続・葡萄の収穫

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こうして、トラクターに積んだ摘みたて葡萄は、金属タンクがある小屋にどんどん運ばれます。

ワインの収穫のことはイタリア語でvendemmia(ヴェンデンミア)と呼びます。畑の大きさにもよりますが、出来るだけ沢山の人手を集めて一気に収穫をしてしまうため、葡萄の収穫を村中の人が手伝った昔は、農園の持ち主がその労をねぎらって、収穫のあと、食事が用意され、飲めや歌えの村をあげてのお祭りが行われたそうです。
良い葡萄が出来た年は、一層賑やかだったんでしょうね。ポデーレベッチでも、毎年、葡萄の収穫には大勢の友人が手伝いに来て、その後は、皆でわいわいと食事をし→飲み会というパターンだそうです(笑)。


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diraspatura(ディラスパトゥーラ)が行われます。raspa(ラスパ)とは葡萄の芯の部分。この、四角い水槽のような機械に葡萄を入れ、スイッチを入れると、芯の部分が向かって右側の穴から出てきます。残りの粒は皮付きのまま、ポンプで吸い上げ、大きな金属製の容器に入れられます。ここで、最初の発酵が始まるのです。


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どの位、このタンクに入れられているかは、ロベルトに聞いてみないと判りませんが、こうして皮付きのままの状態で発酵する葡萄の汁の温度は40度近くにもなるそうです。


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これが絞りたての葡萄の汁。mosto(モスト)と呼ばれます。とっても甘くて、僅かに炭酸っぽい舌触りがあります。美味しいけれど、モストの飲みすぎは禁物!お腹の中で発酵が始まってしまい、お腹を壊してしまうんですって。味見だけね♪
写真右はtorchio(トルキオ)と呼ばれる伝統的な器具。発酵した皮と汁をプレスしながら分けるのに使います。


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さて、今年のワインの出来はどうでしょう?

葡萄を収穫した後の葡萄畑では、一気に紅葉が進みます。

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Commented by Mezzana at 2006-10-25 20:16 x
ピサのMezzanaです。リンク完了しました。
ご快諾いただけて光栄です、ありがとうございます。

ワインってぶどうが育った間の天候とか、こうしてたくさんの人たちが
手分けをして進める行程とか、本当にいろんなことが重なり合って
初めて味わえるものなんだ、と感動しますよね。

