私、ローマで盗難に遭う!

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今回はたったの1週間の滞在でしたが、旅のハイライトとして母と母の友人2人の4人で1泊でローマに行きました。
駅からタクシーで宿にまずは荷物を置きに行き、午後のヴァチカン美術館の予約時間まで、ヴァチカン美術館と宿の間にある小さなお店に軽いランチを食べに行きました。
私たちが入った時はまだ他のお客さんはほとんどいなくて、お隣にアメリカ人っぽい女性の二人組が居るだけ。
壁側のソファーの席に母とKさん、私とYさんは椅子席に、4人で向かい合って座りました。持っていたショルダーバッグが重かったので、私は椅子の背にカバンをかけて、食事をしていたんですが、お隣のお客さんの席が空いたらお店の写真を撮りたくて、食事を終えたらしいアメリカ人の女性が席を立つのをちらちら見ながら待っていたんです。
すると、一人の女性が席を立ち(私は、お会計に行ったのだと思いました)私の向かい側に居る女性は携帯をいじりながらまだしばらく座っていました。
そのうち、その女性もいなくなって、ふと見たら背中にあった私のカバンが手品のようになくなっていたのです。

お店の人に聞いたけれど、そんな鞄は見ていないというし、唯一、私たちが食事をしていた時に通ったであろう人は、あの女性二人組だけ。見た目は恰幅が良くて金髪で、首から良くツアー客がぶら下げているような名札?かオーディオガイドの機械みたいなものを下げていました。今思えば一番怪しい。楽し気に話し合うわけでもなく、始終無言でしたし。

盗られた鞄の中に入っていたのは、古いデジカメ、お財布(クレジットカード1枚、現金50ユーロ)、ドキュメント(滞在許可証、身分証明書、運転免許証、保険証)、車の鍵でした。携帯は手に持っていたので大丈夫でした。
一番のダメージはドキュメントと車の鍵です。車の鍵はスペアキーがあるので、フィアットで合い鍵を作ってもらうことはできるけれど、結構費用がかかります。そしてドキュメント(涙)。これについては、また別の記事で今後私のようにイタリア在住でドキュメントの盗難に遭う方のためにも、再発行の手続きの仕方をシェアしたいと思います。

とにかくすぐに銀行のアプリからカードをブロックし、母たちが二階建てバスでローマ観光をしている間、私は一番近い警察署へ盗難届を出しに行きました。
幸い、こんなこともあろうかと、すべてのドキュメントの表裏の写真を撮って保存していたので、それを元に、盗られたものの詳細のリストを書いて持って行ったら、担当の警察官に褒められました(苦笑)。こういう手口は良くあるそうで、泥棒はローマ、フィレンツェ、ミラノ、パリなどヨーロッパの主要都市を転々とするのだそうです。

今回のことで皆さんにお伝えしたいのは(以下保存版です)

・必要のないドキュメントは持ち歩かない
運転免許証はいっそ車の中に置いておこうかなと思いました。滞在許可証は微妙・・・。最近、結構街中でもコントロールがあるらしいので。身分証明書と保険証はまあ、簡単に再発行できるから失くしてもダメージは少ないんですが。日本から旅行でいらっしゃる方は、パスポートはスマホで写真を撮って、オリジナルはスーツケースに入れて宿に置いておくのが良いです。但し、美術館によっては入場の際、またはオーディオガイドを借りる時に必要になるので注意してください。

・必要のない現金やカードは持ちあるかない
イタリアではほとんどスーパーでもレストランでもカードを利用することが出来ます。その日に使わない現金はスーツケースに入れて鍵を閉めて宿に置いておきましょう。カードも2枚あったら1枚は宿に置いておくと良いと思います。

・通り沿いだけでなく、お店の中の席でも決して油断しないこと。
リラックスして食事を楽しみたいのであれば、鞄のベルトを腕にひっかけたり、椅子の足に絡ませておくこと。もしくは小さめのハンドバッグにして、食事中は膝の上に置いておくこと。私も今回のことを教訓にし、携帯とお財布、それにハンカチだけが入る小さめのショルダーバッグを買いました。あと、テーブルに鞄をひっかけられるフック(これはイタリアではなかなか売っていないのですが、日本では売られているようですね)を使って膝とテーブルの間にカバンをぶら下げるという手もあります。

・盗られて惜しいお財布は使わない
鞄を盗られたらどうしようもないけれど、スリ予防であれば、百均で売っているビヨーンと伸びるワイヤー式の盗難防止グッズを利用すると良いでしょう。母は百均で買った安いお財布にこれを付けて鞄の内ポケットのジッパーにひっかけていました。

もし残念ながら盗難に遭ってしまったら
まずはカードを停めましょう。(こういう時のためにカード会社の番号やカード番号などを控えておくと良いと思います)
残念ながら現金は戻ってきませんが、パスポートなどを盗られた場合、現地の警察へ盗難届を提出する必要があります。最寄りの警察署に行き、denuncia di un furto(盗難届)をしに来たと入り口の警官に伝えます。
自分の氏名、日本の住所、宿泊先、生年月日、盗まれた時間と場所、状況、盗まれたものをグーグル翻訳などで書いたものを用意しておくと良いでしょう。この時、パスポートの写真などがあればより便利です。

