ブログ書こうと思っていたら、キッチンで晩御飯を作っているアントネッロが、冷えた白ワインを持ってきてくれた(嬉)
先週の土曜日は、夜8時から朝8時まで救急車の夜勤でした。通常は夜8時から夜中の0時までと、夜中の0時から翌朝8時までは2シフトなのですが、夜中、23時半に家からセンターに行くのが億劫(家出る前に寝ちゃう)なので、たまに2シフトを入れて、出動がなければ、センターのリビングでテレビを見たり、個室で早めに寝たりしています。この日は2チームのうち、救急度が高いレッドコード対応の私たちのチームは出動がなく、もう一台の救急車のチームが夜中の1時に出動しました。明け方4時頃に帰ってきたから、かなり長かった様です。
朝方、Nちゃん(看護学校の学生 22歳)に話を聞いたら・・・
外気温零下4度の山越え県道で、真夜中に泥酔した男性がフラフラ歩いていたんだそうです。かなりの泥酔状態だったので、車で通りがかった人が救急車を呼んだのだとか。到着したら、相当、凶暴で、質問にも答えない、救急車にも乗らないということで、警察を呼び、電話を受けてから40分後にパトカー到着。転びながら歩いていたらしくて、あちこちに擦り傷があったので、手当てをしたあと、警官が説き伏せて、やっと救急車に乗せ、病院に搬送したのだそうです。
救急車の中でも、かなりNちゃんに絡んで、メガネを取られそうになって、サッと避けたり、目を合わせない様にしたって言っていました。
救急車は、基本的に運転手と救急隊員の2人体制です。レッドコード対応のチームだと、これに看護師が加わります。私も半々の割合で乗る救急度が低い車両の場合、ドライバーが前にいて、隊員が後ろで患者さんと二人っきりになるわけで(運転席側とストレッチャー側の間の扉は開けたままにしておきます)、状況によっては結構緊張したりもします。Nちゃんは若いけれど経験が豊富で、柔軟に対応できる子だから、きっと上手にかわしたのだろうけれど、緊張しただろうな。多分私も、こういうケースでも対応できる自信はある。(余談ですが、イタリアでは救急隊員は男性と女性、半々くらいです。日本は消防士に属するから男性が殆どのようですね。中には女性の隊員もいるようですが、かなり少ないらしい。)
今回のケースは、多分、お酒以上に問題を抱えている患者さんなのだろうけれど、冬のこの時期、そんな状態で外を歩いていたら、交通事故にあったり(事故を起こす危険もあるし)、凍死の危険もあるわけで、救急車を呼んでくれたドライバーの人の機転が救ったケースだと思います。
今は成人式の時期。お酒はほどほどに。(大昔に成人した皆さんも)。
飲酒のケースで救急出動が増えるかもしれません。救急隊員やERの皆さん、頑張ってくださいね。
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