私達がプーリアに行っている間に、救急センターのスタッフの一人に感染者が出たのです。
私がトスカーナに居ない間の出来事だったので、私自身は濃厚接触者に当たらなかったものの、戻ってきたら一応、PCR検査をしてくれと言われ、今週の水曜日の朝に行ってきました。
現在、イタリアでは全国で一日に9万件を超えるPCR検査が行われています。抗体検査を加えると、かなりの規模でのスクリーニングが行われています。
現在のトスカーナ州では、PCR検査へのアクセスはかなりスムーズで、発熱、咳、呼吸器症状など、新型コロナウイルス感染が疑われる場合、すぐに保健所からPCR検査をしに自宅に来てくれます。国外から帰国した場合も、14日間の隔離、および保健所でのPCR検査が義務付けられています。保健所が必要だと判断した場合には無料になりますが、有料であれば症状がなくても簡単に検査を受けることが出来ます。
私はセンターが費用を負担してくれて、近くの小さな村の検査専門機関に行きました。予約なしで直接行って良いとのこと。
朝7時30分にクリニックが開くのですが、「きっとすごく混んでるだろうなあ」と思い、張り切って7時10分頃に行きました・・・が、誰も居ない(苦笑)。やっと7時20分頃に、若者グループが私の後ろに並び始め、7時半の検査開始時間にはちょっとした列になりました。一番乗りで中に入り、保険証を見せ、メールアドレスや電話番号などを伝え、別室へ。
皆さんの中でPCR検査をしたことがある方がどのくらいいらっしゃるか分かりませんが、いやー、かなり凄かった。
まず、喉の奥に長い綿棒のようなものをぐりぐりッと入れられます。「もっと大きく口を開けて!」とか、「舌を外に出す!」とか看護師から厳しい指示が入り、頑張る。オエっとなります。そして、その綿棒をそのまま鼻の奥へ(汗)。鼻血が出るかと思う位、奥まで入れられておしまい。
結果はユーザーネームとパスワードを入れると、ネットでダウンロードできるようになっていて、陽性の場合は当日にすぐ電話で連絡が入り、陰性の場合は正式に検査結果の書類がダウンロードできるまで30時間ほどかかります。
結果が出るまでかなりドキドキでした。勿論、陽性反応が出てしまった人物とは接触はなかったけれど、プーリアから帰ってくるときのサービスエリアの混み様とかがちらりと思い出され、マスクはしていたし、念入りに手洗いもしたけど、もしあの人混みの中で感染していたら・・・と思うと気が気ではありませんでした。
その日のうちに連絡が入らなかったので、陰性だろうと予想は付いていたけれど、正式に検査結果を書類でもらえるまではかなりドキドキでした。ともかく陰性で良かった。
まあ、陰性といっても、検査をした日に陰性だっただけで、その後、感染する可能性はありますから、気を緩めず、マスクをしっかりして、手洗いを心がけようと思います。

ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
まずは陰性でよかったですね💦日本ではPCR検査はまだまだ身近なものではないです。インフルエンザの検査くらい簡単に受けられたら、社会活動も安心してできるのになぁと思います。PCR検査にしてもITにしても何にしても、日本は後進国?と疑いたくなるコロナ禍です。
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コロナ:PCR
A. 私の住む神奈川県は絶望的に悲惨です。
具体的には、特急券がない限り:
① PCR検査は受けられません
② 私費でのPCR検査をしてくれた診療所も、知る限り、すべて検査をストップしています
③ 検査をしてもらえる場合でも数日待ちです
④ 陽性であっても、入院は数日先のことになります。
⑤ こうしてなんだかんだで1週間はかかります。(その間に容体が急変し、死亡した例も少なくありません。)
B. 日本政府もそうですが、「患者を増やすためのの検査はしない」との方針だそうです。(?誰が決めた方針なのでしょうか?だれにそのようなことを決定する権限があるのでしょうか?)医療資源への負担を増やさないことが先決だとか。
