我が家では、GASを通じてマンダリンオレンジはカラブリア州から、オレンジはシチリアから取り寄せています。
オレンジは50箱(合計で600kg!)が一ヶ月に一度、直接、オレンジ係の人の家のガレージにトラックで届き、その日のうちに協力して仕分けをし、それぞれが持ち帰ります。40家族分という大量なオレンジを手際よく1日で残らず引き取るチームワークは素晴らしい。オーダーしておいてなかなか取りに来なかったり、お金を払わなかったりする人は居ません。
マンダリンは、うちのGASのマンダリン係の人が数人でフィレンツェまで引き取りに行きます。
南イタリア、カラブリア州でマンダリンオレンジ作っているのは、農家では珍しく、働いている人がほぼ全員女性という有機農家さんなんです。力仕事もあるだろうに、女性だけで運営している農家から届くのは、香り高く、酸味と甘みのバランスが良いマンダリン。一時期は、有機栽培であることや通常の販売ルートを通さずに直接北イタリアに売ることに対して、マフィアの妨害に遭い(南イタリアの農産物運送業界は一部マフィア汚染があるそうです)輸送のトラックが出ないというトラブルもありました。決して簡単ではなかったはず。そんな困難も乗り越え、マンダリンはカラブリアの女性達から10年間欠かさずに届いています。
大量に届いたマンダリンを、今度は北イタリアのフィレンツェの女性達がトラックから積み降ろしてテキパキ仕分けをする様子は、壮観です。
南から北へ、女性から女性へ託される冬の贈り物、マンダリンオレンジ。
今年も感謝しながら、大切に食べたいと思います。
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