
一昨日は、水車小屋で、ヴァカンス前の最後のパン焼きでした。
普段は、火曜日と水曜日に、一日40個+スキアッチャ-タを焼いているのですが、7月はヴァカンスに出かける人が増え、パンのオーダーが減るので、2日のパン焼きを1日にまとめます。一度には入りきらないので、半量を早めに捏ねはじめ、窯入れの準備をしながら、残り半分を捏ね始めるという時間差作戦。そして最終日の一昨日は、保存用をオーダーする人が多く、今までの最高記録90キロの生地を捏ねました。
大きな容器に粉30キロ(汗)塩を溶かした水、マードレ(天然酵母)を加えます
この量でやっと半分。
シルヴィアがとっても良いこと言ってた。「手は心臓に近い位置から伸びてる。だから手でこねるという事は、心を込めるということなの」
機械の方が効率は良いかもしれない。でも焼きあがったパンは、手捏ねとまったく同じようにできるのだろうか?
季節によって上下する気温に悩まされながらも、環境の温度調節はせずに、自然発酵をさせたり、
電気オーブンではなく、木の枝を燃やして石窯を何時間も温め、そこでパンを焼く・・・こういう姿勢は、粉ひきについても同じです。
川の水を引き込んで、その水力で水車を回して、小麦を粉にする。
わざわざ、電機ではなくて水力で重い石臼を回す。
なぜわざわざそんなことをするんだろう?っていつも思うけれど、不思議とやめられない(笑)
お昼には、ジョヴァンナさんの差し入れ、ズッキーニの花のコロッケをいただきました。
コロッケといっても、中身はフワフワのリコッタチーズと卵、蒸したズッキーニ。それを丸くして、周りにズッキーニの花をぐるりと巻いてあります。
美味しかったなー。
水車小屋でのパン焼きはひとまず夏休み。
9月に再開です。

お疲れ様でした。出来上がったパンは格別のおいしさでしょうね!ズッキーニの花のコロッケ!一度でいいから食べてみた~い。時々、BSのイタリアの小さな村からでも作っているところが見られることあります。憧れています。
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tawarayaさん、いつかいらしてくださいね。ここの上にも泊まれるんですよ。ズッキーニの花は、茎に近い部分が美味しいです。雌しべを取り除けば、カボチャの花でもできますよ。