぶん長くなってしまいました。
ココまで読んでくださって有難うございます。
この続きは後ほど・・・
ARTIGIANATO PALAZZO
Giardino di Palazzo Corsini
入場料7.50ユーロ
2007年5月18日から20日まで朝10:00~
(毎年開かれ、色々なWEBサイトでも日程の告知が出ると思いますよ)フィレンツェ中央駅から徒歩3分、VIA DELLA SCALAを外環道路へ向かって進んだ左手です。
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こうして、古くからの職人技を大切にする人達だからこそ、イタリアは古いものがたくさん残っているのでしょうね。ただ眺めているだけなら「きれいね~」「素敵ね~」ですみますが、古い建物は不便だし、職人技で生活の糧を得るのは大変なことでしょうから‥。
chihoさんのブログを見るとまだまだ知らないフィレンツェがいっぱいで、
やはりアパートを借りて長期滞在したくなりますw。
ところで、ラジオ放送聴けませんでしたー。残念!!
録音したものとかありませんか?アー聴きたかったナ‥。
次回もあるのですか?
chihoさんのブログを見るとまだまだ知らないフィレンツェがいっぱいで、
やはりアパートを借りて長期滞在したくなりますw。
ところで、ラジオ放送聴けませんでしたー。残念!!
録音したものとかありませんか?アー聴きたかったナ‥。
次回もあるのですか?
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なんて素敵なお庭でしょう!参加者は、どんな職人さんたちだったんですか?お顔が見たかったなあ。それにしても、レモンの鉢をしまうのに、りっぱな納屋ですね。フェーゾレのビラのお庭にも沢山のレモンの鉢があったけれど、あのホテルにもリモナイアがあるんでしょうね。今朝のラジオ残念。PCを開いたら12時で、もう終わっていました。早起きできましたか?
お花、フェィジョアじゃないかな・・・と思います。うちにあるのに似ているので。ラジオ、聞いてみたいな~と思っていたのに、ハッと気がついたら、お昼の1時過ぎでした。
これは面白そうな企画ですねえ!今、うちの近くの公園でもたくさんのテントや出店が出て「ガーデニングフェア」っていうのを1週間くらいやっていて、庭もないくせに犬の散歩がてら見に行きたくてうずうずしている僕です。最近は、さすがにトスカーナの日差しもどこか夏めいてきましたね。

職人展、面白そう。普段は入れない場所って言うのも興味深いです。行ってみたいな。ゴミ箱も目立たず、雰囲気に合ってそうですね。
ピンク色の大輪の花はバラですか?なんだかchihoさんのブログをみていると、まるで自分がイタリアにいるような錯覚に陥ります(笑)何もかもが素敵!あ、私のブログにリンクさせていただきました♪これからも楽しみに読ませてください('-'*)
職人芸が生き続けているイタリア、素敵ですよね。なんか、いろいろと見てみたいですね。
このガーディニング、イタリアの様式ってやっぱりイギリスとかとまた違うようで面白いですね。。
このガーディニング、イタリアの様式ってやっぱりイギリスとかとまた違うようで面白いですね。。

