まだ終わってない

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昨日、イタリアは今までで最も新感染者が少なく、亡くなった方の数も少なかった日でした。明日から更に第三段階目の封鎖緩和が施行されます。
明日からできることは、

・州、イタリアは今までで最も新感染者が少なく、亡くなった方の数も少なかった日でした。明日から更に第三段階目の封鎖緩和が施行されます。明日からできること、まだできないことは、

・イタリア国内の州間の自由な移動が解禁
・集会の禁止
・自宅以外の室内でのマスクの着用(ロンバルディア州など、一部の州では屋外もマスク着用が義務付けられていますが、その他の州は屋外では外しても良い)
・レストラン、バール、宿泊施設、美容院、美術館などは決められた感染予防策をとっている場合にのみ営業解禁

少しずつ人々の生活がいつもの姿へ戻ってきています。

そんな中、今日の午後、久しぶりにコロナ出動がありました。
郊外の病院から、フィレンツェの隣町プラートヘ陽性患者を運ぶ病院間搬送です。別の疾患で救急外来に入り、院内でのPCR検査で陽性が判明したケース。コロナ自体の症状はなく、無症状感染者でした。1か月前に比べ、コロナ陽性の入院患者がかなり減っているので、コロナ病棟が次々を閉鎖され、現在、フィレンツェでは5つある病院のうち2つのみ、コロナ病棟を設けています。今回はこの2病院ともコロナ病棟にベッドの空きがなかったので、プラートに転院することとなりました。


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病院の集中治療室では、人工呼吸器を装着している患者の姿も見られ、「まだ終わっていない」という現実を見せつけられました。世間はどんどん封鎖緩和に向かっていますが、気持ちがピリッと引き締まるような今日の出動でした。



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Commented at 2020-06-03 08:25 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by Lovedentruri3721 at 2020-06-03 09:28
今日のブログの内容はとても考えさせられるものでした。

私の息子はアイルランドで勉強していてこの6月卒業試験を受けて卒業のはずでした、コロナの封鎖により3/12にいきなり学校から返されたきりそのまま部屋に籠る生活となり、アイルランド史上初の卒業試験の中止という結果となりました。
友達とは厳重に防護服を着用してわずかな時間でお別れをしてきました。
学生達は、試験の中止が決定する迄の約2か月間心が揺れる日々でした。
100人単位での死亡者の報告は、わずか450万人の人口しかいないアイルランドにとって大きな陰を落としました。
先週ようやく日本に帰国した息子は、一言
「たった24時間で、誰一人歩いておらず、食料にも困った場所から普通に暮らしてる日本にいるのが言葉で表現出来ない位変な感じ。
でも日本のこの様子緩すぎない?」
と言うのを聞いて、たしかに日本は経済を優先するばかりに緩めすぎていると思いました。
感染者や死亡者の数だけで一喜一憂してますが、たとえそれが1人だろうと確かにどこかの家族の一員を失った人々がいる事にあまりにも無神経だと思います。
また、私は医療従事者に対する対応や気持ちのあまりの違いにもわが国は恥ずかしいです。看護師さん達の子供達が保育を拒否されたり、美容院で断られたり、タクシーで乗車拒否され、近所の人に文句を言われる等、信じられないような言動を受けて傷付き離職する看護師さんが増えているそうです。
それに比べてイタリア、フランスの医療従事者に対する感謝の拍手や、歌のプレゼントのニュースを見るたび、日本は安く医療をどこでも受けられて当たり前が、皆んなのおごりのようなものを生んでしまったのかと思います。

奥村さんも救急隊員と言う第一線で働く身として、まだ終わってはいない、という重い現状を教えてくださってありがとうございました。
くれぐれもお気をつけて活躍なさってください。
心より応援しております。

長くなりましてごめんなさい。
Commented by tawaraya at 2020-06-03 18:58 x
油断禁物ですね。
Commented by lacasamia3 at 2020-06-04 06:44
鍵コメkさん、コロナ病棟に足を踏み入れると、まだまだこの感染症と戦っている人が居て、終わっていないんだなあって思います。
Commented by lacasamia3 at 2020-06-04 06:51
Lovedentruri3721さん、アイルランドから戻られた息子さん、大変な年の卒業でしたね。医療従事者に対する敬意はイタリアではかなり一般的だと思います。勿論、偏見が全くないとは言えないかもしれないけど、私自身、救急車に乗って搬送を行ったり、コロナ出動をしていますが、そのような目で見られたことはありません。コロナの封鎖が一番厳しかった時期でも休まずスーパーや薬局で働いてくれた人、そして最前線で働いている医療従事者には心から感謝をしているし、それは多くのイタリア人も同じだと思います。
Commented by lacasamia3 at 2020-06-04 06:52
tawarayaさん、これから封鎖がますます緩和されていく中、毎日の感染者数の変化が注意深く見られています。
Commented by なかじ at 2020-06-04 10:25 x
「with コロナ」などときれいな(?)言葉でまとめられていますが、これが今回の感染症の本質だと個人的には思っています。
きっと”終わり”はない。
数年後にワクチンや治療法が確立され、インフルエンザや風疹、他の感染症のように共存していくウィルスなのだと。そもそも人が自分たちだけの繁栄に酔いしれ、恐れるべき病気はまだまだあるのだという事を思い知らされた、開発や人の身勝手な欲望により隅に追いやられ絶滅してしまった動植物たちからの「しっぺ返し」地球環境からの「警鐘」。
皆さんそれぞれが様々な場所で苦労されている数か月。
これは”終わり”のない現象で、たとえコロナを制したとしても人の生活や環境保護を再構築しなおさなければまた、新しいウィルスが発生してくると思います。
なにが大切でなにを守るのか、守り続けるべきなのか。
本当に、真剣に真摯に向き合わなければならないと思います。
by lacasamia3 | 2020-06-03 06:11 | イタリア救急車ライフ | Comments(7)

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