キノコの季節です

ちょっと前になりますが、ラーラを連れて、アントネッロとキノコ狩りに行きました。

アントネッロがいつも行く森はかなりの傾斜があり、高い木がうっそうと茂っています。でも森ガールのラーラにとってはこの傾斜もへっちゃら。私たちが下りている間、10回くらい走りながら登ったり降りたりしています。

森のあちこちには可愛い野生のシクラメンが咲いていました。

今年の秋はたっぷりと雨が降っているトスカーナでは、キノコが豊作です。森にはいろんなキノコが生えています。

食べられる、食べられないにかかわらず、こうしてキノコを観察するのも楽しい。

少しずつ育っていく植物の苗と違って、一晩で一気に生えるキノコもあるから、菌の世界って不思議です。

お、親方がポルチーニ発見。

でかっ！

この子もポルチーニ茸。一口にフンギ・ポルチーニといっても色の濃淡や形の違いがあります。

これもポルチーニ茸。

にー

この日の収穫は大小合わせて5個でした。二人の夕食には十分過ぎるほど。
私はまだ遭遇したことがないけれど、この時期には森林警察の抜き打ちパトロールもあり、キノコ採りのための市税（大体20ユーロくらいだったかな？）を支払った領収書を持っているかどうか、収穫したキノコは菌が落ちるように、籠など（ビニールは密封するからNG）に入れているか（アントネッロは底を網に改造したリュックを使っています）などのチェックがあり、このルールに従っていないと容赦なく罰金が科せられます。友人も2ユーロコインよりも小さいポルチーニ茸を収穫して、罰金を払ったと言っていました。来年も同じ森にキノコが生えるように、こうした規則が設けられています。


午後、私が仕事でフィレンツェに行っている間、アントネッロは我が家の裏の森でも、ピオッピーニというキノコを見つけてきました。これは、次回のお楽しみ用に冷凍しました。



前菜は薄切りにした生のポルチーニとパルメザンチーズのカルパッチョ。



残りはメインのお肉の付け合わせとして、パン粉を振ってオーブンで焼いたグラティナ―ティにしました。
さて、明日はアントネッロは珍しくアメリカ出張で、コロラド州のアスペンの近くに出発します。というわけで、1週間ひとりなんですが、楽しみすぎ（笑）。アントネッロが作るイタリアンを一緒に食べるのも好きだけど、一人で好きなものを好きな時間に食べられるのが嬉しい。たまには良いよねー。

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