これは、"calciofi"(カルチョーフィ)、日本語ではアーティーチョークと呼ばれる野菜です。何度もこのブログでご紹介しているのですが、私にとってはいつ見ても「不思議なお野菜」、毎回手に取るたびに見入ってしまいます。野菜といっても、実は花のつぼみで、収穫せずにそのままにしておくと、紫色のあざみのようなとても綺麗な花が咲きます。
このトゲトゲ野菜をどのようにして食べるかというと、こうして花弁を剥いていくんです。その剥き加減が大事!剥きすぎてしまうともったいないし、剥き方が足りないと硬い部分が残ってしまいます。親指を当てながら、折るようにして花弁を取り除きます。そして、角を取るように、包丁で、周りの硬い部分を取除きます。また、先端の部分も3センチほど切ります。
アントネッロにいつも、「茎の部分も食べられるんだから、長く残すんだよ」と注意されるんです。茎の部分は10センチほど残して切り落とします。
写真左: 剥いたカルチョーフィ。オーブン焼き、フライ、パスタの具、リゾット、オムレツ等など・・・カルチョーフィの使い方はバリエーションに富んでいます。
写真右: この日は、切ったカルチョーフィに衣をつけてフリット(フライ)にしました。私にとってフリットはカルチョーフィの一番美味しい食べ方。アントネッロは、ゴロッ1個丸ごとを網焼きにして塩+オリーブオイルで食べるのが好きです。プーリアの義母さんは、さっと下茹でしたカルチョーフィの上面に窪みをつけ、そこに卵+パン粉+ケッパー+パルメザンチーズをあわせたものを流し込み、耐熱皿に入れてオーブン焼きにします。これもまた美味♪
昨日の献立は、お魚とカルチョーフィのフライ+サラダでした。
ユキちゃんは相変わらず食欲旺盛です(笑)。
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nonnakaori
at 2007-02-16 19:41
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そうだ。アーティチョークのシーズンでしたね。
いつも、オイル漬けに保存してあるのしか食べたことがないから。フレッシュなのは、このシーズンのみですね。こちらでも高級スーパーで売ってますが、お高くてなかなかです。
シチリアにはあるのかしら?
来月ぜひ食べたいなあ。
いつも、オイル漬けに保存してあるのしか食べたことがないから。フレッシュなのは、このシーズンのみですね。こちらでも高級スーパーで売ってますが、お高くてなかなかです。
シチリアにはあるのかしら?
来月ぜひ食べたいなあ。
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at 2007-02-16 21:01
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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Sette
at 2007-02-16 22:07
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アーティーチョーク美味しいですね~。私もnonnakaoriさんと同じで、オイル漬けとかしか食べたことないです。もしくはレストラン・・・・・・・。この時期で食べ収めなんだ~。初物が出るのはいつくらいですか?
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at 2007-02-16 23:23
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at 2007-02-16 23:31
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sicilia_trapani at 2007-02-17 03:46
nonnakaoriさん・チホチャン、こんにちわ!シチリアには激安でたんまりありますよ~!死ぬほど食べることができます(笑)私が一番好きなのは、ピクニックで炭火焼にしたもの♪ 固さが若干残るものの、炭の独特の香りがついて美味。もっとも外見はコゲコゲでおいしそうには見えませんが(笑)家でつくるなら、カルチョーフィの上を強引に開いて塩・こしょう・ニンニク・イタリアンパセリを刻んで押し込んで、蒸しににしたもの。毎日食べても飽きません。
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naolicu at 2007-02-17 05:51
カルチョフィ、こうやって食べるんですね。フライでもいいんですね。今度作ってみます。網焼きもオツですね。この方法ってキノコにも良さそうですねぇ。オーブン焼きもおいしそうだし。イタリア料理は一流のリストランテよりも家庭料理に興味有ります。こちらのブログを拝見してると、イタリア料理は和食に通じてるな、と本当に感じます。また他の料理も教えて下さいね。
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gabbyna at 2007-02-17 11:13
ブラジルでは、缶詰のアーティチョークを売ってます。お客さんが結構好きな人は、買っていきます。私は、まだ缶も生も食べてません。
こういう風に食べるんですね。いつか、トライしてみたいです。
こういう風に食べるんですね。いつか、トライしてみたいです。
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usatoru at 2007-02-17 16:54
こんにちは。僕にとっては全く未知の素材ですが、ぱっと見、「フキノトウ」かと思いました。でもイタリアの家庭料理は本当に魅力的だなあ。それでいて、マンマの味も勿論、chihoさんのように味をイメージして日本の素材でも調理というか素材あわせをしてしまうあたりに料理のセンスを感じます。(うちに来てほしー) 老後はイタリアかなー(笑)
nonnakaoriさん>アーティチョークは12月から2月いっぱいが旬です。シチリアに行く頃にはまだあるかな?笹切りにしてトマトソースベースのパスタの具にしても美味しいですよ
鍵コメNさん>素揚げも美味しそうですね。冬場にしか食べることが出来ない食材です。また是非カルチョーフィを食べにイタリアにいらしてください。大体、12月から2月末まで出回っていますよ。
Setteさん>初物は12月ごろから出回ります。その時期にイタリアにいらしたら是非食べてみてくださいね。オイル漬けとはまた違った美味しさがありますよ。
鍵コメMさん>おお~、お久しぶり。鍵コメでそちらにコメントを書き込みました。見えたかな?お互いに都合をつけて是非会いましょう。フィレンツェの展示先の場所も教えてね。是非伺います。
鍵コメTさん>毎日ブログを見ていただいているとは、大変光栄です。のんびり更新ですが、これからもどうぞ宜しくお願いします。カルチョーフィはアザミの種類なんですね。我が家の畑にもありますが、まだ株がそれ程多くないので、収穫に至らず、私も花として楽しんでいます。
Reiちゃん>美味しそうだなあ・・・シチリアで食べるカルチョーフィ楽しみです♪アントネッロも炭火焼が一番美味しいって言っています。ニンニク+パセリの蒸し煮も美味しそうね。
naolicuさん>レストランで食べるイタリア料理って、家庭料理の延長のようなものが多いですよね。でも、素朴すぎてレストランで食べることが出来ない家庭料理も沢山あります。アントネッロのレシピですが(笑)少しずつご紹介しますね。カルチョーフィは天ぷらにも合うと思いますよ。
gabbynaさん>きっとブラジルでは、カルチョーフィは旺盛に育つんでしょうね。是非、生を食べてみてください。薄切りにしてレモン+オリーブオイル+パセリ+薄切りパルメザンチーズでマリネにしても美味しいですよ。
usatoruさん>そうですね、ふきのとうよりもかなり大きく、大人の拳骨ぐらいあります。畑に何株かあるので、またいつかブログでご紹介しますね。味は百合根に例えられますが、私にとってはカルチョーフィです(笑)。日本ではまだ余り出回っていないようですね。