明るい写真で思わず深呼吸してしまいそう。和みまね。ハーブはだいすきです。↓アントネッロさんちょっとスマートになられたでしょう! わたしもヘルシーにがんばろう。

あぁ~残念!仕事でラジオ聴けなかったです。また、そんな機会があったら教えてくださいね。
いつ見ても素敵な写真の数々。青い空が羨ましい!個人のお庭とは思えないほどの広さ。また可愛い色の一輪車が印象的ですね。
いつ見ても素敵な写真の数々。青い空が羨ましい!個人のお庭とは思えないほどの広さ。また可愛い色の一輪車が印象的ですね。
フィレンツェはいいところですね。
それにもまして写真が本当に綺麗で心が癒されます。
こんな素敵な庭園に一生に一度は訪れてみたいものです。
そんな夢を与えてくれたブログに感謝します。
これからも素敵な風景をお願いいたします。
それにもまして写真が本当に綺麗で心が癒されます。
こんな素敵な庭園に一生に一度は訪れてみたいものです。
そんな夢を与えてくれたブログに感謝します。
これからも素敵な風景をお願いいたします。
生垣の中にハーブなんて色々楽しい工夫もいっぱいですね。水色のリヤカーも可愛いなあ。オーナーも、楽しんで庭造りをしてらっしゃるのでは無いでしょうか。
イギリスは貴族階級が残っていて、すばらしい庭を一般に開放したり、伝統的なイベントの場を提供したりしています。文化や建物を丁寧に手入れして守っていくのには、ある程度のお金と時間が必要だったりするし、代々続く貴族階級や名家って、ただお金持ちで気取った人というだけじゃなく、大事な役割があるのかもなあ、なんて思ったりします。
イギリスは貴族階級が残っていて、すばらしい庭を一般に開放したり、伝統的なイベントの場を提供したりしています。文化や建物を丁寧に手入れして守っていくのには、ある程度のお金と時間が必要だったりするし、代々続く貴族階級や名家って、ただお金持ちで気取った人というだけじゃなく、大事な役割があるのかもなあ、なんて思ったりします。
私たちも昨日いってまいりました。MOSTRA DEI FIORIといい、時間が合えば、チホさんと出会っていたかもしれない!!と思うと。何かの機会にお会いできれば光栄です。
komorebiさん>いつか是非フィレンツェにいらしてくださいね。小さな町ですが、意外に見るところは沢山あるんですよ。今回、ラジオのお知らせが遅くなってしまいごめんなさいっ~!次回、またこんな機会があったら、早めにお知らせしますね♪
nonnakaoriさん>急な話だったんでお知らせが遅くなりました。今度は前もってお知らせしますね。職人さんの様子、後ほどアップします。
juliavonleaさん>情報有難うございます。フェィジョアっていう種類のお花なんですね。お宅にもあるんですか?ここで見た木はかなり大きくて沢山の花をつけて綺麗でした。
BUNTAさん>トスカーナはもう日差しが夏です。お陰で、メラニン大放出、土方焼けです。
Setteさん>そうなんですよ~。めったに公開されないお庭なんです。こんな素敵なお庭、実はフィレンツェには沢山あるんですよ。
ms_fragranceさん>へへへ、ユキちゃんはちょっとハスキーな声だったりします(笑)。いつか我が家にADSLが付いたら(いつなんだろう・・・)「ユキちゃんのお歌」をアップしますね。
お花さん>この前、森の中で見つけたお花はイタリア語でmirtoの種類なんですね。情報有難うございます。今年行ったシチリアでは、庭木としてレモンやオレンジが植わっていて、たわわに実がなっていました。やっぱり暖かいんでしょうねえ。
californian17さん>リンク有難うございますっ!大感謝です。ピンクのお花はバラだと思います。大きいでしょ。ブログを見て、イタリア気分を味わっていただけて嬉しいです。これからもどうぞ宜しくお願いします。
babbynaさん>そうですね、お庭のつくり方もお国柄やその国の気候が反映されていて面白いですよね。
bimaさん>ははは、アントネッロに伝えます(笑)。いやいや、お腹が全然へこまないんですよ。薪割りをする冬場の方がちょっとスマートになるようです。
いずみさん>次回は前もってお知らせしますね。この邸宅、広大な敷地でした。外環道路のすぐ脇とは想像できない静かなお庭でしたよ。
賃貸大家さん>こんにちは。ブログを見てくださって有難うございます。いえいえ、あくまでも素人写真なものでお恥ずかしいのですが、これからもどうぞ宜しくお願いします。
みこさん>イギリスはオープンガーデンって結構一般的なんでしょうね。おっしゃるとおり。古いものを大切に保存していくってとってもお金がかかるんですよね。美術館に入ってしまうのではなく、こうして邸宅として残していくことの大変さ、改めて感じました。
miyamaeaさん>昨日行かれたんですね。最近、イベントが多いので、いつかフィレンツェでお会いするかも知れませんね。今度、ご連絡します。是非お会いしましょう♪
私もボローニャ特産(らしい)錆プリント(La stampe a ruggine)というものに
一目ぼれして、次にイタリアに行くときは絶対買おうと思っているのですが、
ここにはもしかしてあるかもしれませんね。
やっぱり職人芸はいいですよね。
一目ぼれして、次にイタリアに行くときは絶対買おうと思っているのですが、
ここにはもしかしてあるかもしれませんね。
やっぱり職人芸はいいですよね。
reliezさん>へえ~、錆プリントって初めて聞きました。イタリアの良いところってそれぞれの町の伝統工芸品がちゃんと残っているところですよね。

はじめまして!
最後のシルバーグリーンのハーブはラムズイヤー (Lamb's Ear) っていうんですよ ^^
シソ科で昔は湿布薬として利用されていたそうです。
このシルバーグリーンを入れるとブーケがとってもキュートになるんです♪
そしてこの柔らか~いテクスチャーもたまりませんっ *^^*
フィレンツェ情報で過去ログを拝見してるとき目に留まって、大好きなラムズイヤーが載っていたのでコメさせていただきました。
最後のシルバーグリーンのハーブはラムズイヤー (Lamb's Ear) っていうんですよ ^^
シソ科で昔は湿布薬として利用されていたそうです。
このシルバーグリーンを入れるとブーケがとってもキュートになるんです♪
そしてこの柔らか~いテクスチャーもたまりませんっ *^^*
フィレンツェ情報で過去ログを拝見してるとき目に留まって、大好きなラムズイヤーが載っていたのでコメさせていただきました。
nutsさん>こんにちは。情報有難うございます!ラムズイヤーって呼ぶんですね。子羊の耳のようだからなのかな?フワフワ感が不思議なハーブですね。