今日、アパートのチェックインを終えて、ローカル列車に乗った時のこと。
後ろから、「はい、ちょっと通してね〜」って、駅の職員が視覚障害者の若者手を引きながら、車内の座席に座らせる。二人は親しげに話してハグし、またねーって挨拶して、職員は駅に戻って行く。
その後、その男の子は楽しそうに携帯電話でおしゃべりしてる。
ふと逆側を見ると、別の座席にはスマホを目の前に置き、ビデオチャットを介して、巧みな手話で会話をしている女の子。余程お喋りが楽しいのか、終始弾けるような笑顔で静かに大笑いしてる。
偶然目にした2つの光景。周りの人達は何も気に留めず、ごく自然に受け入れてる。余りの自然さに、あえて誤解を恐れずに書くなら、まるで二人ともハンデというより、そういう個性を持っている人のようにすら見えた。それ程、のびのびと自由だった。イタリア人のこういう空気が好き。周りと違うものを持った人に遭遇しても適度にほっておいてくれる心地良い無関心。そして、もし誰かが助けを必要としたら、すぐに沢山の手差し伸べられる安心感。
ハンデを持つ人がそうでない人と一緒に自由に暮らせる優しい未来の種がここにはあるのかもしれない。
今日も読んでくださってありがとうございます。気に入っていただけたら↑をポチッとクリックしてください♪