チレント地方での楽しみの一つがバールの朝ご飯。
泊まったB&Bの朝ご飯は断って、通り掛けに見つけた小さなバールで朝食をとりました。日曜日の朝だったので、地元の人が自家製のお菓子やブリオッシュを大量に買っていく様子は圧巻でした。私はラム酒シロップがたっぷりかかったババ、アントネッロはジャム入りのブリオッシュ。写真はないのですが、見かけは普通のブリオッシュだけど、ほのかに塩味で甘くない生地にオーダーが入るごとにアマレーナのジャムを詰めてくれるんです。フィレンツェでは食べたことがない味。旅ではこういう発見が楽しいですね。

ここにはギリシャ植民地時代の遺跡が残っています。ペストゥム(Paestum)という地名は海の神の町「ポセイドーネ」が訛ったものなのだそうです。ティレニア海の沿岸部から内陸に2キロほどのこの場所に、船でやってきたギリシャ人が町を築いたのは、気候が温暖で水が豊富にある土地だったからでしょう。
個々の一番の見どころがこの写真で見えている、俗にネットゥーノ(ネプチューン)の神殿と呼ばれている建物です。

どっしりとした太い柱が上に向かって細くなる典型的なドーリス様式の建造物で、中にも入って見学することができます。



さて、ランチはペストゥムからさらに南に20分ほど行ったアグローポリという海辺の町に行きました。
アントネッロが調べておいてくれたトラットリア。
このアサリのパスタが本当に美味しくて、またフィレンツェに帰る前に立ち寄って食べたいくらい!パスタはシャラティエッリ(scialatielli)という手打ち麺で、アサリの出汁がパスタに沁みて・・・あーまた食べたい(笑)

セコンドは、アントネッロは魚のフライ、私は魚のグリルとサラダを頼みました。
デザートはスイカ。これがまた、甘くてとっても美味しかったんです。
この後、とんとこプーリアまで3時間半かけて車で走り、海の家に到着しました。
<今回行った場所>
Pasticceria Dolci Tradizioni 朝ご飯を食べたバール
私たちはラーラがいたので、外のテラス席で朝食を食べましたが、冷房が効いた中の席もあります。レジで食べたいものと飲み物を注文してお金を払うと、テーブルまで持ってきてくれます。コーヒーにお水がついて出てくるのが南スタイル。チュロスみたいな揚げドーナッツも美味しそうでした。
Parco archeologico di Paestum 遺跡とミュージアム
遺跡の前の通りは車の侵入ができないので、手前に駐車場があります。一番近い交差点にある私営のパーキングではなくて、その先の公営パーキングがおススメです。時間制限なしで1回5ユーロ。敷地内の販売機で駐車券を購入し(カードか小銭のみ)、チケットを車の中に残しておきます。
とにかく日影がほとんどなくて暑いので、朝のうちに行くべし。
La Dea dell' Abbondanza アグローポリの魚料理のトラットリア
それぞれプリモ、セコンド、ドルチェ、コーヒーを頼んで、一人20ユーロというリーズナブルなお値段なのに、味は抜群で、絶対に思い出に残るお店。アントネッロが頼んだ魚介のソースのパッケリというショートパスタも美味しかったです。アグローポリに行ったら是非、訪れてみてください。
Paestum、ペストゥムと読むんですね。パエストゥムだと思ってました。
24年前に訪れました。小さな駅から真っ直ぐに伸びた小道を覚えています。
飛び込む人の絵、とても印象的でした。
あんなにコロっとしたモッツァレッラ食べたいです。
24年前に訪れました。小さな駅から真っ直ぐに伸びた小道を覚えています。
飛び込む人の絵、とても印象的でした。
あんなにコロっとしたモッツァレッラ食べたいです。
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> naomiさん、はい、パエストゥムと書いてペストゥムと呼ぶんです。そうそう、鉄道の駅が近くにありますよね。のんびりした良い場所でした。




















