
金曜日はセンターで夕食&泊まりでした。
夏の間は、割と食べやすい、シンプルなものを食べたがるし、オーブンやコンロを点けるのも暑いので、ポテトサラダと、茹でたインゲンとトマトとツナのサラダにしましたデザートはメロン、アプリコット、葡萄。今の時期、 メロンは1個1.5ユーロ(約200円)位なので、食べ放題です。
救急車の横の外のテーブルでワイワイ食べて、「このまま出動なしかな〜?」と思いつつ、花壇の手入れをしていたら、サイレンが鳴る!
出動コードはSC01R、S=道路、01=怪我、R=レッドコード。車から怪我人を救出する手順を頭で反芻しながら現場に到着したら、なんと 事故を起こした本人が何やらカラビニエリ(警察官)2人に向かって暴言を吐いてる。女性はどうやら泥酔しているようで、アルコールの匂いがプンプンしていました。彼女が乗っていた車はコロンと路肩に横転していて、どうやら自力で脱出したようです。彼女は凄く興奮していて、意味不明なことをまくし立てています。そしていきなり真っ暗な県道を走り始めました(汗)。うわーっと救急車で追いかけて、見失ってしまったのですが、ロータリーの所で近くの村に向かって走っていく姿を見つけ、私は救急車を降りて、彼女の後ろを走って追いかけたんです。カラビニエリが4人もいるのに、追いかける先頭は何故か私(苦笑)。
道の真ん中にでちゃったり、溝に落ちそうになったりしながら前を行く女性を追いかけていたら、一瞬、道沿いの民家の門に入って行きました。人が住んでいないらしく真っ暗な民家の庭の奥で、瓦礫の山につまづいて尻餅をついたタイミングで、ちょっと静かになったので、横に座って「あら、滑ったのね。怪我はなかった?あ、ここ擦り剥けてる」とちょっと話しかけたら、黙って聞いていました。所が、カラビニエリが来た途端、また暴言が始まり、暴れ始めて再び大騒ぎ。ここまで来てもカラビニエリ達はオロオロしてて何もしない。アントネッロが若い頃の話を聞いてたから「泣く子も黙る怖い存在」っていうイメージがあったけど、どうやら今のカラビニエリは安易に市民に手を出せないらしい。
余りに収拾がつかなくて、私たちにもブンブン拳を振り回すから、最後は、看護師のFさんが、「いい加減にしろー!!!」ってわっていきなり彼女を押さえつけて、やっとカラビニエリ達も加勢し、仰向けにして後ろ手で女性をブロックしました。
ヘルプで来てくれたドクターが鎮静剤を打って(ミダゾラムを筋注)、ようやく静かになった女性をストレッチャーに乗せて病院へ搬送しました。
とにかく交通事故での怪我がなくて、巻き込まれた人も居なくて良かった。
センターに戻る帰りの車中で、看護師のFさんに「chihoと僕がシフトで一緒の時は絶対何かが起こるよね」って言われて大笑い。確かに滅多にうちのセンターに来ないFさんだけど、私と組むと、クモ膜下出血2回、搬送中に意識がなくなるケース1回、心肺停止からAEDで蘇生1回・・・とあわわっとなるケースが多い。でも穏やかで(看護学校の教授もやってます)修羅場でも冷静に指示を出してくれるFさんだから、どのケースでも割と落ち着いて対応できる。
真っ暗な深夜の県道を全速力で走ることになるとは・・・。とにかくまた経験値が1ポイントアップしました。
今回の教訓は、「カラビニエリはアテにならない」(笑)

おやおや(^-^; まるでイタリア映画の一コマのようですね。事実は小説より・・と言いますが、どなたもケガがなくて(その女性も?)何よりです。
そうぞうしてちょっと笑っちゃいました。
そうぞうしてちょっと笑っちゃいました。
3
わぁー、なんかドラマのシーンを観ているみたいです。(汗)
ぼんやり、ずぼらに過ごしている私には、すごい刺激になります。
チホさん、すごい!
私は、もう全然走れません。
孫達相手に一緒に過ごした時間だけリハビリ時間が必要なんですから(汗)
ご自愛下さい。
ぼんやり、ずぼらに過ごしている私には、すごい刺激になります。
チホさん、すごい!
私は、もう全然走れません。
孫達相手に一緒に過ごした時間だけリハビリ時間が必要なんですから(汗)
ご自愛下さい。

いつもお元気でご活躍の千穂さんに励まされています。今日、仕事帰りに救急車を呼ぶことになりました。たまたま通りかかった道端でおばあさんが倒れていたので。始めは意識があってご自分の名前も言えたのですが、救急車を待っている間に話ができなくなりました。ご無事だといいな、と祈っています。