検査の意味を完全に取り違えています。防疫の目的が大きいのに、この点がすっかり没却されています。
C. さらに問題なのは、コネのある者、芸能人その他の特急券組は直ぐに検査を受け、直ぐに結果をもらい、直ぐに入院させてもらっていることです。
貧困層の急拡大により被害者意識をもつ者が増加している日本では、「上級国民」への怨嗟が広がっています。いつか爆発するのではないでしょうか?もちろん、このような調子では感染の急速悪化もありえます。(なにしろ防疫の概念がないのですから。)
D. 貴ブログを拝読しているとイタリアが理想郷に思えてきます。
A. 私の住む神奈川県は絶望的に悲惨です。
具体的には、特急券がない限り:
① PCR検査は受けられません
② 私費でのPCR検査をしてくれた診療所も、知る限り、すべて検査をストップしています
③ 検査をしてもらえる場合でも数日待ちです
④ 陽性であっても、入院は数日先のことになります。
⑤ こうしてなんだかんだで1週間はかかります。(その間に容体が急変し、死亡した例も少なくありません。)
B. 日本政府もそうですが、「患者を増やすためのの検査はしない」との方針だそうです。(?誰が決めた方針なのでしょうか?だれにそのようなことを決定する権限があるのでしょうか?)医療資源への負担を増やさないことが先決だとか。
検査の意味を完全に取り違えています。防疫の目的が大きいのに、この点がすっかり没却されています。
C. さらに問題なのは、コネのある者、芸能人その他の特急券組は直ぐに検査を受け、直ぐに結果をもらい、直ぐに入院させてもらっていることです。
貧困層の急拡大により被害者意識をもつ者が増加している日本では、「上級国民」への怨嗟が広がっています。いつか爆発するのではないでしょうか?もちろん、このような調子では感染の急速悪化もありえます。(なにしろ防疫の概念がないのですから。)
D. 貴ブログを拝読しているとイタリアが理想郷に思えてきます。

NYのきょうこです。
陽性になった方は症状大丈夫ですか?ちほさんが濃厚接触しておらず陰性だったとはいえ、心身にダメージを受けてないことを願います。
プーリアの素晴らしい景色と経験をシェアしてくださって有り難うございます。心洗われます。
コロナ騒ぎが落ち着いたら必ず伺いたいです。
陽性になった方は症状大丈夫ですか?ちほさんが濃厚接触しておらず陰性だったとはいえ、心身にダメージを受けてないことを願います。
プーリアの素晴らしい景色と経験をシェアしてくださって有り難うございます。心洗われます。
コロナ騒ぎが落ち着いたら必ず伺いたいです。
鍵コメkさん、本当に。感染してしまったスタッフは奥さんと赤ちゃんにもうつってしまい、まだまだ陽性反応が消えないそうです。容態は安定しているようですが、早く元気で復活できることを祈っています。
fumikoさん、イタリアでは出来るだけPCR検査を勧めていて、トスカーナ州ではフェリーの発着所や駅でも外から到着する人に無料のPCR検査を行っています。
鍵コメkさん、そうですね。今は喉が痛いだけでもドキドキですよね。何事もなくて良かったです。思い当たる節がなくても、検査結果を待っている間は本当にドキドキしました。
Nicholaさん、「患者を増やすために検査をしない」が論理的でないことは子供でも分かると思うのですが、政府としては陽性患者数が増えてしまうと困るのでしょうね。検査をして陽性患者が動き回らないように封じ込めるというのが今のイタリアのやり方だと思います。先週、今週で毎日PCR検査の数が最高記録になっています。
きょうこさん、お元気ですか?ご心配ありがとうございます。私は全然平気で、相変わらず救急車に乗っています。最近は無症状感染者が多く、何かのスクリーニングの機会に発覚したり、味覚がないのでおかしいなと思って自分で検査に行って分かったという人が多いです。ホント、コロナが収束したら、是非トスカーナにいらしてくださいね。そのときは一緒にお疲れ様会をしましょう。