今日は午前のシフトを終えて、午後はフリーだったので、ラーラと一緒に山の上まで散歩をしに行きました。
こんな石がゴロゴロした急な坂でも「四駆犬」のラーラはへっちゃら。散歩が嬉しすぎて、私が坂を上るまで、10回くらい往復していました。
ゴロゴロの石を上手に避けながら走り、茨の茂みは狐みたいにヒョイッとジャンプしてしまいます。
全然整備されていないトレッキングコース。唯一の目印は、木に付けられているこの目印。赤と白の縞模様は、「トレッキングコースはこの方角ですよ」という印。
木に残ったローズヒップが青い空に映えてとても綺麗でした。
頂上に到着~。
今日は割と自由に移動ができるようになったトスカーナ。ポカポカ陽気も手伝って、いつもは誰も居ないこの山の頂上にも、3組ほどのトレッキングをする人に会いました。そのうちの一組のカップルと話をしながら、「どこから登って来たの?」って聞いたら、「2年前からここの下に住んでるんだよ」って言われました。「ええー!私もこの下に住んでるんだけど」ってお互いにビックリ。
私たち、同じ山の反対側に住んでいる同志だったみたい。それぞれ下の集落から上に上がる道が違うから、会ったことがなかったんだけど、今日偶然、季節外れの陽気に誘われてやっと会えました(笑)
60代前位のご夫婦で、とっても気さくで、何だか気が合いそう。二人が知らないというので、私の秘密の草原にも案内しました。
彼らと一緒に散歩していた13歳の先輩ワンコはとっても穏やかで、ビビりのラーラにも優しく接してくれました。ラーラはちょっと気が大きくなったのか、何故か草原を爆走していましたが(笑)
コロナで人々との距離が遠く離れてしまったり、一人一人が孤立する昨今、こうして新しい素敵な出会いがあったことが何だか無性に嬉しくて、今日見た1つ1つの風景を心に焼き付けています。
今晩はセンターに泊まり、明日の朝はそのまま水車小屋で粉挽きです。
イタリア中の人々が安らかに眠れる夜でありますように・・・