
用意するものは、マスク、使い捨て手袋、消毒ジェル、ウェットティッシュ。お店に入ったり人としゃべる時にはマスクの着用、トラムを乗るときはマスクと手袋が義務付けられています。ユキは「それじゃあ、また落ち合って車に乗るときは、先に手袋を捨てて、ウェットティッシュで手を拭いて、携帯の画面を拭いて・・・」などと除染のシュミレーションを結構真面目にしていました(救急車の話しすぎた・苦笑)。
市内でユキを途中で降ろして、私は2件の用事を済ませるべくちょっと郊外へ。
混んでいるかと思ったら、まだ封鎖されているのか?と思う位、道が空いていました。
今日から自己申告書なしで、トスカーナ州内の移動は自由になりました。理由なしで自由に動けるって、素晴らしい!(笑)
ヴェッキオ橋の上の宝石店達は、一斉にお店を閉めていました。
個人商店の再開許可は出ているのですが、経済復興、特に観光復興に向けての具体策がまだ示されていないことに抗議をしているのだそうです。
多くの人達が観光産業に携わっているフィレンツェでは、ツーリストが街に来れないという状況は大打撃です。
ホテルも全て閉まっていましたし、街の中心部のリストランテの多くはまだ再開のめどが立っていません。

今日会ったイタリア人の仕事仲間とも、今年を境に観光のスタイルが大きく変わるのではないだろうかと話をしていました。
団体での複数の都市間移動型ではなく、個人1都市滞在型になるのではと。
その中で、自分はどんな旅のスタイルを提案できるだろう?今与えられている時間の中で、じっくりと考えたいと思っています。
シニョリーア広場では、ヴェッキオ宮殿のテラスでテノール歌手が歌っていました。
人はまばらで、固まりあっている数人のグループを見つけると、警官がやんわりと注意をしていて、密な感じはなかったです。
ドゥオーモ前もこんな感じ。
平日だし、午後からお天気が崩れてしまったせいもありますが、拍子抜けするくらい、人はまばらでした。
サンタクローチェ地区の香水店アックアフロールは既に再開していました。
フィレンツェの街を元気づけるような、優しい甘い香りが通りに漂っています。
念願の♪ 幸せ。
ジェラート屋さんは、間隔を空けて入店して、お店の中では食べられませんが、外で食べることが出来ます。
のんびりとしたサンタクローチェ広場。
いつもはツーリストで溢れているけれど、今日は近所の子供たちが走り回って遊んでいました。
少しずつ、再開の兆し。いつまでも立ち止まってはいられません。
勿論、第二波、第三波が怖くないわけではないのですが、コロナ前とコロナ後で、イタリア人の習慣、行動パターン、衛生レベルはかなり変わったと思います。だから、毎日のデータをしっかり把握して、今後の推移を注意深く観察し、前に進むべきだと私は思います。今日はイタリア全体でコロナで亡くなった方の数は最少人数で100人を割りました。まだ99人の方が一日に亡くなっているわけで、数字がゼロになるまで喜ぶことは出来ません。でも、新規感染者の数が毎日減り、回復者の数が大きく伸びてるグラフを見ると、封鎖による効果が目に見えて分かります。
慎重に、でも確実な足取りで、楽しく賑わうフィレンツェの街の姿を取り戻してほしい。今日は再開の兆しを少しだけ感じられたスタートの日でした。

早く世界全体に平穏な日々が訪れ、家族でチホさんにフィレンツェでお会い出来たらなぁと思っております!
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チェントロの写真有難うございます。先ずは、日本もそうですが、イタリアの皆さんが、日常を取り戻し、経済を回していかないと、そうすると人が集まり動きますが、知恵を絞って、気を付けながら、いつまでも立ち止まる訳にはいかないのです。その姿を、私も含め皆さん見ていると思うのです。凝らずに少しずつ対策考えながら、そうすると、観光客も少しずつ戻って来ると思うのです。あ〜早くイタリア🇮🇹行きたい❗️千穂さんにお会いしたいわー

本当にひさしぶりの外出、雨もようの美しい画像と素敵な文章、感動しました。イタリアのリアルなようすを刻々こちらで知ることができ、どんな危機的状況でも光を見失うことなく、しっかりと前を見つめておいでの姿に、幾度も勇気をいただきました。途中体調を崩されたり、心を痛めておりましたが、常に変わらずものごとの善い面を見つめて明朗さを失わない強さと優しさに、本当に頭が下がります。
このような危機的状況下にあっても毅然と日々の暮らしを大切になさり、美しいもの、素敵なもの、喜ばしいものを丁寧に発信してくださり。本当にありがとうございます。
ブログ記事が毎回とても素晴らしく、コメントを寄せさせていただくのもためらわれましたが、ひとこと感謝申しあげたく送らせていただきます。
イタリアの豊かな自然と歴史の深さ、そこで暮らす未知の皆さんをまるで友人のように感じさせていただいております。ご無事を、心から祈ります。
このような危機的状況下にあっても毅然と日々の暮らしを大切になさり、美しいもの、素敵なもの、喜ばしいものを丁寧に発信してくださり。本当にありがとうございます。
ブログ記事が毎回とても素晴らしく、コメントを寄せさせていただくのもためらわれましたが、ひとこと感謝申しあげたく送らせていただきます。
イタリアの豊かな自然と歴史の深さ、そこで暮らす未知の皆さんをまるで友人のように感じさせていただいております。ご無事を、心から祈ります。

私も、これからの旅は国内外共にもっとパーソナルな物になるような気がします。元々が個人1都市滞在型の旅が好きな私には、この先の楽しみが増えたようで嬉しくなりました。
ただ、一か所にじっくり滞在となると、魅力のある街や質のいいレストラン、それに居心地のいい宿泊先しか生き残れないのでしょうね。
フィレンツェにはいい場所がたくさんありますが、今回のコロナ騒ぎで素敵なお店や宿が無くなってしまわないように心から願っています・・。
ただ、一か所にじっくり滞在となると、魅力のある街や質のいいレストラン、それに居心地のいい宿泊先しか生き残れないのでしょうね。
フィレンツェにはいい場所がたくさんありますが、今回のコロナ騒ぎで素敵なお店や宿が無くなってしまわないように心から願っています・・。

ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
もっちHさん、ありがとうございます。いつかフィレンツェでお会いできる事を楽しみにしています。
ebu ebuさん、東京も随分と数減っているみたいですね。ほんと、皆、頑張ってる
景子さん、是非、フィレンツェでお待ちしております。感染者を増やさない様に、でも少しずつ、動き出さないとですね
ののむらさん、温かいお言葉、心に沁みました。ありがとうございます。私が周りのイタリア人からもらっている勇気を皆さんに少しでもお伝え出来たら嬉しいです。
Hirokoさん、本当に。大好きな小さなお店や老舗がこれからも続いていく事を心から願ってやみません。フィレンツェの街にとっても、訪れツーリストにとっても、お互いに良い未来を構築できるような滞在スタイルを提案できたら良いなって思います。
鍵コメkさん、ミケランジェロ広場の眺めは50年前とほとんど変わっていなかったんですね。きっとこれから50年後も変わらないと思います