2018年11月3日、水車小屋のNPOが正式に設立しました。
今年からイタリアでのNPOの設立に関する法律が改正され、大小関係なく、全てのNPOが、ノタイオと呼ばれる公証人を通じて登記手続きを行なう事が義務づけられています。そのため、私たちも実は6月に公証人の予約を取っていた所、オーナーさんが亡くなり、その後、新たに取り直した9月の予約は公証人が自転車で怪我をしてしまい更に流れて、やっと今日、晴れて、公証人の元に集まる事が出来ました。
公証人が私たちが用意した定款を読み上げ、細かい訂正を加え、最後にサインをします。一応、15年という更新可能な期限。また15年後にもう一度、この公証人の所に全員で集まって更新のサインが出来ますように。
設立メンバー10人。
年齢もそれぞれ、職業もそれぞれ。でも向かっている方向は同じです。
彼ら以外に、熱心に活動をしてくれている仲間が更に10人程居て、その他の会員を合わせると、今は合計50人程になっています。更に毎週、チラホラと、村の人が会員の手続きに立ち寄ってくれているので、少しずつ人数が増えています。
2年かかったけれど、急がず確実に進んで来たこれまでの道のり。
仕事以外のことだとこれほど一生懸命になるのか(笑)とイタリア人の遊びへの情熱につくづく感心されっ放しでした。
定款記載されているNPOの様々な活動内容のなかでの一番の活動目的は、
・伝統と昔から伝えられて来た技術と知識を保存しながら、歴史ある水車を動かし続けること
・古代小麦の栽培し、石臼で小麦を挽いて、その小麦粉を使い石窯で天然酵母のパンを焼きあげるまでの完全な行程を作り上げること
何ヶ月も話し合いながら作り上げた10ページにわたる定款は、とても明確で私たちの意図をしっかりと伝え、税理士からも公証人からも褒められました♩
水車が動くかどうかも分からなかった2年前を思い出すと、粉挽きが出来ている今は本当に夢のようです。仲間達と長く着実に前に進んでいけると良いな。
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おめでとうございます!失礼ながら、古代小麦(スペルト小麦)でパン作りをしていて検索していてこちらのサイトに辿り着きました。このパンの作り方やレシピを教えてはいただけませんか?
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おめでとうございます。百日紅の紅葉もすてきです。
おめでとうございます。出来れば私も石臼で挽いた粉で作った大きなパン、焼きたてを食べてみたいです。
クッキーさん、こんにちは。古代小麦で探して頂けて光栄です。あわわっと思ったのですが、日本では「古代小麦」=スペルト小麦なんですね。スペルト小麦はイタリア語でFarroと呼び、私が意図しているgrano antico (直訳すると古代小麦)とは少し種類が違うんです。この違いを、またじっくりブログで書いてみようと思います。
tawarayaさん、夏の終わりのピンクの花もとても綺麗でした。こんなに赤く紅葉するんですね。うちにも植えてみたいな
sankoyatsuさん、食べて頂きたーい♩ちゃんとNPOになったので来年の夏あたり、何か単発の企画が出来たらよいなって思っています。