「終わり」を考える

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(ここ数日、キッチン前の西の空には木星と金星の両方が輝いています)

自分の人生の最後をどこで迎えたいのか?その後、どうして欲しいのか?
日本に住んでいてもそうだと思うけど、海外に住んでいる人は、特に一度は考えたことがあるのではないでしょうか。

とっくに人生の後半戦に入っている私ですが、最近ふと、そんなことをぼんやりと考える瞬間があります。人生の半分以上をイタリアで過ごした今、最期は日本に帰りたいという強い気持ちは特になく、このままイタリアに居てもいいかな?と思ったり。勿論、日本の実家には高齢の母(まだとっても元気ですが)がまだいるので、祖国とは強い繋がりがあるし、毎回帰る度に、帰ってきた~というホッとした気持ちにはなるけれど、自分が最後、どこに居たいのかと考えると、今いるトスカーナなのかなと思うのです。

そこで気になるのが、自分が亡くなった後のこと。(以後、ちょっとダークな話になるので、苦手な方は飛ばし読みしてください)

イタリアに住んで30年近くが経ち、大抵のことは怖いものなしではあるんですが、唯一、怖いのは「土葬」。(あ、お墓が怖いとかではなくて、自分が土葬されるのが怖いんです)
少しずつ変化はあるものの、カソリック大国であるイタリアでの埋葬方法は棺桶に入っての土葬が一般的。10年後に掘り返して、もうちょっとコンパクトにして、小さめのスペースに入れなおします。現在のカソリック教会側は信者に火葬を禁止しているわけではないそうですが、従来の土葬を推奨しているのだそうです。それでも最近は火葬を希望する人が増えているそうで、トスカーナはイタリアの中でも特に火葬希望者が多く、全体の50%を占めているのだとか。でも周辺地域も含めると人口100万人を超えるフィレンツェで、火葬場はたった2カ所だけなんです。人口に対して少なすぎる!だからかなり待たされるのだと聞きました。あと、日本との違いは、日本だと一部遺骨を残しますが、イタリアでは完全にサラサラの灰にしてしまいます。

その後、遺灰の取り扱いには以下の3通りがあります

1 容器に入れて家に保管する、または自宅の庭に散灰する(但し住宅街のお庭ではダメだそうです)
2 森に散灰する(それぞれの市町村で「ここに撒いてよい」という指定された場所がある)
3 海に散灰する(岸から930m以上離れた場所で、夏のバカンスシーズンを避けた時期のみ可能。自然分解される容器を使用)

私はどうして欲しいかというと、カソリック教徒ではないし、10年間も窮屈な棺桶に入って、その後またコンクリートや大理石のスペースに入れられるのは嫌だな~というわけで、勿論、火葬派。利用できる臓器は役立ててもらって、残りは火葬をして灰にして、家の庭の果樹の下や畑の隅っこに撒いて欲しい。

ちょっと前からやりたくてうずうずしていたのですが、この「私は火葬をしてほしい派です!」という意思表示を正式に残すべく、ついに「イタリア火葬協会」に登録したんです。
長くなったので、これについては次の記事で書きますね。

皆さんは自分の死後、どうして欲しいですか?

