
今週は、ポデーレベッチでワイン作りに大切な工程が行われました。
収穫して、茎を取り除いた実は、金属製のタンクに皮付きのまま入れられ、2週間程、発酵させます。
そして、汁の部分と皮の部分を分け、汁の部分はきれいなタンクへ移し変えます。この工程をイタリア語では、"svinatura"(ズヴィナトゥーラ)と呼びます。写真は、タンクの底や壁面に残った皮の部分をかき出しているところ。これらを"torchio"(トルキオ)と呼ばれる絞り機にかけて残った汁を絞り出します。この工程は"torchiatura"(トルキアトゥーラ)と呼ばれています。


皮を一杯に詰めたトルキオ。上部に、積み木のように重石を組み立てていきます。
こうした昔ながらの器具を使ってのワイン作りは、イタリア全土中小の農家では、極一般的に行われています。


レバーをもって、トルキオの周りをおじさんがグルグル回ると・・・
下からなみなみと絞られた葡萄の汁が出てきました。この絞った汁は、別のタンクに入れ、熟成させます。

さて、絞った皮はどうするかというと・・・まだまだ、捨てませんっ!絞りかすは、グラッパを作っている業者に持って行きます。絞りかすに砂糖を混ぜて熟成させ、それを蒸留させるとグラッパが出来るんですよ。
最初に分けた上澄みの汁、モストを味見させてもらいました。前回、収穫したての時に味見させてもらったモストに比べると色が濃くなって、炭酸の舌触りがなくなっていました。これからは、だんだんと発酵のスピードがゆっくりになっていくそうです。


オリーブの実もそろそろ採りごろです。ポデーレベッチでは明日から2週間ほどかけてオリーブを収穫します。この時期に丁度ご滞在になるお客様には収穫体験をしていただけます。
今年の初物オイルが楽しみです♪
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鍵コメさん>書き込み有難うございます。コメントに、暖か下着や美味しい和の食材をもって駆けつけられるお母様のお気持ちが感じられ、私もなんだか暖かい気持ちになりました。お姉さまも楽しみにされているんでしょうね。鍵コメさんもいつか姪御さんに会いにいらっしゃれると良いですね。お姉さまへのメッセージです・・・「ご出産、おめでとうございます。異国の地での子育ては何かと大変ですが、一緒に楽しみながらがんばりましょうね」
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chihoちゃん、ちゃお!
すごいね、ここのアグリ、自分のところでワイン作っているんだ~!もしかして、フラントイオも併設?シチリアでは、自分の畑でとったブドウを、持ち込み可能なカンティーナに持って行きます。そこでワインにしてもらうんですよ~。
シチリアでは、すでにオリーブの収穫は終盤を迎えています。初物もしっかり、テイスティングしてきました!ツン、とした刺激臭があって、若いオリーブオイル、美味しかったぁ~♪
この時期は、見るものがたくさんで楽しいよね~♪
すごいね、ここのアグリ、自分のところでワイン作っているんだ~!もしかして、フラントイオも併設?シチリアでは、自分の畑でとったブドウを、持ち込み可能なカンティーナに持って行きます。そこでワインにしてもらうんですよ~。
シチリアでは、すでにオリーブの収穫は終盤を迎えています。初物もしっかり、テイスティングしてきました!ツン、とした刺激臭があって、若いオリーブオイル、美味しかったぁ~♪
この時期は、見るものがたくさんで楽しいよね~♪

はじめまして!隣国在住のニッポンジンです。オリーブ、この間海沿いで摘んだら全部虫食いでした・・・採る時期を逃したのかと思っていましたが、chihoさんのところではどうでしたか・・・?
reiちゃん>ここは自分のところで作っているのよ。オリーブはさすがにフラントイオに持ち込んでいるけどね。ところで、メールは届いたかな?
saluteさん>今年はイタリアも暖かかったので害虫の被害が大きいようです。トスカーナでは今週あたりからオリーブの収穫が始まっていますよ。ポデーレベッチでもそろそろ始まります。