先日出かけた、グレーヴェインキャンティへのワンデイトリップは、ブログを読んでくださっていて、「マキャヴェッリの山荘」を訪れることを希望される方がいらしたので、この懐かしい場所を再訪したくて私も便乗したんです。
大きな書斎は、塩野七生の「わが友マキャヴェッリ」で描かれるシーン、彼が昼間の畑仕事から戻り、夕暮れ時に官服に着替えて「君主論」を執筆する・・・という場面を思い起こさせます。
ここの素晴らしいところは、すべてが彼の時代のまま残っていること。
マキャヴェッリがこの山荘で暮らしていたころ、道を挟んでその向かいには小さな酒場があり、彼は、そこで毎晩、友人たちと酒を飲んでいたのだそうです。
今はアルベルガッチョというレストランになっています。
マッシュポテトを詰めたトルテッリは、じっくりと煮込んだ肉のソースで。
デザートのスキアッチャ-タも素朴で美味しかったな♪
この山荘とレストランの周りは葡萄畑に囲まれていて、そこで採れた葡萄で今もワインを作っています。
そして・・・
やっぱりこの風景を見てほしい。レストランの手前の駐車場からオリーブ畑の向こうにフィレンツェのドゥオーモが見えます。華やかな外交官時代を過ごしたフィレンツェがこんなに近く見えるのに、戻ることが出来ない・・・
彼の気持ちを想いながら眺める風景は、より心に迫ってきます。
ワインテイスティング、もしくはランチと山荘訪問をアレンジしたワンデイトリップを作ってみました。
この光景を肉眼で是非見てください。
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この記事で訪問した場所は
・マキャヴェッリの山荘 Via Scopeti 64 Sant'Andrea in Percussina
・リストランテ・アルベルガッチョ Via Scopeti 64 Sant'Andrea in Percussina
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