Commented by ymomen at 2026-06-14 05:37
こんにちは。

土葬後、10年目に掘り上げるというの、初めて聞きました。
ここアメリカでは場所によって違うのかもしれませんが、わたしがここに住み始めた80年代後半はまだ土葬でした。
近年は火葬が主流のようです。
90年代前半に義姉が亡くなり、当時はまだ土葬で、ひとりで埋葬されるのはかわいそうだからと、義父が5体埋葬できる墓地を買いましたが、義父が亡くなった二年前は彼を火葬し、遺骨を埋葬するには土葬していたところに三体入れていいということになり、では誰が入りたいか、ということになったのです。
わたしは火葬してもらってどこに撒いてもらってもいい、と思っていましたが、夫は墓というところに落ち着きたいというので、ではそこへ行けば縁者全てが集合している、いうのも参るほうにも都合がいいかと、そこへゆくゆくは埋めてもらうことにしました。
どこに撒てもらってもいい、というのも、残されたこどもは困るかもしれないし。
Commented by fumiko at 2026-06-14 12:00
私も人生の後半戦を謳歌?wしています。日本は墓は基本長男が受け継ぐので、末っ子次男の夫と私には墓はありません。特に信仰する宗教もないので火葬になりますが、あらためて墓所を買うか(最近はマンションタイプやロッカータイプも有り)散骨するかまさに考え中です。あと子どもたちに後々の負担をかけたくない気持ちもあります。私は海に灰をまいてもらって太平洋をぐるぐる巡るのもいいかな、と思っています。chihoさんのトスカーナの大地にずっと、という気持ちもとってもいいなと思います😊長くなりました🙏
Commented by germanmed at 2026-06-14 14:48
chihoさん、こんにちは。
最近はドイツでも火葬が激増していますが、火葬協会というものの存在は初耳でした。
私の友人は火葬で、一部分骨(灰)して、そちらは日本のご家族が引き取りにいらっしゃいました。きちんと密閉された、飛行機の荷物検査もOKという容器でした。
Commented by mjmnomama at 2026-06-14 23:57
おはようございます。
私達にとっては、直近の懸案です。
遺言状にも子供達にもママが死んだら火葬にして灰は海に巻いて頂戴と明記してます。主人は森に散骨も良いかなと思ってる様です。アメリカも広いですから、主人の家族はイリノイ州の田舎、家族のお墓はイリノイにありますが、お墓詣りと言っても遠いですよね。主人の両親もカリフォルニアに引っ越して来てからこちらで墓地を買ってましたが火葬にする事にその墓地の権利は友人に譲りました。
日本でも墓守りは頭の痛い問題ですよね、
Commented at 2026-06-15 13:06
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by Michie Caterina AKIS at 2026-06-16 09:58
55年もイタリアに住んでいましたが昨年夫が亡くなったのを機会に日本に帰ってきました。
最近はイタリアでも火葬されるようになりお骨の入った壷をお墓に入れます。
土葬して10年後に骨を取り出すというのはもう昔の話。
大金を払って墓場を買える家は少なくなりました。
Commented by M at 2026-06-17 12:17
私も今の国に住み始めて長いので(60代)、先のことはいろいろ考えます。インターネットの世界で読む海外の日本人の中には、老後日本に戻ると言う人もかなり多いようですね。特にアメリカなどのように医療費が高い場合にはそれもオプションかな、と思います。でも、私は今の国に慣れ過ぎてしまっており、日本で老後を過ごすことは全く考えられません。もう一つの要因は子供達ですよね。子供が日本に住むならば違うかと思いますが、私の場合はそれは無さそう。だから夫の国で最後を迎えると思います。何年か前に遺書を弁護士のところで作成しました。死んだら火葬、お墓は夫の近く。ただ遺灰の一部は、日本の父母の納骨堂の隅っこにほんの少し置かせてもらうつもりです。(子供にはそのやり方をすでに説明しています。)
Commented by lacasamia3 at 2026-06-17 17:53
> ymomenさん、環境のことを考えると世界的に火葬への流れになっていくのかもしれませんね。確かに「家族がいるところに一緒に居たい」という考え方もあり、考え方はそれぞれですね。うん、私も残された家族が困らないように、今からはっきり決めておこうと思っています。
Commented by lacasamia3 at 2026-06-17 17:54
> fumikoさん、そうなんです。自分が亡くなった後、どこに遺灰をまいてほしいかな?って考えた時、自然と今いるトスカーナの大地だなって思えました。
Commented by lacasamia3 at 2026-06-17 17:58
> germanmedさん、はい、イタリアはお国柄、割と近代まで火葬がタブーだったので(多分最近は環境問題もあり、急速に変わってきていますが)きっとそこまで意思表示をしないと土葬に流れる傾向があったんだと思います。私も仕事で何度かこちらで火葬にされた方のご帰国手配に関わったことがあります。逆パターンで日本からヨーロッパに連れて帰ってくるときは、骨を小さく砕くという作業があるのだそうです。
Commented by lacasamia3 at 2026-06-17 18:00
> mjmnomamaさん、前もって本人が遺言状で残しておくと家族が助かりますよね。お墓参りの場所も色々と悩みますね。
Commented by lacasamia3 at 2026-06-17 18:02
>鍵コメtさん、何年経っても心は生まれ育った故郷にある人もいれば、今生きている場所がいいという人もいて、これは本当に人それぞれだなあって思います。
Commented by lacasamia3 at 2026-06-17 18:05
> Michie Caterina AKISさん、コメントありがとうございます。都市部、地方などの違いもあるのかもしれませんね。主人の実家はチャペルがあり、そこに家族が入るスペースがあるのですが、私も主人もそこに入る気持ちはなく、火葬を望んでいます。私たちが住んでるトスカーナの小さな村では、まだまだ土葬が主流です
Commented by lacasamia3 at 2026-06-17 18:09
> Mさん、医療の手厚さでいうと日本の方が良いのかもしれませんが、毎日の生活の質、リズムは私にはイタリアでの今の暮らしが合っているのような気がします。だからMさんと同じように、、今のところは、多分一人になっても、イタリアに住み続けるのかなあとぼんやり思っています。
by lacasamia3 | 2026-06-13 22:14 | 私の独り言 | Comments(14)

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