私はドイツでワインの仕事をしていたことがあるのですが、あちらは
太陽の光がとても少ないのでぶどう収穫の方法も変わってきます。

ワインって本当に奥が深いですよね…
Commented by Rosor at 2006-10-25 22:50 x
初めまして。日本に住むRosorと申します。
「フィレンツェ」で検索して辿り着きました。
ハネムーンの候補地に、フィレンツェとその周辺を
考えていました。このブログを読んで、ますます
フィレンツェへの思いが強くなりました。
ハネムーンの前半はフィレンツェ市街地のホテルに
泊まって美術館、アンティークショップを巡り、
後半は郊外のヴィラでのんびりしようかなと思っています。
Commented by Sette at 2006-10-26 00:11 x
収穫は大変だけどやっぱり元気な子達がたくさん育ってくれてると嬉しいですよね~。天気が良くてよかったですね♪その時期は気を使うっておっしゃってたので。ちら~り一粒くらいつまんでみたくなりました。ワイン、楽しみですね♪
Commented by kchan0221 at 2006-10-26 02:09
こんにちは。ブドウの収穫も1度やってみたい~と思っているのですが、今年はちょうど収穫の時期に忙しくていけなかったのでとっても残念だった~と思っていたのですが・・・。
こうしてChihoさんのレポートを拝見して、なんだかまるで自分が体験したような気になりました~~!!
今年は暑かったり寒かったり変なお天気でしたが、ワインの出来はどうでしょうね?!
あと10日ほどでイタリアの新酒解禁日。楽しみですね~~!!
Commented by Dokan at 2006-10-26 09:40 x
Chihoさん 日本滞在もあと少しですね
ちょうど12日よりイタリア 13日にフレンツェと滞在し、南イタリアを回ってから先週末帰国しました。
この頁を拝見しフィレンツェへの想いが強くて、今回は1日だけの滞在でしたが、季節は最高でし 本当に行って良かったです。私が行ったキャンティーワイナリーもぶどうの収穫後で↑同様の作業が行われているところが見学できました。ぶどうも頂いちゃいましたが、甘くて美味しいんですね。 ワインも買い込んで帰ってきました。
本場のイタリアンも最高! 是非また訪れたいと思います。
引続き楽しいブログ頼り 楽しみしています。
Commented by AT at 2006-10-26 21:06 x
久しぶりです(覗いていましたが)。
ジェノアとミラノの中間に住んでいてブドウ畑を所有している知人がいます。最近までワインを作っていたが、いろいろあって今は葡萄だけを育てています。手入れが大変だけどそれが楽しいとの事。
でも、昨年のように豊作だと誰も買ってくれず、ただで近所に配ったとか。
彼の話では葡萄を育てるのに環境がいい場所があると土地貸しというのもあるとの事。ミラノから移ってきたら直ぐ農家が飛んできて庭が葡萄畑になった人もいるそうです。
Commented by chiho at 2006-10-26 22:26 x
Mezzanaさん>葡萄棚の作り方も、気候によって変わり、同じイタリアでも南は日本と同じ平面の棚式、北イタリアは縦式なんですよ。ドイツはどんな葡萄畑なんでしょうね。葡萄房の重みの感触がまだ手の中に残っています。
Commented by chiho at 2006-10-26 22:29 x
Rosorさん>楽しいハネムーンになると良いですね。アンティークがお好きであれば、フィレンツェから列車で1時間30程のところにあるアレッツォまで足を伸ばされると良いと思いますよ。楽しいご旅行になりますように・・・
Commented by chiho at 2006-10-26 22:30 x
Setteさん>来月は、オリーブの収穫です。今年の収穫はどうでしょうね?また収穫の様子をブログでお伝えします。
Commented by chiho at 2006-10-26 22:32 x
kchan0221さん>来週、フィレンツェに戻ったら、ワインと栗を味わいたいなあと思っています。もう寒いのかな?
Commented by chiho at 2006-10-26 22:34 x
Dokanさん>楽しいご旅行だったようで、ワイン作りもご覧になることが出来て良かったですね。また是非ゆっくりといらしてくださいね♪
Commented by chiho at 2006-10-26 22:38 x
ATさん>葡萄を育ててワインを作るにはとても手間と設備がかかるんですよね。だから、トスカーナでも、葡萄だけ作ってそれをワイン農家に売る農家もあります。それでも作る楽しみ、大変さは同じですよね。リグーリアは、畑にすることができる面積が少ないため、生産量は少ないものの、良質のワインやオリーブオイルの産地なんですよね。、
Commented by aoyadom at 2006-10-28 21:38
ドイツの新ワイン(どぶろく状)FERDERWEISSERフェーサーヴァイサーのような感じなのでしょうか?
今度のフィレンツエで是非MOSTO試してみたいです^^
Commented by chiho at 2006-11-04 19:09 x
aoyadomさん>プツプツとちょっと炭酸のような舌触りがあるんですよ。ドイツの新ワインも飲んでみたいです。
Commented by Mon plaisir ☆ at 2006-11-06 23:38 x
こんばんは。初めまして♪
ワイン造りの過程を見るのはとても興味深いです!
こういうアグリツーリズモって誰でも体験できるのでしょうか?
ぜひぜひ体験してみたいなぁ~♪(資格とって終わりじゃもったいなくて・・^^;)
Commented by chiho at 2006-11-09 18:14 x
Mon plaisirさん>こんにちは。何分、農作業なので天候によって時期が左右され、「この期間に必ずできます」と予定を立てることができないのが残念なのですが、もちろん、それぞれの作業の時期にあたれば、体験していただけるんですよ。ちなみにオリーブの収穫は11月の半ばから2週間行われ、葡萄の収穫は大体10月の1週目です。でも、雨の降り具合でかなり前後します。楽しいアグリ滞在をいつか是非体験して見てくださいね。
by lacasamia3 | 2006-10-25 19:11 | フィレンツェのアグリツーリズモ | Comments(16)

フィレンツェで山暮らしをするchihoの田舎便りです。フィレンツェの街歩き情報、イタリア風家庭菜園、お勧めレストラン現地情報、日帰りで行ける街の情報など。フィレンツェの滞在型アパートの紹介サイト「ラ・カーサ・ミーア」を運営しています。


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