朝の救急センターは、夜勤のボランティアがモソモソ起きてきて、ちょっと平和です。ドライバーと、先ず救急車のガソリンを入れに行き、帰りにバールでコーヒーを一杯。センターに戻って出動待ち。他の2台の救急車は出払っているけれど、私達は今朝は搬送の予約もないから、このまま平和で終わるかな?と、休憩室でメールをやっていたら、「ジリーン!」と警報が鳴り、緊急度高の出動依頼が入りました。
ひー!ベテランは皆、引き払っていて、私とドライバー兼看護師しか居ないのに...
サイレンを鳴らしながら事故現場に向かう。路肩に寄せない車が結構居てびっくり。現場は山越えをした反対側の山道で、私達が到着するまで20分はかかるので、同時にフィレンツェの南側のヘリポートから医療ヘリコプターも出動しました。
私達が現場に着いたのと同時に、先に上空に到着していたヘリコプターから、するするっと二人の男性が、ロープにぶら下がって50メートルの高さから降りて来ました。一人はドクター、もう一人は看護師。
自転車で転倒した怪我人の状態をチェックし、首を固定して、バッグボードにのせ、ベルトで全身を固定します。そしてバッグボードごとストレッチャーにのせて、救急車に運び入れます。
ヘリコプターから降りて来た二人も一緒に乗り込みました。近くでみると、二人とも肩幅が広くてかなり大柄。頭にバンダナを巻いたドクターは多分50歳位だと思います。救急病院までの道中、少しでも怪我人の不安をとりのぞこうと、ジョークを連発(笑)。
写真は救急病院のヘリポートから、再び飛び立つ二人。
またね~!
救急ヘリって患者を搬送するだけと思い込んでいたけれど、ドクターが降りてくるパターンもあるのだなあ。
何だか衝撃的な1日でした。
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なかじ
at 2019-04-20 12:44
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・・すごい・・。
こんな感想は不謹慎かもしれませんが”カッコイイ”
命を助けるために動ける人々はすごい。。
こんな感想は不謹慎かもしれませんが”カッコイイ”
命を助けるために動ける人々はすごい。。
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lacasamia3 at 2019-04-21 05:38
なかじさん、いやいや、私も、ドクターがヘリからロープでおりてきたのを見た時、正直惚れました(爆)怪我人本人の緊張を解きほぐすために、スベりまくる冗談を連発したり、最後はまたヘリで飛び去って行ったり、全てが素晴らしく格好良かったです。