今回、鞄を盗られたのは悔しいけれど、お気に入りのハンドバックを見つけたし、古くて買い替えようと思っていたデジカメを買い替える決心が出来たし(笑)、スリにとってはきっと「ハズレ」の獲物だったと思うのでざまあみろという気持ちもあります。そして何より、母たちのパスポートが盗まれなくて良かったと思いました。この日、ヴァチカン美術館に行ったので、皆、パスポートを持っていたんです。もし「私が預かっておくね」なんて言っていたらと思うとゾッとします。ドキュメントは、滞在許可証はまだですが、他は割と順調に再発行の手続きが出来ているので、思ったほどのダメージはありませんでした。

イタリアに住んでかなり長い私でも盗難に遭うことがあります。最近のスリは本当に見た目で分からないものだなと思いました。
是非、盗難に遭わないように気を付けて、でもイタリアを楽しんでください。


今日も読んでくださってありがとうございます。
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Commented by naomi at 2025-06-16 07:08
大変でしたね。現地在住の方でも被害に遭われるのですから、旅行者はもっと気をつけなければなりません。
2年前イタリアへ行った時、主人にスリ対策のあれこれを話したら、俺たちはそんな怖い場所に行くのか?とキレてしまいました。でも念には念を、気をつけるのは大事ですよね。
Commented by やまむさ at 2025-06-16 13:00
ちょうど1ヶ月前、私もやられました!正確にはやられたのは私の夫。場所はスペインのグラナダ。
街歩きが好きな夫、よそ見しながらフラフラしていたのを目をつけられたらしい。
リュックの1番下に入っていた斜めがけ用のバックを丸ごと。バッグの上には上着やら買ったお土産が入っていたのに、どうやって1番下にあるものを取ったのか?いまだに謎です。
それがプロなんでしょうね。
生まれて初めて外国の警察に行き、英語であれこれ事情聴取され、盗難届を提出し、帰国のために一時出国に必要な書類も入手。気づいてからホテルに戻るまで4時間(23時過ぎ)でした。
1番困ったのは写真です。日本のようにあちこち撮影場所があるわけでもなく、帰国便や延泊ホテル、帰国後の仕事はどうしようか?悶々と眠れない一夜を過ごしました。
しかし、何と言うことでしょう‼︎
出て来たのです‼︎
正確な経緯は不明ですが、ゴミ箱に捨てられていたバッグを拾った方⁈が現地に住む日本人。
そこから、近くの政府機関施設のポリスボックスに届け、バッグの中にあった宿泊先情報をもとにホテルに連絡。
そして翌朝には受け取りに行くことに。
本当に奇跡のような出来事でした。
バッグの中身は日本円の小銭(ユーロはなし)、自宅の鍵、パスポート、タッチ決済ができないクレカ、メガネ、Androidの古いスマホ(iPhoneでなくて良かった)という、ほとんど価値のないものであったことが幸いしたのか、無傷で戻りました。
暗い気持ちで過ごした数時間でしたが、現地の警察の方々、もちろん拾って届けてくださった見ず知らずの日本人の方、ポリスボックスのおまわりさん、説明してくださった政府機関の方、ホテルのフロントの方などなど、嫌な記憶が吹き飛ぶほどの奇跡と親切に助けられたスペイン旅行でした。
ちなみに夫は海外出張には頻繁に行っていた人。
こんな人でも付け入るスキがあったということですね。
chihoさんのアドバイスは身にしみます。
予めさまざまな予約をとってQRコードを私のiPhoneにダウンロードし、更にプリントアウトも持参していたので、スペインでは現地でチケットを買わない限りパスポート携帯は不要です。(ホテルのチェックインにはもちろん必要ですが)
パスポートの写真2枚、翻訳ソフトのダウンロード、Wi-FiかeSIMは必携です。
Commented by すずらんらん at 2025-06-16 13:31
せっかくの楽しい時間が残念でした。事後の手続きがスムーズにいってもストレスはかかりますもんね。イタリア問わず海外ではWファスナー斜め掛けショルダーでファスナーは安全ぴんでブロックしファスナーは開かない状態にしバッグは常に肌身離さず身体の前②パスポート、クレジットカード表裏、3ケ月以内の戸籍謄本のコピーに現地警察署と大使館の場所、連絡先等をスマホの中だけではなくプリントアウトして1部はスーツケースの中、もう1部は機内持ち込みにして免税手続きなど本物のパスポートがいると思われるシーン以外はコピーで持ち歩き、他コピー類はホテルの金庫の中にて保管。③スマホも首から下げるもしくは、バッグの持ち手にホールドした状態でバッグに入れる(スマホ単体で抜かれる状態でバッグに入れない)テーブルの上に置きッぱにしない④もちろんバッグも椅子の背もたれにかけるのも、テーブルや膝の上に置くのもNG。テーブルにかけるバッグホルダーも危険だと思います。やはり食事の際も斜め掛けショルダーを肩からかけたまま、バッグは膝の上。そんな私がパリのメトロでレストランの予約時間に遅刻しそうで連れをせかせて改札を抜けたとたんにバッグが軽くなったのがわかり慌ててバッグを見ると閉めたはずのファスナーは開き財布のみが抜き取られていました。本当に改札を抜ける間の早業!