雨の水曜日

昨日は午後から救急センターでした。
いつもシフトの10分前に着くように家を出ているのですが、車に乗って向かう途中でスナフキンから「今、どこ?」という電話が入りました。急な搬送が2件入ったそうで、センターに着いたらRさんが救急車のエンジン掛けて待ってる(汗)。急いで飛び乗り、フィレンツェへ。

1件目の搬送はフィレンツェの反対側にある病院から、別の病院で手術をするための搬送でした。
雨が降っていたのでフィレンツェの街中は大渋滞。サイレンを鳴らしながらフィレンツェの外観道路をGO! Rさんがタトゥーを入れた逞しい腕でシフトチェンジしながら、強気でアクセルを踏み込む(笑)。大体、フィレンツェの人たちはサイレンを鳴らすと避けてくれます。というのも、多分、イタリアの救急車のサイレンってボリュームが大きいんです。日本の救急車は優しい。ボリュームもソフトなサイレン。「お願いします。通してください。すみません」という感じ。一方、イタリアの救急車は「オラオラー、どけー!急病人を乗せてるんだぞ」って感じ。勿論、どかないと、クラクション鳴らすし、窓開けてジェスチャー付きで暴言吐く(笑)。それを見て周りのドライバーが拍手する。中で乗ってるとサイレンがうるさすぎて、消してもしばらく耳鳴りがするほどです(苦笑)。
一応、ボリュームが3段階あって、さらに上のランプの点灯もあり、

・ちょっと急いでいる=ランプの点灯のみ
・やや急いでいるし赤信号は突破したい=ランプ点灯+ボリューム中
・めっちゃ急いでるし赤信号はモチ突破、できれば一方通行も逆走したい=ランプ点灯+ボリューム最大+たまに暴言あり(ジェスチャー付き)です。

1件目の搬送が終わり、患者に付き添って来たドクターを元の病院に送り届けたら、2件目の搬送のために、フィレンツェの別の病院のICUへ。ここで手術を受けた90歳の男性を、1時間程行った小さな町の病院へ看護師、ドクターと一緒に搬送。この病院のICUはとてもレベルが高くて有名なのですが、看護師、ドクターの患者に対する道中のケアも素晴らしかったです。小さな町へ少しずつ近づいて行き、「今どのあたり」と途中の街の名前を伝える度に患者の頬が紅潮して、笑顔が見えるようになりました。
無事に搬送が終わり、ドクター達を病院に送って、夜8時半にセンター戻り。

雨の水曜日の救急はこんな1日でした。
今晩は、夜8時から明日の朝8時までの夜勤です。私が入ると出動がない=眠れるというジンクスがあるのですが、さて今晩はどうなるでしょう?

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Commented by emi_home at 2020-09-25 01:27
chihoさん お疲れ様でした
サイレンの例え話 凄くわかりやすい♪
日本とは違うボリュームそして暴言!笑
面白いなぁ色んな国のサイレン聴いてみたいです
Commented by マツ at 2020-09-26 12:27 x
いつも救急センターの千穂さんのお話を読んでいて、ボランティアで体も心も働かせているイタリアの方達を素晴らしいなぁと思っています。もちろん日本にもそういう方達はたくさんいるのでしょうが、あまりお話を聞かないので。

しかし、サイレンのボリューム&暴言&ジェスチャー。爆笑。見てみたいなぁ。(出動はないほうがいいですけどね)

コロナのワクチンや特効薬が普及して、フィレンツェに旅行できる日が一日も早く来ることを願っています。
Commented by bakomama at 2020-09-26 13:35 x
救急車のサイレンにも国際色があるんですね!
とってもイタリアっぽいなぁ・・・
体験者ならではの貴重なリポート、救急の場面で不謹慎ですが大いに笑わせてもらいました(笑)
by lacasamia3 | 2020-09-24 22:16 | イタリア救急車ライフ | Comments(3)

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