キロメートロゼロのランチ

おはようございます。

今週も太陽マークが続いているトスカーナです。でも朝晩は結構冷えて、うちの近くは霧が出ています。

先週の土曜日は救急の同僚と一緒に、コロナ第一波の渦中に一緒に搬送をした時に知り合った別のチームの仲間に呼ばれ、ランチに行ってきました。行ったのはレストランではなくて、仲間の一人のご両親が持っている畑のある土地です。家からは1キロぐらい離れている場所で、畑といってもかなり大規模でした。果樹が沢山植えてあり、大きな温室もあって、冷蔵庫やトイレもある小さな小屋もあります。バーベキューとピザができる手作りの窯もあって、ここでランチをしました。奥には大きなニワトリ小屋もあります。

ご両親が両方とも数年前に定年退職をしてから、この土地を畑にして、少しずつ色んな苗を植えていったのだそうです。イチゴの苗がモリモリと育っていて、私も今年キッチン横に植えたイチゴをこんな風に元気に育てたいなあと思いました。



これこれ！私も植えている縞紫露草です（今年の夏にスーパーで衝動買いした苗）

↑の記事で書いています。

花が終わって、一部枯れていますが、2月にバッサリと鉢の縁の高さで切りそろえると、新芽が出てきて、わしゃわしゃ茂るそうです。シニョーラにやり方を教わったので、私も2月の剪定を忘れないようにしなきゃ。

ちなみにランチのメニューは、

鶏レバー、ほぐした鶏肉とマヨネーズソース、ポルチーニ茸とトマトソース、ソーセージとストラッキーノチーズのクロスティーニ4種類

ベシャメルソース入りのラザニア

鳩、鶏、豚肉の串焼き

でした。ゼンマイ仕掛けでぐるぐる回る機械を使って、バーベキューの炭火でじっくりと焼いたお肉は本当に美味しかった♪

お肉も、野菜もこの畑でとれたもの。ポルチーニ茸だってお父さんが見つけました。

「材料は全部、キロメートロ・ゼロさ！」って自慢気に言うお父さんの日焼けした笑顔が印象的でした。

キロメートロ・ゼロ（KM 0) とは、自給自足という意味です。この土がもたらす大地の恵みを味わった、本当に贅沢なランチでした。

あの時、お互い防護服を着て出会ったっきりの友人も居て、再び、笑いながら杯を交わすことが出来たことをとてもうれしく思います。この友情はこれからも続いていくことでしょう。

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