後ろにいた連れ2人も気がつかず、そういえば改札手前に数人の人だかりがしていたのだとwwパリも10回といわず、欧米ならば最低でも1年に1回は訪れ、気を抜かずにいたつもりでしたが急いでいてバッグから意識が離れ改札を抜ける時にバッグが後ろに回った瞬間をヤラれたわけです。パスポートはホテルに置いてましたので、私もクレジットカードはコピーを元にすぐ止めてもらい、少々お高い財布でしたので保険のために盗難手続きをしに翌日パリの警察に参りました。英語の使える警察官は午後からの出勤だから午後から出直してとのことでほぼ1日を警察で費やすことに。それでも1日でもらえた私はラッキーなんだとか。言葉もネイティブではありませんし、日本とは違うシステムにストレスもマックス。それ以降編み出したのがwファスナーを安全ピンで留めるという技です。フィレンツェとローマという都市の違いもあるかもしれませんがピサやSMN駅周辺でも被害はありますし、備えあれば憂いなしが一番の防御であり旅を楽しむコツかと思われます。長くなりましたが老婆心にて失礼しました
Commented by lacasamia3 at 2025-06-16 15:43
> naomiさん、きっと母たちが盗難に遭わなかったのは、適度に気を付けていたからだと思います。こちらに住んでいると毎日のことになるので、常に気を付ける状態が持続せず、その隙をつかれました。気を付けていると意外と狙われないものです。
Commented by lacasamia3 at 2025-06-16 15:45
> やまむささん、そうなんです。相手はプロだから、手品みたいになくなります。防ぎようがないケースもあるし、やっぱり盗られても困らないように気持ちの準備をすることが大切ですね。詳細のシェア有難うございます。これから旅行に行かれる方にもきっと参考になると思います。
Commented by lacasamia3 at 2025-06-16 15:47
> すずらんらんさん、ありがとうございます。母たちはきちんとこのように備えていたから大丈夫だったんでしょうね。それ程気を付けられていても、盗難に遭ってしまうのですから、本当に防ぎようがないです。詳細を書いてくださってありがとうございます。とっても参考になります。
Commented by akiko at 2025-06-16 21:50
こんにちは、そして、はじめまして。
わたしの住んでいるローマで被害に遭われたとのことで、とても胸が痛みます…。
今年はgiubileoで、チェントロではメトロの延伸工事も進んでいるため、ローマでも「普段のカオスに磨きがかかっている」ように感じている人が多いように思います。
ちなみに、わたしは夫(生粋のromanoです)に勧められて、ロックダウンのときに活躍(?)した「io」というアプリにpatenteとtessera sanitariaを登録しました。
このアプリを使用した場合はデジタル版のものも原本と同じ効力があり正当に認めてもらえるそうで、お財布に入れる必要がなくなったので助かっています。
今でこそイタリアはspidもあるし、ローマのquesturaではcomuneのHPからダウンロードした証明書も受け付けてもらえるようになりましたが、それでもいろいろな手続きは煩雑で煩わしいですよね。
早く無事に全てのものが揃いますように。
また、お邪魔しますね!
Commented by lacasamia3 at 2025-06-16 22:55
> akikoさん、うわー貴重な情報ありがとうございます。そっか、普段IOに入れているpatente とtessera sanitariaを活用するという手がありますよね。そうすると原本を持ち歩かなくて良いし。まだpermessoに手を付けていないのですが、今週中にはやらなくては・・・。これが一番面倒です。こんなアクシデントがありましたが、それでもローマは本当に楽しかったので、またそんな思いでもシェアしますね。
Commented by 奈々 at 2025-06-22 23:10
個人的には...海外在住期間が長くなるほど(自分を含め)、却って危ないと思っています。特に女性の旅行者は日本から一歩出るとなると「危険な外国へ行く」という意識を持っている人が多いと思うので、対策もばっちりでしょうし、旅行中は緊張感を持ち続けて気疲れするのが普通かなと。

私はイタリアの隣国に住んでいますが、首都へ行かなくてはならない用事が5、6年に1度くらいあったりするので(日本大使館で直接申請または受け取り必須の場合など)、防犯を軸に服装と持ち物を考えるのがつまらなくもあり、行く前も道中も「いかにスリやひったくりに遭わないようにするか」で頭がいっぱいで気が重く、どっと疲れてしまいます。
Commented by lacasamia3 at 2025-09-12 15:00
> 奈々さん、そうそう、在住期間が長くなると、その緊張感を持ち続けるのが大変ですよねー。私も、いつもはローマに行くときはピッと緊張するのに、今回は楽しくてすっかり緩んでしまいました(苦笑)そう書いている今も、バールの席でパカーンとバッグを向いの椅子に置いてパソコンで仕事してるし・・・。
by lacasamia3 | 2025-06-16 00:25 | 私の独り言 | Comments(10)

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by chiho