コルトーナの受胎告知

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さて、遠足の最後に訪れたのはコルトーナ。ダイアン・レイン主役の「トスカーナの休日」の舞台になった街です。
いつ訪れても活気があって、市役所前の広場は夕方になると街の人たちが楽しそうにお喋りをする屋外の社交場になります。

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周辺はキアーナ渓谷と呼ばれていて、街の見晴台からはトラジメーノ湖という大きな湖がちらりと見えます。

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丘の中腹にあって、メインストリートは唯一平坦な道だけれど、脇道は全て坂と階段です。


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どの路地もついつい写真を撮りたくなる。



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この街を訪れたらぜひ行っていただきたいのが、街の大聖堂の真向かいにあるディオチェザーノ美術館(Museo Diocesano)。この美術館には、フラアンジェリコの受胎告知が展示されています。
同じ画家が描いた受胎告知が、フィレンツェのサン・マルコ修道院にも保存されており、コルトーナの受胎告知と、フィレンツェの受胎告知は、同じ画家が描いた同じ題材でありながら、2点を比べてみると、12年間という歳月の中で、フラ・アンジェリコの作風の変化、ルネサンスを生きた周りの画家達の影響が見られます。



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こちらは、コルトーナの「受胎告知」(1430年頃)
聖母の顔付きがとても幼く、可愛らしい魅力があります。


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そしてこちらが、フィレンツェ、サン・マルコ修道院の「受胎告知」(1442年)
この受胎告知では、聖母マリアの椅子が装飾を施した椅子ではなく、普通の椅子で、建築空間の遠近法もより複雑になり、非日常的な天使の羽と二人の光輪以外は、極めて日常的な情景として描かれています。内装や衣服が質素であるが故に、天使の羽の色合いの美しさが際立っています。どっちも好きな作品♩

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この美術館のもう一つの見所は、地下にある礼拝堂。小さい空間の中に、素晴らしい天井のフレスコ画が施されている様子は圧巻です。

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そしてJさんのツボだったのがこちら。これはダンテスカと呼ばれる昔の折りたたみ椅子です。ヨーロッパ家具に詳しいJさんは日本のご自宅にこのダンテスカの椅子を1脚持っているそうです。
でもこんなに沢山の一度に見たのは初めてだって!パイプ椅子扱いですな。


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大笑いしながら、美味しい食事に舌鼓を打ち、美しい風景を堪能してお腹いっぱい。
とっても楽しい遠足でした。


美しいフィレンツェとトスカーナの小さな街へ (旅のヒントBOOK)

奥村 千穂/イカロス出版

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Commented at 2019-03-03 09:48 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by junjun at 2019-03-03 20:46 x
千穂さ~ん
あの素晴らしいワンディトリップが
ブログで2度愉しめて、
ツディトリップ😍になりましたよ~ありがとう御座います<(_ _)>
by lacasamia3 | 2019-03-02 21:28 | フィレンツェから日帰りで行く町 | Comments(2)

フィレンツェで山暮らしをするchihoの田舎便りです。フィレンツェの街歩き情報、イタリア風家庭菜園、お勧めレストラン現地情報、日帰りで行ける街の情報など。フィレンツェの滞在型アパートの紹介サイト「ラ・カーサ・ミーア」を運営しています。


by chiho